番号記号
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番号記号、ナンバーサインは、井桁(いげた)とも呼ばれ、番号を示す数字の前に置かれる記号である。日本ではこの記号の代わりにヌメロ (Numero, No.) を使って「ナンバー」と読むのが一般的である。また、米国では、ポンド (質量)を表すのにも使われる。
例:
- #123 - ナンバー123、123番
また、押しボタン式電話機には、数字に加えて # と * のボタンが置かれ、特殊な用途に使われる。
この記号をシャープと呼ぶことが多いが、音楽記号のシャープ(♯)が五線から見分けるために横線が斜めになり、縦線はまっすぐなのに対し、# は横線はまっすぐで縦線が普通斜めに書かれるのが異なる。
[編集] コンピューターにおける番号記号
- 一般に数字を表す。
- Unixのシェルスクリプト、またそれらの概念を継承しているPerlやPythonで、コメントを表すのに使われる。ファイルの先頭にある #!から開始するコメントは、慣例的にそのスクリプトを実行するプログラムが指定できるとして扱う。Perlでは # を行の途中に置くことができ、その場合にはその行の # より右がコメントとなる。
- HTMLなどでは、URLに続けてページ内の(a要素のname属性やid属性で定義された)箇所を表すのに使う。
- 例: http://example.com/def.html#2ndSection
- MediaWikiでは、ページ内の見出しにリンクするのに使う。