硝酸銀
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硝酸銀 | |
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IUPAC名 | 硝酸銀 |
別名 | |
組成式 | AgNO3 |
式量 | 169.89 g/mol |
形状 | 無色結晶 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | 7761-88-8 |
密度と相 | 4.35 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | 219 g/100 mL (20℃) |
融点 | 212 ℃ |
沸点 | 444 ℃(分解) |
出典 | ICSC |
硝酸銀(しょうさんぎん)は組成式 AgNO3、式量 169.89 の金属硝酸塩。銀を硝酸に溶かすと得られる。
強電解質であり水によく溶けるが、非極性溶媒には溶けにくい。毒性があるので取り扱いには注意を要する。無色の結晶性固体で、日光の下で有機物に触れると還元され、黒色を呈する。銀鏡反応の試薬としてめっきに用いられることがある。その他、写真感光剤・分析試薬・電気通信機器用・魔法ビン用・医薬の原料などの用途がある。光で化学反応を起こすため茶色い瓶に保存する。
硝酸銀は液体アンモニア(液安)またはアンモニア水と反応して雷銀(組成式 Ag3N または AgNH2) と呼ばれる黒色の結晶を生成する。これは非常に敏感な化合物であり、ちょっとした摩擦でも爆発する。
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