清水市代

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清水 市代（しみず いちよ、1969年1月9日 - ）は、将棋の女流棋士。東京都東村山市出身。高柳敏夫名誉九段門下。女流棋士番号19。門下に、女流棋士の石橋幸緒がいる。

小学3年生の時、自宅で将棋教室を営む父に将棋の手ほどきを受けた。1983年には中学3年生ながら、第15回女流アマ名人戦で優勝を果たした。同年、高柳名誉九段に入門。1985年4月1日、女流2級に昇級。これは女流育成会制度による初めてのプロ入りとなった。1987年の第14期女流名人位戦を皮切りに女流タイトルを次々獲得。1996年7月には、3年間遠ざかっていた女流王将に返り咲き、女流名人、女流王位、倉敷藤花と合わせた女流四冠独占を達成。これにより文部大臣表彰も受けた。2000年には、四冠全てで永世位にあたる「クイーン」の称号を獲得した。その功績により、同年10月1日、史上初の女流六段位が与えられた。

急戦からの激しい将棋を得意とする。通算勝率は7割5分近くに達し、女流棋界において中井広恵との二強時代を形成している。

目次 1 略歴 2 優勝履歴 3 著書 4 外部リンク

[編集] 略歴

• 1985年度 女流2級でプロ入り。初段へ昇段。
• 1987年度 女流二段、女流三段へ昇段。初の女流名人位。将棋大賞女流棋士賞。
• 1991年度 初の女流王将。将棋大賞女流棋士賞。
• 1992年度 女流四段へ昇段。
• 1993年度 初の女流王位。将棋大賞女流棋士賞。
• 1994年度 初の倉敷藤花。将棋大賞女流棋士賞。
• 1995年度 女流五段へ昇段。将棋大賞女流棋士賞。
• 1996年度 女流王将戦に勝ち四冠達成。将棋大賞女流棋士賞・特別賞。
• 1997年度 将棋大賞女流棋士賞。
• 1998年度 将棋大賞女流棋士賞。
• 2000年度 クイーン王将の称号を獲得、クイーン四冠となる。女流六段へ昇段。将棋大賞最優秀女流棋士賞。
• 2001年度 将棋大賞女流棋士賞。
• 2003年度 将棋大賞最優秀女流棋士賞。

[編集] 優勝履歴

• 女流名人
  • 第14期（1987年度）、16期、21～25期、30期～31期（2004年度）
  • クイーン名人
• 女流王将
  • 第14期（1991年度）～15期、18期、20期、22期～23期（2001年度）
  • クイーン王将
• 女流王位
  • 第4期（1993年度）～7期、9期～17期（2006年度）
  • クイーン王位
• 倉敷藤花
  • 第2期（1994年度）～8期（2000年度）、12期～13期（2005年度）
  • クイーン倉敷藤花

• レディースオープントーナメント
  • 第1回（1987年度）、5～7回、11回、14回、17回（2003年度）優勝
• 鹿島杯女流将棋トーナメント
  • 第2回（1997年度）、4回、9回（2004年度）優勝

[編集] 著書

• 『天辺―将棋・女流トッププロの生き方』（毎日コミュニケーションズ）

[編集] 外部リンク

• 女流棋士会公式プロフィール