海遊館
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海遊館(かいゆうかん、Osaka Aquarium KAIYUKAN)は、大阪府大阪市港区にある水族館。1990年に開館した。「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」と「リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)」をコンセプトにしている。巨大水槽で環太平洋の海を再現し、従来の水族館の印象を劇的に変えた施設である。
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[編集] 概要
日プラ株式会社が新開発したアクリルガラスを使用することで、これまでにない巨大水槽を実現した施設として知られる。ジンベエザメが遊泳する「太平洋水槽」を含む14の大水槽を造るため、年間世界生産量の1.5倍(当時)にあたるアクリルガラスが使用された。海遊館以降に造られた水族館の大型水槽はほぼ全てがアクリルガラス製になっている。
建物外観の特徴になっている三色の色分けは、地と水と火の結合を模したとされる。外壁に描かれた魚の絵はアメリカ人著名デザイナー・アイヴァン・チャマイエフの作品である。
海遊館は天保山マーケットプレイスやサントリーミュージアムとともに天保山ハーバービレッジを構成する。また、2006年1月6日に、開業以来からの入館者数が4500万人に達した。当初の予想は、23年目に達成すると想定していたが、国内最速の16年目で達成した。入館者の約6割がリピーターである。
[編集] 主な施設
- 14の水槽
- アクアゲート(トンネル型水槽)
- ふあふあクラゲ館
- 企画展示室
- 海遊館ホール― 320名(固定席268席)、面積346.36m²
- VIPルーム
- 喫茶マーメイド
- ミュージアムショップ
- ボトルシップミュージアム
- レストランハーバービュー
- ジュースバー
[編集] 建築概要
- 竣工 - 1990年
- 設計 - ケンブリッジ・セブン・アソシエイツ環境開発研究所
- 規模 - 地上8階(本館)、地上4階(エントランスビル)
- 構造 - S造、RC造
- 延床面積 - 27,200m²
- 展示水量 - 11,000t (屋内水槽のみ)
- 所在地 - 〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
[編集] 交通アクセス
- 鉄道
- バス
- 船
- キャプテンライン ユニバーサルシティポートから海遊館西はとばまで約10分
- 道路