法政の貧乏くささを守る会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
法政の貧乏くささを守る会(ほうせいのびんぼうくささをまもるかい)は1996年9月、法政大学で結成された学生運動を模擬した集団とその活動を指す。特に独自性はなく、1960年代に新左翼が行った活動を模倣して、少しアレンジしているところが特徴である。大学内へコタツを持ち込んで寝泊まりするなど、活動内容が滑稽であったため、1990年代後半にマスメディアなどの一部で注目されたが、現在は大学内での活動はほとんど実施されておらず、設立者の個人的な活動となっている。
目次 |
[編集] 主な活動
- スローガン
- 法政の上智・青学化阻止!
- コタツ闘争
- 学内にコタツを持ち込み、飲酒・歓談することは学生の本分に反すると主張する学校側に対し、学内での飲酒などこそ学生の本分にあたるとして抗議活動を行った
- 貧乏デモ
- 法政大学は貧乏人の集まる学校である事を地元商店街へアピールするデモ
[編集] 歴史
- 1996年 法政の貧乏くささを守る会が発足。
- 1997年1月 貧乏人新聞(現在の貧民日報)が創刊される。
- 1997年7月19日 愛知大学で愛大の貧乏くささを守る会が発足し、同時に全日本貧乏学生総連合(全貧連)が結成される。
- 1998年5月2日 中央大学で中大の貧乏くささを守る会が発足する。
- 1998年10月1日 NHKが報道番組「青春探検」で取り上げる。
- 1998年10月7日 早稲田大学で、早大の貧乏くささを守る会が発足する。
- 1999年4月3日 貧民日報の発行部数が2000部を突破する。
- 1999年12月26日 日本テレビの報道番組「ドキュメント99」が全貧連の活動を報道する。
[編集] 全日本貧乏学生総連合
日本全国の「貧乏くささを守る会」が結成した組織ということになっているが事務局があるなどの実態はなく、事実上、法政の貧乏くささを守る会と同一であり、各大学へ組織を広げる際に打ち立てた名義である。そのため、本稿は法政の貧乏くささを守る会を主体とした記事としている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 貧民日報(現在は更新されていない)