Wikipedia:百科事典向け写真撮影のガイド/説明写真
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写真が全てを語ってくれればいいのですが、なかなか必要なことを全て語ってはくれません。そこで、説明写真として工夫をする余地が、いろいろとあります。
この項目で扱うことは、構図とも深い関係があります。「構図」の項目もあわせてご覧ください。
[編集] 大きさを示す
事例1:石碑 | |
石碑の写真です。写真を見れば石碑であることは、すぐにわかります(お墓だと思うひともいるかもしれませんが)。ただ、これだけでは、大きさがわかりません。高さが50センチなのか3メートルなのかが、わからないのです。では、どうしたらいいでしょうか(なんとなくわかった方もおいでになるでしょう。それはカメラの高さからの想像ですから、はずれているかもしれません)。 | |
実はこの石碑の横には、道路によくあるようなコーンが置かれていました。そこで、ちょっと構図を変えて、そのコーンも入れてみました。「余計なものが写りこんでいる」とも言えますが、コーンがあれば「大きさがわかるようになる」ということもできます。芸術写真としては上のものの方がいいかもしれませんが、説明写真としては下のものの方が良いと考えることもできるでしょう。説明写真特有の工夫のひとつの例です。 | |
事例2:注射針 | |
大きさが分かりにくい小さな被写体を見せる際に、このように定規など、大きさが明確なものを一緒に写すという方法があります。このくらい小さなものの場合は定規が定番ですね。 |
[編集] 角度を変えてみる
事例3:奉納殿 | |
神社の奉納殿です。いちおうこちらが正面ですから、正面から撮るという考え方もありです。ただ、全体像はわかりません。 | |
そこで、斜めから撮ってみました。組写真にして正面・斜めと組み合わせるのがベストかもしれませんが、一枚だけならば正面を避けて斜めから撮るというのも、考えてみていいことかもしれません。 |