渚 (松本市)
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渚(なぎさ)は長野県松本市の市街地の西側の地区(住居表示実施地区、1~4丁目がある。1~3丁目は1966年、4丁目は1985年に設定)。松本広域消防局本部、松本警察署、松本電鉄渚駅、なぎさライフサイト、長野銀行本店、常徳寺がある。
渚には以前から郊外型の専門店が多かったが核となるような施設は存在しなかった。しかし2004年に工場跡地に「なぎさライフサイト(NLS)」(食品スーパー、家電量販店、スポーツジム、ゲームセンター、スーパー銭湯、ツタヤ、ドラッグストア、レストランからなる複合商業施設)がオープンして以降、この施設を核に発展しつつある。また、渚は国道19号と国道158号が交わる交通の要衝である。幹線道路から裏へ入れば住宅が中心の地区となっている。松本駅西口へも至近なため、マンションも市内では多く、あるマンション販売会社は「人気の渚」と渚ブランドを強調していた。大河原、中村、宮本などと呼ばれるところが入る。
地名は古代の松本平が湖だったことの名残で、現在は南部を除きほぼ全域が川に囲まれている(西に奈良井川、東と北に田川)。国道19号は市内で最も渋滞の激しい道路で、拡張工事をする予定である。特に渋滞の激しいところから始めるため渚から拡張されることとなる。
江戸時代は渚村を形成していた。当時は野麦街道が東西に通っていたため往来の盛んなところだった。