犬塚直史
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犬塚 直史(いぬづか ただし、1954年9月28日 - )は、日本の政治家。参議院議員(1期)。民主党所属。立教大学卒業、米国ダラス大学院経営学修士(MBA)。
大学卒業後、サラリーマンとなったが、10数回の転職を繰りかえす。2006年8月現在、参議院議員のほか、職業紹介会社の日本代表、ハワイのホテル経営者などの肩書きを持つ。
2000年の第42回衆議院議員総選挙で民主党候補者に選ばれた。両親が五島列島出身という縁もあり、長崎3区から立候補したが、元防衛庁長官のベテラン虎島和夫(自民)や、比例九州ブロックで復活当選した山田正彦(自由)に敗れた。
2003年の第43回衆議院議員総選挙では、民主党と自由党の合併で山田正彦が公認となり、犬塚は参院長崎県選挙区に鞍替えすることになった。
2004年の第20回参議院議員通常選挙では、自民党公認候補として最高齢であった松谷蒼一郎に対し、若さと世代交代を強調。九州新幹線などの大型公共事業に疑問を投げかける姿勢をとった。他の候補から「落下傘候補」との批判もあったが、対立軸を明確にしたため無党派層の取り込みに成功、国政初当選を果たした。
ファッションにはこだわりがあるようで、マオカラーのスーツ、シャツを愛用。心に残る本はカズオ・イシグロ『日の名残り』。妻はフランス人。