盛田隆二
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盛田隆二（もりた りゅうじ、男性、1954年12月23日- ）は、日本の作家。東京都目黒区の生まれ。埼玉県立川越高等学校、明治大学政治経済学部卒。1978年、ぴあ株式会社に入社。情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、1985年「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選。1990年のデビュー作『ストリート・チルドレン』が野間文芸新人賞候補作に、1992年の第２作『サウダージ』は三島由紀夫賞候補作となった。「ぴあ」副編集長、「ぴあムック」編集長等を経て、18年間勤務した同社を1996年に退社、作家専業となる。
現代人の〈生〉と〈性〉に切り込む長編小説の書き手として評価は高く、2004年に刊行された『夜の果てまで』（角川文庫）は25万部を超えて、ロングセラー中。また、1996年度より10年間にわたって、日本ジャーナリスト専門学校で「文芸演習」「文章実習」を講義。1998年度より４年間、早稲田大学第一文学部・第二文学部で「小説創作演習」「現代小説論」等を講義。2005年度より、明治大学の広報誌『明治』編集委員。
[編集] 著作
- 『ストリート･チルドレン』 1990年講談社／2003年新風舎文庫
- 『サウダージ』 1992年中央公論社／2004年角川文庫
- 『ラスト･ワルツ』 1993年新潮社／2005年角川文庫
- 『金曜日にきみは行かない』 1994年朝日新聞社／2006年角川文庫
- 『いつかぼくは一冊の本を書く』 1996年フレーベル館
- 『ニッポンの狩猟期2008』 1997年集英社／2005年角川文庫（『ニッポンの狩猟期』に改題）
- 『湾岸ラプソディ』 1999年角川書店／2004年角川文庫（『夜の果てまで』に改題）
- 『リセット』 2000年角川春樹事務所／2005年ハルキ文庫
- 『おいしい水』 2002年光文社／2005年光文社文庫
- 『散る。アウト』 2004年毎日新聞社
- 『あなたのことが、いちばんだいじ』 2005年作品社
- 『新宿の果実』洋販ラダーシリーズ 2006年IBC Publishing
- 『ありふれた魔法』 2006年光文社
[編集] 共著
- 『東京小説』 2000年紀伊國屋書店／2000年autrement（仏語版）／2004年IBC Publishing（英語版）
- 『New History 街の物語』 2001年角川書店
- 『多文化と自文化――国際コミュニケーションの時代』 2005年森話社
- 『クリスマス・ストーリーズ』 2005年角川書店
- 『パリよ、こんにちは』 2005年角川書店
- 『携帯メール小説』 2006年小学館
[編集] 外部リンク
- 盛田隆二アーカイヴス - 盛田隆二の公式ＨＰ
- 講演会ドットコム - 盛田隆二プロフィール
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 担当編集者は知っている
