CLASSICISTRANIERI HOME PAGE - YOUTUBE CHANNEL
SITEMAP
Audiobooks by Valerio Di Stefano: Single Download - Complete Download [TAR] [WIM] [ZIP] [RAR] - Alphabetical Download  [TAR] [WIM] [ZIP] [RAR] - Download Instructions

Make a donation: IBAN: IT36M0708677020000000008016 - BIC/SWIFT:  ICRAITRRU60 - VALERIO DI STEFANO or
Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions
利用者:梅田聡一郎 - Wikipedia

利用者:梅田聡一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

梅田 聡一郎


  • 東京藝術大学公開講座 油画前期 修了
  • 東京藝術大学藝大フレンズ賛助会員
  • 東京藝術大学藝大フレンズ特別賛助会員
  • 東京藝術大学第二油画研究室文作成中

 

                    簡易メモ  









                  「まあ、すきなんすけど。昔っから。」













        簡易メモ


アクリル画 1  アクリル画の特色と技術

 アクリル絵の具には、水で希釈できる合成樹脂『ポリエステルエマルジョン』によって顔料を練ったものです。ゴミ袋と同じポリ材で成立している顔料という意味です。  画材として合成化合物が使われ始めたのは、早くもメキシコの壁画創作運動です。  という事は、アクリルガッシュは、当初壁画を製作する目的で作られ始めた訳です。建築壁面の特殊な凹凸のある支持面にとってアクリルガッシュ以外の絵の具は、とてもふっ都合です。場合によっては雨天に晒され、場合によっては日に晒されます。天候や温度でひび割れる油彩、厚塗りできないテンペラ、紙面の様に壁面に染みるはずのない水彩。どれを取っても公共建築物、外壁等の壁画に向かないものばかりです。アクリルガッシュの登場は、『天候や支持面にほとんど左右されない、固着したら化学反応を起こさないアクシデントに強い絵の具』の待望をかなえる形で登場しました。  不透明水彩絵の具に対して水彩の暈し透かしも使用可。透かした下面が固着面であれば混じりあう必要も心配もなく積層を創れる。固着面を用いてマチエールも創れる。かつその総てが乾燥したら、一切の化学変化をしない。そういうとても柔和な材料です。表層のみが固着した状態で見た目には判り難い内部固着の成否も、結局は速乾性という基本理念に変わりは無いので、絵の具の厚さ×乾燥時間という状態になるかもしれない。しかし、表層の固着が内部の水分蒸発を大幅に遅らせる単位のものであるのなら、分厚いマチエールやモデリング面をもつ支持面の乾燥には1日を費やした方が良い。  ガッシュは基本的に固着を待ちつつ塗るものにある。水分の蒸発にしろ乾燥にしろ、porymerから水分が抜けたと同時に固着する。固着による反応が厚塗りの質量を減らすものなので、 (アクリル-水分=固着面)の質量なので、固着前から水分の面積がそっくり無くなった状態のものになる。  平塗りのベスト比率は、アクリル8割・水2割です。 単量と重合体の皮切りおよび分別の差異はとても微妙ですが、同色素で粒子数が異なれば重合体ではなかろうかと思います。僕の感覚にはそういう実感があります。粒子の分子数に差異が在れば、固着時の強度や、テクスチャー質に厳密にはかかわるので、粒子の粒差でも単量~重合になると思います。  粒子の分子数の異なる同色が存在するのかどうか、というところはありますが、結局メーカーによって分子数が異なれば、粒子に差が生じ、同色重合もポリマー化するという意見です。アクリル酸とメタリクル酸から生成されるアクリルガッシュは、水溶性であり、速乾性でもあり乾いた状態は非水溶性であり、強固であるという、研究しつくされた媒質である。 画材としてのアクリルガッシュの発達の根本理由は、社会的必要性に促されたものであった。1920年代、ラテンアメリカ(特にメキシコ)で、有名なオロスコ(1883)~(1949)リベーラ(1886)~(1957)を含む画家グループが公共建築物の壁面に絵を描き、保持しようとして案を発したのがきっかけでした。ということは、アクリルガッシュという素材は元来『建築』という枠組みといっても過言でない、「対公共建築物用強力謐沺廚覆里任后」 というのも油彩がこういう条件下では非常に長持ちしづらくなっていて、大きな壁面に描くには不適当と解りました。「乾きが速く、かつ気象条件が変わっても安定した性質の絵の具」を求めていました。実際、彼等は当時既に工業分野では存在したが、顔料の展色剤としてはまだ開発されていない。ある物質、すなわちプラスティック樹脂が求められていました。成型プラスティックは家庭用品に求められていました。パースペbクス椶燭魯廛譽⑤轡哀薀考冑覆箸靴椴鷦屬簇・垉,妊・薀垢紡紊錣襦岼汰瓦瞥冑福廚箸靴突僂い蕕譴討い拭」 画材の重要リサーチが開始され適当な媒質を開発する事に注力が注がれたのも見逃せない事実である。 顔料というのは多少のバリエーションはあるが、基本的には総て同じ。新しくなったのは、顔料を結合するに同じ、ポリマー(重合体)を用いる事である。『ポリマー』という言葉は同一の小さな分子を繋いでより大きな分子に変化させる事ができる〔接合分子〕である。 もう一つの用法が、出来上がった絵の具にグロスポリマーを重ね塗りして作品を防護状態で完成させるのは、結構画面を扱う人間が皆やる行為である。支持体にもよる話ですが、やはり公共物の壁面、シャツの表、背面、看板等、様々なところに『絵』は存在する訳で、そういった場合に一概に透明アクリルボードや額装ができる画面ばかりでは無い、というのが実情で、そういった様々なシチュエーションの為にも「防護材としてのポリマー」を扱う必要性があります。このような役割と応用性を備えたのがこの「ポリマー(重合体)」 という媒質です。 科学構造によって完全燃焼できるような多孔質膜が形成されるこの絵の具は酸化、還元にも強く、絵の具の各層が互いに下の層と接着し、殆どはがせないものになっている。 1930年代半ばに、ニューヨークのシケーロス工房に新しい方式を試み、美術家と科学者の密接な関係が作られた。多くの興味深い壁画や絵画が制作され、その一部はWPA(公共事業推進局)という機関によるものであった。しかし、これはほんの始まりにすぎなかった。 実験はアメリカ合衆国で続けられ、画家達は、新しい画材での可能性が、外壁の為だけに留まるものでない事を改めて認識し始めた。 実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。1945年にはもう一つの工房、メキシコシティーの国立工芸研究所が活動を開始し、美術家も学生もアクリルを使うようになり、研究所自体の壁画にもいくつかの興味深い壁画が置かれた。1950年代には、アメリカ合衆国で続けられ、画家達は新しい画材の可能性が外壁の為に留まるものでないことを認識し始めた。実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。アクリルガッシュ=合成樹脂で顔料を結合する樹脂の事 アクリルガッシュの発達理由=公共建築の壁面に描くに足る、長持ちする強固な画材需要 具体的な要求=速乾性、安定性質の絵の具 アクリルガッシュの最初の活躍の場=工業分野 ポリマー=重合体 「PVA」=ポリビニールアセテート 成型プラスティック=飛行機や列車のガラスの代用 アクリルガッシュ=アクリル酸+メタリクル酸

(アクリルガッシュの特質)    水溶性であるが、一旦乾くと一切の科学変化が起こらない  塗り潰した支持面に更に絵の具を加える事ができる  科学構造によって完全蒸発できるような多孔質の膜が形成される 下地剤 レジンサンド   = 粒子が重合されており、砂目に見えるので、レジン(サンド=砂。)砂では無い。樹脂の粒子でできている。 マットバーニッシュ    =マット質のメディウム。落ち着いた感のある作品を生む人はこのメディウムを好む。光沢と相反する。 セラミックスタッコ     = 粘りと腰のある、材料。マット質で、かつ強く、柔らかい。 ホワイトオペークフレーク= 白い小さな皿盤状の殻が重合されたメディウム。テクスチャーは独特。 ブレンデッドファイバー = 筋目状の媒体が重合されたメディウム。 モデリングペースト   = モデリングという、マチエール塑形術の為の下地剤。 ライトモデリングペースト=上記の形質版。とても厚いマチエールが塑形したい時、重量を伴わないこの下地剤を用いる。 ジェッソ          =  固着するとあらゆる媒質をのせる事ができる下地剤。 カラージェッソ      =  上記の混色重合体。 メディウム        =  標準下地剤。 マットメディウム    =  上記マット質。 ジェルメディウム   =  ジェル質。 グロスポリマーメディウム=グロス光沢質。  このように様々な種類の下地剤が存在し、アクリルガッシュの絵画を描く下地としての裏づけになります。強固で個性の強いものばかりですが、一つの共通点、根幹は、科学的希釈に基づいて考察、熟慮使用する事によってその特質を魅力として輝かすという事です。技術の介在によっても、科学的希釈によっても、その魅力は倍加されます。  しかし、注意しなければならない事がひとつあります。その強固で固着を何層も保有できる特性に甘えて、何層も塗布為直す間抜をやらかす事を。予定が頭の中に思い描かれ、その裏打ちを閃きで深くし、技術的な知識で保証付ける。それが正しい利用方法で、その特性を生かした何層もの段階固着を利用した、積層術と視覚を利用した行動と、テクスチャのモデリング塑形の可能性にこそガッシュの意義があり、固着の層にも意味合いがそこで生じます。混色には必ず大きなナイフを用いて混色時間を要すテクスチャですが、正しき解釈における効果は絶大で、手間を省き、かつ次のかけるべき手間を促しもします。


塗布から固着

 絵の具は色を発生する成分(色素)と、固着させる成分(展色剤)から成立します。色素は、顔料と染料に大きく分けられます。 作品の保存性を重視する絵の具にはほとんど顔料が用いられます。一部の発色を重視したインク類に、染料系の製品もありますが、光に対しての安定性は、顔料系には劣ります。アクリルガッシュも樹脂と顔料の重合体で生成されており、かつ固着時の強度を目的に研究開発された媒体なので、塗布も固着もとてもしやすいです。

絵具=色素(発色分)+展色剤(定着部分) 色を発色する役割の質料、(顔料)と、固着に一役買う役割の剤(展色剤)。 重合体(ポリマー)=単量体monomer(モノマー)+単量体monomer(モノマー)     

という公式がアクリルの固着関連の成分になる。粒子と粒子が噛み合う重合固着を成すだけでも強固になる固着ですが、(そういう意味でも混色を重ねると固着時に下地が強くなる。) 展色剤には固着のタイプがいくつか存在するが、アクリルガッシュは蒸発重合型に属する。 1) 蒸発重合型  展色剤の樹脂類が溶剤の蒸発とともに重合反応を起こす事。アクリルガッシュ=水とともに塗布し、水が乾くと混ざり合い、重合する。)ちょっと難しい反応は、アクリル樹脂の混色塗布の化学反応。水分と樹脂を両方同時に塗布した場合、水分が乾いたら同時に樹脂同士が絡み合い、重合体となる。その反応は結果的に固着を一層強め、物体の粒子同士が強く噛み合う反応にもなり、強固さをコンセプトにしたアクリルガッシュの、願っても無い利用方法になる。

 水分の蒸発=固着という同時性を持つ、短時間実技にも重宝される速乾剤としても有名なアクリルガッシュの固着は、蒸発重合型です。理由は、水分が蒸発したと同時に重合が始まるから。 中級者以上の悩み、「感情の波と固着タイミングが同調しない」という厄介さも、ガッシュには無い分、思う様時間を掛ける事が可能です。







画調  絵画には画調が存在します。その絵の描かれ様の個性によって、分類されたものです。

ポリプティック           屏風画 連作絵画         ジャクスタポーズ         並列画 連続画        コラージュ             紙片体接合画           アッサンブラージュ        立体物構成画              スキアグラフィア         陰影画                    デックファーベンモレリー    不透明画              カリカチュア            風刺画          ナチュールモート         静物画        インスタレーション        設置画     グリザイユ             単色画 ポリクローム            多色画 ポートリアル            写実肖像画 ポートレイト            肖像画    要約してもこれだけの画調が存在し、これをガッシュの独特の柔軟性で飲み込んで行くと、絵画の中においてもなかなかの風合いが表出します。  この中で、ポリプティック(polyptyques)=屏風画、連作絵画をピックアップして分析希釈します。

連作絵画制作方法(poryptyques)=屏風画、連作絵画について

 制作の為には、画家はイメージを膨らませて、かつ分割する必要がある。それぞれの支持面に課した主題を分類し、それぞれの人物を分離させ、そしてそのそれぞれの行為を位階付ける必要がある。そしてその中央の板は当然見る者の目を一番ひきつけるから、主題も総ての中で一番重要かつ、一番大きなサイズに制定しないといけません。それがポリプティックスという連作絵画のなかでの成功の秘訣です。  「polyptycues」 =現代絵画においては連作絵画の俗語、ルネッサンスにおいてはギリシア語で「屏風状の祭壇画」という意味。 Polus = 沢山の Puktos = (折りたたんで)の意  この様に、絵画の画調には方法とその在り様を示した名称意義があります。 Nature morte =nature (自然)morte=(静物) にしてもそういう事が言える。


「ジャクスタポーズ」=並列画。並列画に、同一のエスキースで括り、同一視できる状態にして、リプレゼンテーション(再表現)によって、違った作風を生み出す。これによって、「ジャクスタポーズリプレゼンテート」 が作品化できる。画調と仕様の風合いを掴み、マッチしている決め事同士を応用する事が、この混合画調を見出す。

技術と道具(tecnique and tool)

スパッタリング         スパッターブラシと網を用いた絵の具の飛沫を粉のように飛ばす技術。 マスキング           マスキングテープを使った、アウトラインや、切り抜き面をカバーする技術。塗布後保護紙を剥がす。そして、そのカバーリングの技術を応用して、様々な効果を生む。 ステンシル           マスキングと併用し、支持面の一部を意図的にカバーする技術。塑形物には使用不可。 ドリッピング           筆先の絵の具を支持面に振り落としたり、支持面に向かって振り払う。面相による細書きや、積層技術、グラデーションで色相を分け、ドリッピングで積層させた後、描きこんだり、ステンシルで囲って「ドリップ面」を用いたりしたら、とても動勢を持つ。単体で漠然と使っても、何の役にも立たない。

マーブリング          ガッシュの水紋を紙に写す技術。実は、余り「絵画という絵画」には答えてくれない。色によって模様にも様々なものを連想させる。 ハッチング           支持面を引っかく行為。あらかじめ下地を積層固着させておいて、下地をハッチによって表出させるのも手。 クロスハッチング       ハッチングを異色にして交錯させ、色彩を鮮やかにする方法。この技術で描かれた絵画は、寓話的でかつ虹のように鮮やかになる。 ブラシストローク        刷毛や平筆の跡を支持面に思い切り振り残す技術。残った形は動勢(ムーブマン)をとても主張する。 ドライブラッシュストローク 水分を含ませない、擦れた絵の具の筆跡を残す。細かな調整を行える。塑形したマチエールを表出させるにはもってこいの技術になる。マット質と噛み合う。 モデリング          マチエールを意図的に塑形する術。自身の好みの形に、マチエールをコントロールする。 マチエール          絵の具を、自分に対して自然な感覚で盛り込む。モデリングのように操作をしない。                 アクションペインティング あらゆる画材を用いて、動勢を限りなく表現する技術。媒質に拘らず、支持面に勢いをぶつける技術を介在させるのが難しい画法。 ポワリング          絵の具を「垂らす」 技術。ドリッピングは「振り当てる」技術。正確性を重視した絵画には向かない。

この技術体系には、先人が生んだ、大した意義の無いものもある。しかし、それに研鑽を加え、意義をかさねる事に研究生の喚起点が存在する。  さらには応用的な混合解釈による技術もある。  単量ひとつにしても公式でその差異を表示され、分別されています。なので、公式がひとつでも異なるもの同士の混色はポリマー(重合体)といえます。  グロスポリマー等、製品の時点で重合体の媒質も存在します。 道具

刷毛 筆      (大小号数) フラット   (平) フィルバート(平突) ラウンド   (丸) ファン    (扇) 面相 ローラー ナイフ 鉄ベラ マスキングテープ スパッターブラシ スクレープナイフ












このほかにも、支持面に向かう時の気持ちが作用する方法に成ります。

検討しよう。きっと無検討を凌ぐ。 研鑽せよ支持面の中。模索しよう。身につけた技術をあっという間に惰性に変えて、次の技術を当然のように習得し。 伝えたい事を要約してしまうな。トランスする。そして、緻密に扱う。 今そこにある物質に無駄なく応じる。 媒質を触っているからといって、絵を描いているわけではない。両手を膝に置き、どうするか思索する事も描いていると言える。 技術を持つ事、知識を持つ事に衒いを感じるな。意味が無い。 感性も、技術も大事にしろ。その天秤が調和良くあって初めて作品は輝く。 習わぬ教を読み、教も習え。 習い、かつ慣れろ。 拘れ。凄く瑣末な支持面の端にも。それが緻密という事。 芸術であり、科学であり、公式であり、具体的検討や、予定であれ。 混色以外は措かない。厳密に言うと、自分の望みではないはず。 下地の時点でもう、3段階、4段階の予定を組んでおく。

媒質、技術、道具、歴史、運動との関連性、社会の流れの中でのイズムの発生、画材の発明理由。その他を暗記し、研究に至ったら今度は自己の絵画の風合いと自身との誓い。そこにウエイトを置く。  その後は研鑚に身を任すなら画家。作家。文章に秀でれば小説家。筆に秀でれば画家。応用に秀でれば個性を伸ばす。根を詰めたくば基本を煮詰める。学術、学識と、出来上がった媒質の組み合わせ方や展示、技術よりも目につく個性が際立てば現代美術、黄金率で構図を構成し、技術の組み合わせに長け、「3つ以上の技術の構成をひとつの画面空間に入れれる」や、「手や体の各部位を総て美術解剖学として熟知、

         そして、それを一つとして悪用しない自己決心。

 それができたら良いなあ、と思う。 アクリルガッシュがアクリル酸とメタリクル酸から生成されていて、公共建築用に発明された強固な絵の具であり、速乾性で一度乾くと一切の科学変化を受け付けないというのが基本である事は心に留めています。という事実から割り出せるガッシュの根本的使用方法は、「積層して出来る技法の活用」にあると感じました。どうしてかというと、透き通った感じが欲しいのなら、透明水彩のほうがレベルの高い媒質と感じます。と、いう事は、速乾性不透明水彩は重ね塗りのできる媒質性を生かした、積層をするのが一番の根本と感じました。積層された地塗りのう上にできる、透明な質は、また違う感触を醸すはず。重合体=テクスチャー等に扱うこの地塗り剤も、アクリルのこうした性質に救われている一面があります。こういう絵の具の感覚が逐次重要で、一見まぐれのような技術にも、実は媒質の特性をいかんなく生かした計算が見られます。

 絵画や塗料において、顔料を固着させる性質を含有するもの、すなわち絵の具を練るのに用いるメディウムの類、油脂、樹脂、ろう、各種のたんぱく質など総てこの章に含まれる。  接着剤は画用に用いるものに限られ、一般的なものは含まれない。 油彩のうち揮発性油に分類されるものは希釈剤、溶剤という括りで説明される。  ちなみに、DUO=デュオというメーカーから、アクリルとの混彩可能な油彩が含まれている。

研究は、「環境の良さ」「周囲の学識の高さ」に引っ張られる処もあります。なので、良質な勉強には良質な環境が重要だと思います。美術をやる人、そうでない人に関わらず、良くも悪くも【朱に交われば赤くなる】というのがあるので、良い環境に足を運ばせてもらい、最大限気を使い、その場で長く勉強するが1番の幸いだと感じます。  僕もそうしてこの勉強量を手にしました。自分ではなんもやっとらんです。

色面の少ない平面構成は性格上、配色が一番の見せ場です。そういう観点からこうやって配色を研究してみました。進行中です。 アクリルガッシュ=合成樹脂で顔料を結合する樹脂の事 アクリルガッシュの発達理由=公共建築の壁面に描くに足る、長持ちする強固な画材需要 具体的な要求=速乾性、安定性質の絵の具 アクリルガッシュの最初の活躍の場=工業分野 ポリマー=重合体 「PVA」=ポリビニールアセテート 成型プラスティック=飛行機や列車のガラスの代用 アクリルガッシュ=アクリル酸+メタリクル酸

(アクリルガッシュの特質)  水溶性であるが、一旦乾くと一切の科学変化が起こらない  塗り潰した支持面に更に絵の具を加える事ができる  科学構造によって完全蒸発できるような多孔質の膜が形成される  酸化や還元にも強い。 Acrylic rezins アクリル樹脂 Synthetic resins  合成樹脂 Vinyl rezins    ビニル樹脂  Amber       琥珀 Albmen       アルブミン アクリル酸+メタリクル酸+メチルメタアクリレート=アクリルガッシュ アクリル酸  CH²=CH:COOH メタリクル酸 CH:C(CH³)COOH メチルメタアクリレート 沸点100.3℃ Guache history アクリル酸とメタリクル酸から生成されるアクリルガッシュは、水溶性であり、速乾性でもあり乾いた状態は非水溶性であり、強固であるという、研究しつくされた媒質である。 画材としてのアクリルガッシュの発達の根本理由は、社会的必要性に促されたものであった。1920年代、ラテンアメリカ(特にメキシコ)で、有名なオロスコ(1883)~(1949)リベーラ(1886)~(1957)を含む画家グループが公共建築物の壁面に絵を描き、保持しようとして案を発したのがきっかけでした。ということは、アクリルガッシュという素材は元来『建築』という枠組みといっても過言でない、「対公共建築物用強力」なのです。 というのも油彩がこういう条件下では非常に長持ちしづらくなっていて、大きな壁面に描くには不適当と解りました。「乾きが速く、かつ気象条件が変わっても安定した性質の絵の具」を求めていました。実際、彼等は当時既に工業分野では存在したが、顔料の展色剤としてはまだ開発されていない。ある物質、すなわちプラスティック樹脂が求められていました。成型プラスティックは家庭用品に求められていました。パースペbクス椶燭魯廛譽⑤轡哀薀考冑覆箸靴椴鷦屬簇・垉,妊・薀垢紡紊錣襦岼汰瓦瞥冑福廚箸靴突僂い蕕譴討い拭」 画材の重要リサーチが開始され適当な媒質を開発する事に注力が注がれたのも見逃せない事実である。 顔料というのは多少のバリエーションはあるが、基本的には総て同じ。新しくなったのは、顔料を結合するに同じ、ポリマー(重合体)を用いる事である。『ポリマー』という言葉は同一の小さな分子を繋いでより大きな分子に変化させる事ができる〔接合分子〕である。 もう一つの用法が、出来上がった絵の具にグロスポリマーを重ね塗りして作品を防護状態で完成させるのは、結構画面を扱う人間が皆やる行為である。支持体にもよる話ですが、やはり公共物の壁面、シャツの表、背面、看板等、様々なところに『絵』は存在する訳で、そういった場合に一概に透明アクリルボードや額装ができる画面ばかりでは無い、というのが実情で、そういった様々なシチュエーションの為にも「防護材としてのポリマー」を扱う必要性があります。このような役割と応用性を備えたのがこの「ポリマー(重合体)」 という媒質です。 科学構造によって完全燃焼できるような多孔質膜が形成されるこの絵の具は酸化、還元にも強く、絵の具の各層が互いに下の層と接着し、殆どはがせないものになっている。 1930年代半ばに、ニューヨークのシケーロス工房に新しい方式を試み、美術家と科学者の密接な関係が作られた。多くの興味深い壁画や絵画が制作され、その一部はWPA(公共事業推進局)という機関によるものであった。しかし、これはほんの始まりにすぎなかった。 実験はアメリカ合衆国で続けられ、画家達は、新しい画材での可能性が、外壁の為だけに留まるものでない事を改めて認識し始めた。 実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。1945年にはもう一つの工房、メキシコシティーの国立工芸研究所が活動を開始し、美術家も学生もアクリルを使うようになり、研究所自体の壁画にもいくつかの興味深い壁画が置かれた。1950年代には、アメリカ合衆国で続けられ、画家達は新しい画材の可能性が外壁の為に留まるものでないことを認識し始めた。実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。  

  一方でポリアクリル樹脂は近年開発されたものである。ネハーがこの系列に属する科学製品の発達概説を彼の説によればこの樹脂の工業化はダームシュタットのオットーレーンの手で成された。科学的には(vinyl rezins)ビニル樹脂と密接な関係にある    CH²=CH-基を有している固体の重合は、アクリル酸とメタリクル酸から創る。これら「酸類のエステル」 は、それ自体でも十分に有用になる。  絵画表現は、コピー印刷のように一度に仕上げられるものではありません。ワンストロークを繰り返して構築していきます。一筆のストロークをイメージしてみてください。トーンの幅も運動方向も普段、鉛筆で文字を書いているのと何ら変わりありません。ダ・ヴィンチもルーベンスのデッサンも、これと共通する一筆一筆で構築されているわけですから、描く技術面においては、意欲と目標さえしっかりしていれば、どなたでも驚くほどの上達が見込めます。 といいつつも「実際に絵を描いてみると、とても難しい」と感じるのは、その都度の描画行為、その目的が定まっていないこと、それによって指先に指示する情報も不明確になっているからです。指先は作者に従順です。ですから作者から指先へと伝えられる指示内容が明確であれば、ペン先も、それに従います。それでも目的に則さない場合、うまく行かないときは、それ自体が具体性の高い練習課題ですので、ひとつずつ解決して行くことでステップアップにつながります。 描画行為の一連の運動は、“頭脳⇔手⇔画面”となります。高橋メソッド教則本では、これを[トライアングル プロセス]と呼んでいます。頭脳とは、いわばハードディスクのようなものです。  そして手はプリンター。たとえ皆さんが優れたパソコンであっても、ソフトがインストールされていなければ、機能を発揮することはできません。高橋メソッドで提供する情報は、いわばこのソフトにあたるものです。とはいえ、クリックひとつですべての情報が入力できるものではありませんが、だからこそ不動の価値観と妙味があると思うのです。

 絵画技術は、複雑な自然科学にも共通する人間の手仕事です。具体的な情報を取り入れながら、絵画上の視力を養い、可能な限り技能を身に付け、そして、高橋メソッドの教則を通じて、近い将来のオリジナル制作の立脚点にしていただければ幸いです。




絵画専門単語 体質顔料 Inert Pigment レーキ顔料の体質、担体、基体 the basis, carriers, or substrates of lake pigments 隠ぺい力 hiding power 着色力 Tinting strength 増量剤 Extender 目止め priming、sizing 混和剤(混ぜ物)adulterant 耐光性 lightfastness、light resistance 練り板 Grinding srab 練り棒 Muller 木枠 Stretcher 透明性、透明度 trasparency ブルーイング Bloom Blooming ワニスなどの白濁化現象 不溶性の insoluble 微粒子の finely divided 半透明の semi-transparent 有機の oganic 無機の inoganic





絵画技術応用解釈  図像学(iconography)。語源はギリシア語の「イメージ」(eikon)と、記述できる(graphein)との組み合わせからできるもので、図像を記述する事と解釈する事ができます。図像記述学と美術に対する適応が、美術における図像学の勉強方法です。それではその適応方法について思考しましょう。  図像学については知識と技術が必要になりますが、特に挙げると、線遠近法との噛み合わせが大事になります。芸術を織り交ぜる形での図像学には必ず基礎に線遠近法が存在します。  図像学には、形象(zeigen)と、応物象形(インウーシャンシン)が良く合います。技術においての線遠近法と、応物象形は、重複技術を扱うにおいてとても効果的に複合できる2つの技術とも言える。技術の為の技術でなく、より互いをミックスさせ、リアリティーを混在によって倍加させるのが本当の技術同士の複合になる。線遠近法における立体にzeigen(形象)や、応物象形(インウーシャンシン)の技術力を織り交ぜると、お互いのリアリティーを助長させる事が出来る。  応物象形(インウーシャンシン)を用いる用いて応物象形をする場合においては、勉学として役立ち、更には絵画として成立するという方法論がもっとも望ましく、且つ造型物を象徴としてどう形成するのかが世界観形成(背景)においても影響し、人間の価値観全般に同一の迫力として通用していく。かつそれが、唯のテクスチャー止まりにならず、リアリティーを持って足を踏み入れれる世界と同様にあるかどうかが決め手になる。  Zeigen(形象)のリアルが作用するのは、その一点。実際のリアルと同義する技術的ポイントを探す。写実世界観を織り成す。且つそれはリアリティーを伴うものでなくてはならない。技術の為に技術を用いず、画術であり世界を構築するリアルの拡大に繋げる。その行為が真のkunstverhalten(芸術態度)に繋がる。  Zeigen(形象)を、芸術的感性(aesthetika)によっていかに構成(noema)するかが肝心な要素になります。細密描写によってzeigenを確実に具現化させる。マチエール塑形術によって、モデリングを精密に行いつつも、技術感性としてダイナミックに扱う部分も必要になる。この、三段階固着~形象~技術行使~細密描写によって象徴を形成する技術、それは(大きく扱う技術から、小さく扱う技術への変化)としてのデッサン力と、予定能力。ダイナミックで感性学ある技術と、塑形の時点で、技術力溢れる造形と、それを補うのでなく、倍加させるリアリティーある細密描写力を象徴に絡ませる。塑形絵画の極点とはその「形状のリアル」と、「描写のリアル」を一つにする。これが応物塑形体絵画=マチエール塑形と描写を一つのリアリティーある魅力に変える。 塑形した物質としてのマチエール塑形術に、上手にフロッタージュを重ねる事も出来る。フロッタージュ式にマチエールを浮き彫りにして、描写によってその二つを浮き彫りにする。更にその上から描写を重ねる。次に扱う技術をあらかじめ想定した応物象形を造型する。塑形の次に扱う技術によって磯鶏状態をよりコントロールする事も出来る。技術の表象と、その下地を支える造型によって、三段階の技術構成によって、既存の「平面構成」を、「応物構成」たらしめる。


 絵画技術の内実、特に祖形術においての応用性の幅の広さはかくも良い。その理由は、キーワードになる。  ある技術のテクスチャーをAとするならば、そのテクスチャーAと全く同様の祖形状態の背景を、技術の上での転換論として捕らえる。すると、技術Aと同様の塑形状態Aは、形として同様であるが故、その物を喚起させる事が出来る。モチーフが存在する状態で絵画を飾る事が出来る場合、この祖形論はとても役立つ。  同様の技術論を捕らえる。しかし、ここで重要な事実にぶち当たる。絵画として成立していないと意味が分からなくなるので、「共通点を喚起させつつも、支持体に引っ付く一つの固形物としての祖形状態も美しく保たねばいけない。」  技術の上で考えると、同じ祖形をするだけで良いが、その 相互の独立性を絵画として考えるならば、技術の上を行く互いの独立性を意識しなければいけない。塑形術とは、そういう理論の基成り立つ、いわば支持面固着造形物なのだ。    技術を覚えたいという感覚も立派な感性の一つであるのが当然なのだ。技術には感動がないとか、技術には人間の感性を殺ぐ何かが存在すると言うが、それは出鱈目だ。  技術を披露したいという意思自体が、人間の心になる。よって応用技術を煮詰める。  技術には人間の本質を煮詰める能力がある。技術の継続。同じ技術の継続には、その物事に従事する能力があるかどうかが求められる。そのバロメーターとして技術の為の技術も存在する。グラデーションを延々描く行為の裏にはそういう精神的裏打ちが存在する。    技術応用例「混合技術」

コラージュ+コピーアート (コポイオサスペンティング) モデリング+フロッタージュ&描写 ステンシル+ドリッピング (ステンシルドリップ) マチエール+クロスハッチ スクレープ+モデリング コピーアート+ブラッシュストローク モデリング+ドライブラッシュ   技術のかみ合せ 想像力によって、技術の近似値を見る。発想力によって、技術と実物をリアルかつ想像力豊かにつむぐ。 髪の毛=ドリッピング 石の箱=レジンサンド、ナチュラルサンド

等、テクスチャーと実際の物質を「8割の真実」として技術と紡ぐ。技術としての実物と、また違う、発想による8割の近似値を創る。それが技術と絵画の掛け橋になる。一見無駄な事の繰り返しが、重要性を帯びる。           最後には。

 良い意味での報いを受ける事になる。技術にはそういう意図がある。    アクリルガッシュ応用技術

 アクリルガッシュが応用技術を孕む時、並々為らぬ表現の展開を望める事が明白である。人間の技術体系には思わぬ落とし穴が存在するが、アクリルガッシュにはその可能性が薄い。どうしてかというと、公共建築物対応媒質としてかなりの強度を保っているので、応用技術、混合技術など、強度、性質の問題と関わってくる技術体系にも勝る人間の技術にも弊害無く様々な併用が可能になると言う事だ。  技術と技術の併用術にこそ次の可能性を見出すのが絵画の技術の集積としての一面なのだが、技術としての技術、能力としての能力だけでなく、  「技術としての能力、芸術としての技術」が混合融和し、表出するのが技術の集大成としての絵画である。技術には沸点が存在し、絶対的に技術の向上の拍車を止める。技術には技術が上乗せしづらく、その技術同士が一つのリアルとして混在しえるのかどうかが及第点になるが、条件によっては融和し得る。技術には重要な難題も無く、美術には表現という可能性の無限性を見つめる必要が存在し、よって技術の向こうを見る必要が存在す。  よって、技術を超える必要が存在する。感性で技術を超えるのだ。感性を超える技術。その為に人は動く。  応物深遠研究  図像学(iconography)。語源はギリシア語の「イメージ」(eikon)と、記述できる(graphein)との組み合わせからできるもので、図像を記述する事と解釈する事ができます。図像記述学と美術に対する適応が、美術における図像学の勉強方法です。それではその適応方法について思考しましょう。  図像学については知識と技術が必要になりますが、特に挙げると、線遠近法との噛み合わせが大事になります。芸術を織り交ぜる形での図像学には必ず基礎に線遠近法が存在します。  図像学には、形象(zeigen)と、応物象形(インウーシャンシン)が良く合います。技術においての線遠近法と、応物象形は、重複技術を扱うにおいてとても効果的に複合できる2つの技術とも言える。技術の為の技術でなく、より互いをミックスさせ、リアリティーを混在によって倍加させるのが本当の技術同士の複合になる。線遠近法における立体にzeigen(形象)や、応物象形(インウーシャンシン)の技術力を織り交ぜると、お互いのリアリティーを助長させる事が出来る。  応物象形(インウーシャンシン)を用いる用いて応物象形をする場合においては、勉学として役立ち、更には絵画として成立するという方法論がもっとも望ましく、且つ造型物を象徴としてどう形成するのかが世界観形成(背景)においても影響し、人間の価値観全般に同一の迫力として通用していく。かつそれが、唯のテクスチャー止まりにならず、リアリティーを持って足を踏み入れれる世界と同様にあるかどうかが決め手になる。  Zeigen(形象)のリアルが作用するのは、その一点。実際のリアルと同義する技術的ポイントを探す。写実世界観を織り成す。且つそれはリアリティーを伴うものでなくてはならない。技術の為に技術を用いず、画術であり世界を構築するリアルの拡大に繋げる。その行為が真のkunstverhalten(芸術態度)に繋がる。  Zeigen(形象)を、芸術的感性(aesthetika)によっていかに構成(noema)するかが肝心な要素になります。細密描写によってzeigenを確実に具現化させる。マチエール塑形術によって、モデリングを精密に行いつつも、技術感性としてダイナミックに扱う部分も必要になる。この、三段階固着~形象~技術行使~細密描写によって象徴を形成する技術、それは(大きく扱う技術から、小さく扱う技術への変化)としてのデッサン力と、予定能力。ダイナミックで感性学ある技術と、塑形の時点で、技術力溢れる造形と、それを補うのでなく、倍加させるリアリティーある細密描写力を象徴に絡ませる。塑形絵画の極点とはその「形状のリアル」と、「描写のリアル」を一つにする。これが応物塑形体絵画=マチエール塑形と描写を一つのリアリティーある魅力に変える。 塑形した物質としてのマチエール塑形術に、上手にフロッタージュを重ねる事も出来る。フロッタージュ式にマチエールを浮き彫りにして、描写によってその二つを浮き彫りにする。更にその上から描写を重ねる。次に扱う技術をあらかじめ想定した応物象形を造型する。塑形の次に扱う技術によって磯鶏状態をよりコントロールする事も出来る。技術の表象と、その下地を支える造型によって、三段階の技術構成によって、既存の「平面構成」を、「応物構成」たらしめる。


 絵画技術の内実、特に祖形術においての応用性の幅の広さはかくも良い。その理由は、キーワードになる。  ある技術のテクスチャーをAとするならば、そのテクスチャーAと全く同様の祖形状態の背景を、技術の上での転換論として捕らえる。すると、技術Aと同様の塑形状態Aは、形として同様であるが故、その物を喚起させる事が出来る。モチーフが存在する状態で絵画を飾る事が出来る場合、この祖形論はとても役立つ。  同様の技術論を捕らえる。しかし、ここで重要な事実にぶち当たる。絵画として成立していないと意味が分からなくなるので、「共通点を喚起させつつも、支持体に引っ付く一つの固形物としての祖形状態も美しく保たねばいけない。」  技術の上で考えると、同じ祖形をするだけで良いが、その 相互の独立性を絵画として考えるならば、技術の上を行く互いの独立性を意識しなければいけない。塑形術とは、そういう理論の基成り立つ、いわば支持面固着造形物なのだ。 その塑形術の奥義として、塑形~祖形に進化する モデリング~マチエール~塑形~祖形~象形 「形」 、かたちとして物を見る力。凹凸と前進色、後退色の世界。にある技術。その内のあらゆる技術体系に目を向け、塑形によって形をつくり、祖形によって人を慈しみ、象形によって象徴を形成するに至る。                  技術が技術をうみ、混合させた事によって、    A+B=C理論で、全く違う技術体系が一つ出来上がる 。技術体系にはとても奥深さと、技術一つ一つに対する意味性が存在し、一つの単体として平等視できない。してはいけない。技術と技術を掛け合わせる妙においては特にそういう嫌いがある。

 技術の為の技術でなく、表現の為の技術と言う発想重視型自由志向は分かるが、「技術を知りつつも、発想が伸びやかで、表現も出来ている」という境地が存在しさえすれば、それがもっともベストな方法になる。技術は勉強。勉強は熱意。勉強方法論を覚えたいという志の裏には、立派な動機がある。  「確かな物を他人に見せる」という義務感や、責任感の基作品を提出するという自己規律。その集大成が他人を感動に導く。

   技術を覚えたいという感覚も立派な感性の一つであるのが当然なのだ。技術には感動がないとか、技術には人間の感性を殺ぐ何かが存在すると言うが、それは出鱈目だ。  技術を披露したいという意思自体が、人間の心になる。よって応用技術を煮詰める。    技術には人間の本質を煮詰める能力がある。技術の継続。同じ技術の継続には、その物事に従事する能力があるかどうかが求められる。そのバロメーターとして技術の為の技術も存在する。グラデーションを延々描く行為の裏にはそういう精神的裏打ちが存在する。

 「技術+技術」  「応用技術」  「混合技術」    「心理+技術」  「計算+技術」  「異文化1画法+1理論の融和」  「Aの技術を最表象するBの技術」  「大胆な形象Aを緻密な表現に結びつける技術B」  画術を研鑽するにおいての技術体系には必ず法則性と、図像学的バランスを交えた内部構造がある。技術の為の美術、美術の為の技術がそこに見え隠れし、必ず互いに助け合う。図像学中にもgraphein=記述/ eikon=構想等の二つの重要要素が助け合い成立する。  一つ言える事は、ある失敗、偶然性のフォローの為の画術でなく、ある目的の元、正確な理解の元に描かれるのが本当の画術になる。


半立体祖形面に双曲線交差五点遠近法立体面を浮き彫りにしつつ通常の色面、実線を伴う平面構成部位をトレース、アクリルガッシュの水分蒸発固着成分の特性と強度を生かし、平面構成を不自然感無く半立体化する。  5点遠近法で表出する立体物を関連付けた人物の慈愛表現によって象徴を祖形する。  アクリルガッシュの軽質さと西洋性をもって見易く、慈愛と祖形によって深くテーマを持つ。  この絵画の中にあって生かされるのは、体に障害のある方々とか、心の深い人間とか、献身性ある人間に限定される。描く人間対象の慈愛が真摯で、深い程にnoemaは象徴と慈愛を持つ。モデルの方の人体に不遇による湾曲が生じていようと、双曲線交差辺が立体物がその不遇をかき消す。逆に象徴化する。形象構成体としての美化。そして、リアルを見つめる確かな描写。その対象、あらゆる対象に対する深い理解がありつつも、その現実が浮き彫りになる事が逆に象徴である。  人間というものの存在の誤りを、逆に肯定化する。障害というリアルも、不理解を理解に変える心が象徴を生み、平等化する。  基本的技術を際限なく煮詰めつつ、そこには、リアルと真実と現実の凄惨さもあり、自身の技術を疑う行為の繰り返しも存在し、さらにそこで出来るのは、感動。  偽りの努力には無い、感動を与ええうる。対象の人生における苦心が象徴化される事によって、象徴としてのアピールだけでなく、祖形物として、出来事を讃える。                                                      「技術が、回旋上昇し、融合する。その渦は表現したいという渇望からくる。」  感情を祖形する。構成物象形体感性学祖形=感性学を接点として事象Aと事象Bの螺旋体。 事象Aと事象Bを、感性で認識し、representasion(再表象)する事で、一つの違った事象Cを作り出す。   これは、基本ですら表象に過ぎない存在と化す。事象が理論としても技術としても通用する。 その公式)  事象A + 事象Bをaesthetika(感性学混同)する=新たな事象Cが象形される。                                               「本能感性美学」論 梅田 聡一郎   芸術学、美術理論、絵画技術を100%以上保有しつつも、技術に理論を絡ませ、理論に支えられた完全な技術で一つの象徴を祖形する方法を自分の美しき感情において生み出す。

 構成した象徴は、応物象形とデッサン力という中洋折衷基礎学に裏付けられる。リアリティーと真実味を伴いつつも、それがかえって愛ある象徴を生み出す。内臓がでていようとも、それすらも慈しみに昇化する。美的感性を保ちつつ同調することによってこの新論を紡ぎだす。 応物象形の定理  インウーシャンシン(応物象形)の定理とは、科学的に物質を構成しつつも、(liner perspective)で状態化する。質を応用し、物事の科学的な解釈、感性的な解釈の両側から絵画を祖形する技術にこそ真価がある。モデリング。絵画への祖形術+応物象形から象徴としての形成~これら2つをnoema(物質構成)する。これが応物構成体絵画。画面構成としての立体物と、祖形したモデリングとしての立体構成物の2重双曲が、立体と洋画の両局面を切り開く。突起物としてでなく、「表現する塑形物としてのモデリング、マチエールが、計画性のある構図の上に乗る事で、協奏曲を描く。  「宇宙を描かずして宇宙、美因子を見る事に真価が存在する。」  (structure)=構成という美しさを見失わず、象形としても成立させる。そして、応物象形=物に訴える形状再現能力=デッサン力を介在させる。象徴という曖昧なものを、平面構成とデッサン力を加え、細密描写によって説得力をも持たせる。  



アクリル画 1  アクリル画の特色と技術

 アクリル絵の具には、水で希釈できる合成樹脂『ポリエステルエマルジョン』によって顔料を練ったものです。ゴミ袋と同じポリ材で成立している顔料という意味です。  画材として合成化合物が使われ始めたのは、早くもメキシコの壁画創作運動です。  という事は、アクリルガッシュは、当初壁画を製作する目的で作られ始めた訳です。建築壁面の特殊な凹凸のある支持面にとってアクリルガッシュ以外の絵の具は、とてもふっ都合です。場合によっては雨天に晒され、場合によっては日に晒されます。天候や温度でひび割れる油彩、厚塗りできないテンペラ、紙面の様に壁面に染みるはずのない水彩。どれを取っても公共建築物、外壁等の壁画に向かないものばかりです。アクリルガッシュの登場は、『天候や支持面にほとんど左右されない、固着したら化学反応を起こさないアクシデントに強い絵の具』の待望をかなえる形で登場しました。  不透明水彩絵の具に対して水彩の暈し透かしも使用可。透かした下面が固着面であれば混じりあう必要も心配もなく積層を創れる。固着面を用いてマチエールも創れる。かつその総てが乾燥したら、一切の化学変化をしない。そういうとても柔和な材料です。表層のみが固着した状態で見た目には判り難い内部固着の成否も、結局は速乾性という基本理念に変わりは無いので、絵の具の厚さ×乾燥時間という状態になるかもしれない。しかし、表層の固着が内部の水分蒸発を大幅に遅らせる単位のものであるのなら、分厚いマチエールやモデリング面をもつ支持面の乾燥には1日を費やした方が良い。  ガッシュは基本的に固着を待ちつつ塗るものにある。水分の蒸発にしろ乾燥にしろ、porymerから水分が抜けたと同時に固着する。固着による反応が厚塗りの質量を減らすものなので、 (アクリル-水分=固着面)の質量なので、固着前から水分の面積がそっくり無くなった状態のものになる。  平塗りのベスト比率は、アクリル8割・水2割です。 単量と重合体の皮切りおよび分別の差異はとても微妙ですが、同色素で粒子数が異なれば重合体ではなかろうかと思います。僕の感覚にはそういう実感があります。粒子の分子数に差異が在れば、固着時の強度や、テクスチャー質に厳密にはかかわるので、粒子の粒差でも単量~重合になると思います。  粒子の分子数の異なる同色が存在するのかどうか、というところはありますが、結局メーカーによって分子数が異なれば、粒子に差が生じ、同色重合もポリマー化するという意見です。アクリル酸とメタリクル酸から生成されるアクリルガッシュは、水溶性であり、速乾性でもあり乾いた状態は非水溶性であり、強固であるという、研究しつくされた媒質である。 画材としてのアクリルガッシュの発達の根本理由は、社会的必要性に促されたものであった。1920年代、ラテンアメリカ(特にメキシコ)で、有名なオロスコ(1883)~(1949)リベーラ(1886)~(1957)を含む画家グループが公共建築物の壁面に絵を描き、保持しようとして案を発したのがきっかけでした。ということは、アクリルガッシュという素材は元来『建築』という枠組みといっても過言でない、「対公共建築物用強力謐沺廚覆里任后」 というのも油彩がこういう条件下では非常に長持ちしづらくなっていて、大きな壁面に描くには不適当と解りました。「乾きが速く、かつ気象条件が変わっても安定した性質の絵の具」を求めていました。実際、彼等は当時既に工業分野では存在したが、顔料の展色剤としてはまだ開発されていない。ある物質、すなわちプラスティック樹脂が求められていました。成型プラスティックは家庭用品に求められていました。パースペbクス椶燭魯廛譽⑤轡哀薀考冑覆箸靴椴鷦屬簇・垉,妊・薀垢紡紊錣襦岼汰瓦瞥冑福廚箸靴突僂い蕕譴討い拭」 画材の重要リサーチが開始され適当な媒質を開発する事に注力が注がれたのも見逃せない事実である。 顔料というのは多少のバリエーションはあるが、基本的には総て同じ。新しくなったのは、顔料を結合するに同じ、ポリマー(重合体)を用いる事である。『ポリマー』という言葉は同一の小さな分子を繋いでより大きな分子に変化させる事ができる〔接合分子〕である。 もう一つの用法が、出来上がった絵の具にグロスポリマーを重ね塗りして作品を防護状態で完成させるのは、結構画面を扱う人間が皆やる行為である。支持体にもよる話ですが、やはり公共物の壁面、シャツの表、背面、看板等、様々なところに『絵』は存在する訳で、そういった場合に一概に透明アクリルボードや額装ができる画面ばかりでは無い、というのが実情で、そういった様々なシチュエーションの為にも「防護材としてのポリマー」を扱う必要性があります。このような役割と応用性を備えたのがこの「ポリマー(重合体)」 という媒質です。 科学構造によって完全燃焼できるような多孔質膜が形成されるこの絵の具は酸化、還元にも強く、絵の具の各層が互いに下の層と接着し、殆どはがせないものになっている。 1930年代半ばに、ニューヨークのシケーロス工房に新しい方式を試み、美術家と科学者の密接な関係が作られた。多くの興味深い壁画や絵画が制作され、その一部はWPA(公共事業推進局)という機関によるものであった。しかし、これはほんの始まりにすぎなかった。 実験はアメリカ合衆国で続けられ、画家達は、新しい画材での可能性が、外壁の為だけに留まるものでない事を改めて認識し始めた。 実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。1945年にはもう一つの工房、メキシコシティーの国立工芸研究所が活動を開始し、美術家も学生もアクリルを使うようになり、研究所自体の壁画にもいくつかの興味深い壁画が置かれた。1950年代には、アメリカ合衆国で続けられ、画家達は新しい画材の可能性が外壁の為に留まるものでないことを認識し始めた。実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。アクリルガッシュ=合成樹脂で顔料を結合する樹脂の事 アクリルガッシュの発達理由=公共建築の壁面に描くに足る、長持ちする強固な画材需要 具体的な要求=速乾性、安定性質の絵の具 アクリルガッシュの最初の活躍の場=工業分野 ポリマー=重合体 「PVA」=ポリビニールアセテート 成型プラスティック=飛行機や列車のガラスの代用 アクリルガッシュ=アクリル酸+メタリクル酸

(アクリルガッシュの特質)    水溶性であるが、一旦乾くと一切の科学変化が起こらない  塗り潰した支持面に更に絵の具を加える事ができる  科学構造によって完全蒸発できるような多孔質の膜が形成される 下地剤 レジンサンド   = 粒子が重合されており、砂目に見えるので、レジン(サンド=砂。)砂では無い。樹脂の粒子でできている。 マットバーニッシュ    =マット質のメディウム。落ち着いた感のある作品を生む人はこのメディウムを好む。光沢と相反する。 セラミックスタッコ     = 粘りと腰のある、材料。マット質で、かつ強く、柔らかい。 ホワイトオペークフレーク= 白い小さな皿盤状の殻が重合されたメディウム。テクスチャーは独特。 ブレンデッドファイバー = 筋目状の媒体が重合されたメディウム。 モデリングペースト   = モデリングという、マチエール塑形術の為の下地剤。 ライトモデリングペースト=上記の形質版。とても厚いマチエールが塑形したい時、重量を伴わないこの下地剤を用いる。 ジェッソ          =  固着するとあらゆる媒質をのせる事ができる下地剤。 カラージェッソ      =  上記の混色重合体。 メディウム        =  標準下地剤。 マットメディウム    =  上記マット質。 ジェルメディウム   =  ジェル質。 グロスポリマーメディウム=グロス光沢質。  このように様々な種類の下地剤が存在し、アクリルガッシュの絵画を描く下地としての裏づけになります。強固で個性の強いものばかりですが、一つの共通点、根幹は、科学的希釈に基づいて考察、熟慮使用する事によってその特質を魅力として輝かすという事です。技術の介在によっても、科学的希釈によっても、その魅力は倍加されます。  しかし、注意しなければならない事がひとつあります。その強固で固着を何層も保有できる特性に甘えて、何層も塗布為直す間抜をやらかす事を。予定が頭の中に思い描かれ、その裏打ちを閃きで深くし、技術的な知識で保証付ける。それが正しい利用方法で、その特性を生かした何層もの段階固着を利用した、積層術と視覚を利用した行動と、テクスチャのモデリング塑形の可能性にこそガッシュの意義があり、固着の層にも意味合いがそこで生じます。混色には必ず大きなナイフを用いて混色時間を要すテクスチャですが、正しき解釈における効果は絶大で、手間を省き、かつ次のかけるべき手間を促しもします。


塗布から固着

 絵の具は色を発生する成分(色素)と、固着させる成分(展色剤)から成立します。色素は、顔料と染料に大きく分けられます。 作品の保存性を重視する絵の具にはほとんど顔料が用いられます。一部の発色を重視したインク類に、染料系の製品もありますが、光に対しての安定性は、顔料系には劣ります。アクリルガッシュも樹脂と顔料の重合体で生成されており、かつ固着時の強度を目的に研究開発された媒体なので、塗布も固着もとてもしやすいです。

絵具=色素(発色分)+展色剤(定着部分) 色を発色する役割の質料、(顔料)と、固着に一役買う役割の剤(展色剤)。 重合体(ポリマー)=単量体monomer(モノマー)+単量体monomer(モノマー)     

という公式がアクリルの固着関連の成分になる。粒子と粒子が噛み合う重合固着を成すだけでも強固になる固着ですが、(そういう意味でも混色を重ねると固着時に下地が強くなる。) 展色剤には固着のタイプがいくつか存在するが、アクリルガッシュは蒸発重合型に属する。 2) 蒸発重合型  展色剤の樹脂類が溶剤の蒸発とともに重合反応を起こす事。アクリルガッシュ=水とともに塗布し、水が乾くと混ざり合い、重合する。)ちょっと難しい反応は、アクリル樹脂の混色塗布の化学反応。水分と樹脂を両方同時に塗布した場合、水分が乾いたら同時に樹脂同士が絡み合い、重合体となる。その反応は結果的に固着を一層強め、物体の粒子同士が強く噛み合う反応にもなり、強固さをコンセプトにしたアクリルガッシュの、願っても無い利用方法になる。

 水分の蒸発=固着という同時性を持つ、短時間実技にも重宝される速乾剤としても有名なアクリルガッシュの固着は、蒸発重合型です。理由は、水分が蒸発したと同時に重合が始まるから。 中級者以上の悩み、「感情の波と固着タイミングが同調しない」という厄介さも、ガッシュには無い分、思う様時間を掛ける事が可能です。







画調  絵画には画調が存在します。その絵の描かれ様の個性によって、分類されたものです。

ポリプティック           屏風画 連作絵画         ジャクスタポーズ         並列画 連続画        コラージュ             紙片体接合画           アッサンブラージュ        立体物構成画              スキアグラフィア         陰影画                    デックファーベンモレリー    不透明画              カリカチュア            風刺画          ナチュールモート         静物画        インスタレーション        設置画     グリザイユ             単色画 ポリクローム            多色画 ポートリアル            写実肖像画 ポートレイト            肖像画    要約してもこれだけの画調が存在し、これをガッシュの独特の柔軟性で飲み込んで行くと、絵画の中においてもなかなかの風合いが表出します。  この中で、ポリプティック(polyptyques)=屏風画、連作絵画をピックアップして分析希釈します。

連作絵画制作方法(poryptyques)=屏風画、連作絵画について

 制作の為には、画家はイメージを膨らませて、かつ分割する必要がある。それぞれの支持面に課した主題を分類し、それぞれの人物を分離させ、そしてそのそれぞれの行為を位階付ける必要がある。そしてその中央の板は当然見る者の目を一番ひきつけるから、主題も総ての中で一番重要かつ、一番大きなサイズに制定しないといけません。それがポリプティックスという連作絵画のなかでの成功の秘訣です。  「polyptycues」 =現代絵画においては連作絵画の俗語、ルネッサンスにおいてはギリシア語で「屏風状の祭壇画」という意味。 Polus = 沢山の Puktos = (折りたたんで)の意  この様に、絵画の画調には方法とその在り様を示した名称意義があります。 Nature morte =nature (自然)morte=(静物) にしてもそういう事が言える。


「ジャクスタポーズ」=並列画。並列画に、同一のエスキースで括り、同一視できる状態にして、リプレゼンテーション(再表現)によって、違った作風を生み出す。これによって、「ジャクスタポーズリプレゼンテート」 が作品化できる。画調と仕様の風合いを掴み、マッチしている決め事同士を応用する事が、この混合画調を見出す。

技術と道具(tecnique and tool)

スパッタリング         スパッターブラシと網を用いた絵の具の飛沫を粉のように飛ばす技術。 マスキング           マスキングテープを使った、アウトラインや、切り抜き面をカバーする技術。塗布後保護紙を剥がす。そして、そのカバーリングの技術を応用して、様々な効果を生む。 ステンシル           マスキングと併用し、支持面の一部を意図的にカバーする技術。塑形物には使用不可。 ドリッピング           筆先の絵の具を支持面に振り落としたり、支持面に向かって振り払う。面相による細書きや、積層技術、グラデーションで色相を分け、ドリッピングで積層させた後、描きこんだり、ステンシルで囲って「ドリップ面」を用いたりしたら、とても動勢を持つ。単体で漠然と使っても、何の役にも立たない。

マーブリング          ガッシュの水紋を紙に写す技術。実は、余り「絵画という絵画」には答えてくれない。色によって模様にも様々なものを連想させる。 ハッチング           支持面を引っかく行為。あらかじめ下地を積層固着させておいて、下地をハッチによって表出させるのも手。 クロスハッチング       ハッチングを異色にして交錯させ、色彩を鮮やかにする方法。この技術で描かれた絵画は、寓話的でかつ虹のように鮮やかになる。 ブラシストローク        刷毛や平筆の跡を支持面に思い切り振り残す技術。残った形は動勢(ムーブマン)をとても主張する。 ドライブラッシュストローク 水分を含ませない、擦れた絵の具の筆跡を残す。細かな調整を行える。塑形したマチエールを表出させるにはもってこいの技術になる。マット質と噛み合う。 モデリング          マチエールを意図的に塑形する術。自身の好みの形に、マチエールをコントロールする。 マチエール          絵の具を、自分に対して自然な感覚で盛り込む。モデリングのように操作をしない。                 アクションペインティング あらゆる画材を用いて、動勢を限りなく表現する技術。媒質に拘らず、支持面に勢いをぶつける技術を介在させるのが難しい画法。 ポワリング          絵の具を「垂らす」 技術。ドリッピングは「振り当てる」技術。正確性を重視した絵画には向かない。

この技術体系には、先人が生んだ、大した意義の無いものもある。しかし、それに研鑽を加え、意義をかさねる事に研究生の喚起点が存在する。  さらには応用的な混合解釈による技術もある。  単量ひとつにしても公式でその差異を表示され、分別されています。なので、公式がひとつでも異なるもの同士の混色はポリマー(重合体)といえます。  グロスポリマー等、製品の時点で重合体の媒質も存在します。 道具

刷毛 筆      (大小号数) フラット   (平) フィルバート(平突) ラウンド   (丸) ファン    (扇) 面相 ローラー ナイフ 鉄ベラ マスキングテープ スパッターブラシ スクレープナイフ












このほかにも、支持面に向かう時の気持ちが作用する方法に成ります。

検討しよう。きっと無検討を凌ぐ。 研鑽せよ支持面の中。模索しよう。身につけた技術をあっという間に惰性に変えて、次の技術を当然のように習得し。 伝えたい事を要約してしまうな。トランスする。そして、緻密に扱う。 今そこにある物質に無駄なく応じる。 媒質を触っているからといって、絵を描いているわけではない。両手を膝に置き、どうするか思索する事も描いていると言える。 技術を持つ事、知識を持つ事に衒いを感じるな。意味が無い。 感性も、技術も大事にしろ。その天秤が調和良くあって初めて作品は輝く。 習わぬ教を読み、教も習え。 習い、かつ慣れろ。 拘れ。凄く瑣末な支持面の端にも。それが緻密という事。 芸術であり、科学であり、公式であり、具体的検討や、予定であれ。 混色以外は措かない。厳密に言うと、自分の望みではないはず。 下地の時点でもう、3段階、4段階の予定を組んでおく。

媒質、技術、道具、歴史、運動との関連性、社会の流れの中でのイズムの発生、画材の発明理由。その他を暗記し、研究に至ったら今度は自己の絵画の風合いと自身との誓い。そこにウエイトを置く。  その後は研鑚に身を任すなら画家。作家。文章に秀でれば小説家。筆に秀でれば画家。応用に秀でれば個性を伸ばす。根を詰めたくば基本を煮詰める。学術、学識と、出来上がった媒質の組み合わせ方や展示、技術よりも目につく個性が際立てば現代美術、黄金率で構図を構成し、技術の組み合わせに長け、「3つ以上の技術の構成をひとつの画面空間に入れれる」や、「手や体の各部位を総て美術解剖学として熟知、

         そして、それを一つとして悪用しない自己決心。

 それができたら良いなあ、と思う。 アクリルガッシュがアクリル酸とメタリクル酸から生成されていて、公共建築用に発明された強固な絵の具であり、速乾性で一度乾くと一切の科学変化を受け付けないというのが基本である事は心に留めています。という事実から割り出せるガッシュの根本的使用方法は、「積層して出来る技法の活用」にあると感じました。どうしてかというと、透き通った感じが欲しいのなら、透明水彩のほうがレベルの高い媒質と感じます。と、いう事は、速乾性不透明水彩は重ね塗りのできる媒質性を生かした、積層をするのが一番の根本と感じました。積層された地塗りのう上にできる、透明な質は、また違う感触を醸すはず。重合体=テクスチャー等に扱うこの地塗り剤も、アクリルのこうした性質に救われている一面があります。こういう絵の具の感覚が逐次重要で、一見まぐれのような技術にも、実は媒質の特性をいかんなく生かした計算が見られます。

 絵画や塗料において、顔料を固着させる性質を含有するもの、すなわち絵の具を練るのに用いるメディウムの類、油脂、樹脂、ろう、各種のたんぱく質など総てこの章に含まれる。  接着剤は画用に用いるものに限られ、一般的なものは含まれない。 油彩のうち揮発性油に分類されるものは希釈剤、溶剤という括りで説明される。  ちなみに、DUO=デュオというメーカーから、アクリルとの混彩可能な油彩が含まれている。

研究は、「環境の良さ」「周囲の学識の高さ」に引っ張られる処もあります。なので、良質な勉強には良質な環境が重要だと思います。美術をやる人、そうでない人に関わらず、良くも悪くも【朱に交われば赤くなる】というのがあるので、良い環境に足を運ばせてもらい、最大限気を使い、その場で長く勉強するが1番の幸いだと感じます。  僕もそうしてこの勉強量を手にしました。自分ではなんもやっとらんです。

色面の少ない平面構成は性格上、配色が一番の見せ場です。そういう観点からこうやって配色を研究してみました。進行中です。 アクリルガッシュ=合成樹脂で顔料を結合する樹脂の事 アクリルガッシュの発達理由=公共建築の壁面に描くに足る、長持ちする強固な画材需要 具体的な要求=速乾性、安定性質の絵の具 アクリルガッシュの最初の活躍の場=工業分野 ポリマー=重合体 「PVA」=ポリビニールアセテート 成型プラスティック=飛行機や列車のガラスの代用 アクリルガッシュ=アクリル酸+メタリクル酸

(アクリルガッシュの特質)  水溶性であるが、一旦乾くと一切の科学変化が起こらない  塗り潰した支持面に更に絵の具を加える事ができる  科学構造によって完全蒸発できるような多孔質の膜が形成される  酸化や還元にも強い。 Acrylic rezins アクリル樹脂 Synthetic resins  合成樹脂 Vinyl rezins    ビニル樹脂  Amber       琥珀 Albmen       アルブミン アクリル酸+メタリクル酸+メチルメタアクリレート=アクリルガッシュ アクリル酸  CH²=CH:COOH メタリクル酸 CH:C(CH³)COOH メチルメタアクリレート 沸点100.3℃ Guache history アクリル酸とメタリクル酸から生成されるアクリルガッシュは、水溶性であり、速乾性でもあり乾いた状態は非水溶性であり、強固であるという、研究しつくされた媒質である。 画材としてのアクリルガッシュの発達の根本理由は、社会的必要性に促されたものであった。1920年代、ラテンアメリカ(特にメキシコ)で、有名なオロスコ(1883)~(1949)リベーラ(1886)~(1957)を含む画家グループが公共建築物の壁面に絵を描き、保持しようとして案を発したのがきっかけでした。ということは、アクリルガッシュという素材は元来『建築』という枠組みといっても過言でない、「対公共建築物用強力」なのです。 というのも油彩がこういう条件下では非常に長持ちしづらくなっていて、大きな壁面に描くには不適当と解りました。「乾きが速く、かつ気象条件が変わっても安定した性質の絵の具」を求めていました。実際、彼等は当時既に工業分野では存在したが、顔料の展色剤としてはまだ開発されていない。ある物質、すなわちプラスティック樹脂が求められていました。成型プラスティックは家庭用品に求められていました。パースペbクス椶燭魯廛譽⑤轡哀薀考冑覆箸靴椴鷦屬簇・垉,妊・薀垢紡紊錣襦岼汰瓦瞥冑福廚箸靴突僂い蕕譴討い拭」 画材の重要リサーチが開始され適当な媒質を開発する事に注力が注がれたのも見逃せない事実である。 顔料というのは多少のバリエーションはあるが、基本的には総て同じ。新しくなったのは、顔料を結合するに同じ、ポリマー(重合体)を用いる事である。『ポリマー』という言葉は同一の小さな分子を繋いでより大きな分子に変化させる事ができる〔接合分子〕である。 もう一つの用法が、出来上がった絵の具にグロスポリマーを重ね塗りして作品を防護状態で完成させるのは、結構画面を扱う人間が皆やる行為である。支持体にもよる話ですが、やはり公共物の壁面、シャツの表、背面、看板等、様々なところに『絵』は存在する訳で、そういった場合に一概に透明アクリルボードや額装ができる画面ばかりでは無い、というのが実情で、そういった様々なシチュエーションの為にも「防護材としてのポリマー」を扱う必要性があります。このような役割と応用性を備えたのがこの「ポリマー(重合体)」 という媒質です。 科学構造によって完全燃焼できるような多孔質膜が形成されるこの絵の具は酸化、還元にも強く、絵の具の各層が互いに下の層と接着し、殆どはがせないものになっている。 1930年代半ばに、ニューヨークのシケーロス工房に新しい方式を試み、美術家と科学者の密接な関係が作られた。多くの興味深い壁画や絵画が制作され、その一部はWPA(公共事業推進局)という機関によるものであった。しかし、これはほんの始まりにすぎなかった。 実験はアメリカ合衆国で続けられ、画家達は、新しい画材での可能性が、外壁の為だけに留まるものでない事を改めて認識し始めた。 実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。1945年にはもう一つの工房、メキシコシティーの国立工芸研究所が活動を開始し、美術家も学生もアクリルを使うようになり、研究所自体の壁画にもいくつかの興味深い壁画が置かれた。1950年代には、アメリカ合衆国で続けられ、画家達は新しい画材の可能性が外壁の為に留まるものでないことを認識し始めた。実験室のテストは上首尾で、科学者達はほぼ安定したものを開発できそうであった。  

  一方でポリアクリル樹脂は近年開発されたものである。ネハーがこの系列に属する科学製品の発達概説を彼の説によればこの樹脂の工業化はダームシュタットのオットーレーンの手で成された。科学的には(vinyl rezins)ビニル樹脂と密接な関係にある    CH²=CH-基を有している固体の重合は、アクリル酸とメタリクル酸から創る。これら「酸類のエステル」 は、それ自体でも十分に有用になる。  絵画表現は、コピー印刷のように一度に仕上げられるものではありません。ワンストロークを繰り返して構築していきます。一筆のストロークをイメージしてみてください。トーンの幅も運動方向も普段、鉛筆で文字を書いているのと何ら変わりありません。ダ・ヴィンチもルーベンスのデッサンも、これと共通する一筆一筆で構築されているわけですから、描く技術面においては、意欲と目標さえしっかりしていれば、どなたでも驚くほどの上達が見込めます。 といいつつも「実際に絵を描いてみると、とても難しい」と感じるのは、その都度の描画行為、その目的が定まっていないこと、それによって指先に指示する情報も不明確になっているからです。指先は作者に従順です。ですから作者から指先へと伝えられる指示内容が明確であれば、ペン先も、それに従います。それでも目的に則さない場合、うまく行かないときは、それ自体が具体性の高い練習課題ですので、ひとつずつ解決して行くことでステップアップにつながります。 描画行為の一連の運動は、“頭脳⇔手⇔画面”となります。高橋メソッド教則本では、これを[トライアングル プロセス]と呼んでいます。頭脳とは、いわばハードディスクのようなものです。  そして手はプリンター。たとえ皆さんが優れたパソコンであっても、ソフトがインストールされていなければ、機能を発揮することはできません。高橋メソッドで提供する情報は、いわばこのソフトにあたるものです。とはいえ、クリックひとつですべての情報が入力できるものではありませんが、だからこそ不動の価値観と妙味があると思うのです。

 絵画技術は、複雑な自然科学にも共通する人間の手仕事です。具体的な情報を取り入れながら、絵画上の視力を養い、可能な限り技能を身に付け、そして、高橋メソッドの教則を通じて、近い将来のオリジナル制作の立脚点にしていただければ幸いです。




絵画専門単語 体質顔料 Inert Pigment レーキ顔料の体質、担体、基体 the basis, carriers, or substrates of lake pigments 隠ぺい力 hiding power 着色力 Tinting strength 増量剤 Extender 目止め priming、sizing 混和剤(混ぜ物)adulterant 耐光性 lightfastness、light resistance 練り板 Grinding srab 練り棒 Muller 木枠 Stretcher 透明性、透明度 trasparency ブルーイング Bloom Blooming ワニスなどの白濁化現象 不溶性の insoluble 微粒子の finely divided 半透明の semi-transparent 有機の oganic 無機の inoganic





絵画技術応用解釈  図像学(iconography)。語源はギリシア語の「イメージ」(eikon)と、記述できる(graphein)との組み合わせからできるもので、図像を記述する事と解釈する事ができます。図像記述学と美術に対する適応が、美術における図像学の勉強方法です。それではその適応方法について思考しましょう。  図像学については知識と技術が必要になりますが、特に挙げると、線遠近法との噛み合わせが大事になります。芸術を織り交ぜる形での図像学には必ず基礎に線遠近法が存在します。  図像学には、形象(zeigen)と、応物象形(インウーシャンシン)が良く合います。技術においての線遠近法と、応物象形は、重複技術を扱うにおいてとても効果的に複合できる2つの技術とも言える。技術の為の技術でなく、より互いをミックスさせ、リアリティーを混在によって倍加させるのが本当の技術同士の複合になる。線遠近法における立体にzeigen(形象)や、応物象形(インウーシャンシン)の技術力を織り交ぜると、お互いのリアリティーを助長させる事が出来る。  応物象形(インウーシャンシン)を用いる用いて応物象形をする場合においては、勉学として役立ち、更には絵画として成立するという方法論がもっとも望ましく、且つ造型物を象徴としてどう形成するのかが世界観形成(背景)においても影響し、人間の価値観全般に同一の迫力として通用していく。かつそれが、唯のテクスチャー止まりにならず、リアリティーを持って足を踏み入れれる世界と同様にあるかどうかが決め手になる。  Zeigen(形象)のリアルが作用するのは、その一点。実際のリアルと同義する技術的ポイントを探す。写実世界観を織り成す。且つそれはリアリティーを伴うものでなくてはならない。技術の為に技術を用いず、画術であり世界を構築するリアルの拡大に繋げる。その行為が真のkunstverhalten(芸術態度)に繋がる。  Zeigen(形象)を、芸術的感性(aesthetika)によっていかに構成(noema)するかが肝心な要素になります。細密描写によってzeigenを確実に具現化させる。マチエール塑形術によって、モデリングを精密に行いつつも、技術感性としてダイナミックに扱う部分も必要になる。この、三段階固着~形象~技術行使~細密描写によって象徴を形成する技術、それは(大きく扱う技術から、小さく扱う技術への変化)としてのデッサン力と、予定能力。ダイナミックで感性学ある技術と、塑形の時点で、技術力溢れる造形と、それを補うのでなく、倍加させるリアリティーある細密描写力を象徴に絡ませる。塑形絵画の極点とはその「形状のリアル」と、「描写のリアル」を一つにする。これが応物塑形体絵画=マチエール塑形と描写を一つのリアリティーある魅力に変える。 塑形した物質としてのマチエール塑形術に、上手にフロッタージュを重ねる事も出来る。フロッタージュ式にマチエールを浮き彫りにして、描写によってその二つを浮き彫りにする。更にその上から描写を重ねる。次に扱う技術をあらかじめ想定した応物象形を造型する。塑形の次に扱う技術によって磯鶏状態をよりコントロールする事も出来る。技術の表象と、その下地を支える造型によって、三段階の技術構成によって、既存の「平面構成」を、「応物構成」たらしめる。


 絵画技術の内実、特に祖形術においての応用性の幅の広さはかくも良い。その理由は、キーワードになる。  ある技術のテクスチャーをAとするならば、そのテクスチャーAと全く同様の祖形状態の背景を、技術の上での転換論として捕らえる。すると、技術Aと同様の塑形状態Aは、形として同様であるが故、その物を喚起させる事が出来る。モチーフが存在する状態で絵画を飾る事が出来る場合、この祖形論はとても役立つ。  同様の技術論を捕らえる。しかし、ここで重要な事実にぶち当たる。絵画として成立していないと意味が分からなくなるので、「共通点を喚起させつつも、支持体に引っ付く一つの固形物としての祖形状態も美しく保たねばいけない。」  技術の上で考えると、同じ祖形をするだけで良いが、その 相互の独立性を絵画として考えるならば、技術の上を行く互いの独立性を意識しなければいけない。塑形術とは、そういう理論の基成り立つ、いわば支持面固着造形物なのだ。    技術を覚えたいという感覚も立派な感性の一つであるのが当然なのだ。技術には感動がないとか、技術には人間の感性を殺ぐ何かが存在すると言うが、それは出鱈目だ。  技術を披露したいという意思自体が、人間の心になる。よって応用技術を煮詰める。  技術には人間の本質を煮詰める能力がある。技術の継続。同じ技術の継続には、その物事に従事する能力があるかどうかが求められる。そのバロメーターとして技術の為の技術も存在する。グラデーションを延々描く行為の裏にはそういう精神的裏打ちが存在する。    技術応用例「混合技術」

コラージュ+コピーアート (コポイオサスペンティング) モデリング+フロッタージュ&描写 ステンシル+ドリッピング (ステンシルドリップ) マチエール+クロスハッチ スクレープ+モデリング コピーアート+ブラッシュストローク モデリング+ドライブラッシュ   技術のかみ合せ 想像力によって、技術の近似値を見る。発想力によって、技術と実物をリアルかつ想像力豊かにつむぐ。 髪の毛=ドリッピング 石の箱=レジンサンド、ナチュラルサンド

等、テクスチャーと実際の物質を「8割の真実」として技術と紡ぐ。技術としての実物と、また違う、発想による8割の近似値を創る。それが技術と絵画の掛け橋になる。一見無駄な事の繰り返しが、重要性を帯びる。           最後には。

 良い意味での報いを受ける事になる。技術にはそういう意図がある。    アクリルガッシュ応用技術

 アクリルガッシュが応用技術を孕む時、並々為らぬ表現の展開を望める事が明白である。人間の技術体系には思わぬ落とし穴が存在するが、アクリルガッシュにはその可能性が薄い。どうしてかというと、公共建築物対応媒質としてかなりの強度を保っているので、応用技術、混合技術など、強度、性質の問題と関わってくる技術体系にも勝る人間の技術にも弊害無く様々な併用が可能になると言う事だ。  技術と技術の併用術にこそ次の可能性を見出すのが絵画の技術の集積としての一面なのだが、技術としての技術、能力としての能力だけでなく、  「技術としての能力、芸術としての技術」が混合融和し、表出するのが技術の集大成としての絵画である。技術には沸点が存在し、絶対的に技術の向上の拍車を止める。技術には技術が上乗せしづらく、その技術同士が一つのリアルとして混在しえるのかどうかが及第点になるが、条件によっては融和し得る。技術には重要な難題も無く、美術には表現という可能性の無限性を見つめる必要が存在し、よって技術の向こうを見る必要が存在す。  よって、技術を超える必要が存在する。感性で技術を超えるのだ。感性を超える技術。その為に人は動く。  応物深遠研究  図像学(iconography)。語源はギリシア語の「イメージ」(eikon)と、記述できる(graphein)との組み合わせからできるもので、図像を記述する事と解釈する事ができます。図像記述学と美術に対する適応が、美術における図像学の勉強方法です。それではその適応方法について思考しましょう。  図像学については知識と技術が必要になりますが、特に挙げると、線遠近法との噛み合わせが大事になります。芸術を織り交ぜる形での図像学には必ず基礎に線遠近法が存在します。  図像学には、形象(zeigen)と、応物象形(インウーシャンシン)が良く合います。技術においての線遠近法と、応物象形は、重複技術を扱うにおいてとても効果的に複合できる2つの技術とも言える。技術の為の技術でなく、より互いをミックスさせ、リアリティーを混在によって倍加させるのが本当の技術同士の複合になる。線遠近法における立体にzeigen(形象)や、応物象形(インウーシャンシン)の技術力を織り交ぜると、お互いのリアリティーを助長させる事が出来る。  応物象形(インウーシャンシン)を用いる用いて応物象形をする場合においては、勉学として役立ち、更には絵画として成立するという方法論がもっとも望ましく、且つ造型物を象徴としてどう形成するのかが世界観形成(背景)においても影響し、人間の価値観全般に同一の迫力として通用していく。かつそれが、唯のテクスチャー止まりにならず、リアリティーを持って足を踏み入れれる世界と同様にあるかどうかが決め手になる。  Zeigen(形象)のリアルが作用するのは、その一点。実際のリアルと同義する技術的ポイントを探す。写実世界観を織り成す。且つそれはリアリティーを伴うものでなくてはならない。技術の為に技術を用いず、画術であり世界を構築するリアルの拡大に繋げる。その行為が真のkunstverhalten(芸術態度)に繋がる。  Zeigen(形象)を、芸術的感性(aesthetika)によっていかに構成(noema)するかが肝心な要素になります。細密描写によってzeigenを確実に具現化させる。マチエール塑形術によって、モデリングを精密に行いつつも、技術感性としてダイナミックに扱う部分も必要になる。この、三段階固着~形象~技術行使~細密描写によって象徴を形成する技術、それは(大きく扱う技術から、小さく扱う技術への変化)としてのデッサン力と、予定能力。ダイナミックで感性学ある技術と、塑形の時点で、技術力溢れる造形と、それを補うのでなく、倍加させるリアリティーある細密描写力を象徴に絡ませる。塑形絵画の極点とはその「形状のリアル」と、「描写のリアル」を一つにする。これが応物塑形体絵画=マチエール塑形と描写を一つのリアリティーある魅力に変える。 塑形した物質としてのマチエール塑形術に、上手にフロッタージュを重ねる事も出来る。フロッタージュ式にマチエールを浮き彫りにして、描写によってその二つを浮き彫りにする。更にその上から描写を重ねる。次に扱う技術をあらかじめ想定した応物象形を造型する。塑形の次に扱う技術によって磯鶏状態をよりコントロールする事も出来る。技術の表象と、その下地を支える造型によって、三段階の技術構成によって、既存の「平面構成」を、「応物構成」たらしめる。


 絵画技術の内実、特に祖形術においての応用性の幅の広さはかくも良い。その理由は、キーワードになる。  ある技術のテクスチャーをAとするならば、そのテクスチャーAと全く同様の祖形状態の背景を、技術の上での転換論として捕らえる。すると、技術Aと同様の塑形状態Aは、形として同様であるが故、その物を喚起させる事が出来る。モチーフが存在する状態で絵画を飾る事が出来る場合、この祖形論はとても役立つ。  同様の技術論を捕らえる。しかし、ここで重要な事実にぶち当たる。絵画として成立していないと意味が分からなくなるので、「共通点を喚起させつつも、支持体に引っ付く一つの固形物としての祖形状態も美しく保たねばいけない。」  技術の上で考えると、同じ祖形をするだけで良いが、その 相互の独立性を絵画として考えるならば、技術の上を行く互いの独立性を意識しなければいけない。塑形術とは、そういう理論の基成り立つ、いわば支持面固着造形物なのだ。 その塑形術の奥義として、塑形~祖形に進化する モデリング~マチエール~塑形~祖形~象形 「形」 、かたちとして物を見る力。凹凸と前進色、後退色の世界。にある技術。その内のあらゆる技術体系に目を向け、塑形によって形をつくり、祖形によって人を慈しみ、象形によって象徴を形成するに至る。                  技術が技術をうみ、混合させた事によって、    A+B=C理論で、全く違う技術体系が一つ出来上がる 。技術体系にはとても奥深さと、技術一つ一つに対する意味性が存在し、一つの単体として平等視できない。してはいけない。技術と技術を掛け合わせる妙においては特にそういう嫌いがある。

 技術の為の技術でなく、表現の為の技術と言う発想重視型自由志向は分かるが、「技術を知りつつも、発想が伸びやかで、表現も出来ている」という境地が存在しさえすれば、それがもっともベストな方法になる。技術は勉強。勉強は熱意。勉強方法論を覚えたいという志の裏には、立派な動機がある。  「確かな物を他人に見せる」という義務感や、責任感の基作品を提出するという自己規律。その集大成が他人を感動に導く。

   技術を覚えたいという感覚も立派な感性の一つであるのが当然なのだ。技術には感動がないとか、技術には人間の感性を殺ぐ何かが存在すると言うが、それは出鱈目だ。  技術を披露したいという意思自体が、人間の心になる。よって応用技術を煮詰める。    技術には人間の本質を煮詰める能力がある。技術の継続。同じ技術の継続には、その物事に従事する能力があるかどうかが求められる。そのバロメーターとして技術の為の技術も存在する。グラデーションを延々描く行為の裏にはそういう精神的裏打ちが存在する。

 「技術+技術」  「応用技術」  「混合技術」    「心理+技術」  「計算+技術」  「異文化1画法+1理論の融和」  「Aの技術を最表象するBの技術」  「大胆な形象Aを緻密な表現に結びつける技術B」  画術を研鑽するにおいての技術体系には必ず法則性と、図像学的バランスを交えた内部構造がある。技術の為の美術、美術の為の技術がそこに見え隠れし、必ず互いに助け合う。図像学中にもgraphein=記述/ eikon=構想等の二つの重要要素が助け合い成立する。  一つ言える事は、ある失敗、偶然性のフォローの為の画術でなく、ある目的の元、正確な理解の元に描かれるのが本当の画術になる。


半立体祖形面に双曲線交差五点遠近法立体面を浮き彫りにしつつ通常の色面、実線を伴う平面構成部位をトレース、アクリルガッシュの水分蒸発固着成分の特性と強度を生かし、平面構成を不自然感無く半立体化する。  5点遠近法で表出する立体物を関連付けた人物の慈愛表現によって象徴を祖形する。  アクリルガッシュの軽質さと西洋性をもって見易く、慈愛と祖形によって深くテーマを持つ。  この絵画の中にあって生かされるのは、体に障害のある方々とか、心の深い人間とか、献身性ある人間に限定される。描く人間対象の慈愛が真摯で、深い程にnoemaは象徴と慈愛を持つ。モデルの方の人体に不遇による湾曲が生じていようと、双曲線交差辺が立体物がその不遇をかき消す。逆に象徴化する。形象構成体としての美化。そして、リアルを見つめる確かな描写。その対象、あらゆる対象に対する深い理解がありつつも、その現実が浮き彫りになる事が逆に象徴である。  人間というものの存在の誤りを、逆に肯定化する。障害というリアルも、不理解を理解に変える心が象徴を生み、平等化する。  基本的技術を際限なく煮詰めつつ、そこには、リアルと真実と現実の凄惨さもあり、自身の技術を疑う行為の繰り返しも存在し、さらにそこで出来るのは、感動。  偽りの努力には無い、感動を与ええうる。対象の人生における苦心が象徴化される事によって、象徴としてのアピールだけでなく、祖形物として、出来事を讃える。                                                      「技術が、回旋上昇し、融合する。その渦は表現したいという渇望からくる。」  感情を祖形する。構成物象形体感性学祖形=感性学を接点として事象Aと事象Bの螺旋体。 事象Aと事象Bを、感性で認識し、representasion(再表象)する事で、一つの違った事象Cを作り出す。   これは、基本ですら表象に過ぎない存在と化す。事象が理論としても技術としても通用する。 その公式)  事象A + 事象Bをaesthetika(感性学混同)する=新たな事象Cが象形される。                                               「本能感性美学」論 梅田 聡一郎   芸術学、美術理論、絵画技術を100%以上保有しつつも、技術に理論を絡ませ、理論に支えられた完全な技術で一つの象徴を祖形する方法を自分の美しき感情において生み出す。

 構成した象徴は、応物象形とデッサン力という中洋折衷基礎学に裏付けられる。リアリティーと真実味を伴いつつも、それがかえって愛ある象徴を生み出す。内臓がでていようとも、それすらも慈しみに昇化する。美的感性を保ちつつ同調することによってこの新論を紡ぎだす。 応物象形の定理  インウーシャンシン(応物象形)の定理とは、科学的に物質を構成しつつも、(liner perspective)で状態化する。質を応用し、物事の科学的な解釈、感性的な解釈の両側から絵画を祖形する技術にこそ真価がある。モデリング。絵画への祖形術+応物象形から象徴としての形成~これら2つをnoema(物質構成)する。これが応物構成体絵画。画面構成としての立体物と、祖形したモデリングとしての立体構成物の2重双曲が、立体と洋画の両局面を切り開く。突起物としてでなく、「表現する塑形物としてのモデリング、マチエールが、計画性のある構図の上に乗る事で、協奏曲を描く。  「宇宙を描かずして宇宙、美因子を見る事に真価が存在する。」  (structure)=構成という美しさを見失わず、象形としても成立させる。そして、応物象形=物に訴える形状再現能力=デッサン力を介在させる。象徴という曖昧なものを、平面構成とデッサン力を加え、細密描写によって説得力をも持たせる。  

一般解釈

 人間生活と、絵画は、当たり前のように似る。記述、ペン、鉛筆の使い方が上手い者は、絵筆(ぺ二シリウス)の使い方も上手になる事は人間の体にとって当たり前の事になる。日常生活で通常性を保っている人間が、皆と同じ動きを取る者、同じように生活する者が、描くにおいて皆に共感を抱かせる事が出来るのも当然になる。 記述とは、graphein(記述),とbuildresthureiung(構成構想記述),の二通りあり、グラフィックとして構成する、二次元空間での∧震鵡柔・を意識したものと、三次元空間における、∧・旅柔・を意識したものと解釈する。絵画に利用する価値としてそこにあるのは、∧歉擅、と、⇔・任腺。  確かな保証に基づいて描く前の「裏打ち」。その保証付けを、出来る限りしておく。それを buildresthureibung構成記述能力という。このbuildresthureibung構成記述と、einbuildungskraft構成構想と、profilli(輪郭確定描写)と、contrioni(内在、外在 特化)とを思考し、内在や外在の具体的また抽象的賞賛点と共に、その具体性の為に、輪郭や、構成に幾何学性、数列性、公理、比率を保持させる。それを記述や絵画として、構成という。そうしたとっかかりの殆どを、その相手の幅を広げる意義での解釈として位置付け、確定する。  *忘れてはいけない事=この当たりの解釈で描く者は、一枚の絵画で相手を変える事を可能にする。その絵画の正誤でなく、描く者同士だけの共有する物を相手に付きつける力によって。Tinting strengthとは、睥睨にあらず。相手と自身の心の支えを支える力や、心の障壁を打ち砕く力であるという。        言う事は重要だ。しかし、言い様を知らない人間にとって、言う事は不要だ。      要は、思いやり持って言う事だ。そして、

          自分に起こる事は、相手にも起こる。それが大事態であればあるほど。

          人間とはそういう生き物だ。

  個性などというものは、危険性を賛美するしか無い人間のしがない部分にある。   危険な人間は危険に感づくべきであり、危険な人間の危険を知った人間は、何とかしてそれを伝えよう          とする手段を練る。より良き人間であれば在るほど。

  杞憂は相手への罠に変わり 、熱意の数々に裏打ちされたより良き思いやりは正しければ相手に+になり、少し間違ったとしても、相手に安閑として伝わる。  *退けよ、偽の手がかりという愚鈍な睥睨を。心の眼で。その「始まりだからこその安閑」の中に半分メスを入れる、不作法。決めるのは、あくまでも君である。そして、君が決めるからこそ、真実が輝く。    それを知る者こそにおいて、上手下手とは、最も重要になる。



総合希釈 

自身の芸術学の真相とは、複合表現にあると感じます。その複合方法に、確かな心が篭っていて、かつ人間の学術も駆使したものであるという事。その芸術感より、確かな下地に基づいて、応用に基礎を重ね合わせ、総てを投入しつつも、その投入した要素の一つ一つが、完成度、手間暇、技術が介在している。それこそが・┣莪Α廚砲△襦・                。  美術の⊃翰・愿・μ漫廚・蕕い辰討癲・坩堕蠅奮┣茲妨・訛Δ琉堕蠅魑瓩瓩蕕譴覆ぁ・茲辰董△海糧・僂遼∥Г・④舛鵑版聴・気譴燭發里任覆い函・・僂燭蠅┐覆ぁ・瓦箸蓮△修海砲△襦K佑呂垢・覆・箸發修Δ靴討い④燭ぁ・茲辰董・堕蠕④繁∥Ю④猟未気譴審┣茲砲蓮・・燭螻阿譴箸いΔ發里・茲困劼箸弔睫気ぁ・蟯峅砲鬚・韻襪函□手間暇の足跡」が残り香として残り、鑑賞者はその⊆蟯峽笋梁㍉廖廚砲睇佞Ⅴ腓・Δ箸垢襦・・屬鬚・韻榛酩覆六・屬鬚・韻童・襦∋・屬鬚・韻討覆ず酩覆六・屬鬚・韻困妨・討靴泙Δ茲Δ雰晃・・△襦・茲辰董⊃粥畆蟯峅砲筏蚕僂繁∥Ю④梁申轍雕漾・・膸・砲覆襦0豌萍未涼罎法△匹譴世韻陵彖如・・瓠・蚕僉・亮韻鯣・・忘遒襪・・腓④ぬ簑蠅砲覆襦」 「総合芸術」という事事体が、ひとつひとつの技術の存在無くして成り立たない。という事は、総てにおいての美術体系を、一つのキャンバスに取りまとめる能力が必要になります。その能力はんとても特殊な応用能力に支えられて、初めて成立する事でしょう。総合芸術自体が、日々の美術に対する個人的研鑽です。 文化の違う芸術同士の技術の混合希釈は、窮めて困難です。その文化形態に合わない技術は、生み出されてない、あるいは淘汰されている。なので、長年の歴史によって抜群に体系化されている技術が混合希釈によって、さらにミックス丑餅される。それが混合芸術の成功、失敗の尺度になる。 モデリング総合希釈展開論   マチエール塑形術の展開に関して言うと、その塑形には、大事な成功の秘訣がある。 1)応物象形  象徴的塑形 2)形合わせ  モチーフに合った媒質選択 3)全体意識  画面全体の雰囲気を統一感ある状態にする為の技術 4)丁寧さ   塑形時の凹凸が目立つマチエールは、塑形の生む表現の質感や、大胆さをスポイルしない、且つ雑に見えないような、特殊な丁寧さを大事にする。 5)塑形が関係する描写 せっかくのマチエールも、全然関係ない描写をしてしまうと意味が無くなる。マチエールと噛み合う描写方法が最上の方法(theory of art)。

中国六画法

応物象形=インウーシャンシン        応物象形 物質を応用し、形を象徴せよ。 惰類賦彩=随類賦彩=スイレイフータイ    随類賦彩 彩する事を随一に高めよ。 骨法用筆=ウーファヨンビー         骨法用筆 我が骨繰る法が如くして筆も用いよ。 気韻生動=チーユーシャンドン        気韻生動 気品と生命感、動きを併せ持つ事。    経営位置=チンギンウェイツー        経営位置 絵画の位置即ち構図を導き出せ。 伝移模写=伝模移写=チャンイーモウシェ   伝移模写 伝えたい事が正確に伝わるよう模写せよ。 これら総てで画龍点睛=ホアロンデンジュン                十画法

気韻生動=チーユーシャンドン      気韻生動 気品と生命感、動きを併せ持つ事。 惰類賦彩=随類模写=スイレイフータイ  随類賦彩 彩する事を随一に高めよ。 骨法用筆=ウーファヨンビー       骨法用筆 わが骨繰る法が如くして筆も用いよ。 応物象形=インウーシャンシン      応物象形 物質を応用し、形を象徴せよ。 経営位置=チンギンウェイツー      経営位置 絵画の位置即ち構図を導き出せ。 伝移模写=伝模移写=チャンイーモウシェ 伝移模写 伝えたい事が正確に伝わるよう模写せよ。 真物臨写=チョンヲーリンシェ      その物に真に迫った臨場感ある描写をする  画図編述=ボアジョウフェンデュー    絵画構図を編集述解する。 写形純熟=シェウシンジョンヲー     模写をする心構えにおいて、純粋さを忘れず、かつ円熟した年            季を感じさせる。 画竜点睛=ボアロンデンジュン      画の六法に長けた上での気韻生動。その生動は、他の5法に裏打ちされ、気品を増す。 「10画」 気韻生動=チーユーシャンドン      気韻生動 気品と生命感、動きを併せ持つ事。 惰類賦彩=随類模写=スイレイフータイ  随類賦彩 彩する事を随一に高めよ。 骨法用筆=ウーファヨンビー       骨法用筆 わが骨繰る法が如くして筆も用いよ。 応物象形=インウーシャンシン      応物象形 物質を応用し、形を象徴せよ。 経営位置=チンギンウェイツー      経営位置 絵画の位置即ち構図を導き出せ。 伝移模写=伝模移写=チャンイーモウシェ 伝移模写 伝えたい事が正確に伝わるよう模写せよ。 真物臨写=その物に真に迫った臨場感ある描写をする  画図編述=絵画構図を編集述解する。 写形純熟=模写をする心構えにおいて、純粋さを忘れず、かつ円熟した年季を感じさせる。 気韻生動=画の六法に長けた上での気韻生動。その生動は、他の5法に裏打ちされ、気品を増す。 これら総てで画龍点睛=ホアロンデンジュン

応物新式 (双曲深遠=円空間として見通せ フランシスベーコン ) 菱形内区画湾曲空間希釈

5点遠近法でできた菱形の内径内空間を竜の眼にたとえる。歪ませたり、中心点にして消失点の位置を3次元的に「後ろに下げる。」引っ張られた空間は、湾曲とあいまって、3次元立法空間の超絶空間遠近法と化す。間違うと、パースがずれてるようにしか見えない。通常の遠近法の支柱が保証されてある状態を保持しつつ、「湾曲」、「深遠」によって図像を操作する。「双湾曲深遠空間」改め、 応物新式 双曲線使用~不使用選択 (双曲深遠=円空間として見通せ フランシスベーコン ) (画龍空間=交差線の中身のみ湾曲させよ 梅田聡一郎)   竜眼面内部自在湾曲画法 三点パースペクティブの回転対称性でできた図の中の、菱形の内部の絵柄のみを、パースを用いなかったり用いたりして、自在に湾曲させる。これによって、新しい世界観を生む絵が仕上がる。 (梅田聡一郎 新式要素) 双曲深遠 湾曲深遠 双曲辺立方体 HYPER BOLAPERSPECTIVE + LINER PERSPECTIVE=空間 折衷と分別 気韻生動によって、描かれる線と、動勢によって描かれる線には生命と動きに質の違いが生じると感じます。how to draw と骨法用筆にも多少違いがあり、筆の用法や気構えに対して、描画方法がhow to draw…。片方はその方法を説き、もう片方はその用法と精神論を説きます。両者の違いの分別を知りつつ、両者の共通項を見出すのならば、それは才気以上の何かであると感じます。  一つの線を最大限生かす背景は限られていて、中国希釈による描法と、西洋希釈による描法両方の線を生かせる案(エスキース)は、     「写実的な部分と、抽象的な部分を併せ持ったタイプの、色味が同調の絵画」のような気がします。

 (応物深遠研究)

 応物象形を、様々な観点から見てみる事にしました。物の形状、物質の特徴を媒質として扱う前に十分把握し、応用塑形する事によって確かな象徴を創り出す。そうした応物の反復によって塑形術に長け、絵が上手くなると同時に扱った媒質の特徴を深く知るにいたる。

(応物3法)

 立体編  物の形(塑形する媒質の特色)を表現として順応しつつも応用し、象徴として塑形する。巷にある、物体の破れた形 、曲がった形を美しく取りまとめる、その形に対して、確かな意味合いを持たせて立体象徴と化す芸術作品。

 絵画編  モデリング(塑形したマチエール)=(絵具+モデリングペースト)を、下地剤の媒質種と描きたい物、支持面に求める状態に応じて行う。心ある配慮をするかの如く知恵ある塑形をし、象徴化する。 (地塗り剤の特色を把握し、確かな塑形術によって物質を象徴化する。かつその絵画には技術と思いやりがある。)

日常編  生活の中、そこにある物質を最も効果的に用いたり、判りやすく配列したりする。日常の心構えとしての自己実現の象徴化である。





応物深遠研究  図像学(iconography)。語源はギリシア語の「イメージ」(eikon)と、記述できる(graphein)との組み合わせからできるもので、図像を記述する事と解釈する事ができます。図像記述学と美術に対する適応が、美術における図像学の勉強方法です。それではその適応方法について思考しましょう。  図像学については知識と技術が必要になりますが、特に挙げると、線遠近法との噛み合わせが大事になります。芸術を織り交ぜる形での図像学には必ず基礎に線遠近法が存在します。  図像学には、形象(zeigen)と、応物象形(インウーシャンシン)が良く合います。技術においての線遠近法と、応物象形は、重複技術を扱うにおいてとても効果的に複合できる2つの技術とも言える。技術の為の技術でなく、より互いをミックスさせ、リアリティーを混在によって倍加させるのが本当の技術同士の複合になる。線遠近法における立体にzeigen(形象)や、応物象形(インウーシャンシン)の技術力を織り交ぜると、お互いのリアリティーを助長させる事が出来る。  応物象形(インウーシャンシン)を用いる用いて応物象形をする場合においては、勉学として役立ち、更には絵画として成立するという方法論がもっとも望ましく、且つ造型物を象徴としてどう形成するのかが世界観形成(背景)においても影響し、人間の価値観全般に同一の迫力として通用していく。かつそれが、唯のテクスチャー止まりにならず、リアリティーを持って足を踏み入れれる世界と同様にあるかどうかが決め手になる。  Zeigen(形象)のリアルが作用するのは、その一点。実際のリアルと同義する技術的ポイントを探す。写実世界観を織り成す。且つそれはリアリティーを伴うものでなくてはならない。技術の為に技術を用いず、画術であり世界を構築するリアルの拡大に繋げる。その行為が真のkunstverhalten(芸術態度)に繋がる。  Zeigen(形象)を、芸術的感性(aesthetika)によっていかに構成(noema)するかが肝心な要素になります。細密描写によってzeigenを確実に具現化させる。マチエール塑形術によって、モデリングを精密に行いつつも、技術感性としてダイナミックに扱う部分も必要になる。この、三段階固着~形象~技術行使~細密描写によって象徴を形成する技術、それは(大きく扱う技術から、小さく扱う技術への変化)としてのデッサン力と、予定能力。ダイナミックで感性学ある技術と、塑形の時点で、技術力溢れる造形と、それを補うのでなく、倍加させるリアリティーある細密描写力を象徴に絡ませる。塑形絵画の極点とはその「形状のリアル」と、「描写のリアル」を一つにする。これが応物塑形体絵画=マチエール塑形と描写を一つのリアリティーある魅力に変える。 塑形した物質としてのマチエール塑形術に、上手にフロッタージュを重ねる事も出来る。フロッタージュ式にマチエールを浮き彫りにして、描写によってその二つを浮き彫りにする。更にその上から描写を重ねる。次に扱う技術をあらかじめ想定した応物象形を造型する。塑形の次に扱う技術によって磯鶏状態をよりコントロールする事も出来る。技術の表象と、その下地を支える造型によって、三段階の技術構成によって、既存の「平面構成」を、「応物構成」たらしめる。


 絵画技術の内実、特に祖形術においての応用性の幅の広さはかくも良い。その理由は、キーワードになる。  ある技術のテクスチャーをAとするならば、そのテクスチャーAと全く同様の祖形状態の背景を、技術の上での転換論として捕らえる。すると、技術Aと同様の塑形状態Aは、形として同様であるが故、その物を喚起させる事が出来る。モチーフが存在する状態で絵画を飾る事が出来る場合、この祖形論はとても役立つ。  同様の技術論を捕らえる。しかし、ここで重要な事実にぶち当たる。絵画として成立していないと意味が分からなくなるので、「共通点を喚起させつつも、支持体に引っ付く一つの固形物としての祖形状態も美しく保たねばいけない。」  技術の上で考えると、同じ祖形をするだけで良いが、その 相互の独立性を絵画として考えるならば、技術の上を行く互いの独立性を意識しなければいけない。塑形術とは、そういう理論の基成り立つ、いわば支持面固着造形物なのだ。 その塑形術の奥義として、塑形~祖形に進化する zeigenart =ゼイゲンアート形象画  事物の塑形象徴、形象画。zeigen=形象。

 とでも言いましょうか。 応物象形進化論 モデリング~マチエール~塑形~祖形~象形 「形」 、かたちとして物を見る力。凸の世界。にある技術。その内のあらゆる技術体系に目を向け、塑形によって形をつくり、祖形によって人を慈しみ、象形によって象徴を形成するに至る。                  「 応物象形=zeigenart 」

技術が技術をうみ、混合させた事によって、    A+B=C理論で、全く違う技術体系が一つ出来上がる 。技術体系にはとても奥深さと、技術一つ一つに対する意味性が存在し、一つの単体として平等視できない。してはいけない。技術と技術を掛け合わせる妙においては特にそういう嫌いがある。

 技術の為の技術でなく、表現の為の技術と言う発想重視型自由志向は分かるが、「技術を知りつつも、発想が伸びやかで、表現も出来ている」という境地が存在しさえすれば、それがもっともベストな方法になる。技術は勉強。勉強は熱意。勉強方法論を覚えたいという志の裏には、立派な動機がある。  「確かな物を他人に見せる」という義務感や、責任感の基作品を提出するという自己規律。その集大成が他人を感動に導く。

   技術を覚えたいという感覚も立派な感性の一つであるのが当然なのだ。技術には感動がないとか、技術には人間の感性を殺ぐ何かが存在すると言うが、それは出鱈目だ。  技術を披露したいという意思自体が、人間の心になる。よって応用技術を煮詰める。    技術には人間の本質を煮詰める能力がある。技術の継続。同じ技術の継続には、その物事に従事する能力があるかどうかが求められる。そのバロメーターとして技術の為の技術も存在する。グラデーションを延々描く行為の裏にはそういう精神的裏打ちが存在する。

 象形のベクトルが絵画に向けられる。応物象形、物の形を応用し、象徴を形成する。形成した象徴が、絵画の新しい塑形術を高める。

1) 塑形      塑形をする、という事。 2) 象形    モデリングについて考えつつ、応用について模索を行うという事。 3) 応物象形    物の形を応用しつつ、象徴を形成する事。=それを正しく実体化する事。            絵画においてはマチエールを利用したデッサン力、媒質を利用した形を、リアリティーに逆用する事。油絵なら油絵、アクリルならアクリル、その中で技術でいうならドライブラッシュならドライブラッシュ、モデリングならモデリング、ストロークならストロークで、もっとも描く対象物に合ったテクスチャー、描き込み、混合技術でもって対応する。その技術で象徴を形成する。それが応物象形。 4)技術の応物   モデリングを描き起こしたり、ステンシルをドリッピングしたり、デカルコマニーをハッチングで描き起こしたり、ステンシルドリップを更に筋目に描きこんだりする。技術と技術を掛け合わせ、新たなリアリティーを発見する。           注意事項ゥゥ・蚕傳舛筏蚕傳造蓮∨榲・乏悊濆腓辰討襪・福・という疑いを持つ。           表現として見事噛み合っているかが本当の問題になる。  5)応物祖形象徴  1)から4)までの応物象形概念を総て用いて、象徴性をもった祖形物を創る。            象徴として物自体が何かをアピールし、祖形としてなんらかの出来事と周囲を慈しむ。それが            応物祖形象徴体。  それを、どれだけの少ない要素でできるかが、藝術家の本質。




( 中国三遠5点遠近法図 )fivepointhypervola crosslinerperspective




学術用語

Geometry 幾何学 Somatology     生体学  Surface anatomy  体表解剖学 Artistic anatomy 美術解剖学 Iconography    図像学 Graphein     記述  Kunstwissenchaft 芸術学 Kunstverhalten  芸術態度 All germani kunstwissenchaft 一般芸術学 Kunst      芸術 Aesthetica    感性学 Noema      構象 Noesis      構象体 Zeigen      示形象 Flack      平形象 Geflecht 網状組織

Einbuildungskraft 形象構想構成能力  Buildleschreibung 形象記述能力 Golden valance geflecht 黄金分割網状組織


一つでも多くの形式に則る事。それが芸術態度。 そして、決定したら、二つと無い実力でもって描き起こす事。 思いやりなくして描けない描き方をする事。 模索している時点で、答えではない事。本当の答えは単純で、幾多のアイデアはその、昔からあるものを勘でしか知らず、片鱗を追っているに過ぎないという事。




絵画に可能な領域 実際成立しえない状態で物質を描ける。 成立しえない状態を正誤性を持って描き出せる。 絵の具という媒質性の魅力と、描いた物質自体の魅力をかみ合わせれる。 高度な技術で、あらゆる意味で状況を美化せしめれる。



                「中国三遠」=チュンゴアサンュエン         高遠 = カウュエン  高く見上げる     深遠 = サンデュエン 深く見通す     平遠 = ピンデュエン 平たく見回す

総合希釈

応物新式 双曲線使用~不使用選択 (双曲深遠=円空間として見通せ フランシスベーコン ) (画龍空間=交差線の中身のみ湾曲させよ 梅田聡一郎)   竜眼面内部自在湾曲画法 三点パースペクティブの回転対称性でできた図の中の、菱形の内部の絵柄のみを、パースを用いなかったり用いたりして、自在に湾曲させる。これによって、新しい世界観を生む絵が仕上がる。 (梅田聡一郎 新式要素) 双曲深遠 湾曲深遠 双曲辺立方体 HYPER BOLA PERSPECTIVE + LINER PERSPECTIVE=空間 折衷希釈 気韻生動=動勢(ムーブマン)動き、韻律(リズム)  惰類賦彩=色彩(カラーリング)  伝移模写=描写(ドローイング)  骨法用筆=筆技(ブラシテクニック)  応物象形=形象(モデリング・マチエール)  経営位置=構図(コンポジション)  中国には三遠(高遠)空高く見上げよ        (深遠)空間深く見透かせ        (平遠)地平線の向こうまで見通せ  という空間把握方法がある。 もうひとつ、MCエッシャーの回転対称性の法則と、 最後に3点パースペクティブ、そしてそこに 縦双曲線と横双曲線を十字に交差させた遠近法。 画六法は応物象形を、各パースぺクティブを統合する際に同化させた遠近法。 折衷と分別 気韻生動によって、描かれる線と、動勢によって描かれる線には生命と動きに質の違いが生じると感じます。how to draw と骨法用筆にも多少違いがあり、筆の用法や気構えに対して、描画方法がhow to draw…。片方はその方法を説き、もう片方はその用法と精神論を説きます。両者の違いの分別を知りつつ、両者の共通項を見出すのならば、それは才気以上の何かであると感じます。  一つの線を最大限生かす背景は限られていて、中国希釈による描法と、西洋希釈による描法両方の線を生かせる案(エスキース)は、     「写実的な部分と、抽象的な部分を併せ持ったタイプの、色味が同調の絵画」のような気がします。  描く業によってA物質の感傷とB質感の両方の近似値を求め、A物質の感傷の大きさが、realitatに拍車を掛ける事であり、B質感や物をきちんと序列立てて技術の重層で重ねられていることが、A感傷に拍車を掛ける。そして、一つの意識、心とテーマによって両輪は綺麗に纏まる。これぞ本当の写実意識にあると思われる。

画調

ポリプティック  =屏風画 ジャクスタポーズ =並列画 コラージュ    =紙片体構成画 アッサンブラージュ=立体物構成画 イコン      =宗教画 インスタレーション=設置象徴 スキアグラフィア =陰影画 ナトゥーラモルタ =静物画 ポリクローム   =多色画 グリザイユ    =単色画 デックファーベンモレリー=風景画 ポートリアル  =写実肖像画 ポートレイト  =肖像画 カリカチュア  =風刺画 ボデゴン    =厨房画


学術 技術体系

スクラッチ     =ナイフで削る(ひっかく)という行為のこと。 モデリング     =マチエールをキャンバスの上で塑型する。 ブラッシュストローク=筆跡を大きく残す。 ドライブラッシュ  =筆跡を残すかすれた筆跡を残す。水分0の絵の具を筆に置き、絵の具を落として筆に残った絵の具のみで筆跡を作る。 デカルコマニー   =絵の具の粘着力と(引き)を利用したマチエール塑型術。支持面ともうひとつの面の間の絵の具を挟み、開く行為。心理テストにある。 geometry =幾何学 kunstwisenchaft = 芸術学 somatology = 生体学 aesthetica = 感性学 surface anatomy = 体表解剖学 theory of art = 芸術理論 how to draw = 絵画技法


筆種

フィルバート(平尖) フラット  (平)  ラウンド  (丸)  ファン   (扇)  面相

アクリルガッシュの内容物

アクリル酸+メタリクル酸+メチルメタアクリレート=アクリルガッシュ 単量体=monomer(モノマー) 重合体=porymer(ポリマー) P V A =ポリビニールアセテート acrylic rezins = アクリル樹脂 synthetic rezins = 合成樹脂 vinyl rezins = ビニル樹脂

下地剤

ジェッソ        = 下地剤 カラージェッソ     = 混色済下地剤 モデリングペースト   = モデリング(マチエール塑型用下地剤) ライトモデリングペースト= モデリング(マチエール塑型用下地剤)軽質版 マットバーニッシュ   = 下地剤(マット質) レジンサンド      = 下地剤(砂質) ホワイトオペークフレーク= 下地剤(フレーク殻状) メディウム       = 下地剤 マットメディウム    = マット質 グロスポリマーメディウム= 光沢質重合下地剤




主題としての人間 美術解剖学  歴史と文化が異なる美術作品を我々が正しく鑑賞し、理解できるのは、そこに倫理的法則、解剖学的側面、内部構造を把握している裏が具体的努力の結晶として隠されているからです。  骨格の配列、筋肉のバランス、皮膚の表層、その他全てが把握及び表現された状態を、リアリティーとして鑑賞者は捉えます。そして、本来整っていない顔や体を絵画の中において整える事ができます。その知識、経験、理解済みの範囲が広いと、絵にする時の予定の綿密さも倍加されます。リアリティーや、色の範囲、回り込み、空間の範疇や奥行き、その他の決定もできると、図像が同一でも、絵の完成度が変わります。  美術解剖学とは、狭義では美術家の為の解剖学を意味します。  これは人体を描くための必要な知識(how to draw)を示します。広義では人体や動物の体表上に現れる特質さらに運動による変化なども研究の対象になります。  病理目的とは異なり、骨格、筋肉、腱、皮膚、などの形態や各部の構造の関係や形態上の特色を知る学問です。それは生体学(somatology)や、体表解剖学(surface anatomy)に近い意味を含んでいます。具体的な研究の内容は資料に列挙しました。  美術におけるこの解剖学的欲求は、ギリシア時代の男性裸体彫刻に形跡が見られます。しかし古代においては、生きたモデルを肉体の外部から眺めて人体の知識を得たに過ぎません。解剖学において最初はそういう見地から始まり、そして肉体の内部に触れる事が検討されました。  ルネッサンス期になると、イタリアで14世紀初めに死体解剖が始まります。(日本において罪人の腹を捌き、人体に触れました『松本喜三郎生人形』から)  解剖学の教科書も作成、内容、図解、においては美術家が関わり始めてきました。そして解剖学と遠近法を画家にとっても重要かつ基本的な知識であると述べていました。また、自らも遺体の解剖をし、膨大な数の解剖図を残しています。

 ひとつの絵を見て、解剖学的欲求のある分析が出来る場合と出来ない場

(分析済みの場合)

 人物画が美しい=筋肉の流れが美しく、調う構図にしている。=そしてその形状的裏打ちが知識としてある。

 (不可知)  人物画が美しい=何か良いけど、裏打ちの理由が分からない(客観性高・漠然としている)  この様に、観点にも多大な影響を与えるのがこの解剖学的希釈です。ルネッサンス画家は、解剖生理学とパースぺクティブによって黄金率を必ず画面に盛り込んだ絵画をなしている。(3者の画面中の割合は違えど、必ずこの基本的理念により人物を描き、次に中国三遠によって遠近法が整えられている)水の垂れた調子を描く時、実際の水を垂らしてみて描くのと、そうでない想像のみでは、『リアリティー』が段違いになる。媒質やモティーフを熟知した人間にしか不可能な描き込みによってその行為にも意味性が出てくる。 量と動き ムーブマン(動勢・運動・連動) 一場面しかピックアップできない事に対し、表現したい動きはとても難解。という場合、方向線、ストロークの方向等がとても印象や、動きの説明に一役買う。正中線とそのブレ、ルートを描きつける事によって、自動的に人間の想像力を喚起したり、知覚してもらえる事もできます。  回旋運動、伸縮緊張、弛緩、筋肉、骨格、体表解剖学の体表、等の知識があれば、骨や肉の方向線の位置が理解できます。 マッス=塊、量塊。         マス・コミュニケーション=大衆。(コミュニケーションを取る集団という塊)多量の纏まった物体の集まりを示すのがこの語「マッス」です。マッスとは、画面の中の相当量の光・色・影の集まりを意味します。群衆や森の集合、総体をマッスとも言います。「集まり」の感覚を総体的に指すのがマッスです。  よく用いられるのが、「群衆」という一人一人の集合を、一つの塊として描くのが「マッスとして捉える」という事だと思います。木を一つ一つ描くのでなく、その集合体が、直方体を描いていた時、それを直方体として解釈し、描くのが「マッス」という概念です。集まりを集まりとして要領良く捉え、集合として整理して描く、事がマッスのポイントだと感じます。  彫刻においては、素材がもう、「色んなモチーフを、一種の媒質、粘土、石膏で再現する」というマッス行為がなされています。  もう一つ、光の束、陰影、同色のまとまりにもマッスという括りが使われます。 「描き手が上手に行う画面の量塊整理・ないしは総体視整理」という広い意味でもマッスは用いられています。今日画面にマッスを形成しようとする作品は、様々な所で見られます。  パスカル(パンセ)  原物は誰も感心しないのに、絵になるとなかなか似ているといって皆が感心する。絵とは中々空しいものである。  一方は原物との正確な類似に喜びを覚える事を肯定し、、他方はまさにその事故の空しさを強調しています。全く対立するように見える二様の言葉は、しかし見方を変えれば絵画を原物の模写による所産と考える点では共通していると言われます。つまり、それを喜びととるか、空しさとして取るかは分かれる所ではあるにしても、そこには類似性の原理に支えられて原像_模象の二元論という、伝統的模倣論の基本的な図式が共通しています。  ちなみに、この図式が共通に存在する訳です。  ここで言っているのは伝移模写の影響。気持ち悪い物でも、模写という行為「懸命さの足跡」をワンフィルター挟む事によって、気持ち悪い媒質よりも、模写されているという行為の方に目がいく。そして、見る側の人間性が高度である程、感動の方が先立つ。個人の感情の天秤にかけても感動の方が一メモリ上を行く。  そのもう一つの理由が伝移模写。伝えたい思いを写す為の模写にまで発展したメッセージ性の強いものならば、そのモチーフの気持ち悪さにもかえって意味性を持たせる事が出来る。

 「一筆一筆に思いを込めて模写するならば、その画面は只の模写にはとどまらない。たとえそのモチーフが気持ち悪い媒体であろうと。」                                                                               「パンセ+伝移模写」論                                                             美術論文概要

 研究1 人間の性質と人間の日々執り行う美術という媒体の関連性についての考察


 美術とは、人間性の心の通い合いをもってそうする。何がしかを技術というのでなく、こういう理由、こういう一心で描きたい。という事実がひとつ存在したとして、それに近づく術そのものの数を増やす、・椎柔④鮃④欧觸傳を指す。  根ざす根幹の為に、それに近づく為に、いかに、して、いくつの、術を持つか。その数、その解釈は、・燭い曚瀕匹ぁ・  △海Δい・・・靴燭ぃでなく、△海Δいι舛・賤佑剖瓩鼎・・嬰伹修后・修靴討修陵・海燭襪筺⊃祐崚・砲△襦・ その方法が美術になる。絵画。  物、人。人間と人間の関係性の正しき心の繋がり、連環を、より広義の知識媒体を用い、引っ張ってくる。また、その心の正しき繋がりをもとうとすればするほど、人間は、△修譴紡个垢詬澣瓧に見舞われる。それによって突き動かされ、人間はその・┣茖という△劼箸庁に、10の無関係を挟まんと、100の無関係を関係化させんと努力す。絵画の進化論とはそこに懐疑する。解剖学の内在はそこに存在する。視覚効果にいたるまでの内在はそこに理由、端を発する。

 ブラッシュストロークがしたくてブラッシュストロークをする人間

                        と、

 描きたい物事を描く心の一心でブラッシュストロークにいたる人間

 では、その差異は明らかなる筈。  絵画5層を用いる人間の中に内在する人間の性能の差異とは、上下でなく、・嘆修靴燭蠑歡Г箸靴読舛い燭蝪する為に存在する。内在するrealitatリアリタットとは、その対象の秘密を、技術的、科学的、描写的側面から5層を用いて謎を解く行為にある。  真の意味での・舛㌍・隠=意味性、模写性ともに内在するひとつの物、人を描くのは、そういう事である。  そして、内在する意味性、機能性の歴史、人間の歴史。磨耗であれ進化であれ、それは、最低でも5層でもって表現されなくてはいけない。またそいつをrealitatという。

 絵画 糸の集まりの伝え、画を以って表現す。=よって、対象に対する意識が多く、深いほど良くなる。             そして糸の⊇犬泙蝓・=よって、そいつはたくさんの技術の絡み合いによって深く、深く。

 

技術の制定法の、新解釈  意識という技術と、そのトランスによって、技術理解の国境を超える。そして、その答えは案外常識的な意見だったりする。 1・中国六画法のinhalt解釈

 気韻生動 意識点、技術点、共に心に染み付いた人間が、律ある決め事に沿った自由によって立ち振る舞う。それは          技巧と個性を同時保有する。かつ、人の数だけ存在する。  惰類賦彩 技術と継続の関連。これを極めて⊃鑪猊蟶味。継続は力也。  骨法用筆 ・罎・錞爐詼,・,・靴読・僂い茖。自身の骨が如く大切に扱い、自身の骨であるが如く使い      こなす。骨の仕組みが如くの身体との関連性を数々と知る。そして、その結果、自身の体とその                 物との、骨子に至るまでの繋がりを持つ。=ウーヌス・ムンドゥース。  応物象形 物質に応じつつ、その物に合った形での象徴を形成す。物に応えるがごとくした象徴。物質の          心を知りつつ象徴を形成す。(別に像と戦う訳じゃない。)  経営位置 位置関係を十分に考えた構成取り組み。Einbuildungskraft 精神の単位での象徴構成。       こいつに伴う比率       黄金比        golden ratio       白銀比 silver ratio       中末比        公理 axiom       フィボナッチ数列       等分割       網状組織        geflecht 伝移模写 ・妝と¬錬の両立した写実。伝えたいこと、模したい事実、両方を写す。その為に技術を介在               させた5層を取り扱う。ここでも、inhaltとの関連性を感じさせる。     対象物の観察内容絵画5層と共に、意識する・媼嬰寸技術∩意識=技術×意識!! 1・moveman masse volume form parsonal heart born muscle   thinking light shadow shade profilli    質感   素材     構成   重量     面    光の当たり方   面

画調  絵画の画風は、何派、とか何風とかに分かれているが、技術の観点でいうと、このように沢山の画調に分かれている。 • スキアグラフィア   陰影画 • ポリクローム     多色画 • ジャクスタポーズ   並列画 • コラージュ      紙片体接合画 • アッサンブラージュ  立体物構成画 • インスタレーション  象徴設置画 • カリカチュア     風刺画 • ナトゥーラモルタ  静物画 • デックファーベンモレリ不透明画 • ポートリアル     肖像画(写実) • ポートレイト     肖像画(心象)      • イコン        聖画    • グリザイユ      単色画 • ディプティック    2部作 • トリプティック    3部作 • ポリプティクス    連作 • 壁画 技術5層   絵画技術には様々な用法、筆運び、技術が存在し、バリエーションに富む。

• impasto(インパスト)   上層厚塗り • imprimatula(インプリマトゥーラ)有色下地 • esquisee(エスキース)   構想下絵 • camaieu(カマイュ)    有色下地上単色画 • ebouche(エボッシュ)   薄塗り下絵 • glasis (グラッシ)    薄塗り重層画 • scumbling(スカンブリング) 上層仕上げ平塗り(技術) • veratula(ベラトゥ-ラ)  上層仕上げ平塗り (表現) • alla prima (アラ プリマ)直接描き • preparesion(プレパレーション)地塗り

• 1esquisee(エスキース)   下絵を構想     • 2ebouche (エボッシュ)   構想した下絵に基づき、薄塗りで下絵を描く     • 3glasis (グラッシ)    薄塗りで、下絵を少しずつ立ち上げていく。     • 4scumbling(スカンブリング)平塗りで、大きな面とその階調、色調を少しづつ立ち上げる  velatula (ベラトゥーラ) 時に、その平塗りのタッチに表現を求む。     • 5おつゆ描き~細密描写      細部を厳密に立ち上げたり、油分の多い薄塗で、細部表現を行ったりもする。そして、対象物の最終象徴化につとむ。      この行程の中で、どんな途中と完成を求むかは自由になる。しかし、基本的に大事なのは、「徹底」。唐突に、経験の満たないアラプリマとか抽象(中傷画)画に逃げず、技術による、段階的な再現につとむ事が基本。   等、沢山の技術に支えられて、油彩の技術的向上は望める。道具の機能も、この技術達との関連を鑑みると、使用方法を実感として掴む事が出来る。実のある指導者達は、これらが実に染み、これらに基づいた技術指導をするが故、多少しか絵を描いた事のない相手にさえ、実感を与え、向上させる事ができる。                                         もうひとつ、油彩技術には特徴として、言語の感覚がとても感情的な捉え方で表現されている。アクリルが、科学性に基づいて、(モデリング)、(ハッチング)、(スパッタリング)というing的なワードに支えられている一方で油彩は、(ベラトゥーラ)、(アラ プリマ)、等、感情的な言語が随所で見られる。こうして、互いの言語性から実際に絵の具を手にした時の上手に描きやすい感覚(aesthetisia)を掴んでゆくのも、上達しやすい秘訣ではと感じます。      このように紐解いていくと、絵画というものは、才能云々でなく、毎日を円満と生きる事を願う人たちの、平和的プロセスと感じました。見方を変える事で、こんなにも絵画は正誤性を持っているのだと感じました。選択肢によって個性が表出し、総てを扱う中での更なる検討ungによってそこには完成度が加わる。                

下絵構想技術について(esquisee)  下絵構想能力とは、思いのほか難しく、手記、補記的な問題や、描くことのほかに、次に展開したときに対する能力として「図る」(geometry)、「記述する」(graphein)という能力が存在します。その能力とは次の行程に対する可能性を広げる意味としてのクロッキーを構想する構想構成能力(einbuildungskraft)が良く生かされます。可能性を広げる構想と、そこに完成度を求める為の図る、描き込む、前後感を持たす、という行為をつくる。絵画を描き、人を癒す心においては、(buildlesthureibung)形象記述能力も大事になってくるという事です。  例え形象そのものでなくっても構図において位置関係の少しのズレとか、描き込みの差異によっても意味性はとても違ってくる。写実、模写においても、形象意識のあるエスキースを描く事が重要になる。  エスキースは、∞である。技術と料金の関係性の重圧を感じずに想像を羽ばたかす事ができる。たとえ本人の作風がそれを実行するに至らなくても、その技術を持つ人間がその構想における絵画を制作に至るから。  また、西洋絵画には、黄金分割というものが存在し、小数点を用いない割り切れている対比関係(1:2:3:4)とか、(1:2:3:4:5:4:3:2:1)であるとかの集合体。1のみの数字を揃えて、(1:2:3:4:5)の図と(1:3:5)の数字を上手く絡ませる黄金分割を用いたり、湾曲した円形の十字分割のうち、縦が(1:2:3:4)、横が(1:1:1:1:)など、等倍と変倍の黄金率と等分が同じ図形の中で関係性を持っていたり、その関係性を把握した一番良い構図を組む能力も、クロッキーで重要になる。そしてそれは経験の重層と正しき心根から来るものでなくては、いざというときに何故か自分のものにならない。逆にいうと、経験と学習と、思いやりから出すのならば、48億人に扱う事ができ、今日色んな分野において活躍の程を見せる。また、視覚的に見て同じ図形を、倍率を変えてフレーミングし、実際の支持面に描く方法が面白くもあります。(aesthesia distosion). 図として自身や相手が楽しむ、こういう図解的エスキースも存在します。実際描く時は、描き振りが先に見えていないといけないのですが。幾何学は、介在させる事で様々なバランス、人間の体の快いバランスに手を貸したり、建物の頑健さの理論立てた裏づけ、ひいては絵画を描く際にも役立っています。幾何学にはそういう考慮がしばしば見られます。しかし、幾何学という数値は総て同じ状態ですが、人間や物質、媒質、物体は総て別です。各々の分別を知るならば、幾何学的に計りぐむときから各々に別の算術を見出し、その自然なありようとしてのungskraftが一番良い人間模様を描けると考えます。 むしろ疎の為のバランスや律や構成であるほうが望ましいと思われます。 (構図を取る練習を、描写媒質無しに行う方法  mental esquisee)  モチーフを数個と、グレースケールを用いて、絵画性のある、かつ三次元黄金分割に適合するバランスの良い状態を幾つも創る。 この練習によって、構図力を金銭を使わず鍛える事ができる。特に第5層においては技術云々関係なしに、最初から意識しておかなくてはいけない感覚が存在し、それはとても抽象的な感覚になるのだが、最初から意識しておくのと、最後に1フィルターかけるのも、とても重要になる。大体の画人は段々と表現の網をかけてゆくのだが、最初からそれを強烈に意識して、もしくは人生の中、常にその感覚を保持して、生きていく人間もいる。その両立の成る者の人物デッサンは、石膏の如く象徴的でかつ本人の個性を大人の感情で肯定化する事に成功している。 ※ungとは  構成、意義のある構成に対する(人間と媒質)が一体化した検討であると憶測する。センチメートルとか、形のずれとか、そういう法則性の正誤性を合わせる為の検討でなくて、もっと術技や学術が卓越した人間の心と物質の練り上げ的問題であると見受けられる。 絵画5層  本当の絵画というものは、逸脱でも特別でもなく、綿密な行程に支えられた作業であることは言うまでも無い。その結果が秀逸な絵画になる。     (説明しよう。左が心得、右が具体性。どちらも欠けてはいけません。)   • 第一層  明暗と人物の形姿(sfumato)を見よ。= 明暗の調子をぼやけた諧調として見よ。   • 第2層    動き、運動、動静、勢い、表情(moveman(詳細))をも見よ。= 筋を見よ。 • 第3層  性格、内面の感情(心)を見よ。=内臓を見よ。そして、思っていることを見よ。 • 第4層  個性、個人的保有哲学(癖)をも見よ。=それらの扱われ方、磨耗度と発達度を見よ。 • 第5層  それらを象徴として相手の誇り、描写対象の人間的尊厳を守護せよ。=vostellung!!  ある人は心ある手段にし、ある人は描き手の騎士道とする。                                    

• ハッチング • クロスハッチング • 平塗り • ブラッシュストローク • ドライブラッシュ • ステンシル • 重層ステンシル • スパッタリング • 透かし • 暈し • ドリッピング • マーブリング • アクションペインティング • ポワリング •

象 Ung        研鑽象構成 Zeigen       示形象 Noema      象形  Noesis      構象  Einbuildungskraft 形象構想能力 Buildlesthureibung形象記述能力  Formung     形成


彩 Tinting strength 着色力 Painting 塗布力 Paintiment 再塗布力 芸 Kunst       芸術 Kunstwissenchaft       芸術学 All germani kunstwissenchaft 一般芸術学 Kunstwallen           芸術意思 Kunst verhalten         芸術態度

サイン Signifiant    意味するもの Sigifie    意味されるもの Sign    サイン Do sign    サインする Design     デザイン

体 Somatology     生体学 Surface anatomy  体表解剖学 Human anatomy 人間解剖学 Artistic anatomy  美術解剖学 藝用解剖学


図 Geometry      幾何学 Iconography    図像学  Descriptive geometry 図学 Liner perspective 線遠近法 Angel perspective天使遠近法 Ground perspective 地上遠近法 Sfumato 空気遠近法 Hyper bolic spiral 双曲螺旋 Palabolic spiral 放物螺旋 Alchimedes spiral アルキメデススパイラル Hyper bola 双曲線 Para bola 放物線 Cardioid 心臓形線 (cardia 心臓) Koch コッホ曲線 Cissoid 疾走線 Cassinian oval カッシーニの卵形線 Folium of decaultes デカルトの正葉線 Section 断面 Ruled surface 線織面 Single curved surface 単曲面 Double curved surface 複曲面 Directring surface 導面 Warped surface 捻れ面 Surface of development 複曲滑面美 Surface of revolution 回転画 Generetrix 母線 High light line 反射光の線 Eonics 円錐曲線 Ground line 基線 Projecting line 投射線 Ellipse 楕円 Angle axiom 距離公理 Distance axiom 視覚公理 楕円面 楕円放物面 双曲放物面 一葉双曲面 二葉双曲面 錐面 楕円柱面 双曲線柱面 放物線柱面 reglar poryhedram正多面体 semi regular polyhegram準多面体 pyramid角錐 prism角柱

geflecht 網状組織


黄金比       1 : 1.618 白銀比 1 : 1.414 公理比 1 : 2 : 3 : 4 : 5 ~ フィボナッチ級数比 1: 2: 3: 5: 8: 13 : 21~

図像学とaxiom 公理の関連性

 構図の事を、中国画では経営位置と言います。実質の経営位置においても、そのバランス術を駆使される事が多く、そのバランスの配置方法は様々です。距離の観念を伴わない図像学の場合は、axiom,(公理)のバランス配置や、geflechtの意義ある配置観念が作用しています。  一桁の数列の公理や、その内部におけるバランス数列。ある一定の媒質条件の中で、どれだけ多くの幾何数列を設ける事が出来るかという能力が、実生活における経営位置能力です。  そして、その反復によって、いくつかの、geflecht のパターンを保有する事になります。  その保有数が多い人間は、いくつもの気付きがあり、もう一段階上のgeflecht を描けます。 陣に近い概念ですが。



絵画5層用 油彩技術 (inhalt struktur 内に介在する技術)

クロワゾネ 色面仕切り disegno 素描 colore 色彩 chiaro scuro 明暗把握 gradetion 明暗冷暖彩階調把握 ebouche 薄描き全体把握 imprimatura 厚地下塗り impast  上層厚塗り alla prima プリマ描き(鼓舞) scumbling 上層平塗り veratula 流し平塗り (鼓舞)

realitat    技術介在による写実性と意味性の同時倍加 

この様な、沢山の教示をもちつつも、描き記すのは、事実のみである。


道具 (ウーヌス・ムンドゥース…自身と自身以外の媒質との、骨子に至るまでの心の繋がり。)  要は、心と道具の繋がりってやつさ!!!


筆(penisilius)0号~

毛質(豚・プラスティック・馬の尻尾・人間の毛髪)

 ラウンド(丸筆)  フラット(平筆)  フィルバート(平突)  ファン(扇)  面相筆  刷毛  カラーシェーパー(shaper)  チゼル chisel テーパーポイントtaper point

ナイフ(painting knife)0号~

鉄べら  菱形  丸形  槍形    顔料(pigment)

lake pigment 体質顔料(質) pigment 粉末顔料(色)

溶き油(oil)  (彩と彩後の表面) terepin petrol pandol painting oil special painting oil siccativve poppi rusosse


美術とアナトミー(解剖学)や、医学の重要な関連性 主題としての人間 美術解剖学

 歴史と文化が異なる美術作品を我々が正しく鑑賞し、理解できるのは、そこに倫理的法則、解剖学的側面、内部構造を把握している裏が具体的努力の結晶として隠されているからです。  骨格の配列、筋肉のバランス、皮膚の表層、その他全てが把握及び表現された状態を、リアリティーとして鑑賞者は捉えます。そして、本来整っていない顔や体を絵画の中において整える事ができます。その知識、経験、理解済みの範囲が広いと、絵にする時の予定の綿密さも倍加されます。リアリティーや、色の範囲、回り込み、空間の範疇や奥行き、その他の決定もできると、図像が同一でも、絵の完成度が変わります。  美術解剖学とは、狭義では美術家の為の解剖学を意味します。  これは人体を描くための必要な知識(how to draw)を示します。広義では人体や動物の体表上に現れる特質さらに運動による変化なども研究の対象になります。  病理目的とは異なり、骨格、筋肉、腱、皮膚、などの形態や各部の構造の関係や形態上の特色を知る学問です。それは生体学(somatology)や、体表解剖学(surface anatomy)に近い意味を含んでいます。具体的な研究の内容は資料に列挙しました。  美術におけるこの解剖学的欲求は、ギリシア時代の男性裸体彫刻に形跡が見られます。しかし古代においては、生きたモデルを肉体の外部から眺めて人体の知識を得たに過ぎません。解剖学において最初はそういう見地から始まり、そして肉体の内部に触れる事が検討されました。  ルネッサンス期になると、イタリアで14世紀初めに死体解剖が始まります。(日本において罪人の腹を捌き、人体に触れました『松本喜三郎生人形』から)  解剖学の教科書も作成、内容、図解、においては美術家が関わり始めてきました。そして解剖学と遠近法を画家にとっても重要かつ基本的な知識であると述べていました。また、自らも遺体の解剖をし、膨大な数の解剖図を残しています。 ひとつの絵を見て、解剖学的欲求のある分析が出来る場合と出来ない場 (分析済みの場合) 人物画が美しい=筋肉の流れが美しく、調う構図にしている。=そしてその形状的裏打ちが知識としてある。  (不可知)  人物画が美しい=何か良いけど、裏打ちの理由が分からない(客観性高・漠然としている)  この様に、観点にも多大な影響を与えるのがこの解剖学的希釈です。ルネッサンス画家は、解剖生理学とパースぺクティブによって黄金率を必ず画面に盛り込んだ絵画をなしている。(3者の画面中の割合は違えど、必ずこの基本的理念により人物を描き、次に中国三遠によって遠近法が整えられている)水の垂れた調子を描く時、実際の水を垂らしてみて描くのと、そうでない想像のみでは、『リアリティー』が段違いになる。媒質やモティーフを熟知した人間にしか不可能な描き込みによってその行為にも意味性が出てくる。


具体的理解を重ね、そして描画に臨む人間の方が、上達は何倍も早いと見ている。

Terminal phalounges 基節骨  ∋慇茲諒・舛離拭璽潺淵襭  Midlle phalounges 中節骨  ⊆蟷悗了阿弔隆慇瓩旅釮里Δ繊⊃臣罎世・蘆羸畊釭 Proximal phalounges 末節骨  ∈埜紊遼・・旅鈹賈榾・畊・roximal=神経」 Meta caphal head 拳骨     Meta caphal bones  中手骨 ∧面消羲蟾・eta=超すげえ能力をもった骨・                             。 Caphal bones         そいつと腕骨を繋ぐのが、この骨たち。                日本語訳群=月状骨                       有頭骨                      大菱形骨                      小菱形骨                      有鉤骨                      三角骨                      豆状骨                      これらをcapal bone (s) 。 Ulna        とう骨  腕の絡んだ二つの長骨、内側、自分の腹側の骨。   Radius レウディエス   尺骨   そしてそいつと並び絡む、外側の骨。

Head of the ulna とう骨前突起 (手首側) Head of radius    尺骨前突起(肘側)尺骨側の肘部位置突起。                ▲椒灰奪庁と出てる骨。

  • Ulna と、radius は、湾曲交差している。

Humerus 前腕骨  体幹軸椎に近い方の腕骨。 Clavicle  鎖骨

             Heart 心臓 (一般)

心臓を示唆する意の単語 haty ib ka galb stringer

Aorta        大動脈  心臓から出る一番太い動脈 Inperior vena cava  動脈上部 その上側の血脈 Atterior vena cava  動脈下部 その下側の血脈 人間の骨組み


頭蓋 頭 胸郭 肋骨部 上肢 腕全体 下肢 足全体 骨盤 腰部分

背中の頚椎

第1~7頚椎 第1~12胸椎 第1~5腰椎 下の大きな一個の骨  尾骨・岬角

足の中身 (足、などと言う一言で表現されているが、この様に小さな断片の塊を示唆する。)

船状骨 足根洞 滑車上面 内果面 外果面

中間楔状骨 外側楔状骨 距骨 踵骨隆起外側突起 踵骨隆起内側突起 載骨突起 種子骨 立方骨

脚部 femur 大腿の骨 一本。 Neck of the femur 腰と大腿の付け根の部分の手前の細い湾曲棒状部位。 Head of the femur 腰と大腿の付け根の接続部  

Pattela 膝の皿。 fibula 下腿の脛。内側。 Tibia 下腿の脛。外側。  Medial malleolus 足首の隆起。内側。 Lateral malleolus 足首の隆起。外側。

腰部 spine 腰骨全体。

脳漿内部

上部=superior 下部=inferior

静脈洞=sagittal sinus 静脈 =cerebral vein (脳の憶測駆け抜けよう。)            大大脳静脈(その大元にある、神経部の後ろにある静脈)great . cerebral vein  上矢状静脈洞(頭蓋と脳の間の隙間)  superior上 sagittal sinus静脈洞  (派生)上大脳静脈(静脈洞から脳に絡む) speriores 下cerebral veins静脈

 下矢状静脈洞(脳と脳の中の中枢神経部の隙間) inferior sagittal sinus (派生)上小脳静脈(大大脳静脈から上に生える脈)  superior cerebella vein     (派生)下小脳静脈(大大脳静脈から下に生える脈) inferior cerebella vein (派生)内後頭静脈(後頭部の中身に絡む静脈)

anatomic einbuildungskraft体幹構図述懐

artistic anatomyで人間の体を説明する時、十字に位置関係を示唆し、体幹の中心からの位置を示唆する事ができる。 先ずは、4方向の位置関係示唆。

Superior上 (頭側) Inferior 下 (足側) Arterior 前 (腹側) Posterior後 (背側)

体幹とその位置関係について

 体幹とは、軸椎の事。体の軸に近い位置か、遠い位置かという関係性の事を説明する際、最も適切な身体表現の事を言う。ある位置とある位置を説明するに当たって、体幹から近い方、遠い方、内側にある方、外側にある方、浅い方、深い方を示唆する。Zeigen(示形象)

体幹位置示唆用語 近位)proximal 遠位)distal 内)internal 外)external 深)deep 浅)superficial

心臓を中心点にした、∧・・味示唆について

 体内を表現するに当たって、体の中心点、体幹と胸の前面両方から見て中心になる部位から、面をsectionとして用い、内部構造の把握と、位置関係の絵画位置を決定するに当って (einbuildungskraft)と、画図遍述、経営位置を用いるにおいてもとても役に立つ。 それを、十字型に仕切り、出来た各面を呼称づける。( plane)

body section plane strktur 体内断面構図 sagittal plane (矢状面) 軸椎から縦にした平面の、左右の方向に沿った面。 Horizonal plane (水平面) 床面と平行な平面の、上側の面。 Frontail plane (前頭面) 正面を向いた顔と同じ向きの面。


           Viscard colum (臓コラム)


Olganon 道具 Spilitus      息  Ligament      靭帯 Retro       後ろ、逆方向 Cardia       心臓 Mitra        帽子 Adventus      到来  Ker         頭 Basileus      王 Cephale       頭 Verius        多形 Atrium        広間 Vestibule      入り口 Nymph        妖精 Penicillius      絵筆 thypel        穴 Glossa        舌 Legmh        軽い   Fissre        裂け目 Pylo         門 Tonciflae       扁桃腺 Phil         好む Glans          Smalt        溶ける Isthmus       地狭  Torus        丸隆起 Gaster        胃 Heart 心臓 Aorta         大動脈 Arterial ligament   動脈管策 Sperial vena cava   上大動脈 Inferior vena cava  下大動脈 Apex of heart     心突 Corona artery     冠状動脈


 このように、描く自身の身を知り、描く対象の状態を詳しく知る。この相互関係がある描き様と、無い描き様では、断然の違いが生ずる。人間の相互理解の為にも、必要なアナトミー(解剖学)が、人間が絵を描く時のみ不必要という事は無いと思われます。恩師を心配したり、人間関係を円滑にしたりするにおいて、それはとても重要な知識と感じます。また、これを常日頃から勉強した状態で描くと、人物を描く時に着目する点が段違いです。

  one handret tinting  realitat struktur (絵画100層) 描き、描き、描きつづける力に適う、小手先など、この世に存在する訳が無い。

 Painting ~tinting strength =tinting =着色を繰り返した際に身についた、着色力を総じて申す。惰類賦彩~随類賦彩の事を言う。  Disegno 素描。物質の年輪をあえて前出させた描き方でもって、人間の体や、物体の磨耗を                                     描き出す。その素朴さと、描き出した磨耗の迫力の内在性の調和をrealitatで示し                                    た、デッサンに勝るとも劣らない状態を、disegnoと言う。                                         Hinter ground 人間がこの世界に生まれる以上は、いかんともし難い悲しみを描く。逆に、人                                                間として、この日この体で生まれてきたからこそ、生まれる喜びを描く。        そいつが象徴として成立している事を、hinter ground と言う。

Inhalt struktur ung

絵画5層を正に¬明兀垢梁隋曽・と踏ん切り、そこから通常の技術行程の派生を極端に増やす。  技術を手先まで落とし込み、総ての技術を面積分けに分割すると、総ての技術が5層として用いれる。これで自身の5層を生む事が48億人に可能になるばかりか、世にある総ての絵画を、分析理解し、招き入れる際の理解に繋ぐ事が出来る。いろいろな個性を肯定する事に長け、しかもその個性に完成度を持たせる事すら出来る。


意識点

Moveman動き Masse  量塊 Volume  量感 Form   形 Bone   骨・骨組 Personal 心の中・内的人間性 Heart   心理 Anatomy  解剖学 Ratio    黄金比 Axiom   バランス Iconography 図像学 Icon  神聖性 重心 遠心力固定状況(石膏像における、・阿④里匹力・鮎・屬埜把蠅靴討△襪・ einbuild ungskraft 構成状態バランスと経営位置と意味性のトリプルミックスの関連性 buildresthureibung その同時記述能力 大脳の中で解釈したと同時に、混合希釈は意味を持つ。その中に、「hinterground」 と「realitat・瞭瓜・殕④箸靴討凌瓦・△襪里覆蕕弌△修虜・膕鮗瓩蓮⊆娘太④鮗困錣座減澆垢襦」

Hinter ground の人間への関わり方について  と、予備校生のデッサンの真の魅力

 人間の関わりにおいての内在性には、様々な言説が存在する。そこで申し上げたいのは  hinter ground 絵画後景の心ある関わりの方法と、人間と人間の関わりの正しさにおいての思考、検討との関連を求む。人間は人間と関わるにおいて、道徳的な人間性ある心を投げかける時、必ず思考や検討をする。その思考を描画媒材の重層と共に見せるのが絵画にあり、その結果絵画化したものをhinter ground という。表出した絵画5層のrealitatと、hinter ground の二段階に拍車をかけるのは、人間への投げかけの問いや心の真実味にある。その真実味が多くして、技術粗雑にも関わらず、クオリティのある・硺宿奮┣茖を凌ぐリアリティーが表出する。  もちろん下手ではいけない。しかし、だからこそ不思議にある。人間の到達意欲へのトランスパーソナル心理学と、技術と、気韻生動のあいまった人間味が、その状態を生む。  まこと人間とは恐ろしき描画媒材よ。雪舟の涙絵の如くして存在する。 

絵画と健康と人間

 絵画にはhinter ground (絵画後景)というのが存在します。要は人間の個性や、長年もっていた外的、または内的な心得、歴史、知恵から来る、行いの集積からにじみ出る、見て取れる雰囲気や、オーラなのですが。  その内実性とは、実は一人一人別で、その両者間に立ち入るのはとても人間性を伴わない行為と思われます。人の頑張りや、行いの集積は一人一人異なる訳で、その中で内実性を保とうとするのならば、その中には、簡単に立ち入れない筈です。  現在の社会においても、コミュニケーションには気を使う必要性が伴います。その中で、人間性をお互いに保とうと思うなら、どういう人間であるか、自他共に把握しておく必要性が存在する筈です。  人間の体の、何においても外面より内面のほうがいざというときには、とても気遣いを必要とします。その上にその扱いが誤ったものであれば、それはそれは危険な自身と化すでしょう。  人間は、伴う人間性が優しければ優しいほど、危険でもあるという感覚があります。この人間社会のなかで、その感覚を保有するのは殆ど義務化しています。現在の世の中の危険性の悪循環でしょう。犇いた結果、ストレスが生じる。生じたストレスはまた、危険な事件に繋がり、その事件がまた一層の犇きを生む。  人間と人間というのは、これくらい危険を伴う。そこにある解決として、思いやる人間の素晴らしき行いが存在する。

 

   画十法 七つ目、 ⊃進・彈味。真に物質に臨む人間の心ある姿勢の感動的な素晴らしさよ。予備校生の絵画が、手先自体はおぼつかぬにも関わらず、強烈なリアリタットを持つのは、このような理由にある。


 真のinhalt struktur とは

 絵画の面積差異を、基本大から小にもってゆく事は確か。しかし、他の問題がある。・媼隠。 事細かな様々な事物に意識を持って行く結果の、最上の手段。把握者による方法がまだ存在する。それは、意識の中身を正中線にし、描きやすさを中心にしたものではない。  Painting という描き様の要領を中心にしたものではなく、意識を顕著に、人間各々の生活に長じる健康などにも通じる手段の現れとして描く。人間の体により良く作用するばかりか、肯定点を多数増やすきっかけにもなりうる。  ここからが本当の絵画。「inhalt(意識点)を表出させる為に筆という媒質を用いて描き出すという事をする9堋・・泙拭△修侶鮃・①・鯔恭慇④紡Г辰拭・鐱〕冑・筺▲Α璽魅后Ε爛鵐疋ァ璽垢海修・∨榲・琉嫐・任痢榲・婬舛鯑盧澆気擦覯菲,砲△襦」

 自分の肉体という現実が見えている人間にこそ、描く対象という現実が見える。 そして、面積差異を大から小にもってゆく事もその中で平行して行えるなら、さらりと行う。  こいつが本当の、inhalt struktur の始まり。

外見が真の意義ではなく、中身にある。

更に、絵画の5層には変換点が多数存在し、面積差異の重要性以上に、意識によっての技術応用が注目され、上級者の間で使用される。

 その人間の意識に合った技術を、調剤単位で煮詰める。これを以ってしてrealitatを、個性を保持しつつ、最大点まで伸ばせる。  Pandol が一層目で、sikkacive を含有したpandolが2層目であったり、かつ技術は何々である、とかいう場合まで伸ばすならば、

UNGskraft=構える構図の幾何学模様の得意パターンの数X 描く技術の総てから、5つの技術を選んで5層化するパターンの数X調剤のパターン数X特化させる特徴の数=

               =この世の絵画の最低数

 と考えられ、更に、

 そもそも気韻生動、生き生きと動く人間の筆の在り様は、厳密確かには、一人一人異なります。その・渓・里・を具体的技術に置き換えて躍動させ、分かり易く粗密に対応した得意なタッチとする事を気韻生動と言います。=絶対に同じ絵画には成り得ないという事です。

 そいつを、先述した5層X3の描き方にするならば、48億人が,個性を持てる描き方が出来るばかりでなく、その一人一人が2~3パタンくらいの描き様を保有できます。

 まあ、世の中の全員が絵画に興味を抱く事は無いので、考えすぎと言えばそうなのですが、

逆に言うと、この描き方で、こういった奇麗言が通る力を持つという事です。


調剤編

 絵画の描画媒材における調剤力は、描写力、そして同一支持面に対する描画量にも影響し、描かれ様にも変化を及ぼす。調剤を知る事で更に具体性を保つのが絵画であり、調剤を知るのは、その具体性に拍車を掛ける行為でもある。前膠を塗布したり、顔料を粉末と体質と、絵の具に三分割できるだけでも大分異なる物が仕上がる。技術が沢山あるように、技術の具体的面積5段階と、調剤の工夫も、同じく存在する。速乾剤、溶き油、酸化固着促進用足し油、加筆用溶き油、粉末顔料、兎の皮の膠、テンペラカゼインディステンバー、(通常の油絵の具を、テンペラ化させる体質顔料)下地剤、と、様々な調剤に支えられる。そして、技術体系と同じくしてこれらを整理してみようと思う。

混色というのは、色Aと色Bを混ぜ合わせた間の階調以外にはならない。一方で、造られた色は、一見同じようで違う。なので、やはり色数は、揃えている製品数が多いほど良い。そして、やたら値の張るものより、300円を出ない粉末顔料の単位で揃えて、調剤力を増加する事で摂生と、実力のミックスアップを計るのがとても良いと思われる。調剤意識によって種類の多さを知り、その混色によって、縦横の階調を何倍にも増やす事が出来る。そして、その調剤の勉強は、そのまま摂生にも生きてくる。  粉末顔料編 粉末顔料は、色によって科学成分が異なり、粉末ごとの吸油性も異なる。酸化固着が基本なので、対するアルカリへの耐久性もA~Eに分類され、その耐久性を検討し易く造られている。 油絵具製品編 マツダクイック

cadmium red purple カドミウムレッドパープル   堅牢度 3  使用顔料 硫化カドミウム セゾン化カドミウム crimzon lake クリムゾンレーキ           堅牢度 3 使用顔料 アリザリンレーキ vermilion tint バーミリオンチント          堅牢度 1 使用顔料 アゾ系 coral red コーラルレッド              堅牢度 3 使用顔料 酸化亜鉛 硫化カドミウム セレン化カドミウム jaune brillant ジョンブリアンno .1~3        堅牢度3 使用顔料 酸化亜鉛 硫化カドミウム セレン化カドミウム permanent yellow light パーマネントイエローライト  堅牢度 1 使用顔料 ジンクイエロー burnt siena バーントシェナー             堅牢度 3 使用顔料 天然土 (burnt=焼く ロー・シェナーを焼成) yellow ocher イエローオーカー 堅牢度 3 使用顔料 水和酸化鉄 zinc white ジンクホワイト             堅牢度 3 使用顔料 酸化亜鉛  ivory black アイボリーブラック           堅牢度 3 使用顔料 骨炭 cobalt blue tint コバルトブルーチント         堅牢度 3 使用顔料 酸化亜鉛 群青 クロム酸バリウム viridian tint ビリジアンチント             堅牢度 3 使用顔料 フタロニシアン系 matuda green light  マツダグリーンライト       堅牢度 3 使用顔料 酸化亜鉛 フタロニシアン系 シスアゾ

粉末顔料樹脂 Pigments(色名 / cl name / 耐光性 / 耐アルカリ性 / 吸油量)

Mars black マルスブラック cl name pbk 11  耐光性 A 耐アルカリ性 A 吸油量 26 Graphite グラファイト cl name pbk16  耐光性 A 耐アルカリ性 A 吸油量 10 Indigo インディゴ cl name pb 27 耐光性 C 耐アルカリ性 B 吸油量 35 Terre verte テールベルト cl name pg 23 耐光性 A 耐アルカリ性 A 吸油量 55 Van dyck brown ヴァンダイクブラウンcl name nbr 8 耐光性 B 耐アルカリ性A吸油量 25 Permanent yellow orange  cl name PO16 パーマネントイエローオレンジ 耐光性B耐アルカリ性A吸油量50 permanent yellow deep パーマネントイエローディープcl name PY14 耐光性B 耐アルカリ性A 吸油量 100  Rose madder ローズマダー cl name PR83 耐光性C 耐アルカリ性 A 吸油量 110 Terra Rosa テラローザ cl name PR 102  耐光性A 耐アルカリ性A吸油量 24 Carmine madder カーマインマダーcl name pr83 耐光性C耐アルカリ性C吸油量 65 Bright red ライトレッド   cl name pr 170 耐光性 A 耐アルカリ性 A 吸油量 33 Prime red プライムレッド  cl name pr 254 耐光性 A 耐アルカリ性 A 吸油量 50 Arizarin crimson アリザリンクリムゾンcl name PR83耐光性B耐アルカリ性C吸油量80 Phthalocyanine blue フタロシアニンブルーcl name PB15 耐光性A耐アルカリ性A吸油量35 Phthalocyanine greenフタロシアニングリーンclname PG 7耐光性A耐アルカリ性A吸油量35 Cobalt greenlight コバルトグリーンライトcl name pg 19 耐光性A耐アルカリ性A吸油量12 Earthgreenne アースグリーンcl name PG 23 耐光性A耐アルカリ性A吸油量50 Prussian blue プルシャンブルーcl name PB27 耐光性B 耐アルカリ性C吸油量50   


 このようにして、様々な樹脂によっての科学的媒質差が生じていて、人間の描き様にも詳しく影響をきたす。指導者側にはえてしてこの知識を得た人間が多くして、今日の様々な人間の絵画の制作プロセスの裏方に、一役も二役も買っている。そして、自身が描いても、かなり上手く、指導を受けている受け手を上回っている例も珍しくはな い。調剤とは、そのくらい絵画の技術に深く関わり、絵画を描くパーセンテージの中で大きなウエイトを持っている。   絵画とは、

1)樹脂、顔料、体質顔料単位での媒質近似値、 2)inhalt 意識 verhalt 技術 の相互解釈 3)絵画5層 最低5段階以上の絵画層と異なる意識点の保持 4)技術、調剤の2極の総理解 5)面積差異を大から小にもってゆく5層の面積理解  

(最初が大筆による明暗から始まり、最後が面相筆で細部を密に理解する)

この5つから始まる。 

Inhalt strktur の研究

Esuquisee strktur 下絵5層   1) 描く対象の構図、とっかかりを探す。 2) 着眼点を探す。 3) 探した着眼点の数々を、特化した形で概図を描く。 4) 描きつつ、位置関係、物の固有、質感等も一緒に取っていく。 5) その同時保有状態を描く。

 このやり方で、1)の構図や、2)の着眼点を変え、繰り返し、何枚も描く

Axiom and ratio strktur 下線比率介在形象5層

1)比率描図   golden ratio ,silver ratio , axiom ,を比率、面積、体積、距離差に用いて、hyper bola ,parabola,hyper bolic spiral , parabolic spiral , directrix ,genaretrix, tractorix, を線分として描き、double curved surface ,single curved surface , element , directring surfaceを面として描き、einbuild ungskraft 構成構想を、単なる面でなく、・鮗瓩旅錞箸滷として描き組む。 2)象徴状態検討描図   物質個々との相談によって思考検討し、媒質のはらんだ意味性の差異や、実際描く時の勢いなども検討にいれた、動勢線や、量線も測り組む。 3)一つの陣として、どういう状態か鑑みて、位置関係、物の動静、在りかた、使用技術検討も   再思考する。 4)重心関係、特徴分化を含んで、形象を再構築する。その科学的関係すら孕んだバランスとする。 5)この状態で、realitat, noema,が、幾何学的にも、現実的にもある如く、そのバランスが意味性をもつ状態とする。    介在学  geometry 幾何学       iconography図像学       算術             力学             重力、重心、芯             物理

 物理的にどう在るかを上手く図像化し、算術と幾何学によって倍率や比率を介在させた三次元バランスを計り、力学によって力の配分をも、重力や重心によっての力の在り様のバランスをも介在させる。その創り組みによって、世界を倍化させる。それは単純にモチーフ理解にも繋がる。

粗密の関係を人間が一つの目、一つの脳で追う時、描く時に100%密に力を注いだ状態で、絶対に粗の部分で意識した部分を忘れがちになる。そこで役立つのは、意識下の意識と、常識下の意識にある。一つの部分に心を奪われていても、もう一つ光と影や、一つの物体性を意識した状態での意味付けの意識が生じていると、自然と正誤を欠かない密の高い描写が出来る。 このように、大部から小部への意識を持つ保持感覚さえ持っていれば、あらゆる局面に対応できるという事です。しかし、そこからが、各々の画術における特化と拡張を持たせる、意味のある研鑚と言えます。  ルネッサンス画家は、構図の、遠近法の癖と同時に、人体把握の際の、保有している・鉷覆竜⑱隠や、絵画段階のそれぞれの癖で、ルネッサンス絵画でも微妙に風合いや世界が変わります。  要は、得意な骨格の形状や皮膚質の描き様を個人個人が保有しているという事になります。  人体を解剖したといっても、目で見て観察しているのは、△修凌祐岼貎唯なのですから、頭の中でその記憶の断片を一つの∧振儿鉷柄釭として把握するその⇒・杼釭は、当然偏ってきます。  そして、その偏りに応じて、配置にも癖が影響し、それ自体アクシデンタルに人間の心を懐疑すると思われます。別々の世界として。藝用解剖学としては、その段階構成をrealitatの視点から、もう一つ引き上げた自然かつ調和ある形として取りこんでいきたいです。




(具体性) 理論・技術・絵画層・面積差異大~小∩描写度粗~密・明暗・色彩学・薬学・調剤・解剖学・物体性物理学・材質・質感・内部空間・物体幾何構成・平面性・正面視性・概視性・絵画バランス中心の粗密関係性・酸化固着における耐アルカリ度の必要性・オイルの調剤性・油分と種子の相違点・設定比重との具体的差異・           


                ・┣・層・旅堋・BR>


液体不介在描写 esquisee エスキース クロッキー dessin   デッサン(素描)  disegno ディゼーニオ(豪奢) 油彩 plofilli 輪郭線限定 contrioni 描線造作 circumscriptio 輪郭 colore 色彩法構 chiaroscuro 明暗 gradetion 色彩階調 receptio luminium 採光 imprimatura 下塗りプリマ描きの場合(プリマの場合) preparetion下塗り試験的場合 (研究の場合) composition下塗りバランス配置(クロワゾネの場合) crowazone 仕切り画 ebouche   薄塗り染み描き camaieu    gllizaillu   単色グラデーション構成  grazing  全面一層薄塗りがけ alla prima鼓舞描き  ririevo    盛り上げ彫り効果 scumbling 平塗     調剤率  veratula 仕上げ平塗   veramenti 仕上げ平塗り    塗布技術(inhalt内在意識の)  colpi 筆触感  finneza 繊細さ diligenza丹念さ  技術を前面に見せるとリアリタットの様相が強くなるのですが、その技術一つ一つが総て5層以上の塗布できちんと描かれているならば、問題なくあると思う。    昔は一発描きの要素が強かったものの、最近では連続塗布の方がメジャーになっている。その描き方によって恩恵を得る者も沢山存在する。 5つの復元要素  imitation 模 representation    再象 renovatio      復元 refiorire      復興復元 restauration     リカバー 塗布技術 (verhalt外在の) inhaltの感覚的秘訣 1層目 回り込み、空間、色彩、採光、総ての要素を、観察する場合に、先ずは(chiaro scuro)という明暗、明るさ、暗さの階調という(gradetion)の      ⊃Г量整鼎粘兒,靴疹豺腓稜鮃・   のみに技術を絞る。  この時点で材質を描き分ける。 2層目 正しい重さや位置関係、形の正しさを検討付ける。 描き込みの量によって空間を取る。  形の正誤  位置関係の前後  物の正しい長さ   mm cm m         大きさ  ㎡ ㎡         重さ g kg t            3層目  物や人、モチーフの詳細を描き始める。磨耗、流麗、皺の細かい目。その際、2層目の重さや位置関係や空間が逆に際立つかのように描く。大まかから細かに、粗から密へという単純な大~小から進化する。 4層目  感傷、つらそうならば、つらそうな所、賞賛褒め称えてしかるべき所、特化物として、人として秀でていそうな部分に最もふさわしい点を、注意深く観察し、その、あるいはあっては成らない磨耗、あっては辛い部分の具体性を、全体性を伴った形で描く。 5層目  4層目で得た部分の象的な部分により、具体性を失わないように、その事が逆に具体性を帯びるかのように、リアリタットでもって復元す。  規によって整えた上での破格  und grazia che eccedesse la misura ( real inhalt strktur realitat ) ,完成です。

1、2、3、層目は、筆致を繰り返し、時間を掛ける、掛ける、掛ける。作品に愛着を持って、持って。 4、5層目は、対象物への・兒,・藾和い悖と観点を移行し、大事に、大事に、特化、変化させてゆく。    そして、こいつを上手く測りぐむ状態を、inhalt strktur realitatとして、構成したい。


 まず、5層を¬明僂梁隋曽・砲茲辰栃・韻襦畫董遡・悗旅堋・と踏ん切り、それを、粘土でいう所の・錞箸滷とする。その状態から個々の技術、意識、状態を・劜佞隠してゆく。Inhaltとverhaltの二極関係に、面積差異、5教科による具体的裏打ちと専門技術の研ぎすざまれた技術的側面の相関関係を生む。こいつを用いたung(精神の単位までの努力)をする事で、絵画律が強化されている状態に持ち込む。これが、技術を浮かせない真の方法にある。  3~4ヶ月で生成された理論や技術には、どこかに薄っぺらさが見え隠れする。その薄っぺらさが無いのが油絵の具である。そして5層の間に何を思考したかが重要になり、その事が残るのが支持面にある。そして、それは、理解を促されるままの生徒の数々には、不可能である。意識の最長点には⊆・臉③なくしてたどり着けないからだ。Inhaltのin=内面は、自分の心にある。それは自分の心の総てに在って、いかなる仮初も、絵が撥ね付ける。∧兇な・として。技術を撤廃したある一面に存在する明らかな、・眦・心罍をも、自主性によって固める心が、inhaltにあると思われる。一つを信じる者が正しいという思想は紛い物に他ならない。周囲は100の正義で動き、その全員が正しい場合が存在する。=一つの行程などを信じるものは、エゴイストでしか無い。と、言う事は、realitatとは、社会的に見ても正しい在り様と考える。

100人が100人上手くなり、かつその総てが人間的尊厳を保持するという。 絵画技術についての述懐には、この様に様々な見地がございます。人間にとって、重要なのは何かという物事の道徳、秩序には様々な観念がございますが。  その中にも沢山のinhaltがございます。技術(verhalt)技術と同じくして、絵画における人間理解にも様々な心があります。(感性)とは、単なる自身の感覚における理解を欲するということです。それを撤廃する事こそ、人間理解を持つ絵画と言えます。登場する人物一人一人自体が別のテーマを保持するというのが本当です。   ・┣茖韻弔離董璽泙・韻帖△箸いΔ里蓮・海任坑  人間には、一人一人思想というテーマがあり、   物質には、一つ一つ存在意義というテーマがある。  このテーマ総てを分別持って描くというものが、通常のiinhaltの内面性です。  描き分けというレベルとは、全然段違いです。 Souichirou umeda


作成練習


(僕の作成分) そのようにして、各自さまざまな技術を体得しその個性を技術の変容や、突出で魅せる。この事が描き手各々の個性を助長させるが、一方で通り一遍の他の技術に支えられての突出と、一技術の突出では、安定感が違うのも事実ではある。油を薄く、薄く、重ね続ける人もいれば、筆勢を思い切り魅せる人もいる。そして、上級者になると、総てを一画面に込める努力はしても、一つの技術のみで絵画制作を終わらせる事は、まず無い。主格として目立つ、メインの技術は定められているし、それが一番魅力を放つ事に違いは無いのだが、相違点はそれが他の様々な技術に支えられている事にある。例えばハッチングをするにしても、その下地に合った色が塗布されているのとそうでないのでは、完成度に段違いの差が生じる 。

目次 [非表示] 1 道具 2 画調 3 技術 4 絵画5層 5 複合学術 6 有名画家 7 デザインの語源 8 遠近法 9 ウィキペディアにようこそ! 10 プレビュー機能のお知らせ


[編集] 道具 支持体

キャンバス(又はカンバスとも言う。キャンパスは大学の敷地、構内)(0~300号) キャンバス張り器 木枠 キャンバス布 短釘

描写道具

ペインティングナイフ パレットナイフ スクレーパー 絵筆(0~40号)  ラウンド(丸)  フラット(平)  ファン(扇)  フィルバート(平突)

木炭・鉛筆(8H~8B) 刷毛 ローラー パレット(木) パレット(プラスティック) パレット(紙・ペーパー)

着彩道具

油絵の具 ペインティングオイル テレピン油 油壺 膠 油分速乾剤 下地剤 顔料 体質顔料 メディウム 仕上げ

上層保護剤 額縁(金・銀細工・木枠・アルミ枠)




[編集] 画調  絵画の画風は、何派、とか何風とかに分かれているが、技術の観点でいうと、このように沢山の画調に分かれている。

スキアグラフィア   陰影画 ポリクローム     多色画 ジャクスタポーズ   並列画 コラージュ      紙片体接合画 アッサンブラージュ  立体物構成画 インスタレーション  象徴設置画 カリカチュア     風刺画 ナチュールモート   静物画 デックファーベンモレリ不透明画 ポートリアル     肖像画(写実) ポートレイト     肖像画(心象)      イコン        聖画    グリザイユ      単色画 ディプティック    2部作 トリプティック    3部作 ポリプティクス    連作 壁画 [編集] 技術  技術には、様々な扱われ様があり、それは語感によってさらに感性質の高いものへと昇華する。単なる行いから、感性を含有した技術体系へと変化する。

基礎技術

平塗り ハッチング クロスハッチング マスキング ステンシル デカルコマニー フロッタージュ アッサンブラージュ ヒディング モデリング ポワリング アクションペインティング ドリッピング 透かし 暈し ブラッシュストローク ドライブラッシュ 特有技術

esquisee(エスキース)構想下絵 profili 線描 controni輪郭描写 disegno 素描 coloare 彩色 chiaroscuro (キアロスクーロ)階調画 impasto(インパスト)   上層厚塗り imprimatula(インプリマトゥーラ)有色下地 camaieu(カマイュ)    有色下地上単色画 ebouche(エボッシュ)   薄塗り下絵 glasis (グラッシ)    薄塗り重層画 scumbling(スカンブリング) 上層仕上げ平塗り(技術) veratula(ベラトゥ-ラ)  上層仕上げ平塗り (表現) alla prima (アラ プリマ)直接描き preparesion(プレパレーション)地塗り tintingstrength(ティンティングストレングス)着色力 hiding power (ヒディングパワー)隠蔽塗布効果      併用可 

[編集] 絵画5層  絵画を描く段取りと同時並行する「意識点」にある。個性は人それぞれであるが、意識すべき順序は共通している。これを絵画5層(inhaltstructur)という。 絵画5層(物質であれば、2は構造、3は質感になる。)



1層目 明暗、形姿、概図、全体像をぼんやりと把握する。 (sfumato霧状効果)

2層目 動勢、量塊、量感、骨筋を把握する。 (anatomy解剖学)(masse/volume/moveman)(formung)

3層目 心の中、内臓、性格、感情、心境の状態を把握する。 (personal)

4層目 その扱われ方の癖、個性、哲学、発達と理由、人体の「物としての磨耗度」、性格を描く。 (tintingstrength)(wallen)

5層目 それらすべてを総合して、描写対象を象徴化する。 (Vostellung)  

[編集] 複合学術 これらを絵画に複合する事が、自分の絵画の可能性を広げるきっかけになる。


図(構図の正しさ、面白さ)

commensuratio(寸法) prospectiva 遠近法 liner perspective 線遠近法 sfumato 空気遠近法(霧状効果) graphein 記述 geometory    幾何学 iconography 図像学 golden ratio 黄金率(1:1.618) silver ratio 白銀率(1:1.414) distance axiom(距離公理) angle axiom (視覚公理) 線織面 天使遠近法(湾曲線分割)=幾何比例遠近法 地上遠近法(直線分割) =投射面投影遠近法 proportionalmente 釣り合い良い・バランスの良い hypervolacroslinerperspective(双曲線交差遠近法) Tennpointperspective(10点遠近法) paravolaperspective(放物線湾曲率操作遠近法) Revercepersepective(正逆遠近法) 消失点無限遠近法


体(体の作りの把握表現)

somatology    生体学 surface anatomy 体表解剖学 artistic anatomy 美術解剖学 芸(芸術を行う上での感覚)

kunst        芸術 kunstwissenchaft        芸術学 all germani kunstwissenchaft一般芸術学 kunst verhalten        芸術態度 kunstwallen           芸術意志 aesthetisia 感性学 象(検討あるシンボルとして描く方法)

ung 象構成 buildlesthureibung 形象記述能力 einbuildungskraft 形象構想能力  formung       形象構成 vostellung 表象構成 象状態(上記の方法で出来たシンボルの、芸術作品としての種類)

noema   形象 noesis  構象  zeigen  示形象

[編集] 有名画家 アルブレヒト・デューラー アルビン・ブルノブスキー アンディー・ウォーホル アンドレ・マッソン ヴァンアイク オスカル・ドミンゲス オーブリー・ビアズリー レオナルド・ダ・ヴィンチ ラファエロ・サンティ レンブラント・ファン・レイン ピーテル・パウル・ルーベンス ティツィアーノ・ヴェチェッリオ ヨハネス・フェルメール クロード・モネ ポール・セザンヌ フィンセント・ファン・ゴッホ サルバドール・ダリ ピーテル・ブリューゲル ピエロデッラ・フランチェスカ パウル・バンダーリッヒ ジオットー ジョルジュ・ルオー マックス・エルンスト エルンスト・フックス ルドルフ・ハウズナー ロベルト・マッタ マックス・ベックマン カラバッジオ  ピーターブレイク プッサン ブラマンク ティッツアーノ グスタフ・クリムト エゴン・シーレ ガストン ジャンミッシェル アガス・ジャック・ロラン ジョセフ・アルバース アルガルディ・アレッサンドロ ワシントン・オールストン ローレンス・アルマ・タデマ アルブレヒト・アルトドルファー ジャコポ・アミゴーニ カール・アンドレ フラ・アンジェリコ アンドレア・デル・サルト アンリギッラ・ソフォニスバ アントネッロ・ダ・メッシーナ アペル・カレル アーキペンコ・アレグザンダー ジュゼッペアルチンボルド アンドレ・ブルトン ジョン・ジェームズ・オーデュポン アウアーバック・フランク アーフェルカンプ・ヘンドリック フランシス・ベーコン バルドゥング・ハンス バッラ・ジャコモ バルテュス フラ・バルトロメオ ゲオルグ・バゼリッツ ジャンミッシェル ヤコボ・バッサーノ ポンペオ・バトーニ ヴィリ・バウマイスター フレデリック・バジル アンドレ・ボヌーブ ドメニコ・ベッカフーミ マックス・ベックマン ジェンティーレ・ベリーニ ジョバンニ・ベリーニ ベルナルド・ベロット ジョージ・ベローズ ジャンロレンツオ・ベルニーニ ヨーゼフ・ボイス アルバート・バイアスタント ジョージ・ケイラブ・ビンガム ピーター・ブレイク ウイリアム・ブレイク ウンベルト・ボッチョーニ アルノルト・ベックリン クリスチャン・ボルタンスキー ディビッド・ボンバーグ ボニントン ピエール・ボナール パリス・ボルドーネ ヒエロニムス・ボス フェルナンド・ボテロ サンドロ・ボッティチェリ フランソワ・ブーシェ ウジェーヌ・ブーダン ディリック・バウツ ボイド・アーサー ジョルジュ・ブラック ヴィクトール・ブラウネル アーニョロ・ブロンツウィーノ マルセル・ブロータース フォード・マドックス・ブラウン ヤン・ブリューゲル エドワード・バーン・ジョーンズ エドワード・バラ アルベルト・ブッリ ギュスターブ・カイユボット ロベルト・カンビン カレナット カルパッチオ カルラ・カルロ アンニバーレ・カラッチ メアリー・カサット アンドレア・デルカスターニョ ヴィンチェンツオ・カテーナ ジョージ・カトリン ポール・セザンヌ マルク・シャガール フィリップ・ド・シャンパーニュ ジャン・バティスト・シメオン ウィリアム・メリット・チェイス フレデリック・チャーチ チマブーエ ピーテル・クラース クロード・ロラン フランチェスコ・クレメンテ フランソワ・クルーエ トマス・コール ジョン・カンスタブル ジョン・シングルドン コロー・ジョン・バティスト コレッジオ デルコッサ・フランテェスコ クルーベ・ギュスターブ ジョン・ロバート・カズンス トニー・クラッグ クラナル・ルーカス アールベルト・カイプ サルバドール・ダリ バービニー・シャルル・フランソワ オノレ・ドーミエ ダビッド・ヘラルト ダビッド・ジャック・ルイ ディヴイス・ステュアート エドガー・ドガ ウジューヌ・ドラクロア ローベル・ドローネ ポール・デルヴォー モーリス・ドン アンドレ・ドラン ディーベンコーン・リチャード ジム・ダイン オットー・ディックス ウィリアム・ドブソン テオ・ファン・ドゥースブルフ ドメキニーノ キースヴァン・ドンゲン ドッソ・ドッシ ヘラルド・ダウ ダヴ・アーサ ジャン・デビュッフェ ドヴッチオ・ディ・ブオンセーニャ マルセル・デュシャン ラウール・デュフィ ヴァン・ダイク トマス・エイキンズ アダム・エルスハイヤー フランソワ ジェームス・アンソール リチャード・エステス ウィリアム・エッツイ ヤンファンエイク カレル・ファブリティウヌ アンリファンター・ラトゥール ジャン・フォートリエ ライオネル・ファイニンガー ルーチョ・フォンタナ ジャニ・フーケ 藤田嗣治 ジャン・オノレ・フラゴナール サム・フランシス ヘレン・フランケンサーラー フロイド・ルシアン カスパル・ダヴィッド・フリードリッヒ ニコラ・フロマン ダッデオ・ガッディ ゲーンズ・ボロ・トマス ポール・ゴーガン ジェンティーレ・ファブリアーノ アルテミシア・ジェティレスキ テオドール・ジェリコー マーク・ガートラー ドメニコ・ギルランダイオ ギルバート・アンド・ジョージ ハロルド・ギルマン ルカ・ジョルダーノ ジョルジョーネ ジオットー・ディ・ボンドーネ ロマーノ・ジュリオ ヒューフォ・ヴァン・デル・グース ヴィンセント ナターリア・ゴンチャロヴァ アシール・ゴーキー ゴヤ・ルシエンテス ファンホイエン ベノッツオ・ゴッツオリ エル・グレコ ジャン・ヴァティスト・グルーズ フトキンソン・グリムショー ファン・グリス アントワーヌ・ジャン・グロ ゲオルグ・グロッス アティアス・グリューネヴァルト フランチェスコ・グアルディ グエルチーノ フィリップ・ガストン フランス・ハルス リチャード・ハミルトン ハンマーショイ・ヴィルヘルム ハンス・アルトウング チャイルド・ハッサム ラウール・ハウスマン スタンリー・ウィリアム・ヘイター エーリッヒ・ヘッケル ヤン・ダーフィッツ・デ・ヘーム バーバラ・ヘップワース パトリック・ヘラン エドワード・ヒックス 安藤広重 マインデルド・ホッベマ デヴィッド・ホックニー ハワード・ホジキン フェルナンド・ホジョラー ハンス・ホフマン ウィリアム・フォーガス 葛飾北斎 ハンス・ホルバイン ヴィンズローラ・ホーマー ホントホルスト・ヘルト デホーホ エドワード・ホッパー ウィリアム・ホルマン ドミニク・アングル イヴァーノフ・アレクサンドル ヤウレンスキー・アレクセイ・フォン ジョン・グヴォン ジャスパー・ジョーンズ アレン・ジョーンズ ヤコブ・ヨルダンズ ドナルド・ジャッド フリーダ・カーロ ウィレム・カルフ ワシリー・カンディンスキー カウフマン・アンジェリカ アンセルム・キーファー キルヒナー キタイ パウル・クレー イヴ・クライン フランツ・クライン ゴッドフリー・ネラー オスカー・ロコシェカ ヴィレム・デ・クーニング ジェフ・クーンズ レオン・ユソッフ クルイエル ケプカ・フランティシェク ヴィフレド・ラム エドウィン・ランシア ピーター・ランヨン ジョルジュ・ド・ラトゥール マリー・ローランサン トマス・ローレンス フェルナン・レジェ レイトン・フレデリック ピーター・リーリー ヴキンダム・ルイース ロイ・リキテンスタイン 佐伯祐三 東郷青児 梅原龍三郎 岡倉天心 岸田隆生 玉川信一 開光市 荒川修作 滝口修造 加納光於 浜田知明 横山博之 春口光義 富張宏司 作田富幸 大津英敏 坂本繁二郎 横山大観 川上尉平 坂本善三 中島敏明 草間弥生 木戸征郎 岡本太郎 会田誠 林浩 工藤礼二郎 長嶋康雄 加来万周 松井冬子 木下藤次郎 [編集] デザインの語源 signifiant(意味する者)+signifie(意味される者)=sign(シーニュ.サイン) sign(サイン)+ do/する(動詞)=do sign (ドゥー・サイン) do sign = design (デザイン)

[編集] 遠近法  遠近法は視覚への対応から、遠近図を挟む事によって視覚をいかに面白く再表現(representasion)するかという行為に変化してきた。逆遠近法という、遠くの物が小さく、近くの物が大きいという手法や、5点、6点を用いた多数消失点混在型遠近法、天井の物を描くときは逆からも消失点を扱うので、点を増やしたりするのに始め、湾曲線(hyper vola)を用いた、双曲線遠近法や、地平線曲線分割型の天使遠近法、直線分割型の地上遠近法等、現在拡張の程を見せている。また、中国式遠近法「三遠」(高遠=空高く見上げる)、(深遠=空間深く見通す)、(平遠=地平線の向こうを見る)との関連、複合による新式遠近法も思考される。 肉体について  外に守る骨がガードとして存在し、中に袋が存在し、その必要性として動の必要性として筋肉が存在する。形を追うときはung,形象を構成する。ここではanatomy肉体の学問にきちんと拘る。人と関わるに関しても重要になるし、自分と向き合うに具体性を帯びる。人を描くに関してはリアリティーの根源として説得力を加える。  『私』においては、誰もわが身を守らない。自己理解でさえある。コミュニケーションとしてあらゆる分野に適応され、理解力を倍加させる。人間が集まって何ぼの美術で、人間を理解するのは当然と思われる。

 覚え方にも、恐怖を伴う人体も、グロテスクな様で実は法則性の塊である。

 例文)(名は体を現す。漢字が体の筋肉の意味をそのまま示唆している。)


 脊髄部筋肉・正中線部(左か右に偏る筋肉、必ずしも二つ以上と見ろ)


 頭半束束筋(頭の負荷に関わる束状の筋肉と知れ)

 頭最長筋 (頭のうち最も長い筋肉と知る)



 胸束束筋 (胸の負荷に関わる束状の筋肉と知れ)

 胸最長筋 (胸の辺りの一番長い筋肉と知る)


  外側に最長筋、内側に束束筋。



 脊柱起立筋(脊部の柱、起立するを支える筋肉二つと知る)


 腰腸肋筋 (腰、腸、肋骨、に関わる筋肉と知る)


 脊部+

 腰腸肋筋 (腰と腸、に関わり、肋骨に張り付く筋肉と知る)

 腰方形筋 (腰に関わる、三角を描く筋肉と知る)



 脊柱部筋肉の数、

 頭:胸:脊 = 4:3:2  簡単な下降バランス

 脊部+を含めた数

 頭:胸:脊 = 4:5:4  中央上がりのピラミッドバランス


 真の筋構成美しきとせよ。valanceを保持して生れてきているとせよ。名は『体』を『表』す。と書いて『体表』解剖学。文字の憶測駆け抜けよう。  脊部にバランスあり。まずは四つの束が広がり、中心二つに端二つ。それぞれ一つずつ。(名は体を表す。名称が働きと知れ。)  この世の本質は(平等)。男女に性器の違いあれど、束の数の違いは無いと見よ。 シニフィアン。機能を知り、名前の意、そこから探り、最後に覚えると良い。一番の教科書が、目玉から下に垂れ下がっているではないか。


 人体を覚えるときは、確定性としてlinerformung線形象であれ。

 人体を、実際対象、描くときは、不確定性としてvostelllung表象であれ。

 気持ちの悪いものを追うのでなく、相互理解の為と、恥を知る心としての象徴検討行為であると知れ。

 しかし結局はtintingstrength (着色力)にあると知れ。

肉体には役割の重複が存在する。同じ骨でもガード的機能であったり、支えであったり。その「骨」という1物質であるにも関わらず、機能の重複する事が、形状の微妙さと名前の複雑さを生んでいる。


美術解剖学(artistic anatomy)についての述解 梅田 聡一郎

 美術には、人物画が存在し、どの様な分野の絵画においても、その象徴性、人間同士の相互理解における人物の登場意義はとても重要な役割を担い、今日の絵画空間の中においても使用頻度の高い図像といえます。  その人物画の完成度、内部構造把握、ともすれば鑑賞者に「こうありたい」という影響を与うにいたるこの人物の正確な表現には社会的にも重要な役割と義務性があると感じます。人間が人間に影響を持たす図像である以上、その人物は、健康的であり、かつ美的でなくてはいけません。究極的には、その影響下にさらされただけで、その人間が正しき行いを心の中で歓迎するにいたるくらいのものであるのなら、もう逆に歓迎は免れないくらいであると感じます。  somatology(生体学)、surface anatomy(体表解剖学)も絡むものであるのなら、健康や、体内構造の生活における円満にも成り得、最上のものであると感じます。  健康と自分について考えさせられる、とても自然なものであるほうが、良いと思われます。そのような人と人の生活の「円満」の助長の為の絵画を描く、医学知識として美術解剖学があると感じます。人間がこういう感情を持つ、こういうシチュエーションに出会うとこういう心の変化をきたす、などの感情起伏や心理学との関連性や、自身の心を大事にするという意義においての絵画が、明日の空間を作るに至ると感じます。行動学的側面から見た人間の感情の起伏、安閑の法則などを示唆する絵画の条件も、健康学に精通する事で守られ、美術を知る事で、健康的側面に繋がってゆくという効果も期待できます。  速筋と遅筋の関係性についてや、赤色筋肉、白色筋肉との関連性、心の動きと体、筋肉の動きとの関連性、連鎖反応との関連性、病理さえ明かす美術解剖生理の心、絵画理解が身体理解に繋がるという関連性、医術解釈美術介在における、処置前の「観察眼における美術健康学的事前の事前処置とアドバイス」も可能と思われる。  大腿四頭筋、腹直筋、外腹斜筋、腸内転筋、大胸筋、広背筋、三角筋、上腕三頭筋、上腕二頭筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋、 外反母趾内転筋、外反母趾外転筋、筋肉の作動、心臓、膵臓、脾臓、肝臓、腎臓、大腸、小腸、総ての内臓の相互理解、心臓がポンプであり、毛細血管に血を流し体内の連動のエネルギーと化し、血を循環、取り替える。血液には成分が内在し、体の傷を治し、病魔を克服する力が存在する。その体内含有量によっても、体表も違い、描かれる人間の色自体が変化する。意味。肝心なのは、意味であり、その意味性を支えるのが、解剖学と医学の介在になる。   骨格においての問題や、恥骨、頭蓋骨、鎖骨、背骨、肋骨、指骨、手根骨、眼窩、背骨の数は12本存在するという事を知りえているのとそうでないのでは違うとか、体のどこの部分をどこの骨が支えているかという自覚に基づいて本人同士が生き、その事から来る悩みを共有しあう事の重要性。  体内理解によって、自身の体に対する理解を持つと同時に、自己自覚によって、自身を思う様生き生きと動かすことができる。  自己理解にも、他者理解にも繋がりうる。人間が、人間の可能性を最大限に生かし、具体的に自身を変える事さえできる。高度な才能が成すとてもとても抽象的な心と体の悩みさえも、体の具体的な悩みとして還元できる。

例)気韻生動と、心理学selfdynamizm(セルフダイナミズム)について

 「中国六画法は主格「気韻生動」(生き生きと動く、気韻、気迫を感じる絵を描く、美術の行いとしての動きを取る)という言葉がある。これがひいては心理学用語selfdynamizm(自己律動)(自身の体を生き生きと、体調管理という自己規律を持って動く)という、心理健康的動きを示唆する事と同じくするのではないかという事。気と韻律を感じる神秘性、生動という、生き生きとした動きとダイナミックさ、そして、生体の生き生きとした動きの事をも示唆するという意義を、気韻生動を、selfdynamizmと並べ比較し、同義点を見出す事で拡張させてみました。自己の生活を生体学的側面から見て円満にしつつも、その神秘性と生動(生き生きとした生活、美術としての躍動)たるや、才気あふれる。これが本物の気韻生動であるという感想です。改めて、その深みを感じてしまいました。」

   このように、美術解剖学には、美術家や美術家が描く対象の生活を円満たらしむ学識可能性も特化価値として存在します。描くにおいては画家に健康的知識を与え、鑑賞者にも人間生活の規範たる象徴を影響として与え、動くにおいては自己の管理や、生活の円満、心の隅々を知りえ、自由に立ち回る事を救う学術ににもなるという深みも存在します。 人類史において絵画が先か、文字が先か、という議論が良くされますが、無論絵画が先といえます。文字と言うのは契約の思想によって結ばれなければなりません。そうでなくては意味がなく、言葉は不信感をただよわせる情報の断片になってしまいます。一つの文字を少なくとも一つの社会で同じ意味をもつ了解される事の前提が必要になります。  アルタミラの洞窟壁画のビゾンの絵が以前として何の為に描かれたのかは分からないのだけれども、その美しい姿で人々の目をひきつけたのです。これまでは獲物として、それも捕らえたいという願望から描かれたという説明がなされていたのですが、その恐らくは勇猛な姿に人々が感銘を受けたから描かれていたのでしょう。しかし洞窟でもそのような美しいものだけではありません。  絵画として描かれたからといって、絵画として、つまり芸術として認められるわけではありません。「絵画」となる為にはそこに芸術価値があると人々が認定される必要があります。近代となって、美術館が出来る。そしてそこにある多くの絵画の中で、秀逸なる価値を持っているから展示しようとするわけです。そうした選択がある絵画が芸術となって認められたといって良いでしょう。  しかしこれは、近代に限った事ではありません。中国五世紀には「画の六法」という倫理に基づき、絵画批評の指針が生まれました。その価値観は現代においても主格と言えます。

中国画の六法最重要項「気韻生動」と、医学重要項「self dynamizm」の類似点について


 黄金率が何にも当てはまらない美しい分割割合であるのと同じくして、他のどんな術儀や基本的心得にも説明がつかないのがこの[気韻生動]。この二つは、


     [律の最頂点]

     [六画の最頂点]

 として、主要を成す2大極点です。この二つを兼ね備えたものは、美術に愛されているといって過言ではありません。

 そして、ここで着目したのが、心理学術『self dynamizm』です。『自己力動』自己を律し、ダイナミックに動かすという、『健康的かつダイナミックに律動す』という意義の言語です。

 「気韻もち、生き生きと動く」という気韻生動と、「セルフコントロールする力を持ち、健康的にダイナミックに動くボディコントロール」をする」selfdynamizmが、とても相似関係として類似した2極点であると感じます。同時に、お互い個性ある極点を担っていると感じます。  この二つの類似については、あらゆる角度で検討される価値があると思われます。


絵画技術には様々な用法、筆運び、技術が存在し、バリエーションに富む。

impasto(インパスト)   上層厚塗り imprimatula(インプリマトゥーラ)有色下地 esquisee(エスキース)   構想下絵 camaieu(カマイュ)    有色下地上単色画 ebouche(エボッシュ)   薄塗り下絵 glasis (グラッシ)    薄塗り重層画 scumbling(スカンブリング) 上層仕上げ平塗り(技術) veratula(ベラトゥ-ラ)  上層仕上げ平塗り (表現) alla prima (アラ プリマ)直接描き


1esquisee(エスキース)   下絵を構想


2ebouche (エボッシュ)   構想した下絵に基づき、薄塗りで下絵を描く


3glasis (グラッシ)    薄塗りで、下絵を少しずつ立ち上げていく。


4scumbling(スカンブリング)平塗りで、大きな面とその階調、色調を少しづつ立ち上げる velatula (ベラトゥーラ) 時に、その平塗りのタッチに表現を求む。


5おつゆ描き~細密描写    細部を厳密に立ち上げたり、油分の多い薄塗で、細部表現を行ったりもする。  この行程の中で、どんな途中と完成を求むかは自由になる。しかし、基本的に大事なのは、「徹底」。唐突に、経験の満たないアラプリマとか抽象(中傷画)画に逃げず、技術による、段階的な再現につとむ事が基本。

 等、沢山の技術に支えられて、油彩の技術的向上は望める。道具の機能も、この技術達との関連を鑑みると、使用方法を実感として掴む事が出来る。実のある指導者達は、これらが実に染み、これらに基づいた技術指導をするが故、多少しか絵を描いた事のない相手にさえ、実感を与え、向上させる事ができる。


下絵構想技術について(esquisee)

 下絵構想能力とは、思いのほか難しく、手記、補記的な問題や、描くことのほかに、次に展開したときに対する能力として「図る」(geometry)、「記述する」(graphein)という能力が存在します。その能力とは、次の行程に対する可能性を広げる意味としてのクロッキーを構想する構想構成能力(einbuildungskraft)が良く生かされます。可能性を広げる構想と、そこに完成度を求める為の図る、描き込む、前後感を持たす、という行為をつくる。絵画を描き、人を癒す心においては、(buildlesthureibung)形象記述能力も大事になってくるという事です。  例え形象そのものでなくっても構図において位置関係の少しのズレとか、描き込みの差異によっても意味性はとても違ってくる。写実、模写においても、形象意識のあるエスキースを描く事が重要になる。  エスキースは、∞である。技術と料金の関係性の重圧を感じずに想像を羽ばたかす事ができる。たとえ本人の作風がそれを実行するに至らなくても、その技術を持つ人間がその構想における絵画を制作に至るから。

 ※シニフィアンワード(勘違いするなかれ!!)  だからと言って、他人に想像力豊かなエスキースを描かせ、嘘を吹いて死なせ、遠まわしにクロッキーを手渡して良いわけでは全然無い。傾聴せよ。悪用をするなかれという事を。美しき心の行いと描いて美術という事を。                                                  梅田 聡一郎 隋類賦彩~随類賦彩論 梅田 聡一郎  随類賦彩(スイレイフウタイ)とは、彩し続ける事の重要性と、そこから精髄、真髄を技術とともに見出す努力の事をさす。  技術的な卓越をさらに水彩技術をもって一段階上の表象に持ち上げる効果もある。=塑形したモデリングの上から随類賦彩。(応物賦彩論)  技術同士の複雑な混同でなく、一つの技術体系の上からもう一つ技術を置く。という事。パソコンの世界ではペーストしたら下の図像は隠れますが、上の図像と下の図像を描写技術によってかみ合わせる事ができるのが、絵画の世界です。  これは、(protraho)=引き出す、露にする、物の形を引き出す、露にする技術と似ている。起こした実際の形を随類賦彩によって更に上の段階に引き上げる。

 彩する、という思想が、更に心の安心を異文化に与える。真の伝統は、前衛技術とかけ合わせても、実はなんら遜色が無いのだなあ、と感心した。

zeigen=(形象学) 梅田 聡一郎  (noema)=構成に関した応物象形のテクスチャー(塑形)を空間上に配置してゆく。塑形物同士を、構造体として組み合わせる。さらにそれを描く。塑形に描写、描写に構成を重ねる。そして最後には丁寧な仕上げによって空間表現が正誤性をもって成立する。  彩度、明確な世界と逸脱、(noema)に拘らず、複雑な(difficulty)世界を適切なhow to draw (描写方法)によって表現してゆく。ラディカルであり、宗教的に成り過ぎず、科学的又技術的裏打ちがある。世界観は芸術であり、そこにリアリティーを持たせるのは現実的技術になる。  理解に理解を重ねた技術の積層と、明確に空間を表現するリアリティー。生体学(somatology)に通じた芸術世界と、明確な世界の安心感と安閑を創りあげる。    (芸術的形象)と、(応物描写)。そして、(科学希釈)。しかし、それさえも部分に過ぎない。(応物)=インウーという言葉の意味は、(物に応える)、(物を応用する)、(物質の可能性を引き出す)という希釈から生まれる。一見してそのもの単体が役に立たなくっても、その物体を構成物として一つの輝ける象徴を形成描写する 世界観と数字に裏づけられた図像学による形象黄金率をつくる。そして、双曲線空間と、3次元空間、二次元空間を同時保有する状態を、黄金率交差線を同時保有した立体物で空間を構成、空間内の物質を、現実に在り得ないつくりで描き、人物を生体学(somatology),美術解剖学(artistic anatomy),に基づいた上での象徴性保有人物画を描き、配置する。その上で、全体が、慈祖。恐怖でなく、真実を含有した慈愛。象徴形成物体として、高らかに屹立する事。静謐で残酷な細密絵画と同等のリアリティーを保有しつつも、主象形としてある物質と世界が、慈祖構成物体である事。

     「総ての学術が極点まで保有された、

      祖形象徴である事。」



 線形象が織成す線織面、構図の骨組みにしろ、そのままにしろ、両方において使えるまでの形象状態と知る。  線織面形象骨組みとしれlinerformung人体芸術骨格の象徴である。機能を超えて美しい。技術を孕んでなお遊び心。thinking strength思考の海の中に、皆好きな形を持つ。 形象面遠近法を、正逆遠近法操作∞遠近法に整える、合わせて、総体的に混合すると、 単純な平面構成だけで象徴を形作る事が可能になってくる。  要は、マチエールのバリエーショナルと、その描き込みの際のリアリズムのみで、様々な技術を用いる。と、いう事は、小細工も必要ないのだ。  前進色、後退色のバランスを調和させ、平面立体を平塗りによって仕上げる平面構成を、天麩羅で揚げたようなモチーフ構成になる。モデリング塑形によって確かなマチエールを下塗りの時点で制作し、上書きによってさらにリアリティーを増す。  完成度を意識する。モデリングを散漫にしない。と、様々な点に配慮をすべきだが、基本は、確かな線遠近法を用いる事。 要素

1)形  塑形(モデリング)  絵肌(マチエール)  応物象形(インウーシャンシン)  祖形  zeigen(形象)  noema(象徴構成)  noesis(象徴構成体)

2)  色  mat  落ち着いた

 pale  のっぺりとした
 dark  暗い
 graysh 薄暗い
 blight 明るい
 vipid  派手、蛍光色

3)線  liner perspective (線遠近法)  geometry (幾何学)  iconography(図像学)  1~5点遠近法

six point hypervolacrossliner perspective (6点双曲線交差遠近法)


基本要素

1)形  塑形(モデリング)  絵肌(マチエール)  応物象形(インウーシャンシン)  祖形  zeigen(形象)  noema(象徴構成)  noesis(象徴構成体)

2)  色  mat  落ち着いた

 pale  のっぺりとした
 dark  暗い
 graysh 薄暗い
 blight 明るい
 vipid  派手、蛍光色

3)線  liner perspective (線遠近法)  geometry (幾何学)  iconography(図像学)  1~5点遠近法

美術解剖学

美術解剖学とは、美術家の為の解剖学を意味します。 (how to draw )  描画方法  人体を描く知識 (surface anatomy) 体表解剖学 (somatorogy)    生体学 解剖学図を描く。

①どの様な仕組みをしているか。内部構造と形態、骨格、関節、筋肉、腱。 例)上腕二頭筋   上腕三頭筋   三角筋   外反母趾内転筋   外反母趾外転筋   広背筋   脊柱起立筋   大腿四頭筋   (内側広筋)   (中間広筋)   (外側広筋)   (大腿直筋)

   腹直筋    外腹斜筋    大胸筋    双子筋 顔部 眼輪筋    鼻根筋    上唇挙筋    口角下制筋    下唇下制筋    前頭筋    側頭筋                   etc..... 骨と皮、骨格、筋肉、脂質、皮質。これらの変化の位置によって人間の個性を描き出す。  骨格、関節、筋肉、皮膚、脂質の成り立ちを、見かけで追わず、法則性の集合体として把握する。

②生体の内部構造と外貌の関係

 人体表面に現れた起伏、窪みの把握。骨格の凹凸や人体の動きが、実際の体表に外貌としてどう関わるのか。手の力の入り様や、皮膚の表層の関係。皮膚の中身の筋肉や骨格、内臓の中身の部分が変化したとき、表面にでる具体的連鎖反応も把握し、描く。

③形態と機構、機能の把握  人体のある空間、空間の中にある人体同士の比例関係、geometry(幾何学)、iconography(図像学)的要素を、liner perspectiveを用いて描かれた空間に位置する人間の身体寸法の正確な把握。又、年齢、性別等の人間の老い、性差から来る身体的特徴も関係する。

④運動による形の変化  動きによって生じる生体の変化の観察。動勢=movemanにも通じる人体の動きを表すかの様にして、筆勢を持って描いたりもする。動きに連動した体の表情の変化や、動き自体の表現、それによる内臓の状況変化をも理解し、描ききる。 ⑤形態として現れ、又現れる可能性のある特性  毛髪、皺、色調、血管や発汗作用を表現する。毛穴から汗を吹き、血圧の高低によって血管もその太さを変える。赤色筋肉と青色筋肉で運動に対する働きも異なる。発汗作用もあり、内臓の動き一つ一つの行動における状態を表し、描写に移行する事が大事になる。「アル一つの身体的状況」の把握~絵画技術を持って支持面に移行する。(伝移模写。)

⑥造形された人体像と生体の関係  生きている体を塑形するにおいての造形物と生体の相関関係。生きた人間の生体と、造形としての人間の差異をどの様にして埋め、その上で与えられた媒質を応用し、生命感ある表現として近しめるか。

⑦生体の美性、美格  美の形状に対する研究。同じく塑形術としての「形」 と、生体の在りようの美しき「形」の二つを連ね合わせる事。「form」 と、「modering」 の関係。その二つの関連性を「感受性の上の同義」 として近しめる。そこへ、完成度、描写、的側面を思考に置く。

1) 人種、性別、年齢の視覚的特長 2) モデルとしての生体と、塑形物としての作品の比較



美術解剖学Artistic anatomyは美術家のための生体学であるということができる。生体学は解剖学を基礎に置いて、体表から生きている人の形や構造を研究する学問で、体表解剖学などとも呼ばれている。この講義では体表の構造(皮膚、毛、爪、乳房など)をはじめ、体表から観察される骨格、筋、頭部の感覚器(目、耳、鼻、口など)、体表の血管や神経などについて分かりやすく講義し、造形活動に必要な人体に関する基本的な知識を身につけて貰うことをねらいにしている。したがって、人体に関する講義とともに、実際に表現された造形作品について、その表現法などを美術解剖学的な立場から分析することも行う。 美術解剖学 (Artistic anatomy) の概念の発祥は、人体の内部構造と外形との関係を解剖を通して考察し、その観察から得た成果を彫刻、絵画などの造形美術に生かした、16世紀のヨーロッパルネサンスにまで遡ります。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロらが、自身の解剖経験やそこから得た知識を、人物像や騎馬像を造形する基礎としていたことはよく知られています。その後、美術家のための解剖学は、美術に携わる人々にとっての必須の科目、藝用解剖学 (Anatomy for Artists) として美術学校などで教授されるようになりました。

 我が国における美術解剖学の教育・研究は、明治22年(1889)森鴎外による東京美術学校の講義に始まります。昭和38年(1963)東京芸術大学美術研究科美術解剖学研究領域の設置によって美術での教育・研究の一分野として位置づけられ、現在に至っています。  人体をよく見る、よく観察することによって、解剖から得られた知識に匹敵するような優れた洞察眼をもつに至った天才もいました。しかし多くの場合、人体を描くときに外から見えるかたちを闇雲になぞっていても、生き生きとした躍動感ある表現に繋がらず、もどかしいと感じることはよくあることでしょう。骨格や筋、皮膚や皮下組織など内部構造と外形との関係がわかることによって、対象をつかむ眼差しは一層深くなります。

 今日の美術解剖学は、このような骨格、筋の運動機構を中心とした内部構造と外形との関係、動きにともなうかたちの変化、比較解剖学、発生学からのかたちの由来を学ぶ芸用解剖学を教育的側面としてもっています。同時に、研究分野としての広がりが加わりました。芸術表現として人のすがたがもつ美しさや、生物のかたちがもつ意味を考察すること、人体とかかわるものの関係を研究する応用解剖学的研究もあります。人間、そして人体に関わる関連諸学との有機的な関わりの中で、美術解剖学の研究範囲は広範なものとなっています。  今日の美術解剖学は、かつて藝用解剖学と言われていた、造形のための解剖学であることに加えて、これらの研究を通して人間と美術とのかかわりを考える幅広い視野を有する分野へと発展しています。

三叉神経は脳神経のなかで最も大きな神経である。知覚性の部分は延髄、橋、頚髄上部にわたってみられる縦に長い三叉神経脊髄路核と橋の被蓋にある三叉神経主知覚核の両方から起こり、橋の外側縁から脳の外へでる。この部分は太いので大部と呼ばれる。これに対して運動性の部分は小部といわれ、橋の被蓋にある三叉神経運動核から起こり、大部と並んで走行する。大部は側頭骨の錐体にある三叉神経圧痕圧痕というくぼみに半月神経節をつくり、ここから眼神経、上顎神経、下顎神経の3本の大きな枝に分かれる。三叉神経の名称はこれによる。なお半月神経節は脊髄神経節と相同のものである。小部は半月神経節に参加せず、その傍らを通り、下顎神経に合流する。大部は顔面の知覚を司り、小部は咀嚼筋の運動を司る。

①眼神経(V1) ②上顎神経(V2) ③下顎神経(V3)

A.三叉神経節 B.三叉神経中脳路核 C.その他の三叉神経核群 D.三叉神経核群への求心性線維 E.三叉神経核群からの遠心性線維 F.三叉神経群の臨床的側面

・解剖学用語(三叉神経)



三叉神経の主要構成成分は次の2つである。

1)前頭部、顔面、鼻腔および口腔の粘膜、歯、脳硬膜の痛覚・温度覚・触覚と歯、歯根膜、硬口蓋、顎関節、咀嚼筋の固有感覚の情報を伝える一般体性求心性線維。

2)咀嚼筋(側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋)、顎二腹筋の前腹部分、顎舌骨筋、鼓膜張筋・口蓋帆張筋への特殊内臓性遠心性線維。

 三叉神経は第一鰓弓の神経であって、鰓弓運動性および鰓弓感覚性の要素を含む。運動性要素(特殊内臓性遠心性)は側頭筋、咬筋、内側および外側翼突筋、鼓膜張筋、口蓋帆張筋、顎舌骨筋、顎二腹筋前腹を支配する。これらのニューロンの細胞体は三叉神経運動核(咀嚼核)として、橋の背臥位側部に位置する。感覚根(大部)は運動根(小部)よりもはるかに大きく(運動根線維:約9,000本、感覚根線維:約140,000本)、橋の外表と三叉神経節(半月神経節)のあいだを走る。三歳sン蛍雪は側頭骨岩様部の錐体の先端部上にあり、二枚の硬膜のあいだに包まれているから、硬膜がついたままの頭蓋では外からはみえない。

 三叉神経根には三叉神経節の近くではproximal part(緻密部compact part)と遠位部(網様部)が区別される。運動根は三叉神経節の下面を横切って下顎神経に加わる。

 三叉神経の感覚線維(一般体性入力性)は三叉神経節と「三叉神経中脳路核の偽単極細胞」から起こる。三叉神経には3本の主枝がある。そのうち、眼神経と上顎神経は鰓裂前枝であり、下顎神経は鰓裂後枝である。


 

①眼神経(V1) 

 眼神経は三叉神経のうちで最も小さな枝で、上眼窩裂を通り、頭蓋腔の外に出て、涙腺神経、前頭神経、鼻毛様体神経に分枝する。前頭部、眼、鼻を感覚性に支配する。




②上顎神経(V2) 

 上顎神経は正円孔を貫いて翼口蓋窩へ入り、硬膜枝、頬骨神経、眼窩下神経、上歯槽神経、翼口蓋神経に分枝する。上顎部、上顎の歯、上唇の粘膜、頬粘膜、口蓋粘膜、上顎洞などを感覚性に支配する。



③下顎神経(V3) 

 下顎神経は、三叉神経の中で最も大きな枝で、運動性の小部も合わせて卵円孔を貫き、側頭下窩に現れ、硬膜枝、咀嚼筋枝(運動性線維)、頬神経、耳介側頭神経、下歯槽神経、舌神経に分枝する。舌、下顎部、下顎の歯、下唇の粘膜、頬粘膜の一部、外耳の一部を感覚性に支配するほか、咀嚼筋などを支配する運動性線維をも含む。

 三叉神経の3本の主枝の分布領域にはほとんど重なり合いはない。なお、三叉神経には咀嚼筋、顎関節、外眼筋などの固有受容器からの線維も含まれている。


A.三叉神経節 

 三叉神経節の感覚ニューロンは末梢の支配領域に対応して配列されている。眼神経を出す細胞体は内側に、下顎神経を出す細胞細胞体は外側に、上顎神経を出す細胞体は両者の間に位置する。3本の主枝は神経節の尖端で分かれてただちに頭蓋を去る。眼神経は上眼窩裂、上顎神経は正円孔、下顎神経は卵円孔を通る。


B.三叉神経中脳路核 

 紡錘筋や歯からの固有感覚性インパルスはいわゆる中脳路核によって伝達される。この核の細胞は中枢神経系内にありながらその形が脊髄神経節の細胞に類似している点で特徴的である。中脳路核は中枢神経系内に残留した脊髄神経節とみることができる。中脳路核の細胞の軸索の中には三叉神経運動核でシナプス結合するものがある。

「その他の軸索は同側の脳幹背外側を下行して脊髄まで達し、おそらく介在ニューロンを介して、脳神経運動核や頚筋支配運動ニューロンに連絡する。脳幹を下行するこれらの軸索群をProbstの神経路という。また、上丘や小脳に達する軸索があるとする報告もあるが、ヒトではその存在は疑わしい。」


C.その他の三叉神経核群 

①三叉神経の感覚核群

 末梢からくる一次三叉神経線維は延髄と脊髄の移行部から橋にわたって広汎に拡がる三叉神経感覚核群でシナプス結合する。感覚根を通って脳幹に入るこれらの感覚線維はまず上行枝と下行枝に分岐する。太い線維は細い線維に比べて通常短く、核の最頭側部でシナプス結合する。そのほかの線維はときには脊髄まで下行してLissauerの辺縁帯にはいる。三叉神経感覚核群は大きく分けて二つの核から成る。

②三叉神経主感覚核

 三叉神経主感覚核は橋において三叉神経紺野線維束の外側に位置する卵円形の核である。三叉神経根の上行枝は、太い求心性線維として、この核でシナプス結合する。この核は頭顔部領域からの主として触覚および圧覚入力を受ける。

③三叉神経脊髄路核

 この核は主感覚核の尾側に続いて脊髄にまで達し、脊髄では膠様質に連続する。脊髄路核はさらに吻側核、中間核、尾側核に区分される。三叉神経根の下行枝は脊髄路核と平衡に走る長い線維線維束を形成する。これが三叉神経脊髄路である。三叉神経脊髄路には明確な身体部位対応配列がみられ、眼神経線維は最腹側、下顎神経線維は背側、上顎神経は前2者の中間に位置する。これらの線維は脊髄路核のニューロンとシナプス結合して、頭顔部領域からの痛覚、温度覚、圧覚を伝達する。痛覚線維は主として尾側核に終止する。

④三叉神経運動核(咀嚼筋)

 これは鰓弓運動核のうちで最頭側に位置する核である。橋において主感覚核の内側に位置し、大形多極性細胞を含む。




D.三叉神経核群への求心性線維 

三叉神経根のほかに、舌咽神経、迷走神経、顔面神経および第1から第4頚神経からの後索線維などがシナプス結合する。大脳皮質、とくに一次体性感覚野から、感覚核への投射がある。運動核も(大脳)皮質核線維を介して直接ないし間接に大脳皮質からの投射を受ける。他の脳神経からの入力は脳幹網様体を介して三叉神経核群に達する。


E.三叉神経核群からの遠心性線維 

 三叉神経核群からの遠心性線維は視床、小脳、脳幹網様体でシナプス結合する。脊髄路核からの遠心性線維は大部分が正中線で交叉して内側毛帯に加わり、ともに視床に達する。

 主感覚核からは交叉性上行性線維と非交叉性上行線維(背側三叉神経毛帯)が出る。前者は反対側の内側毛帯に加わり、後者は同側の中脳中心灰白質の傍を上行する。

 三叉神経視床路線維は視床の後内側腹側核でシナプス結合するが、尾側核からの線維の多くは髄板内核や内側膝状体大細胞部に終止するといわれる。

 「中脳路核から起こるProbstの神経路は咀嚼筋、歯根膜、外眼筋などからの固有感覚性入力を橋、延髄、頚髄の書部へ伝達する。また、主感覚核や脊髄路核から小脳へ達する線維は主として小脳虫部に分布する。」

 脊髄路核から視床へ向かう線維からは軸索側枝が出て脳幹網様体に分布すると考えられる。


F.三叉神経群の臨床的側面 

 三叉神経脊髄路または脊髄路核が損傷されると頭顔部の痛覚と温度覚の消失ないし減弱が起こるが、触覚と圧覚は正常に保たれる。痛覚と温度覚は主として主感覚核へ伝達されるからである。また、咀嚼や言語の障害(下位運動ニューロン損傷によるもの)も生じる。三叉神経運動核が大脳皮質からの両側性支配を受けている関係で、三叉神経系の上位運動ニューロン損傷は極めて稀にしか症状をもたらさない。

 三叉神経が関与する多くの反射のうちで、角膜反射はとくに重要である。角膜が刺激されると外輪筋が収縮して眼が閉じる。この効果は同側の顔面神経核に伝達インパルスに基づく。したがって、三叉神経感覚核群から出るインパルスが顔面神経核に投射しているのは明らかである。眼神経を損傷すると同側の角膜の触覚と痛覚が消失するが、この場合でも反射弓の出力部が健常であれば、反対側の角膜の刺激によって両眼が閉じる。しかし顔面神経が損傷されると、角膜の感覚は健常であっても角膜反射は障害される。


解剖学用語(三叉神経) 

1. 三叉神経 [V] ラ:Nervus trigeminus [V] 英:Trigeminal nerve [V]

  →二つの線維束で橋をでる第V脳神経。咬筋の運動および顔面の近くを司る。第一鰓弓の神経。

2.  知覚根(感覚根) ラ:Radix sensoria 英:Sensory root

  →橋をでる際下方にある知覚性の部分。

3.   三叉神経節;半月神経節 ラ:Ganglion trigeminale 英:Trigeminal ganglion

  →裂口の上方、錐体の前表面の三叉神経腔中にある半月状の、脊髄神経節に相同の神経節。

4.  運動根 ラ:Radix motoria 英:Motor root

  →三叉神経出口では上方、ついで三叉神経節の下方に位置する咬筋への運動性線維。

5. 眼神経 [Va; V1] ラ:Nervus ophthalmicus [Va; V1] 英:Ophthalmic nerve; Ophthalamic division [Va; V1]

  →上眼窩裂より入る三叉神経第一枝。蝶形骨体上の海綿静脈洞の外側に沿って前方にすすみ、上眼窩裂を通って眼窩に入る。つぎの諸枝があり、また眼筋にいたる動眼、滑車、外転の3神経および交感神経との間に交通がある。

6. テント枝 ラ:R. meningeus recurrens; R. tentorii 英:Tentorial nerve

  →頭蓋内で分かれて後方に走り、小脳テント(横静脈洞、直静脈洞、上錐体静脈洞)および大脳鎌に分布する知覚枝で、三叉神経の他の硬膜枝および迷走神経の硬膜枝などとともに、頭痛の発生に関係を持つといわれる。

7. 涙腺神経 ラ:N. lacrimalis 英:Lacrimal nerve

  →上眼窩裂外側を通り、涙腺、結膜および上眼瞼側方部へ分布する。頬骨神経との交通枝を出す。

8.  頬骨神経との交通枝 ラ:R. communicans cum nervo zygomatico 英:Communicating branch with zygomatic nerve

  →頬骨神経との結合。涙腺へいたる翼口蓋神経節よりの自律性線維を含む。

9. 前頭神経 ラ:N. frontalis 英:Frontal nerve

  →上眼窩裂を通り、上眼瞼挙筋の上を通り、額に分布。眼窩上壁に沿って前進し、眼窩上神経と滑車上神経の2枝に分かれる。眼窩上神経はもまく外側枝および内側枝に分かれ、それぞれ切痕および前頭切痕(または孔)を通って前頭部に現われ、また滑車上神経は滑車の上を通って皮下に現われ、いずれもその付近の前頭部、上眼瞼、結膜および鼻背皮膚に分布する。なお滑車上神経の1枝は鼻毛様体神経から出る滑車下神経と交通する。

10.  眼窩上神経 ラ:N. supraorbitalis 英:Supra-orbital nerve

  →結膜、上眼瞼、前頭洞および前額の皮膚に分布する前頭神経の太い枝。

11.  外側枝 ラ:R. lateralis 英:Lateral branch

  →眼窩上切痕を通り内側方へいたる枝。

12.  内側枝 ラ:R. medialis 英:Medial branch

  →眼窩上切痕を通り内側方へいたる枝。

13.  滑車上神経 ラ:N. supratrochlelearis 英:Supratrochlear nerve

  →細い内側の枝。内眼角より上下方向に分かれる。

14. 鼻毛様体神経 ラ:N. nasociliaris 英:Nasociliary nerve

  →眼神経の最も太い内側枝。はじめは上直筋の下に、ついで上斜筋と内側直筋の間に位置する。

15.  毛様体神経節との交通枝;(毛様体神経節感覚根;毛様体神経節;毛様体神経節の鼻毛様体根) ラ:R. communicans cum ganglio ciliari; Radix sensoria ganglii cilaris; Radix nasociliaris ganglii ciliaris 英:Communicating branch with ciliary ganglion; Sensory root of cliary ganglion; Nasociliary root of ciliary ganglion

  →知覚性線維。毛様体神経節を通って眼窩からでる。眼神経に付属する神経節で、眼窩の後部において視神経と外側直筋との間に位置し、ほぼ扁平四角形で直径約2mmである。通常3根を区別するが、そのなかで短根は動眼神経からの根とよばれ、副交感神経性で動眼神経から来たり、長根は知覚性で鼻毛様体神経から来たり、鼻毛様体神経節との交通枝と呼ばれ、交感根は海綿静脈洞にある内頚動脈神経叢から来たり、毛様体神経節への交感神経枝と呼ばれる。この神経節から出る神経としては短毛様体神経があり、6~7本で、前記の長毛様体神経とともに眼球に入る。知覚性、交感神経性および副交感神経性で毛様体、虹彩および瞳孔括約筋に分布する。

16.   長毛様体神経 ラ:Nn. ciliares longi 英:Long ciliary nerves

  →毛様体神経節から出る短毛様体神経とともに視神経の付近で眼球に入り、強膜を貫いて、これと脈絡膜の間を前にすすみ、瞳孔散大筋への交感性線維と虹彩、毛様体および角膜からの求心性線維を含む2本の神経。

17.  後篩骨神経 ラ:Nervus ethmoidalis posterior 英:Posterior ethmoidal nerve

  →眼窩の後端を通り、蝶形骨洞および後篩骨洞に分布する。

18.   (前硬膜枝) ラ:R. meningeus anterior 英:Anterior meningeal branch

19.  前篩骨神経 ラ:Nervus ethmoidalis anterior 英:Anterior ethmoidal nerve

  →前篩骨孔をへて頭蓋腔へ入り、篩板の上を前進し、さらに鼻孔に入って内鼻枝と外鼻枝とに分かれる。前者は鼻粘膜の前上部に分布し、後者は鼻骨後面の篩骨神経溝を通り、鼻骨と鼻軟骨の間で鼻背に出て皮膚に分布する。

20.   内鼻枝 ラ:Rr. nasales interni 英:Internal nasal branches

  →鼻粘膜の前部および鼻中隔の前部へ分布する。

21.   外側鼻枝 ラ:Rr. nasales laterales 英:Lateral nasal branches

  →鼻腔壁外側の前部へ分布する。

22.   内側鼻枝 ラ:Rr. nasales mediales 英:Medial nasal branches

  →鼻中隔前部への枝。

23.   外鼻枝 ラ:R. nasalis externus 英:External nasal nerve

  →鼻の先端部および鼻翼へ分布する。尾骨の篩骨溝を通る。

24.  滑車下神経 ラ:N. infratrochlearis 英:Infratrochlear nerve

  →内眼角のところで上斜筋の下を前進し、滑車上神経内側枝と結合して神経弓を作り、これから眼瞼枝を出し上、下眼瞼および内眼角の皮膚と涙嚢に分布する。

25.   眼瞼枝 ラ:Rr. palpebrales 英:Palpebral branches

  →上および下眼瞼へ分布する。

26. 上顎神経 [Vb; V2] ラ:Nervus maxillaris [Vb; V2] 英:Maxillary nerve; Maxillary division [Vb; V2]

  →三叉神経第2枝。蝶形骨大翼の正円孔を通って頭蓋腔を去り、翼口蓋窩へいたり、頬骨神経および翼口蓋神経を出した後、眼窩下神経となって眼窩下裂を経て眼窩に入り、顔面まで達する。

27. 硬膜枝 ラ:R. meningeus 英:Meningeal nerve

  →正円孔の手前で分かれ、中硬膜動脈とともに分布して脳硬膜にいたる知覚枝で、下顎神経の硬膜枝と交通する。

28. 翼口蓋神経節への翼口蓋神経;(翼口蓋神経節感覚枝) ラ:Rr. ganglionares ad ganglion pterygopalatium; Radix sensoria ganglii pterygopalatini 英:Ganglionic branches to pterygopalatine ganglion; Sensory root of pterygopalatine ganglion

  →主に翼口蓋神経節よりでる枝。涙腺への自律性線維および眼窩後部よりの知覚線維を含む。

29. 眼窩枝 ラ:Rr. orbitales 英:Orbital branches

  →2~3本の細い神経。下眼窩裂を経て眼窩へ入り、さらに後篩骨孔を通って篩骨洞および蝶形骨洞の粘膜に分布する。

30. 外側上後鼻枝 ラ:Rr. nasales posteriores superiores laterales 英:Posterior superior lateral nasal branches

  →蝶口蓋孔を通り上および中鼻甲介と後篩骨洞へ分布する。約10本程度の細い線維。

31. 内側上後鼻枝 ラ:Rr. nasales posteriores superiores mediales 英:Posterior superior medial nasal branches

  →蝶口蓋孔をでて鼻中隔の上部へいたる2ないし3本の枝。

32. 鼻口蓋神経 ラ:N. nasopalatinus 英:Nasopalatine nerve

  →鼻中隔の骨膜と粘膜の間を通り、さらに切歯管を通り口腔粘膜前部および上切歯の歯肉へ分布する。

33. 咽頭枝 ラ:N. pharyngeus 英:Pharyngeal nerve

  →咽頭粘膜への小枝。

34. 大口蓋神経 ラ:N. palatinus major 英:Greater palatine nerve

  →大口蓋管をへて同名の孔よりでて、硬口蓋粘膜および腺へ分布する。

35.  [外側]下後鼻枝 ラ:Rr. nasales posteriores inferiores 英:Posterior inferior nasal nerves

  →中および下鼻道と下鼻甲介へ分布する。

36. 小口蓋神経 ラ:Nn. palatini minores 英:Lesser palatine nerves

  →同名の管を通り、小口蓋孔よりでて、軟口蓋へ分布する。

37.  (扁桃枝) ラ:Rr. tonsillares 英:Tonsillar branches

38. 上歯槽神経 ラ:Nn. alveolares superiores 英:Superior alveolar nerve

  →上顎歯への枝。中上歯槽枝および前上歯槽枝の2枝は後上歯槽枝とともに上歯槽神経と総称され、これらは合して歯槽管の中で上歯槽神経叢を作り、これから出る上歯枝は上顎歯の歯根尖孔から歯髄中に分布し、上歯肉枝は歯槽の槽間中隔を通じて歯肉、歯根膜に分布する。

39.  後上歯槽枝 ラ:Rr. alveolares superiores posteriores 英:Posterior superior alveolar branches

  →歯槽孔をへて上顎内面へいたる2~3本の枝。上顎洞、大臼歯およびその頬側の歯肉へ分布する。ほか、歯槽管を通じて上顎洞の外側壁に達する。

40.  中上歯槽枝 ラ:R. alveolaris superior medius 英:Middle superior alveolar branch

  →上顎骨の眼窩下溝へ入り、上顎洞側壁中を走り上歯神経叢へいたる。

41.  前上歯槽枝 ラ:Rr. alveolares superiores anteriores 英:Anterior superior alveolar branches

  →前上歯槽管を通り、上歯神経叢の上を通り、切歯、犬歯、小臼歯および大臼歯へいたる。

42.   上歯神経叢 ラ:Plexus dentalis superior 英:Superior dental plexus

  →上歯槽枝のつくる歯根上、歯槽骨中にある神経叢。

43.    上歯枝 ラ:Rr. dentales superiores 英:Superior dental branches

  →おのおのの歯根へいたる枝。

44.    上歯肉枝 ラ:Rr. gingivales superiores 英:Superior gingival branches

  →歯肉への枝。

45. 頬骨神経 ラ:N. zygomaticus 英:Zygomatic nerve

  →翼口蓋窩中で二分する。眼窩側壁で下眼窩裂を通り眼窩に入り、その外側壁で涙腺神経との交通枝を出し、のちに次の2枝分かれる。涙腺神経との結合により翼口蓋神経節よりの副交感神経線維が涙腺にいくことなる。

46.  頬骨側頭枝 ラ:R. zygomaticotemporalis 英:Zygomaticotemporal branch

  →頬骨側頭孔を通って側頭窩に出て付近の皮膚に分布する。

47.  頬骨顔面枝 ラ:R. zygomaticofacialis 英:Zygomaticofacial branch

  →頬骨顔面孔を通って頬部の皮膚に分布する。

48. 眼窩下神経 ラ:N. infraorbitalis 英:Infra-orbital nerve

  →下眼窩裂を通り、眼窩下溝および管、さらに同名の孔をへて下眼瞼、鼻、上口唇および頬に分布する。

49.  下眼瞼枝 ラ:Rr. palpebrales inferiores 英:Inferior palpebral branches

  →眼窩下孔の外側で、下眼瞼の皮膚へ分布する。

50.  外鼻枝 ラ:Rr. nasales externi 英:External nasal branches

  →鼻翼の外側へ分布する。

51.  内鼻枝 ラ:Rr. nasales interni 英:Internal nasal branches

  →鼻の皮膚に分布。

52.  上唇枝 ラ:Rr. labiales superiores 英:Superior labial branches

  →上唇の皮膚および粘膜に分布。

53. 下顎神経[Vc; V3] ラ:Nervus mandibularis [Vc; V3] 英:Mandibular nerve; Mandibular division [Vc; V3]

  →知覚性線維のほかに咬筋へいたる運動枝を含む。三叉神経の第3枝で最も太く、その中に知覚神経線維の外に三叉神経の運動根からくる全ての運動神経線維を含む。この神経は三叉神経節から出てただちに蝶形骨大翼の卵円孔を通って側頭下窩に出て硬膜、咀嚼筋、頬粘膜、耳介、外耳道付近その他へ枝を与えた後、舌神経、下歯槽神経の2終枝に分かれる。

54. 硬膜枝 ラ:R. meningeus; N. spinosus 英:Meningeal branch; Nervus spinosus

  →頭蓋を出るとすぐ分かれて棘孔を通って再び頭蓋腔に入り、上顎神経の硬膜枝とともに、中硬膜動脈に沿って脳硬膜に分布する知覚枝で、なお蝶形骨大翼乳突峰巣の内部にも線維を与える。

55. 内側翼突筋神経 ラ:N. pterygoideus medialis 英:Nerve to medial pterygoid

  →内側翼突筋への運動枝。口蓋帆張筋および鼓膜張筋への小枝を伴う。

56. (耳神経節枝、耳神経節感覚根) ラ:Rr. ganglionares ad ganglion oticum; Radix sensoria ganglii otici 英:Branches to otic ganglion; Sensory root of otic ganglion

  →下顎神経の内側。卵円孔の下にある副交感性の神経節。舌咽神経から小錐体神経を介し線維の流入があり、耳下腺へ分泌線維を送る。

57.  口蓋帆張筋神経 ラ:N. musculi tensoris veli palatini 英:Nerve to tensor veli palatini

  →口蓋帆張筋へいたる枝。ときに内側翼突筋神経より起こる。

58.  鼓膜張筋神経 ラ:N. musculi tensoris tympani 英:Nerve to tensor tympani

  →鼓膜張筋へいたる。ときに内側翼突筋へもいたる。

59. 咬筋神経 ラ:N. massetericus 英:Masseteric nerve

  →外側翼突筋の上で下顎切痕中を通り咬筋へいたる運動枝。

60. 深側頭神経 ラ:Nn. temporales profundi 英:Deep temporal nerves

  →外側翼突筋の内側を下顎骨に接しながら上方に走り、側頭筋へいたる運動枝。

61. 外側翼突筋神経 ラ:N. pterygoideus lateralis 英:Nerve to lateral pterygoid

  →外側翼突筋への運動枝。しばしば頬神経とともに起こる。

62. 頬神経 ラ:N. buccalis 英:Buccal nerve

  →知覚神経で、外側翼突筋を貫き、またはその下を通り頬筋の外側に出て前にすすみ口角に至る。この間に一部は頬粘膜に分布するとともに、頬の皮膚と第一大臼歯の頬側歯肉に分布。

63. 耳介側頭神経 ラ:N. auriculotemporalis 英:Auriculotemporal nerve

  →中硬膜動脈を囲み、下顎骨の関節突起の内側を通って後に向い、つぎに弓状をえがいて外上方に曲がり、耳下腺の下で浅側頭動脈の後側に達し、つぎに多くの枝に分かれて耳介前側および側頭部の皮膚に分布する。

64.  外耳道神経 ラ:N. meatus acustici externi 英:Nerve to external acoustic meatus

  →外耳道の皮膚へいたる2本の小枝。その鼓膜枝は鼓膜外面に至る。

65.  鼓膜枝 ラ:Rr. membranae tympani 英:Branches to tympanic membrane

  →鼓膜へいたる小枝。

66.  耳下腺枝 ラ:Rr. parotidei 英:Parotid branches

  →耳下腺への小枝。耳神経節からくる耳下腺の分泌神経を受ける。

67.  顔面神経との交通枝 ラ:Rr. communicantes cum nervo faciali 英:Communicating branches with facial nerve

  →耳神経節よりでる副交感性の線維を顔面神経を通り耳下腺へ送る。

68.  前耳介神経 ラ:Nn. auriculares anteriores 英:Anterior auricular nerves

  →耳介前面への枝。

69.  浅側頭枝 ラ:Rr. temporales superficiales 英:Superficial temporal branches

  →耳の前および上方の側頭皮膚へ分布する。

70. 舌神経 ラ:N. lingualis 英:Lingual nerve

  →下顎神経の枝として外側および内側翼突筋の間を弓状に前方へ走り口腔底に沿って顎下腺および顎舌骨筋の上を前に走ってしたの外側縁に至り、下顎骨体中央部の内側で多くの枝に分かれて舌の中に入り、舌体に分布して、その知覚および味覚を司る。舌神経はその基部の近くで顔面神経の枝である鼓索神経と結合して、これから味覚神経線維および顎下腺と舌下腺への分泌線維を受け、また末端で舌下神経の枝と結合する。智歯近くの粘膜直下に位置する。

71.  口峡枝 ラ:Rr. isthmi faucium 英:Branches to isthmus of fauces

  →咽頭および扁桃への枝。

72.  舌下神経との交通枝 ラ:Rr. communicantes cum nervo hypoglosso 英:Communicating branches with hypoglossal nerve

  →舌骨舌筋上での舌下神経との連絡。

73.  鼓索神経 ラ:Chorda tympani 英:Chorda tympani

  →顎下神経節へいたる副交感性線維および舌の前2/3の味蕾よりの知覚性線維を有する。鼓索中のチツ骨とキヌタ骨の間を後走し、錐体鼓索裂を通り舌神経へ合する。

74.  舌下部神経 ラ:N. sublingualis 英:Sublingual nerve

  →舌神経が舌に入る際に出て舌下腺およびそ口腔底の粘膜および下顎前面の歯肉へ分布する。し舌下腺中では舌下神経節を形成する。

75.  舌枝 ラ:Rr. linguales 英:Lingual branches

  →味覚および味覚線維を有する舌前2/3へ分布する。多数の枝。

76.  (顎下神経節の神経節枝;顎下神経節感覚根) ラ:Rr. ganglionares ad ganglion submandibulare; Radix sensoria ganglii submandibularis 英:Ganglionic branches to submandibular ganglion; Sensory root of submandibular ganglion

  →顎下腺の上または前にある副交感性の神経節。鼓索からの節前線維をうけ、節後線維を舌下腺および顎下腺へ与える。

77.  (舌下神経節の神経節枝;舌下神経節感覚根) ラ:Rr. ganglionares ad ganglion sublinguale; Radix sensoria ganglii sublingualis 英:Ganglionic branches to sublinngual ganglion; Sensory root of sublingual ganglion

78. 下歯槽神経 ラ:N. alveolaris inferior 英:Inferior alveolar nerve

  →知覚および運動枝をもつ下顎神経最大の枝。舌神経の1cm後方で下歯槽動脈に伴って下顎孔を通って下顎管に入るが、その直前に顎舌骨筋神経を出す。下顎管内では数枝に分かれ、これが歯槽下で結合して下歯神経叢を作り、下顎の歯および歯肉に分布する。

79.  顎舌骨筋神経 ラ:N. mylohyoideus 英:Nerve to mylohyoid

  →顎舌骨筋溝中を、ついで顎舌骨筋下を通る運動性線維。顎舌骨筋と顎二腹筋前腹に運動神経を与えた後、オトガイおよび顎下部に皮神経を送る。

80.  下歯神経叢 ラ:Plexus dentalis inferior 英:Inferior dental plexus

  →下顎管中の神経叢。これから出る下歯枝は下顎歯の歯根尖孔から入り歯髄に分布歯、下歯肉枝は槽間中隔を通って歯肉および歯根膜に至る。

81.   下歯枝 ラ:Rr. dentales inferiores 英:Inferior dental branches

  →下顎枝への枝。

82.   下歯肉枝 ラ:Rr. gingivales inferiores 英:Inferior gingival branches

  →下顎枝の頬側歯肉へ分布する。(第一大臼歯は除く)。

83. オトガイ神経 ラ:N. mentalis 英:Mental nerve

  →第二小臼歯下でオトガイ孔をでる知覚枝で下顎の前面に出て、オトガイ枝と下唇枝とに分かれて付近の皮膚に分布する。

84.  オトガイ枝 ラ:Rr. mentales 英:Mental branches

85.  下唇枝 ラ:Rr. labiales 英:Labial branches

86.  (歯肉枝) ラ:Rr. gingivales 英:Gingival branches

1・眼球内部構造

  • 上直筋
  • 上斜筋
  • 下直筋
  • 下斜筋
  • 外側直筋
  • 内側直筋

2・神経内部構造

  • 嗅神経
  • 視神経
  • 三叉神経
  • 外転神経
  • 顔面神経
  • 内耳神経
  • 舌咽神経
  • 迷走神経
  • 副神経
  • 舌下神経
  • 滑車神経

目次

[編集] anatomy解剖生理学の成り立ちと、絵画の成り立ち

解剖生理学においての人体の内部のバランスと機能の絶妙な成り立ちと、芸術における公理の活かし方は酷似している。そのバランスの内包する機能性と、一媒質が担う役割の多重性が人間が制作するものにおいて沢山の要素をもっている。その内臓をデザインと見、網状組織と絡ませる事が、次の段階=新しいung を生み、かつ通常のデッサンにも活かされるのではないかと憶測する。人体の線linerformung線形象であり、その状態を半網状化し、その網状組織と絡ませる事で新しい段階にゆくのだと感じる。その線画はクロッキーであり、ungであり、アイデアにもなりうるものである。

[編集] ung(形象)と線と絵画5層と、人体の網状関係

 ungが、人間の体や内部構造でもって練習されるものなら、その網状組織も、人間の内部のディフォルメイトや、人間構造のヒントにより形象化させ、プロポーショナルメンテにより象徴状態を維持し、曲線、双曲線、放物線、円錐分割線、 を投入。網状組織にするための床面に地上遠近法、(直線分割式)空に天使遠近法(曲線分割幾何比例式)の2つを中国三遠は高遠平遠式に(平遠=地上遠近法)、(高遠=天使遠近法)配置し、その空間に線形象や、円錐曲線、放物線、双曲線、を配置し、プロポーショナルメンテにより網状化する。その段階は、絵画5層の5段階と同じ、『線引き5層』になる。完成が黄金率を介在し、ティンティングストレングスを保持したままの状態であると、抽象画を超えた、『形象画』の出来上がりになる。  簡単に言うと、黄金率とバランス(公理)と描きこみと、形象を、現実に無い形でも状態化する。生け花みたいなものだと思います。  生活の営みにおいて経験ないでしょうか。相手の分野と自分の分野の皮切りに寂しさを抱き、独特のやり方でコミュニケーションを取ろうとする行為を。それが本当のオリジナリティーの始まりであって、目立つのが目的には無いという事です。

[編集] 絵画5層を扱う人達

 絵画にある調子の良し悪しの概念を、無くす絶対安全な方法として、下絵が存在します。その下絵の時点で完成度をいやおうなしに要求するには、絵画5層と同じく、下絵線描にも5層を設けるのが良いと思います。そういう試みが、絵画の下絵の重要さを助長させると感じてます。  「ズボンよりパンツの方が重要」という事はまず無いと思いますので。= 下絵5層を提案します。  絵画5層といっても、いわゆる「彩する行程のみ」の5層なので、そこには「下絵」という行程が欠けてると思います。下絵の時点で構図は10割決まるし、その中で重要な点もあるのに、下絵のみが低い扱いを受けるのは違うような気がします。disegno、profili、controni、等、下絵そのものの用語だけで絵画同様様々な単語があるのに、現代になってその前行程を略すのは変な気がします。  美術館で、昔、「名前だけ描くっていうのも、変じゃない?」という心ある答えをもらいました。確かに、絵画をその人が見たかどうかは、下絵同様のこらないもの(まあ、本当は残るんですけど)ですけど、その結果、人生結果にしろ絵画結果にしろ、明確に違いが出ます。よって、しっかりと見るのも大事な役割ですし、名前を書いて、コミュニケーションを取るのも大事になります。同様に、下絵の大事さを、もう絵画そのものと同じレベルまで引っ張っていっても良いのではないかと思います。    そこで考案したのが、


   下絵5層(profillistructur)+絵画5層(inhaltstructur)です。これによって、画家の「調子のブレ」を

支える事ができると思われます。(halt)=支え。絵画5層には彩技術、下絵5層には線技術が反映すると思われます。象徴を子供臭いと笑う人はいますが、線や図形自体が卓越していれば、これは高度なものが仕上がります。むしろ、その反映が未来に写実、静物を模すに至って、下絵の層や、物体解釈に役立つという事です。 ==絵画5層を主格とした他5層を加える段階公式解釈==     inhaltstruktur(内面的支えの5層)という、絵画意識の5層が存在します。絵画を実際描く、tintingstrength(着色)における5層の際の技術と意識を両立させた段取りの事です。この5層の中にいて絵画を完遂させる者たちは、どんなタイプでも好評価を受け、なんらかの賞に至ります。この5層よりさらに次の段階、これがまだ初級、発想と最上の5行程とすると、中級に、着色をする前、の状態にさらに五層を設けます。これをesquiseestructur(下絵5層)と名づけました。

1・esquiseestructur(下絵5層)  1層目 明暗、形姿、全体像と骨法(形取り)を把握する。静物の位置関係、長さと輪郭線、面とした場合の正誤製を把握する。 2層目 人物の動勢、量塊、量感、骨筋、を把握する。 静物の重さ、構造、材質が生命体だった時点の動きの軌跡を把握する。 3層目 人物の心の中、内臓、性格、感情、心境の状態、静物の機能、特徴、扱われようを意識する。 4層目 その扱われ方の癖、個性、哲学、発達と理由、静物の磨耗度、味、扱われてきた痕跡の重層と、その個性を描く。 5層目 象徴として賛美する。(vostellung!!)     また、この五層は、基本的な意識としては同一ですが、技術体系は人によってさまざまです。 5教科と同列に変わりはなく、その平常の科目の含有された芸術にこそ、技術や心が宿る。先ずは自身を大事にする事。

 媒質の差異で技術の変容はあるものの、意識点(halt)は変わりなく、技術の含有面積を大から小に持ってゆくことと、それに意識を合わせる事、5段階にそれを分けること。その事が重要になる。  意識という中心点に変わりは無いので、その中で自在に含有技術を5層違う形で絵画に配合させれる。そして、意識点を考えつつ、描く。すると、その個性にリアリタットが表出する。  手先の感覚に多少の差異あれど、意識する点に変わりは無い。あとは、ゆっくりと推し進める(抑揚)cadenceを。 抑揚を持つ力も、意識に拠る所が多く、ひとつの技術の抑揚はすべてに作用する。 そして、すべての取り決めの作用に寄って、ungの集合体のテーマを作る。  そのパターンは、10÷3の如く、無限にある。そして、昨今個性が無い絵がどうのという話があるが、逆である。『自分を突き詰める程に、同じ絵は無くなる』

第1層・比率の骨組線描図 (世界)

  • 線遠近法liner perspective
  • 天使遠近法 幾何比例遠近法
  • 地上遠近法 投射面投影遠近法
  • 中国三遠(チョンゴアサンデュエン)高遠(カユウエン)深遠(サンデュエン)平遠(ピンデュエン)

(介在律)

  • 黄金率golden ratio
  • 白銀率silver ratio

(介在学)

  • 幾何学geometry
  • 図像学iconography

(正確さ、バランスの追求)

  • propotionalmente
  • 骨法用筆(形の取り方)


と思ったんですけど・・・。どうですかね。 分岐1「それが写実である場合」 (種別1)人物

  • 骨の位置
  • 身長
  • 体型

これらの線における概図把握 (種別2)静物

  • 物体の構造
  • 物体の重心
  • 物のアウトラインの長さの関係性
  • 形の頂点の、位置関係

これらの線における概図把握  

※両方の種別における距離公理(distance axiom),視覚公理(angle axiom)の意識。どれくらいの距離離れていて、どんな風に見える角度から見ているか。という問題。   分岐2「それが象形である場合」 (状態)線形象化

  • hypervola双曲線
  • paravola 放物線
  • ruled surface 線織面
  • single curved surface 単曲面
  • double curved surface 複合曲面
  • warped surface ねじれ面
  • directring surface 導面
  • element 面素
  • generatrix 導線
  • linerformung線形象
  • propotionalmente律関係バランス
  • トレーシングクロッキー(解剖整理線形象化図)

仕上げに、全体における線形象や複合した線関係図の、全体的( gerlecht )網状組織化から、propotionalmente調整のバランス。

 黄金率を、線分黄金率、面積黄金率、体積黄金率に分割してみました。その結果、立方体三つが存在するとして、下面の中心点同士から距離が、立方体AからBが1としたら、1.618.主面積差が、A1、B1.414.C1.618となり、体積もA1、B1,414.C1.618となる状態が美しく、画用紙の縦線から見て重心点から引いた平行線同士の距離を2分したときも、上から1:1.618が最も美しい

  (同一静物最上黄金率配置)   most beautiful natulemorte


 「自身で検討している(ung)オリジナル絵画15層」 inhalt,verhaltが両方ある、

      allhaltstruktur=絵画15層

allhaltstrktur3段階

A)esquiseestrktur(構想下絵5層)

1,描く対象のベストの構図を探せ。 2,着眼点を探せ。 3,探した着眼点を特化した形で概図を描け。 4,描きつつ,位置関係,固有,質感,realitatは残せ。 5,その着眼点を特化意識した形で描け。

これを繰り返す。(2)の着眼点のみが一枚一枚異なる。

B)ratiostruktur(律象形5層)

1,キャンバスを分割し、網状化しろ。等分割による     geflechtに、対角線を織り交ぜろ。 2,ポイントポイントを取れ。それの中心点が結ばれたと き、黄金率とバランスが介在しているのが良い。 3,象形描図。描く対象の動線や、内面の重さ、動きの速 さ、捩れの湾曲度を測り、バランスと黄金率を介在させ ろ。動線、量線、感受線、形状線。  これらが正確に複合された象形を、描写の骨組として描き入れる。

  buildlesthureibung象構成記述   einbuildungskraft 象構成構想      single coverd surface 単曲面   doublecoverd surface複曲面   directring surface 導面   ruled surface 線織面   directrix導面   element面素   warped surface 捻じれ面    4,propotionalmente全体調整総一化

5,律象徴化。

C)inhaltstruktur(絵画5層)

1,全体の色調、階調、色合いに基づいて、色面を塗る。  (conposition)  

全体の色面の色合いに基づいて、色面を概図把握する。(sfumato)

凹凸の意識された色面を、筆使いで描き取る。  (骨法用筆)(応物象形) 凹凸、同系列曲線、同意義物面、線を色分けし、系統化をする。その中で階調取る。

2,moveman(動勢)   masse(量塊)

  volume(量感)
  form(形)

 動き重さ、速度、形状面の大小を描く。  形状面に合った大きさの筆で勢いをつける。     3,personal 内面

  heart    心 
  somatology生体学から来る行動原理

  人の具体性に触れる。

4,癖、特有、個性、身体的特徴の特化。それの、言葉に  ならない理由(hinter ground)。(ansology)。    5, その積層の象化。また。悲哀。その事に対する賞    賛。    (realitat+ung)

 以上、絵画15層です。

芸術用語 how to draw = 描画方法 theory of art = 絵画理論 zeigen=形象 noema=象徴構成  noesis=象徴構成体

学術 kunst = 芸術 kunstwissenchaft = 芸術学 allgermanikunstwissenchaft = 一般芸術学 kunstverhalten = 芸術態度 geometry = 幾何学 somatology = 生体学 surface anatomy = 体表解剖学 iconography = 図像学 技術と道具(tecnique and tool)

スパッタリング         スパッターブラシと網を用いた絵の具の飛沫を粉のように飛ばす技術。 マスキング           マスキングテープを使った、アウトラインや、切り抜き面をカバーする技術。塗布後保護紙を剥がす。そして、そのカバーリングの技術を応用して、様々な効果を生む。 ステンシル           マスキングと併用し、支持面の一部を意図的にカバーする技術。塑形物には使用不可。 ドリッピング           筆先の絵の具を支持面に振り落としたり、支持面に向かって振り払う。面相による細書きや、積層技術、グラデーションで色相を分け、ドリッピングで積層させた後、描きこんだり、ステンシルで囲って「ドリップ面」を用いたりしたら、とても動勢を持つ。単体で漠然と使っても、何の役にも立たない。

マーブリング          ガッシュの水紋を紙に写す技術。実は、余り「絵画という絵画」には答えてくれない。色によって模様にも様々なものを連想させる。 ハッチング           支持面を引っかく行為。あらかじめ下地を積層固着させておいて、下地をハッチによって表出させるのも手。 クロスハッチング       ハッチングを異色にして交錯させ、色彩を鮮やかにする方法。この技術で描かれた絵画は、寓話的でかつ虹のように鮮やかになる。 ブラシストローク        刷毛や平筆の跡を支持面に思い切り振り残す技術。残った形は動勢(ムーブマン)をとても主張する。 ドライブラッシュストローク 水分を含ませない、擦れた絵の具の筆跡を残す。細かな調整を行える。塑形したマチエールを表出させるにはもってこいの技術になる。マット質と噛み合う。 モデリング          マチエールを意図的に塑形する術。自身の好みの形に、マチエールをコントロールする。 マチエール          絵の具を、自分に対して自然な感覚で盛り込む。モデリングのように操作をしない。                 アクションペインティング あらゆる画材を用いて、動勢を限りなく表現する技術。媒質に拘らず、支持面に勢いをぶつける技術を介在させるのが難しい画法。 ポワリング          絵の具を「垂らす」 技術。ドリッピングは「振り当てる」技術。正確性を重視した絵画には向かない。

この技術体系には、先人が生んだ、大した意義の無いものもある。しかし、それに研鑽を加え、意義をかさねる事に研究生の喚起点が存在する。  さらには応用的な混合解釈による技術もある。  単量ひとつにしても公式でその差異を表示され、分別されています。なので、公式がひとつでも異なるもの同士の混色はポリマー(重合体)といえます。  グロスポリマー等、製品の時点で重合体の媒質も存在します。 道具

刷毛 筆      (大小号数) フラット   (平) フィルバート(平突) ラウンド   (丸) ファン    (扇) 面相 ローラー ナイフ 鉄ベラ マスキングテープ スパッターブラシ スクレープナイフ このほかにも、支持面に向かう時の気持ちが作用する方法に成ります。

検討しよう。きっと無検討を凌ぐ。 研鑽せよ支持面の中。模索しよう。身につけた技術をあっという間に惰性に変えて、次の技術を当然のように習得し。 伝えたい事を要約してしまうな。トランスする。そして、緻密に扱う。 今そこにある物質に無駄なく応じる。 媒質を触っているからといって、絵を描いているわけではない。両手を膝に置き、どうするか思索する事も描いていると言える。 技術を持つ事、知識を持つ事に衒いを感じるな。意味が無い。 感性も、技術も大事にしろ。その天秤が調和良くあって初めて作品は輝く。 習わぬ教を読み、教も習え。 習い、かつ慣れろ。 拘れ。凄く瑣末な支持面の端にも。それが緻密という事。 芸術であり、科学であり、公式であり、具体的検討や、予定であれ。 混色以外は措かない。厳密に言うと、自分の望みではないはず。 下地の時点でもう、3段階、4段階の予定を組んでおく。

媒質、技術、道具、歴史、運動との関連性、社会の流れの中でのイズムの発生、画材の発明理由。その他を暗記し、研究に至ったら今度は自己の絵画の風合いと自身との誓い。そこにウエイトを置く。  その後は研鑚に身を任すなら画家。作家。文章に秀でれば小説家。筆に秀でれば画家。応用に秀でれば個性を伸ばす。根を詰めたくば基本を煮詰める。学術、学識と、出来上がった媒質の組み合わせ方や展示、技術よりも目につく個性が際立てば現代美術、黄金率で構図を構成し、技術の組み合わせに長け、「3つ以上の技術の構成をひとつの画面空間に入れれる」や、「手や体の各部位を総て美術解剖学として熟知、

         そして、それを一つとして悪用しない自己決心。

 それができたら良いなあ、と思う。 アクリルガッシュがアクリル酸とメタリクル酸から生成されていて、公共建築用に発明された強固な絵の具であり、速乾性で一度乾くと一切の科学変化を受け付けないというのが基本である事は心に留めています。という事実から割り出せるガッシュの根本的使用方法は、「積層して出来る技法の活用」にあると感じました。どうしてかというと、透き通った感じが欲しいのなら、透明水彩のほうがレベルの高い媒質と感じます。と、いう事は、速乾性不透明水彩は重ね塗りのできる媒質性を生かした、積層をするのが一番の根本と感じました。積層された地塗りのう上にできる、透明な質は、また違う感触を醸すはず。重合体=テクスチャー等に扱うこの地塗り剤も、アクリルのこうした性質に救われている一面があります。こういう絵の具の感覚が逐次重要で、一見まぐれのような技術にも、実は媒質の特性をいかんなく生かした計算が見られます。

 絵画や塗料において、顔料を固着させる性質を含有するもの、すなわち絵の具を練るのに用いるメディウムの類、油脂、樹脂、ろう、各種のたんぱく質など総てこの章に含まれる。  接着剤は画用に用いるものに限られ、一般的なものは含まれない。 油彩のうち揮発性油に分類されるものは希釈剤、溶剤という括りで説明される。  ちなみに、DUO=デュオというメーカーから、アクリルとの混彩可能な油彩が含まれている。

研究は、「環境の良さ」「周囲の学識の高さ」に引っ張られる処もあります。なので、良質な勉強には良質な環境が重要だと思います。美術をやる人、そうでない人に関わらず、良くも悪くも【朱に交われば赤くなる】というのがあるので、良い環境に足を運ばせてもらい、最大限気を使い、その場で長く勉強するが1番の幸いだと感じます。  僕もそうしてこの勉強量を手にしました。自分ではなんもやっとらんです。

色面の少ない平面構成は性格上、配色が一番の見せ場です。そういう観点からこうやって配色を研究してみました。進行中です。 アクリルガッシュ=合成樹脂で顔料を結合する樹脂の事 アクリルガッシュの発達理由=公共建築の壁面に描くに足る、長持ちする強固な画材需要 具体的な要求=速乾性、安定性質の絵の具 アクリルガッシュの最初の活躍の場=工業分野 ポリマー=重合体 「PVA」=ポリビニールアセテート 成型プラスティック=飛行機や列車のガラスの代用 アクリルガッシュ=アクリル酸+メタリクル酸

(アクリルガッシュの特質)  水溶性であるが、一旦乾くと一切の科学変化が起こらない  塗り潰した支持面に更に絵の具を加える事ができる  科学構造によって完全蒸発できるような多孔質の膜が形成される  酸化や還元にも強い。 Acrylic rezins アクリル樹脂 Synthetic resins  合成樹脂 Vinyl rezins    ビニル樹脂  Amber       琥珀 Albmen       アルブミン アクリル酸+メタリクル酸+メチルメタアクリレート=アクリルガッシュ アクリル酸  CH²=CH:COOH メタリクル酸 CH:C(CH³)COOH メチルメタアクリレート 沸点100.3℃

 ムーブマン(動勢・運動・連動) 一場面しかピックアップできない事に対し、表現したい動きはとても難解。という場合、方向線、ストロークの方向等がとても印象や、動きの説明に一役買う。正中線とそのブレ、ルートを描きつける事によって、自動的に人間の想像力を喚起したり、知覚してもらえる事もできます。  回旋運動、伸縮緊張、弛緩、筋肉、骨格、体表解剖学の体表、等の知識があれば、骨や肉の方向線の位置が理解できます。 マッス=塊、量塊。         マス・コミュニケーション=大衆。(コミュニケーションを取る集団という塊)多量の纏まった物体の集まりを示すのがこの語「マッス」です。マッスとは、画面の中の相当量の光・色・影の集まりを意味します。群衆や森の集合、総体をマッスとも言います。「集まり」の感覚を総体的に指すのがマッスです。  よく用いられるのが、「群衆」という一人一人の集合を、一つの塊として描くのが「マッスとして捉える」という事だと思います。木を一つ一つ描くのでなく、その集合体が、直方体を描いていた時、それを直方体として解釈し、描くのが「マッス」という概念です。集まりを集まりとして要領良く捉え、集合として整理して描く、事がマッスのポイントだと感じます。  彫刻においては、素材がもう、「色んなモチーフを、一種の媒質、粘土、石膏で再現する」というマッス行為がなされています。  もう一つ、光の束、陰影、同色のまとまりにもマッスという括りが使われます。 「描き手が上手に行う画面の量塊整理・ないしは総体視整理」という広い意味でもマッスは用いられています。今日画面にマッスを形成しようとする作品は、様々な所で見られます。  応物用筆=物質の特性をいかんなく発揮した筆運び(要するに、マチエールと描写をいかに噛み合わせるかのstruglleに対して骨法用筆的に筆運びの研鑽を練る。)

moveman(動勢)や、masse(量塊)を持ち、スキアグラフィアやカリカチュアなどの正式画調を用いた絵画。技術を遠近法に重ねて用い、内包する空間も意識する。  動勢や空間、量塊、陰影に目が届き、それらを総合的に一つの支持面にうまく複合する事。

 「美的判断」

 美的判断とは、いわく言いがたき物ごとを判断する、特殊能力にあります。しかし、比喩的、「look like 」的学芸論には実は趣味性が高い。発祥から詳細まで語るプロには、(何々に見える)なんて理屈は通用しない。  魅せる側に付きまとう責任も、重大なのだろうと感じた。 芸術には日常を逸脱した天才の集団が集う、恐ろしき趣味性の高い会合という印象が付きまとう。実態はそうでもない。芸術学には、たしかな教養がある。何となくで描き続ける事と一線を画すのがそのkunst=芸術の事であり、そのkunst(芸術)の中にも沢山の種類が存在する。

 All germani kunstwissenchaft (一般芸術学)  Kunstwissenchaft (芸術学)  Kunstverhalten (芸術態度)    等、芸術学の中においても、態度教育や一般汎用性の高いものに振り分けられる。芸術学は人間の日常的な態度にまで良い影響を及ぼす。人間の欠点をカバーする教育手段にもなり、術性の高くなった昨今の人間の空虚を癒す、思いやりある手段にもなりうる。技術は描き手を未知の手段に飲み込む空虚な罠にもなる。よって、手段においては技術を伸ばし、健康学的観念においては人間の健康性や、ありよう、在り方を説明付けるものとして存在する。美術には美術解剖学という分野が存在し、それに関わるには、自分や他人の体を詳しく熟知し、生態系、生命体としての人間を中身から熟知する必要がある。  体の動きを追う動勢も、筋肉の成り立ちと、実際動く時、筋肉が縮む事によって手先を胸元に引き上げ、隆起と怒張によって作用を増し、収縮によって物体を引き、双子筋が走る手助けをする。肺呼吸で人間は動き、心臓は絶えず血を新しい血液に循環させる。その連動をしる事によって、人間は初めてそのlner perspective (線遠近法空間)の中を動き回る。人間は剤渓渫ではない。確かな連動によって動き回る、理性ある生命体なのだ。その事を知ることが、kunst(芸術学)を伸ばす、倍加させるきっかけとなる。

Kunst ( 芸術 ) ×somatology ( 生体学 ) × 美術解剖学=kunstwissenchaft  ( 芸術学 )    の図式を感じる。芸術は基本論から生じる。その生かし方と、健康学的側面を応用する世界。何の技術も保有しなくっても、ある程度上手に見える絵。あれは、均一であるからになる。しかし、もう一つ違う側面からいくと、美術技能には、緻密な段取りがある。素材毎に枝分かれするものでもある。よって、聞きかじった噂の集合体には、説得力が無い。人間としての英知を段違いに上げつつ、さらに芸術としての高い知識と技術を併せ持つ。それが本当の芸術学である筈。懸命すぎつつ自身の技術による支持面の状態を疑う。

         「 Can you real struggle ?  」   の精神を感じました。それが同様に、精神としても安心を生み、正しき生活を促すかのような絵画技術を獲得します。  情けは人の為にある。技術は生活の円環を守る為にある。豊富な知識が技術に拍車を掛け、生活を治める柔和な知識にもなるのだなあ、と感心しました。  (応物3法)

 立体編  物の形(塑形する媒質の特色)を表現として順応しつつも応用し、象徴として塑形する。巷にある、物体の破れた形 、曲がった形を美しく取りまとめる、その形に対して、確かな意味合いを持たせて立体象徴と化す芸術作品。

 絵画編  モデリング(塑形したマチエール)=(絵具+モデリングペースト)を、下地剤の媒質種と描きたい物、支持面に求める状態に応じて行う。心ある配慮をするかの如く知恵ある塑形をし、象徴化する。 (地塗り剤の特色を把握し、確かな塑形術によって物質を象徴化する。かつその絵画には技術と思いやりがある。)

日常編  生活の中、そこにある物質を最も効果的に用いたり、判りやすく配列したりする。日常の心構えとしての自己実現の象徴化である。        

美術と心理学論文 美術には、いわんや人間を癒す効果がある。その役割が無くては、作品の意義は無いと言っても過言ではない。社会の恐ろしさや、戦争に対する反対意識がある作品をアンチテーゼする事は可能だが、作品がコミュニケーションの取れる媒体として存在する、あるいはメッセージを内包した状態のものでなくては、結局なんの他人に対して与えうる回復も無い。と、いう事は、メッセージの中にも、テクスチャー、あるいは絵画技術としての、「見る側への癒し」がエッセンスとして内包されていなければ、成立はしても、誰かの足を止めるような絵画としては、成り立っていない、という事は。結局作品の中には「干渉」以外の、理解力とか、心遣いというものを含ませる必要性がある。  セラピストの基本に「共感的理解」という必要事項が存在する。セラピストには、相手の立場にたつ必要が、相手とのコミュニケーションを取る上で出てくる、というものだ。 「充分に機能する人間」という解釈でもって相手を具体的に理解しようという側面と、同時に「そういった一連の不具合というのは、どういった理由から来ているのか」という心理的側面の、2方向から人間を治療する事が重要であるのと同様に、「社会的メッセージ、公的訴えとしての絵画」「心癒す媒体の塊と、その積層としての絵画」という両側、2方向から人間にイメージを投げかける事が絵画には重要であるといえる。 美術という活動は、特に心を使い、目や内臓の疲労を増やす。密閉された部屋で行う作業という事もあって、どうしてだか精神的にも疲労する。病院に通う人間や、錠剤を常用する人間がいたとしても何ら不思議は無い。  そういう芸術活動のストレスは、屋内作業にして『衣食住』総てに美しさや景観、彩り、人間の作業の円滑、生活の循環の浄化としてタッチする事の難易度。『思いやり』や、人間の誠意の形作りであるがゆえの心労や、心の中の悩みが日々募るが故に起こる『変な疲労』が、尽きないということです。通常の人間からすると凡そ訳の分からない理由で自殺したり、病院送りになったり、薬を常用する為、その関心事の中に入る人間の活動もなかなか分析しづらく、その人間の病理を未然に解決する事も、とても難しいと憶測します。  要は、「美術系は患者としてはとても厄介で、故に人一倍体調管理に気をつけて欲しい人種だ」という事である。人間のなかでも、退化しやすい、あるいは退化をいとわず活動をつづけるのが芸術家であり、体は当然弱い、という事である。 美術館での景観に着目してみよう。お気づきでないだろうか。美術館の中の人間。「少々太り気味」というだけで、かなりの大柄な人間に見える事。そう、美術系という人種は、僕も含めて、それだけ脆弱な人種なのである。 そういう意識の元活動して欲しい、という人間も、内外問わず沢山存在する筈だ。要は人生を歩んだ結果としての体格や、一個体としての蓄積が、美術家は脆弱になりやすいという事だ。  一方で、学生常設には事故が起こり易い。「大作品」の厄介さだ。大作は、ナイーブな扱いを要求する割に、相当な重量を伴うので、扱いを知りつつ取り扱う事が重要になる。 そして、実はもう一つの重要な観点がある。そういうナイーブな作品の取り扱い、実は「ためらってはいけないのだ。」 しても良いことの範疇を利用して、最大限の要領を用いるのが作品の秘訣である。それはとても感覚が難しく、要領よ美術との狭間に位置するのだ。    その活動の「混合疲労」は、とても体には辛いだろう。脳と肉体が両方疲れる、という事だから。そして、さらに新たな美術品にも精力を注がない事には始まらない。 まことに美術とは、疲労の連続なのである。しかも、動きは美的な為、なかなか表出しにくい分、当人たちが倍、気を使いあわないといけないという義務がある。  一方で、これは描き手の願望、『こう描きたい』とか、『ああいう風に描きこんでみたい』とか、そういう類の物である以上、やはり作品完成度で日本人を上回る人種は相変わらず存在しない。  あの石膏像や、ルネッサンス絵画といえども、積層と、重層感においては結局日本人の上を行く事などとても不可能である。日本人の気質でなければ、生み出す事が不可能な「思考的密度を組む絵画理論」で、できたインスタレーション絵画は、構図は精巧、かつダイナミックに仕上がっている。そういう日本の気質が、オリジナリティーを奪う行為にも繋がり易くはあるのだが、結局人間は「同じ物があれば、良質な方に興味を引かれる」というのが定石なのである。 アクリル絵の具は水で希釈できる合成樹脂(ポリアクリルエマルジョン)によって顔料を嫌ったものです。画材として合成化合物が育ったのが、壁画創作運動に伴う「対公共建築物対応壁画用画材」の需要で、 「強度」 「速乾」 「多数支持面固着」  等の需要の為に生まれました。たくさんの支持面、鉄、コンクリート、木、等有機物、無機物を問わず固着する上、全画材中最強度を誇るものでなくては、雨天にも対応する壁画は生まれなかったのです。支持面がフラットであり続ける限り、罅割れすら起こらないというのがその強み。面相による細かな描きこみも可能で、薄め液も水になるので健康も害さない。  こうしてアクリルガッシュは生まれ、その有能さから、絵画にも続いて応用されるようになりました。 アクリルガッシュと下地の関係は、作品の仕上がりを100パーセント左右するほどのものがあり、その下地剤一つ一つにも特徴が存在する。

ライトモデリングペースト  マチエール塑形術、「モデリング」に扱う素材。この応用で、立体に長けた人間を絵画に誘う事が出来る。通常の重量の物と、もう一つ軽質な物がある。その軽質さ故、多大なマチエールを造り、モデリングとして塑造しようとも、重量が軽質を保つ。要は支持面の重さを念頭に置かない創造が可能になるという事。この物質にはモデリングの上でとても助けられる筈。

セラミックスタッコ 粒状の樹脂が独特のテクスチャを出す。粘りが強く、固着しても、マットさと粒質感と、かつ品位も残す。 ナチュラルサンドもこれに似ている所がある 「制作意図」についての論文

美術を渇望する人間は、何を手に取ろうともなにか魅せる物を作ってしまう」というのを。  そうしたいという人間、真にそういう物を創造したいと考える人間に、媒質のハードルや技法の難解度はあまり問題ではないのだ。「その表現をするにおいての最大限のマテリアルの生かし方」が、最も重要であり、それを習うにしても、習わざるにしても、描かんと欲する人間はどうにかして、頭の中から引きずりだす。道具と道徳を思考するだけで、ある程度は解決付いてしまう。勿論そこからの教養というのが肝心なのだが、その地盤にそういう「思い」が根付いていないと、作品として「意味が分からない」のだと感じる。  道徳を筆を取る際感覚化させるだけでも、それが充分な「技法」足りうる。  絵の具を使う=無駄なき方法を知っている=少ない画材で良い物が沢山できる  絵の具を使う=道徳観念がある=無駄をしない考え方をする=上記に同じ結果  という様に、道徳観念が生み出す「思い」が、今そこに習わぬ知識を生み出す事があり、美術に携わる人間は、それが自分の手元から出てきた瞬間、それを残し、逃さずキャッチしなければいけない。そういう感覚を絶えず保有する事と、そういう「真新しさと品格の違った創造」を心が排出する精神性を保有している人間こそが天才であり、それ以外はただの全体の中の売名に過ぎない。そう、道徳性とは心の広い人間性にこそ微笑み、矮小で真新しいものにばかり走る人間には振り向かないのである。    本当の真新しさには理由とコンセプトがある。多くの人間に目を引いてもらいたい、戦争、社会、国、等の、確固たる理由や、「自分の絵を見ている間だけでも和んでいてもらいたい」とか「こういう表現、コンセプトで表現した事を皆に伝えたい」という『理由』に基づいて作られ、その結果、多くの人間の足を止めるような技術が必要になり、『真新しさ』が表出する。要は

     『本人の一番良い自我を、技法を乗せて放出する』  のだ。そこには、自分の引いた線、たまたま形として出来てしまった美しきストローク、筆跡のみに流されない、『本当に優れた心の持ち主』のみが到達できる『技法をちりばめてなお、爆発混在している自己表現』がある。僕は僕の絵も含めて、そういう絵を未だ目にした事が無い。 それは、その夢は、『左手で左手の肘を掻く』が如き夢である。そう、技術を一画面に纏め、一つの体系としてバランス良く表現することと、そういう『表現』という感情の曖昧さの混在の渇望は、矛盾点が多く、例えばクロッキーをいくつもかさねたとか、其れこそ面白い絵柄を作った、だれも知らない技法を生み出したとか、そういう物とは別である。『誰も知らない線の引き方が出来た』というのは、実は結構意味性に欠ける。例えば卵を投げてきれいに割れる手腕があったとして、『皆の役に立つ類では無い、意味性の希薄な趣味性の高い技』なのだ。本当に表現を渇望する人間は、適当にやっても何故かその表現したい事項が表出した絵になるのである。よって、美術をする人間の殆どが、その夢を抱いている。その夢の頂の高さにかかると、大作までもが失敗作と化す。僕は勿論出来ない。しかし、美術は技術でなく、美しきなにかの表出術であり、技法体系を美しくまとめるだけのものに終わるのも、僕自身としては寂しいような気がしてならないのである。  前述したように、制作の意図と、癒しのバランスが作品には欠かせないのだろう。リアリティーをどれだけ保有したものでも、結局それと等量の癒しとしての絵画技術を保有したものでなければ、絵画を体感する側としても、とても息苦しい。言い換えるならば、「制作意図の為のリアルな一側面」がそこにあるのであれば、相手は気持ち悪さを感受しないし、感知もしない。逆に、いかに可愛いものばかりを扱った絵画でも、その「制作意図の為の腹黒い算段」がそこにあるのであれば、相手はなぜかそこに気持ち悪さを感受する。そういうものである。 技術というのは、とても重要である。軽んじてはいけない、皆が苦心に苦悩を重ねて生んだ思考の断片を、客観的な視覚や考え、感覚、理論によって否定したり、また肯定したり、練り直したり、技術同士を比べて、新たに生み出されたものであるか、それとも既存の技法の変容、応用的なものであるか検討したりして一つ一つがとても自由な発想と、今日の技術的修練と完成度で生み出されている。その集積が技法である以上、技術を、単なるテクニックとして否定する事は、誰にも出来ない。美術に愛着があればあるほど、本当は「できない」のである。  ところで、6年から7年以上画面に着手した人間ならもう分かると思うが、技術には併用が可能である。ステンシルとストロークも、ステンシルの用紙の上から、筆跡(ストローク)をダイナミックにつけることができる。ステンシルの上からドリッピングすると、用紙をはがした時、用紙の切り抜いた部分にのみドリップの痕跡が残る。そのようにして、技術同士の混合が可能なこの一つ一つのぎじゅつは、とても上手く共存してる。ステンシルで直線を切り抜いて、ドリッピングを5~6階調で行い、上から光の調節を行うようにして加筆を行うと、「ドリッピングの柱」が出来る。そのようにして、技術の併用によって出来る表現は、掛け算式に倍加する。この感覚さえ持っていれば、いかに描写力を有した状態でも、画面の真新しさを失う事は無い。「実力介在形前衛絵画」の出来上がりである。 今現在の常識の中の技術は、とても幅が出来たと感じる。しかし、肝心なのは使い手の方の心構えである。人間の、物知りげなプライドが自身の向上心に対するストッパーになることもあれば、社会における低俗な嫌がらせに屈し易い稚拙な作業をする人間のありようなどに、心を狂わされるであろう。修行僧ではないので、それが自然な事である。しかし、いくら人間が良いからといって、思いやりがあるといっても、それ全部自分の負債であるという事。なので、技術を研鑽する身になったからといって、その精神や心構えを決して変えてはいけない。そして、「ダイナミックさより密度を重視したい」とか、「知名度より節度を重視したい」のなら、まずそういう技術の習得に対して熱心でなくてはいけなく、指導者もそれを応援する義務があり、その責務から逃避した口の使い方をするのなら、心優しい人間からの、制裁を受けなければいけない。美術は、心根の綺麗な人間を、からかう為に生まれた技術ではない。ゆえに、今日も、誤った用法を呪詛的に用いた人間は、どんなに多勢であろうと、容赦なく罰せられるし、そういう正しさの方がまかり通るように出来ている。まことに不思議な感覚を覚えました。 制作意図という問題、観点もそう。制作の意図がとても深いものなら、一見単純なようでも、なぜか心の深い部分に響き、技術がいかに複雑で、さまざまな描きこみに基づいた技術形態であろうと、モナリザをぱくったような「間違った斬新さ」を持っていたら、人間は自然と素通りする。その証明のもっとも顕著な例が現代美術だといえる。おおよそ技法的な構成上の詰めや、制作上の完璧な予定、その他総てが曖昧であるものの、人間の心惹くテーマ性に満ちている。 美術という画面の応用性には、様々な悪用方法が存在する。それはいわんや、不明瞭な利用方法で、とても人間の隠れ蓑になりやすい。知識のある人間が利用して、知識の無い人間を騙しきるのだから、それは罰せられる筈が無い。よって芸術系には、逸脱した感じの人間がいる。一部の知識者によって、自覚を奪われているのだ。心を自動的にコントロールされるかのように。そういう人間の把握量の差を用いた、間抜けな失敗も美術にはあり、それは医学等がツケをもっている。現代社会に絵画が登場する事は、とっても考えにくい。なぜって今は、ビルディングのモニターの大画面が、壁画にとってかわり、そういうシステマティックな全体が、絵画という手間隙を、ぶち壊してしまったからである。そうして今、デザインという簡易で安易な物体が日常社会を占め、その量産性が格好の特異点を求める人間達を食い物にしているというわけだろうと感じる。  自分は、絵画を一生懸命に続けた人間である。その時脇目も降らなかった。学校を辞めたり、誤解されたり、陰口を叩かれても、まるで気にしなかった。歯が欠けても、肌がボロボロになっても、その筆を、訳のわからないダスターに持ち替えてでも、辞めなかった。その事が今日の僕にほんのチョットの身分をくれた。後は、皆が喜んでくれると嬉しい。それだけだ。人間の制作意図というのは、技術を超えて人間の意志を支配する。その意図へ向けて、心燃やし、体を裂いた人間には、必ず望みが敵う。その望みが、他人がより多く喜ぶタイプのものであるのなら、なおさらである。そして、制作意図が自身の作風に沿ったものであるのならば、作品はいつも8割方の成功を収める。一人の個性ある人間が、長く作品を制作する事に従事してゆくと、どのような人間にもアクや、個性が表出する。そしてその個性に沿った制作体系を、生み出すに至る。基本的な技術体系の上にその個性が綺麗に乗ったとき、その絵画の個性はゴールインする。そう、制作意図と技術は、本当はとっても仲良しなのだ。「制作意図=個性」「個性があるから、技術を介在させるのが面倒くさい」という心理状態に陥り易い、集中制作においては、結局そういう人間の感性が完成度に対する障害と化す、という事実がある。しかし、誠に良いものが作りたい、自身の個性の先の、一番良い表現状態が見たいと感じた場合、技術のハードルというのは、そういう願望が在る人間にとっては実は「そんなに高くない」。大きくその体を使い、絵画をする大人として解釈するならば、決して困難でない。それに気付いている人間は技術を吸収する。それが総てでないのだから、技術の習得はとっても簡単な筈だ。技術は媒質である。技術は用法である。その用法の真新しさが、新しい自身を引き出す事も沢山あるはずだ。で、あるのならば、技術の幅が広ければ、制作の意図の深みも増すというものだ。長年一つの物事に従事した人間には、その内実の研鑽方法について、知る義務がある。それが制作意図に一層の深遠広大さを与える事は、言うまでもない。  このようにして、技術と制作の意図がどれだけ重要な接点を有しているかは分かるでしょうが、ここからさらに分解し、かつ分かり易く克明に制作意図と技術の関連性について触れてみたいと思う。  例えば在る一色、「ベージュ」によって得た感覚からイメージを膨らませて絵を描いたとしよう。その一色によって生み出せるイメージの幅と、更にもう一色、「ベージュの補色」を絡ませて描ける絵のイメージの幅では、どうしても、その「もう一色」を知っている、及び用いる事が出来る人間の絵画の方に完成度が出来るのが、当然の結果である。色数が総てでは無い。シンプルな方に注目が集まり、その魅力はシンプルである事で成立している絵画も当然沢山ある。しかし、この場合で言う所の感覚点とは、「製作意図の深みの差異」を表す。日本的な一面を内包した高名な現代絵画においては、一色の色彩だけが主立っている事は先ず皆無である。人間が魅力を感じるのは、その苦悩と正しき研鑽の集積である。結局、「癒し」というレベルを超えた解釈の感覚になると、そういう「研鑽の集積」が価値基準と化し、その中で人間はもっとも複雑にして深遠なイメージを両有するものを選出する。よって、絵画の制作意図に深みを与えたいのならば、当然制作の複雑化が必要不可欠になってくる。その技術の集大成に一つ一つの技術を付加し、その付加に自身のイメージを引っ張られてゆく事も、重要な研鑽のポイントになる。               そう、制作意図自体も成長するのである。

美術には、いわんや人間を癒す効果がある。その役割が無くては、作品の意義は無いと言っても過言ではない。社会の恐ろしさや、戦争に対する反対意識がある作品をアンチテーゼする事は可能だが、作品がコミュニケーションの取れる媒体として存在する、あるいはメッセージを内包した状態のものでなくては、結局なんの他人に対して与えうる回復も無い。と、いう事は、メッセージの中にも、テクスチャー、あるいは絵画技術としての、「見る側への癒し」がエッセンスとして内包されていなければ、成立はしても、誰かの足を止めるような絵画としては、成り立っていない、という事は。結局作品の中には「干渉」以外の、理解力とか、心遣いというものを含ませる必要性がある。  セラピストの基本に「共感的理解」という必要事項が存在する。セラピストには、相手の立場にたつ必要が、相手とのコミュニケーションを取る上で出てくる、というものだ。 「充分に機能する人間」という解釈でもって相手を具体的に理解しようという側面と、同時に「そういった一連の不具合というのは、どういった理由から来ているのか」という心理的側面の、2方向から人間を治療する事が重要であるのと同様に、「社会的メッセージ、公的訴えとしての絵画」「心癒す媒体の塊と、その積層としての絵画」という両側、2方向から人間にイメージを投げかける事が絵画には重要であるといえる。 美術という活動は、特に心を使い、目や内臓の疲労を増やす。密閉された部屋で行う作業という事もあって、どうしてだか精神的にも疲労する。病院に通う人間や、錠剤を常用する人間がいたとしても何ら不思議は無い。  そういう芸術活動のストレスは、屋内作業にして『衣食住』総てに美しさや景観、彩り、人間の作業の円滑、生活の循環の浄化としてタッチする事の難易度。『思いやり』や、人間の誠意の形作りであるがゆえの心労や、心の中の悩みが日々募るが故に起こる『変な疲労』が、尽きないということです。通常の人間からすると凡そ訳の分からない理由で自殺したり、病院送りになったり、薬を常用する為、その関心事の中に入る人間の活動もなかなか分析しづらく、その人間の病理を未然に解決する事も、とても難しいと憶測します。  要は、「美術系は患者としてはとても厄介で、故に人一倍体調管理に気をつけて欲しい人種だ」という事である。人間のなかでも、退化しやすい、あるいは退化をいとわず活動をつづけるのが芸術家であり、体は当然弱い、という事である。 美術館での景観に着目してみよう。お気づきでないだろうか。美術館の中の人間。「少々太り気味」というだけで、かなりの大柄な人間に見える事。そう、美術系という人種は、僕も含めて、それだけ脆弱な人種なのである。 そういう意識の元活動して欲しい、という人間も、内外問わず沢山存在する筈だ。要は人生を歩んだ結果としての体格や、一個体としての蓄積が、美術家は脆弱になりやすいという事だ。  一方で、学生常設には事故が起こり易い。「大作品」の厄介さだ。大作は、ナイーブな扱いを要求する割に、相当な重量を伴うので、扱いを知りつつ取り扱う事が重要になる。 そして、実はもう一つの重要な観点がある。そういうナイーブな作品の取り扱い、実は「ためらってはいけないのだ。」 しても良いことの範疇を利用して、最大限の要領を用いるのが作品の秘訣である。それはとても感覚が難しく、要領よ美術との狭間に位置するのだ。    その活動の「混合疲労」は、とても体には辛いだろう。脳と肉体が両方疲れる、という事だから。そして、さらに新たな美術品にも精力を注がない事には始まらない。 まことに美術とは、疲労の連続なのである。しかも、動きは美的な為、なかなか表出しにくい分、当人たちが倍、気を使いあわないといけないという義務がある。  一方で、これは描き手の願望、『こう描きたい』とか、『ああいう風に描きこんでみたい』とか、そういう類の事である以上、やはり完成度でを上回る人種は相変わらず存在しない。  あの石膏像や、ルネッサンス絵画といえども、積層と、重層感においては結局日本人の上を行く事などとても不可能である。日本人の気質でなければ、生み出す事が不可能な「思考的密度を組む絵画理論」で、できたインスタレーション絵画は、構図は精巧、かつダイナミックに仕上がっている。日本の気質が、オリジナリティーを奪う行為にも繋がり易くはあるのだが、結局人間は「同じ物があれば、良質な方に興味を引かれる」というのが定石なのである。  決まり事の中で物事を煮詰める行為で世界一なのは日本人である気がする。 一方で、美術に携わる人間の感覚と、技術の駆使の天秤をとても悩みの種にする人間もたくさん存在すると思います。 なんに関してもそうですが、「万人に共通する悩み」と、「専門的に理解する必要がある事実への悩み」は、とても矛盾を抱きやすい問題が出てきます。そういう時、どちらを優先順位として持ってくるかはその人間各自の自由になると思います。あらかじめ自己心理の理解力を上げている人間は、「飲み込み」が違います。「ああしなければいけない」、という理由を心が理解するので、とっかかりなく物事を推し進める事ができます。これと美術的技術と交わらせると、同様の事が言えます。例えば、テクスチャーを作る下塗りに扱う技術を用いる、ストロークであったり、もしくはマチエール、テクスチャーであったり、その選別が正しい人間というのは、より良い選別をする人間というのは、「そうしないといけない理由」を深く理解している人種だからです。その理解に技術を乗せているから、「技術的に卓越しているにも関わらず、内的理解に乏しい」という失敗が無い、という訳です。  テクスチャーや、地塗りは、失敗すると次の面を作るとき、その失敗した部分のみが一層厚くなり、「物体」として見た場合、不自然になります。そしてテクスチャーの失敗、しかもその色面がとても大きかった場合、上塗りにはあからさまな費用がかかる上、支持面が重くなります。  物事の間違いには費用が掛かります。そして世の中においてその失敗は往々にして自身に帰ってきます。よって、「間違えるな」と言える人間の方が少しだけ思いやりがあるというのが事実です。  技術的失敗の積層は、人間の心に対して「できない」という感覚を自身に刷り込む事になります。そういう「自分の刷り込んだ感覚」というのは中々払拭しずらいものです。他人が刷り込んだ感覚は距離を置く事でやがて緩和されますが、自分とは一生、一秒も離れ離れになる事ができないのです。よって、自己に対する不安はなかなか払拭しずらいものなのです。美術とは、自分の内面の表出場面であり、調子の不具合がすぐ体にでます。よって、「自身に負けない心」というものが必要不可欠になると感じます。  他人と自身を比べてみた場合に、どうしても心理的不安が伴い、いつもの好調が出ないでしょう。しかし、そういう場合にこそ意味性を伴うような2倍の優しさと、2倍の具体的な何かでもってますますの好調を引き出すのです。



美術にはいわんや人間のメンタルに関わるという役割が存在します。人間のメンタルに画面でもって食い込む作業、実はこれかなり現代社会においては重要な役割を担っています。コンピューターや、社会の軋轢に耐えかねた人間の心理的ある一面の崩壊を、きれいさっぱり立て直す行為や、ゲームの画面に惑わされた人間、携帯電話の画面に身体的な側面を害された人間のリロード方法としての絵画が、今日存在します。 色彩は「癒し」、テクニックは「信頼」、技術は「円滑なコミュニケーションとイメージの助長」、解剖学は「正しい画面内の人体のありようとテクニックとの関連性」、修練は、「義務」、会合は「守りあう為」。  そういう一連の行為が絵画の作品作りにおいてもっとも重要な決定付けになります。その存在が際立つ秘密の箇条はこんなところです。  人間には、実生活、実際の世界以外の癒しが必要となります。そして、そういうぎりぎりの癒しを与える行動というのはとてもテクニックと修練の時間を擁します。その研鑽の量が確かになってゆくと、人間は障害を乗り越えるようになります。そして画面を見る人間の障害もそこから消えうせます。そういう技術の集大成に対して得る感動とは、

   「思いやり×技術」という倍加方式により一層の効用を他人全体に与えます。

 技術の無い絵画というのは、とても客層が偏ってきます。そういう場合に、自分も他人も、大変寂しいでしょう。

 会合とは、自己顕示ならず、守護しあう、心配りあうものなのです。賞を与える相手は、その人の人生に責任を持つ証拠として与えるわけで、その事を何者も否定してはいけません。 遠近法は視覚への対応から、遠近図を挟む事によって視覚をいかに面白く再表現(representasion)するかという行為に変化してきた。逆遠近法という、遠くの物が大きく、近くの物が小さいという手法や、5点、6点を用いた多数消失点混在型遠近法、天井の物を描くときは逆からも消失点を扱うので、点を増やしたりするのに始め、双曲線hypervola、放物線paravola等を用いた双曲線遠近法や、地平線曲線分割型の天使遠近法、直線分割型の地上遠近法等、現在拡張の程を見せている。また、中国式遠近法「三遠」(高遠=空高く見上げる)、(深遠=空間深く見通す)、(平遠=地平を見回す)との関連、複合による新式遠近法も思考される。そしてそれらの遠近法をまとめる構図構成は、黄金率(美しさ優先)の場合と、公理(バランス優先)の場合がある。また、碁盤の目の様に線を引いた後に、想像力から偶発的に生まれる遠近法の線組織状態が、(prospettiva accidentale)とも言い、遠近術の想像力を試す楽しさの追求にもなります。 また、その偶発的にできた遠近図と、線形象を織り交ぜ、網状組織にして、最後に(propotional mente)を行うと、象徴状態を完成度を持って保有できます。網状にする際の、線と遠近術と、網状組織の複雑さと、正しさと高度さ、そして、実際に絵画にした時の描きこみが決め手になると思われます

[編集] 衣食住と肩を並べる為の芸術と大学単位の5教科の、関連性

 数学、古文、国語、科学、理科等を、もっともっと投入して行かないと絵画として成立しずらいと思います。描くにおいてその計算や言葉が介在するとしないのでは、段違いであって、絵が巧くならない理由は、絵ばかり描いているからであって、そこに「ung」。象徴性。僕から見たら、この媒体はこう見えるとか、そういう見地を、他の学問でもって言葉で表すかの如く絵画に変えるのは、とても重要になります。形、形状をただ計るのみでなく、どこまでそういった他学問を介在できるかが重要な一線になります。 「そっくりに描いているのに」というわだかまりがある人間はそういう部分が足りてないと存じます。 人間の学問の介在余地についても思考し、六画法や、絵画5層、線描5層と別に、個々の物に何を見るかが肝心になると思われます。その好み、趣向が実は個性を織り成していて、それは極めて単純に個人の学術が見え隠れするからだと存じます。  箱が一つ存在して、それを描写してゆかなければならないとして、それを「静謐」ととるか、「量感 」ととるかで、明らかに違ったものが出来上がります。その両方がある時、それはとても、実物以上の説得力を持ちます。そう、それが、「実物」になくて「絵画」にある物なのです。その一個の物体に、虚偽やごまかしを交える事無くその「静謐」や「量感」を一手に込める事ができると、実物と同じ正誤性を保つにも関わらず、実物を遥かに凌ぐ絵画になります。そしてそれは、「模写」であり、「絵」でもあります。

 絵画のチンギンウェイツー(経営位置)構図関係の割合、面積、ひいては体積においてそれを行うこと、計算する事に、バランスが存在する。内在するバランスが崩れなければ、まず間違いなくベスト構図 になる。

turens japanese chinquapine folium of decaltes turepine 東京藝術大学公開論文第一 (椎) to (葉) einbuild lungs kraft D、Pulmones(肺)Lung 一、肺の位置および形態 二、気管支の分岐および肺区域 一、肺の位置および形態  肺は呼吸器系中最も重要な1対の臓器で、胸腔の左右両半を充たし、右肺が左肺より大である。弾性に富み、軟かく、形は円錐の内側部を切り取ったものに似ている。肺の表面を被う被膜は、葉間からさらに葉内に入り、肺組織を小葉に分ける。成人肺の表面はまだらで、肺の地色は淡い石板青を呈し、これにいろいろな大きさの暗色斑点がみられる。すなわち、表面に斑点を生じ、塵埃煤煙などの吸入によって特に著明となる。  肺の表面は、肺胸膜によって覆われ平滑で、これを肺尖、肺底および2面、3縁に区別する。  肺尖は肺の上端で鈍円をなし鎖骨を越えて2-3cm上方に突出し、胸膜頂におおわれる。肺底(あるいは横隔面)は、肺の下面で横隔膜の上にのり、その円蓋に応じて上方に強く弯入し、とくに右肺において著しい。肋骨面は、肋骨に接する肺の外面である。内側面は縦隔に向かう面で、一般にやや陥凹しているが、心臓に対する部位は深く凹み、ここを心圧痕といい特に左肺において著しい。心圧痕の後上方に胸膜に覆われない部があり、これを肺門といい、気管支、血管、リンパ管、神経などが出入する。肺門を出入する脈管、神経群が結合組織に包み込まれた状態を肺根と呼ぶ。  肺の前縁は鋭い縁をなし、左肺ではその底部に近い所に心臓による心切痕を生じている。心切痕に沿う左肺の一部は心臓との間に圧平される。これを左肺の小舌という。肋骨面が横隔面に移行する縁、すなわち下縁も鋭い縁をなすが、脊柱の両側に対する後縁は丸くなる。 肺は、後上方から肋骨面にしたがって前下方にまわって走る深い切れ込みによって肺葉に区分される。この裂溝を斜裂という。右肺では、そのほかに肋骨面の腋窩線で主切痕から分かれてほとんど水平に前へ進み、肺の前面に達する浅く短い切れ込みがあり、右肺の水平裂という。以上の裂溝によって、左肺は上葉および下葉の2葉に、右肺は上葉、中葉および下葉の3葉に分けられる。 二、気管支の分岐および肺区域  戻る 左、右両側の気管支は、肺門で一定数の気管支枝に分岐する。これらの各気管支枝は、次記のごとく分岐して各葉に分布する。葉気管支→区(域)気管支→区(域)気管支枝→細気管支→小葉間細気管支→終末細気管支→呼吸細気管支→肺胞管→肺胞嚢→肺胞。各肺葉の気管支の分枝を区域気管支といい、それぞれの区域気管支に所属する小さい肺部を肺区域という。左、右肺とも10区域に分けられる。  肺区域というだけあって、かなりのバリエーションをもつこの機能。人間が唯、言葉を交わすのみでも、これだけのバリエーションに富んだ気管のもと、起始走行している。推面や頚椎の動きに一葉双曲面や二葉双曲面をあわせて、ゆるやかな動きを期待するとともに、呼吸をその緩やかさに更に合わせる。  supiritus(呼吸)という事です。呼吸と動線を合わせた動きから更に緩やかさを増す、この安閑に更に楽しさを増す為のものとして大きな呼吸のリズムと歩行の揺るやかさを使うものとして、動く。  自身の肺の位置関係とも相談しながら、緩やかさやクッション的動きに拍車を掛ける。  そういう人物を描くと、実物とは違うが実在にヒントを与えるhinter ground が成立する。  E、Pleura(胸膜)Pleura 一、胸膜および胸膜腔の定義 二、胸膜の区分 (一)Pars diaphragmatica(横隔胸膜)Diaphragmatic part of parietal pleura (diaphragmatic pleura) (二)Pars costalis(肋骨胸膜)Costal part of parietal pleura (costal pleura) (三)Pars mediastinalis(縦隔胸膜)Mediastinal part of parietal pleura (mediastinal) (四)Cupula pleurae(胸膜頂)Cupula (dome) of pleura

三、胸膜線 (一)前胸膜線 (二)下胸膜線 (三)後胸膜線

四、肺の投影線 (一)肺の前界 (二)肺の下界

一、胸膜および胸膜腔の定義  肺の表面と胸壁の内面とを覆う漿膜を胸膜という。肺門を除く肺の全表面を覆う部を肺胸膜(あるいは臓側胸膜)という。肺胸膜は肺門部で反転して壁側胸膜に移行するが、特にその下方が横隔膜の方向に垂直にのびてできる胸膜の二重ひだを肺間膜という。壁側胸膜は胸廓の内面を覆う部である、壁側胸膜と肺胸膜との間には狭い胸膜腔があって、その中に少量の漿液すなわち胸膜液を容れ、両胸膜面の摩擦を軽減している。 二、胸膜の区分  戻る  壁側胸膜はその部位によって次の4部に分けられる。 (一)Pars diaphragmatica(横隔胸膜)Diaphragmatic part of parietal pleura (diaphragmatic pleura)  横隔膜の上面を覆う。 (二)Pars costalis(肋骨胸膜)Costal part of parietal pleura (costal pleura)  全肋骨および肋間筋の内面、すなわち胸郭内面の全体を覆う。 (三)Pars mediastinalis(縦隔胸膜)Mediastinal part of parietal pleura (mediastinal)  縦隔の外側面を覆い、肺の内側面に接している。 (四)Cupula pleurae(胸膜頂)Cupula (dome) of pleura  肺尖部に相当する部分で、胸郭上口を越えて第1肋骨より3-4cm上方、第7頸椎中部の高さに位置する。  肺の表面を覆う肺胸膜と壁側胸膜とは胸膜腔を介して普通呼吸時には大部分は接触しているが、所定部位では深呼吸時にもなお両者間に凹みまたは間隙を残している。ことに各部壁側胸膜が反転する部位にみられ、胸膜洞という。肺の下縁にそい、肋骨胸膜が横隔胸膜に移行する所を肋骨横隔洞という。 三、胸膜線  戻る  壁側胸膜の3部の移行する個所を胸壁に投影した線を胸膜線という。 (一)前胸膜線  左右ともに胸鎖関節の中央から始まり下行して左側は第4肋軟骨の胸骨端に達し、この肋軟骨の上縁に沿って約2cm外側に走り、しかる後、第6肋軟骨まで垂直に下行し、右側は横走せずに第6軟骨まで下行する。左右の前胸膜線の間に第4肋軟骨より上方の胸腺部、それより下方の心臓部という2区劃がある。心臓部では胸膜を経ずに直接心膜に達し得る。 (二)下胸膜線  前胸膜線につづいて起こり、肋軟骨の前端に沿って外下方に走り第12肋骨の中央部に達し、この肋骨の沿って背内側に進み椎骨旁線に達する。 (三)後胸膜線  椎骨旁線に沿って上下の方向に走る。 四、肺の投影線  戻る (一)肺の前界  左右ともに胸鎖関節の後側から弧状をなして他側に近づきつつ下方に走り、第6肋軟骨の高さで肺の下界に移行する。ただし、左側では第2-第4肋軟骨の高さで著明な心切痕を示し正中線から左方に扁在するが、右肺のものはしばしば正中線に達する。 (二)肺の下界  静呼吸時の直立位または正坐位において乳頭線では第7肋骨、腋窩線では第9肋骨、肩甲線では第  11肋骨の高さに位置する。 主要な骨格で、体幹の正中面に含まれる。しかし、その主要部は背に近いところを縦走するが、これは前方に内臓を容れる大きな体腔があるためである。脊柱は24個(上から頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個)の可動性の椎骨と不定形の仙骨(5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となる)と尾骨(3~5個の尾椎が全部または一部が癒合して尾骨となる)とからなる。つまり、上下に重なる32~34個の椎骨によってつくられる骨の柱である。  基本型として椎骨は短い円柱形の椎体と背側の弓状の椎弓とからなり、その間に椎孔を囲んでいる。生体では各椎体は椎間円板によて結合し、椎孔は上下に連なって脊柱管となり脊髄をいれ、上方は大後頭孔によって頭蓋腔につづく。椎弓からは4種7個の突起がでている。すなわち後面正中線上を後方に棘突起、外側へ1対の横突起、上下左右1対ずつの上関節突起と下関節突起である。また本来、すべての椎骨に対応して肋骨があったが、哺乳類では胸部のほかすべて退化し、頚椎では横突起前結節、腰椎では肋骨突起、仙骨ではの外側部をつくり椎骨の一部となっている。椎弓が椎体と繋がる部分を椎弓根といい、その上縁と下縁は切れ込んでいてる。上椎切痕、下椎切痕といわれ、椎骨が重なるとこれらの切痕は椎間孔をつくり、脊柱管の側方への出口となり、脊髄神経が通る。脊柱の存在は脊柱動物の特性である。  初期の魚類では脊索が体の支持器官であったが、その周囲の軟骨が骨化し、一つの体節ごとに脊髄を囲む椎弓、脊索を囲み肋骨をうける管状骨(間椎体)と、その間にある小骨(側椎体)が生ずる。陸上生活が始まると重力に抗するため脊柱が強化され、爬虫類・哺乳類では側椎体は消え、脊索は切れて椎間円板の内に残るのみとなる。直立二足歩行をするヒトでは下位の椎骨ほど大きな力が加わるので大きく、仙骨の下半で急に細くなって終わる。また直立位の荷重のため脊柱を側方からみると、頚部と腰部で前方に凸(前弯)、胸部と仙尾部では後方に凸弯(後弯)している。  第5腰椎と仙骨の移行部は鋭く曲がり(120~164度)、岬角という。脊柱の長さは日本人で身長の47.4%(男)、47.3%(女)、欧州人では45%である。脊柱は前後、左右へ屈曲と脊柱の長軸のまわりの回旋運動を行うことができるが、これらの運動はすべて各椎骨間の運動の総和である。各椎骨間での可動性は少ないが、頚椎で最も大きく、腰椎で最も小さい。 基本的に肺とか椎は曲線の応用状態で成されている。その形の(円滑さ)に拍車を掛けると運動。(柔らか味や湾曲)に綺麗さや柔らか味を加えると穏やかな動き、を期待できる。  よって肺と椎は人間の体の部分の主要としてディフォルメイトされる事が殆どである。  動勢や概図のクロッキーがえてしてその形を成す場合に、心肺、および脊椎によって描かれる。   (それを以ってして人間は言葉を話す)  心が綺麗になったり、円滑な毎日を過ごす事の集積が、そういう言葉を交わすに至る健やかさを生むという。  vertebral column cevical vertebral 頚椎 首筋の細い部分  その名称は得てして機能か、形状どちらかを指す。 脊柱上部の7個の椎骨。ナマケモノ2種を除くすべての哺乳類の頚椎は7個で共通している。第1頚椎(環椎)と第2頚椎(軸椎)は特異的な形をしているが、他の5個の頚椎は共通の特徴をもつ。第3~第7頚椎は下位のものほど大きいが、椎体は小さくて丈が低く、上・下面は前後に圧平された楕円形をしている。椎弓はやや横に張り出し、椎孔の形は三角形に近く、その内径も大きい。頚椎の横突起は他の椎骨に比して著しく幅が広く、かつ短い。その前半は肋骨の遺残であり、後半は本来横突起であって、上面では両者の間に脊髄神経溝がみられる。横突起の前後両部の間を、横突孔というかなり大きな孔が貫通しており、椎骨動脈が通っている。頚椎の棘突起は台7頚椎を除いて、一般に短小であり、ほぼ水平であるが、下位のものほど斜め後下方に傾斜する。棘突起の尖端は、多くは二分しており、その間を項靱帯が上下に走る(第6頚椎では二分が不明瞭なことがあり、第7頚椎では二分していない)。第7頚椎の棘突起は長大で、尖端が結節状に肥厚しており、皮膚の上から容易に触知できるので隆椎とよばれる。頚椎の上および下関節突起は丈が低く、前者は後上方に、後者は前下方に向かっており、下位の頚椎ほど突起の傾斜が著しい。第7頚椎では横突起の前半部が遊離していることがあり、頚肋という。 胸椎 thoratic vertebral 胸の骨 頚椎につづく12個の椎骨で、椎体は下位のほど大きい。胸椎の最も大きい特徴は、肋骨と連結するための関節面を持っていることである。また、椎体の高さは頚椎より高く、腰椎より低い。椎体の外側面後部には肋骨頭に対する関節窩、すなわち、肋骨窩があり、第二~第九胸椎では椎体の上縁と下縁にそれぞれ半円形の上肋骨窩、下肋骨窩がある。第一~第九胸椎では互いに隣り合う胸椎の下および上肋骨窩が1個の関節窩を作り、一個の肋骨頭と関節する。第一胸椎には半円形の下肋骨窩があり、第十胸椎では上関節窩だけが存在する。また、第十一胸椎では椎体の上縁に、第十二胸椎では椎体のほぼ中央に1個の円形の肋骨窩がある。胸椎の椎孔はほぼ円形をしており、頚椎の椎孔に比してかなり小さい。横突起は第八胸椎でもっとも大きく、これより上位または下位の胸椎では、第八肋骨から遠ざかるほど小さくなる。第一~第十胸椎では横突起の尖端の前面に円形の関節面があり、横突肋骨窩という。第十一および第十二胸椎の横突起には横突肋骨窩はみられない。境地の棘突起は三角柱のような形をしていて、第1胸椎から第八胸椎までは下位になるほど傾斜が強くなる。しかし、その後は次第に傾斜が弱まり、第十二胸椎ではほとんど水平である。 腰椎 lumber vertebral 胴体を支える骨 胸椎に続く5個の椎骨で、その椎体はすべて椎骨の中でもっとも強大である。椎体の幅は下位のものほど大きく、高さは第3~第4腰椎で最大である。椎弓も強大で、椎孔の形は三角形状である。腰椎の横突起は本来、この部の肋骨に相当するもので肋骨突起といい、本来の横突起は上関節突起の外側から後方に向かう小さな隆起として残っており、乳頭突起とよぶ。また、肋骨突起の根部の後面には下方に向かう小突起があり、副突起というのが、これも本来の横突起の一部が変形したものである。腰椎の棘突起は幅が広く、短い。側方から見ると、四角な板状でほぼ水平に後方へ突出している。腰椎の横突起の先端部は、腰部に残っている肋骨の痕跡を含んでいるために長く、肋骨突起という。乳頭突起および副突起が本来の横突起である。臨床上この間隙(通常、第4腰椎棘突起の上方または下方)に腰椎穿刺をして、局所麻酔を行なう。 sacral vertebral 仙椎  はじめ分離していた第一から第五までの仙椎は、成人すると癒合して一個の仙骨となり、骨盤の後壁を作る。仙骨では、元来仙椎に存在していた棘突起は正中仙骨稜となり、関節突起は中間仙骨稜となり、横突起は外側仙骨稜となる。さらに最外側部に外側部という部分があり、そこに肋骨遺残物が含まれている。なお本来各椎骨間に左右おのおの一個ずつであるべき椎間孔が、それぞれ前仙骨孔と後仙骨孔とに二分されるので、片側で8個の仙骨後となり、それぞれ脊髄神経の前枝と後枝とを通過させるのも大きい特徴である。外側の耳状面は腸骨の耳状面と関節する。仙骨底(上方にあっても底という)の前方に強く突出した辺縁部を岬角という名称は側頭骨の中耳(鼓室)の内側壁にもあるから注意のこと。4本の横線は5個の仙椎の癒着部を示している。 coccigis vertebral 尾椎 尾骨は退化した3~5個の尾椎が融合してできた骨。第一尾椎に相当する部分には椎骨としての特徴がみられ、短い横突起が左右に突起している。また、横突起の基部から上関節突起か後上方に突出し、尾骨角をつくっている。第二尾椎以下の部分は椎体に相当する部分が痕跡的に連なっているにすぎない。胎児期には9個の尾椎の原基が存在するが、胎児の成長と共に下方のものから次第に退化し、結局上方の3~5個の尾椎だけが残るので、尾椎の数には個人差がある。尾椎の癒合したものを尾骨という。第一尾椎の横突起を除き、その他の突起はすべてほとんど退化する。各尾椎間のみならず、仙骨と尾骨との間にも癒合が見られることがある。第一尾椎の下から第一尾神経が出るが、それより下位の脊髄神経はない。  このように、起始走行の意識までを持った人間の心ある安穏とした動きとしてきちんと『心のこもった視点』で人物を見るならば、無理の無い自然な、かつ気韻ある動きで世界をただただ走り回る子が見えます。その動きはalla prima (踊る綺麗な子)は、その行動的な心に裏づけられた、頭葉や椎について学習を成した結果の動きとして表出された場合に、世界に倍加を生じます。 倍加された世界は、その若葉のような健やかさ椎の実のような溌剌とした子が、思惟するに相応しい世界と変わります。 と、もうひとつのvertebral.moveこちらは運動体としての意識を加味したタイプの動き。労働に近い概念を持ちますが。とても厳しい動きを軽やかで鮮やかなものに変えた、一部の体格の保持者に向いているものです。 特別編 ~ 男性用の動き 椎における動きveretebralmove vertebral(椎骨)~velt(椎転)~から大旋論・小旋論へ  vertebral spiral move  椎気生動   細身の人間がその論理を覆し、定理を超えるには、  (遠心力と旋回論)の心の共時性が大事になります。 椎から椎の旋回へ。椎の旋回から物体の旋回へ。一回も停止しないspiralとして動かし、一番クッションになるspiralで停止する。  vertebral spin 椎芯旋回定理 1)旋回で危険動力を緩和する。  (格技の攻撃防御から体操、労働への動きから労働機械、自動車の運転、まで)  応用すると、10余りの椅子の塔が一回転した後、何事もなかったかのように屹立します。(僕がやってます) まず発想より出でて、頚椎に負荷が掛からない小さな縦旋回から、物を動かす大きな旋回へと移行し、その緩和、クッションの為の小さな旋回へとまた戻ります。   このやり方で、運動負荷を小さくするほど、強力な動きが期待できます。10個余りの椅子を、何の労もなく振り回す事も可能です。     そして、最後には良い意味で報われます。       椎と葉の正しい動き  apex light lung superior lobe ob right lung right mamstem bronchus carina right middle and lower lobe bronchi inferior lobe of right lung hillium middle lobe of right lung base of light lung trachech  胸郭筋群 muscle of thorax pectoralis musles 胸筋 serratus muscles  鋸筋 rhomloid muscles 菱形筋 trapedius muscles 僧帽筋 intercossal muscles肋間筋 diaphragm       横隔膜  骨性胸郭 bang thorax 胸椎  thoracic vertebral 胸骨 sternum 肋骨 libs 肋軟骨 costal carrtilages 胸郭口 thoratcic apertures  肺 lungs 肺突  apex 横隔膜 diaphagm 肺角 angles 肺門 hilium 肺葉 lobes 胸腔 pleural caneitues 壁側胸膜 parrietal pleura 臓側胸膜 viceral preura 気管支 bronchi 一次気管支 mainstem bronchi 二次気管支 secondary bronchi 三次気管支 tertiary bronchi 気管支分岐 carina 奇静脈系 ayygos venous system superior vena cava inferior vena cava pulmonary vein right artrium aortic arch assending aorta pulmonary trunk left artrium base of heart left ventricle apex of heart heart ~ art ~ artist brachetephalic trunk left common cartoid artery left ventricle epicardium interventricubler septum glosspharygeal nerve 舌咽神経 larygeal nerve 喉頭神経 carotid sinus 頚動脈洞 curve 湾曲 curvature 大湾 aortic arch pancreas 膵臓 (wirsung ~ vater ) gallbadder 胆嚢 cystic duct 胆嚢管 common hepatic duct common bile duct vater ampullar of vater pancreatic duct 膵体 body 膵尾 tail 十二指腸 duadenum pancreatic duct 膵管 体幹位置示唆方向面 median sagittal plane 正中矢状面 median caranal plane 正中冠状面 horizonal plane 水平面 olbique plane 斜交面 frontail plane 前面 superior   上側 inferior   下側 anterior   前側 posterior  後側 ventral    腹側 dorsal    背側 internal   内部 external   外部 flexion 屈曲    (前屈) extension 伸展 (後屈) 側屈 lateral lending spleen inferior vena cava left hepatic vein splenic vein inferior mestnteric vein descending colon ileum assending colon superior mesenteric vein paroal vein liver middlle hepatic vein right hepatic vein rectum glteus minihiens muscle glteus medius muscle glteus maximus muscle obdttceratatineernus muscle hindlimb fore limb red nucleus fore limb hind limb vertebral column 頚椎 cevical vertebral 隆椎 promonenss vertebral 胸椎 thoratic vertebral 腰椎 lumber vertebral 仙椎 sacral vertebral 尾椎 coccyx vertebral 軸椎 axis vertebra = vertoヴェルトー回転する・裏返す                    椎とは回転                    S状回転 spiral vertebral arch 椎孔 vertebral foremen 椎体 uncinate proscess 椎体鈎 column of fire 柱廊 vertebral arch椎弓 pedicle 椎弓根 環椎第一頚椎 環椎第二頚椎 ~ 環椎第七頚椎 mptm 内側翼突筋 medial ptery goid muscle IPTM 外側翼突筋 lateral pterygoid muscle con下顎骨類状突condyloidprocessmandible 側頭下顎関節mr画像(軸位断) 上鼻甲介 superior nasal conchae (SER) 上鼻道  superior meatus      (SNC) 中鼻道  middlemeatus        (SME) 下鼻甲介 inferior nasal conchae (INC) 下鼻道   inferior meatus      (IME) 前眼房anterior comparatment 上眼瞼挙筋 lavator plpebrae muscle 眼窩内脂肪 orbital fat 視神経 optic vein 眼球globe 水晶体 lens 下直筋inferior rectus musle 下斜筋inferior obloque muscle 5椎5画層 inhaltstrktur vertebral 頚椎 cevival vertebral 隆椎 prominenss vertebral 胸椎 thoratic vertebral 腰椎 lumber vertebral 尾椎 sacral vertebral 仙椎 coccyx vertebral 軸椎 axis move vertebral 体内気質    物質への意識  椎類四極彩 髄液      質感      楕類賦彩   骨格      重量      隋類賦彩 随意・不随意筋 動勢      随類賦彩 脳の持続力   量感      髄類賦彩         量塊               3方総て連絡性を持つ  相関関係にある      クロワゾネと起始走行を同時進行させた円滑と健康と、体や心と道具の矜持性を、安全性の高い形で公的に内在させる。 (クロワゾネとは仕切り画で、中身の技術は比較的なんでも良いみたいな傾向があるので、あとは距離感とか空間がおのおのでてれば良い。)  椎 ~ 惟 (心の思惟)  思惟=noetic noema ~ dessin noesis ~ disegno 思う故我あり =cogito elgozms


NAME = 椎葉 聡一郎 EMAIL = HPAGE = http:// MESSAGE = turens japanese chinquapine folium of decaltes turepine 東京藝術大学公開論文第一 (椎) to (葉) einbuild lungs kraft D、Pulmones(肺)Lung 一、肺の位置および形態 二、気管支の分岐および肺区域 一、肺の位置および形態  肺は呼吸器系中最も重要な1対の臓器で、胸腔の左右両半を充たし、右肺が左肺より大である。弾性に富み、軟かく、形は円錐の内側部を切り取ったものに似ている。肺の表面を被う被膜は、葉間からさらに葉内に入り、肺組織を小葉に分ける。成人肺の表面はまだらで、肺の地色は淡い石板青を呈し、これにいろいろな大きさの暗色斑点がみられる。すなわち、表面に斑点を生じ、塵埃煤煙などの吸入によって特に著明となる。  肺の表面は、肺胸膜によって覆われ平滑で、これを肺尖、肺底および2面、3縁に区別する。  肺尖は肺の上端で鈍円をなし鎖骨を越えて2-3cm上方に突出し、胸膜頂におおわれる。肺底(あるいは横隔面)は、肺の下面で横隔膜の上にのり、その円蓋に応じて上方に強く弯入し、とくに右肺において著しい。肋骨面は、肋骨に接する肺の外面である。内側面は縦隔に向かう面で、一般にやや陥凹しているが、心臓に対する部位は深く凹み、ここを心圧痕といい特に左肺において著しい。心圧痕の後上方に胸膜に覆われない部があり、これを肺門といい、気管支、血管、リンパ管、神経などが出入する。肺門を出入する脈管、神経群が結合組織に包み込まれた状態を肺根と呼ぶ。  肺の前縁は鋭い縁をなし、左肺ではその底部に近い所に心臓による心切痕を生じている。心切痕に沿う左肺の一部は心臓との間に圧平される。これを左肺の小舌という。肋骨面が横隔面に移行する縁、すなわち下縁も鋭い縁をなすが、脊柱の両側に対する後縁は丸くなる。 肺は、後上方から肋骨面にしたがって前下方にまわって走る深い切れ込みによって肺葉に区分される。この裂溝を斜裂という。右肺では、そのほかに肋骨面の腋窩線で主切痕から分かれてほとんど水平に前へ進み、肺の前面に達する浅く短い切れ込みがあり、右肺の水平裂という。以上の裂溝によって、左肺は上葉および下葉の2葉に、右肺は上葉、中葉および下葉の3葉に分けられる。 二、気管支の分岐および肺区域  戻る 左、右両側の気管支は、肺門で一定数の気管支枝に分岐する。これらの各気管支枝は、次記のごとく分岐して各葉に分布する。葉気管支→区(域)気管支→区(域)気管支枝→細気管支→小葉間細気管支→終末細気管支→呼吸細気管支→肺胞管→肺胞嚢→肺胞。各肺葉の気管支の分枝を区域気管支といい、それぞれの区域気管支に所属する小さい肺部を肺区域という。左、右肺とも10区域に分けられる。  肺区域というだけあって、かなりのバリエーションをもつこの機能。人間が唯、言葉を交わすのみでも、これだけのバリエーションに富んだ気管のもと、起始走行している。推面や頚椎の動きに一葉双曲面や二葉双曲面をあわせて、ゆるやかな動きを期待するとともに、呼吸をその緩やかさに更に合わせる。  supiritus(呼吸)という事です。呼吸と動線を合わせた動きから更に緩やかさを増す、この安閑に更に楽しさを増す為のものとして大きな呼吸のリズムと歩行の揺るやかさを使うものとして、動く。  自身の肺の位置関係とも相談しながら、緩やかさやクッション的動きに拍車を掛ける。  そういう人物を描くと、実物とは違うが実在にヒントを与えるhinter ground が成立する。  E、Pleura(胸膜)Pleura 一、胸膜および胸膜腔の定義 二、胸膜の区分 (一)Pars diaphragmatica(横隔胸膜)Diaphragmatic part of parietal pleura (diaphragmatic pleura) (二)Pars costalis(肋骨胸膜)Costal part of parietal pleura (costal pleura) (三)Pars mediastinalis(縦隔胸膜)Mediastinal part of parietal pleura (mediastinal) (四)Cupula pleurae(胸膜頂)Cupula (dome) of pleura

三、胸膜線 (一)前胸膜線 (二)下胸膜線 (三)後胸膜線

四、肺の投影線 (一)肺の前界 (二)肺の下界

一、胸膜および胸膜腔の定義  肺の表面と胸壁の内面とを覆う漿膜を胸膜という。肺門を除く肺の全表面を覆う部を肺胸膜(あるいは臓側胸膜)という。肺胸膜は肺門部で反転して壁側胸膜に移行するが、特にその下方が横隔膜の方向に垂直にのびてできる胸膜の二重ひだを肺間膜という。壁側胸膜は胸廓の内面を覆う部である、壁側胸膜と肺胸膜との間には狭い胸膜腔があって、その中に少量の漿液すなわち胸膜液を容れ、両胸膜面の摩擦を軽減している。 二、胸膜の区分  戻る  壁側胸膜はその部位によって次の4部に分けられる。 (一)Pars diaphragmatica(横隔胸膜)Diaphragmatic part of parietal pleura (diaphragmatic pleura)  横隔膜の上面を覆う。 (二)Pars costalis(肋骨胸膜)Costal part of parietal pleura (costal pleura)  全肋骨および肋間筋の内面、すなわち胸郭内面の全体を覆う。 (三)Pars mediastinalis(縦隔胸膜)Mediastinal part of parietal pleura (mediastinal)  縦隔の外側面を覆い、肺の内側面に接している。 (四)Cupula pleurae(胸膜頂)Cupula (dome) of pleura  肺尖部に相当する部分で、胸郭上口を越えて第1肋骨より3-4cm上方、第7頸椎中部の高さに位置する。  肺の表面を覆う肺胸膜と壁側胸膜とは胸膜腔を介して普通呼吸時には大部分は接触しているが、所定部位では深呼吸時にもなお両者間に凹みまたは間隙を残している。ことに各部壁側胸膜が反転する部位にみられ、胸膜洞という。肺の下縁にそい、肋骨胸膜が横隔胸膜に移行する所を肋骨横隔洞という。 三、胸膜線  戻る  壁側胸膜の3部の移行する個所を胸壁に投影した線を胸膜線という。 (一)前胸膜線  左右ともに胸鎖関節の中央から始まり下行して左側は第4肋軟骨の胸骨端に達し、この肋軟骨の上縁に沿って約2cm外側に走り、しかる後、第6肋軟骨まで垂直に下行し、右側は横走せずに第6軟骨まで下行する。左右の前胸膜線の間に第4肋軟骨より上方の胸腺部、それより下方の心臓部という2区劃がある。心臓部では胸膜を経ずに直接心膜に達し得る。 (二)下胸膜線  前胸膜線につづいて起こり、肋軟骨の前端に沿って外下方に走り第12肋骨の中央部に達し、この肋骨の沿って背内側に進み椎骨旁線に達する。 (三)後胸膜線  椎骨旁線に沿って上下の方向に走る。 四、肺の投影線  戻る (一)肺の前界  左右ともに胸鎖関節の後側から弧状をなして他側に近づきつつ下方に走り、第6肋軟骨の高さで肺の下界に移行する。ただし、左側では第2-第4肋軟骨の高さで著明な心切痕を示し正中線から左方に扁在するが、右肺のものはしばしば正中線に達する。 (二)肺の下界  静呼吸時の直立位または正坐位において乳頭線では第7肋骨、腋窩線では第9肋骨、肩甲線では第  11肋骨の高さに位置する。 主要な骨格で、体幹の正中面に含まれる。しかし、その主要部は背に近いところを縦走するが、これは前方に内臓を容れる大きな体腔があるためである。脊柱は24個(上から頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個)の可動性の椎骨と不定形の仙骨(5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となる)と尾骨(3~5個の尾椎が全部または一部が癒合して尾骨となる)とからなる。つまり、上下に重なる32~34個の椎骨によってつくられる骨の柱である。  基本型として椎骨は短い円柱形の椎体と背側の弓状の椎弓とからなり、その間に椎孔を囲んでいる。生体では各椎体は椎間円板によて結合し、椎孔は上下に連なって脊柱管となり脊髄をいれ、上方は大後頭孔によって頭蓋腔につづく。椎弓からは4種7個の突起がでている。すなわち後面正中線上を後方に棘突起、外側へ1対の横突起、上下左右1対ずつの上関節突起と下関節突起である。また本来、すべての椎骨に対応して肋骨があったが、哺乳類では胸部のほかすべて退化し、頚椎では横突起前結節、腰椎では肋骨突起、仙骨ではの外側部をつくり椎骨の一部となっている。椎弓が椎体と繋がる部分を椎弓根といい、その上縁と下縁は切れ込んでいてる。上椎切痕、下椎切痕といわれ、椎骨が重なるとこれらの切痕は椎間孔をつくり、脊柱管の側方への出口となり、脊髄神経が通る。脊柱の存在は脊柱動物の特性である。  初期の魚類では脊索が体の支持器官であったが、その周囲の軟骨が骨化し、一つの体節ごとに脊髄を囲む椎弓、脊索を囲み肋骨をうける管状骨(間椎体)と、その間にある小骨(側椎体)が生ずる。陸上生活が始まると重力に抗するため脊柱が強化され、爬虫類・哺乳類では側椎体は消え、脊索は切れて椎間円板の内に残るのみとなる。直立二足歩行をするヒトでは下位の椎骨ほど大きな力が加わるので大きく、仙骨の下半で急に細くなって終わる。また直立位の荷重のため脊柱を側方からみると、頚部と腰部で前方に凸(前弯)、胸部と仙尾部では後方に凸弯(後弯)している。  第5腰椎と仙骨の移行部は鋭く曲がり(120~164度)、岬角という。脊柱の長さは日本人で身長の47.4%(男)、47.3%(女)、欧州人では45%である。脊柱は前後、左右へ屈曲と脊柱の長軸のまわりの回旋運動を行うことができるが、これらの運動はすべて各椎骨間の運動の総和である。各椎骨間での可動性は少ないが、頚椎で最も大きく、腰椎で最も小さい。 基本的に肺とか椎は曲線の応用状態で成されている。その形の(円滑さ)に拍車を掛けると運動。(柔らか味や湾曲)に綺麗さや柔らか味を加えると穏やかな動き、を期待できる。  よって肺と椎は人間の体の部分の主要としてディフォルメイトされる事が殆どである。  動勢や概図のクロッキーがえてしてその形を成す場合に、心肺、および脊椎によって描かれる。   (それを以ってして人間は言葉を話す)  心が綺麗になったり、円滑な毎日を過ごす事の集積が、そういう言葉を交わすに至る健やかさを生むという。  vertebral column cevical vertebral 頚椎 首筋の細い部分  その名称は得てして機能か、形状どちらかを指す。 脊柱上部の7個の椎骨。ナマケモノ2種を除くすべての哺乳類の頚椎は7個で共通している。第1頚椎(環椎)と第2頚椎(軸椎)は特異的な形をしているが、他の5個の頚椎は共通の特徴をもつ。第3~第7頚椎は下位のものほど大きいが、椎体は小さくて丈が低く、上・下面は前後に圧平された楕円形をしている。椎弓はやや横に張り出し、椎孔の形は三角形に近く、その内径も大きい。頚椎の横突起は他の椎骨に比して著しく幅が広く、かつ短い。その前半は肋骨の遺残であり、後半は本来横突起であって、上面では両者の間に脊髄神経溝がみられる。横突起の前後両部の間を、横突孔というかなり大きな孔が貫通しており、椎骨動脈が通っている。頚椎の棘突起は台7頚椎を除いて、一般に短小であり、ほぼ水平であるが、下位のものほど斜め後下方に傾斜する。棘突起の尖端は、多くは二分しており、その間を項靱帯が上下に走る(第6頚椎では二分が不明瞭なことがあり、第7頚椎では二分していない)。第7頚椎の棘突起は長大で、尖端が結節状に肥厚しており、皮膚の上から容易に触知できるので隆椎とよばれる。頚椎の上および下関節突起は丈が低く、前者は後上方に、後者は前下方に向かっており、下位の頚椎ほど突起の傾斜が著しい。第7頚椎では横突起の前半部が遊離していることがあり、頚肋という。 胸椎 thoratic vertebral 胸の骨 頚椎につづく12個の椎骨で、椎体は下位のほど大きい。胸椎の最も大きい特徴は、肋骨と連結するための関節面を持っていることである。また、椎体の高さは頚椎より高く、腰椎より低い。椎体の外側面後部には肋骨頭に対する関節窩、すなわち、肋骨窩があり、第二~第九胸椎では椎体の上縁と下縁にそれぞれ半円形の上肋骨窩、下肋骨窩がある。第一~第九胸椎では互いに隣り合う胸椎の下および上肋骨窩が1個の関節窩を作り、一個の肋骨頭と関節する。第一胸椎には半円形の下肋骨窩があり、第十胸椎では上関節窩だけが存在する。また、第十一胸椎では椎体の上縁に、第十二胸椎では椎体のほぼ中央に1個の円形の肋骨窩がある。胸椎の椎孔はほぼ円形をしており、頚椎の椎孔に比してかなり小さい。横突起は第八胸椎でもっとも大きく、これより上位または下位の胸椎では、第八肋骨から遠ざかるほど小さくなる。第一~第十胸椎では横突起の尖端の前面に円形の関節面があり、横突肋骨窩という。第十一および第十二胸椎の横突起には横突肋骨窩はみられない。境地の棘突起は三角柱のような形をしていて、第1胸椎から第八胸椎までは下位になるほど傾斜が強くなる。しかし、その後は次第に傾斜が弱まり、第十二胸椎ではほとんど水平である。 腰椎 lumber vertebral 胴体を支える骨 胸椎に続く5個の椎骨で、その椎体はすべて椎骨の中でもっとも強大である。椎体の幅は下位のものほど大きく、高さは第3~第4腰椎で最大である。椎弓も強大で、椎孔の形は三角形状である。腰椎の横突起は本来、この部の肋骨に相当するもので肋骨突起といい、本来の横突起は上関節突起の外側から後方に向かう小さな隆起として残っており、乳頭突起とよぶ。また、肋骨突起の根部の後面には下方に向かう小突起があり、副突起というのが、これも本来の横突起の一部が変形したものである。腰椎の棘突起は幅が広く、短い。側方から見ると、四角な板状でほぼ水平に後方へ突出している。腰椎の横突起の先端部は、腰部に残っている肋骨の痕跡を含んでいるために長く、肋骨突起という。乳頭突起および副突起が本来の横突起である。臨床上この間隙(通常、第4腰椎棘突起の上方または下方)に腰椎穿刺をして、局所麻酔を行なう。 sacral vertebral 仙椎  はじめ分離していた第一から第五までの仙椎は、成人すると癒合して一個の仙骨となり、骨盤の後壁を作る。仙骨では、元来仙椎に存在していた棘突起は正中仙骨稜となり、関節突起は中間仙骨稜となり、横突起は外側仙骨稜となる。さらに最外側部に外側部という部分があり、そこに肋骨遺残物が含まれている。なお本来各椎骨間に左右おのおの一個ずつであるべき椎間孔が、それぞれ前仙骨孔と後仙骨孔とに二分されるので、片側で8個の仙骨後となり、それぞれ脊髄神経の前枝と後枝とを通過させるのも大きい特徴である。外側の耳状面は腸骨の耳状面と関節する。仙骨底(上方にあっても底という)の前方に強く突出した辺縁部を岬角という名称は側頭骨の中耳(鼓室)の内側壁にもあるから注意のこと。4本の横線は5個の仙椎の癒着部を示している。 coccigis vertebral 尾椎 尾骨は退化した3~5個の尾椎が融合してできた骨。第一尾椎に相当する部分には椎骨としての特徴がみられ、短い横突起が左右に突起している。また、横突起の基部から上関節突起か後上方に突出し、尾骨角をつくっている。第二尾椎以下の部分は椎体に相当する部分が痕跡的に連なっているにすぎない。胎児期には9個の尾椎の原基が存在するが、胎児の成長と共に下方のものから次第に退化し、結局上方の3~5個の尾椎だけが残るので、尾椎の数には個人差がある。尾椎の癒合したものを尾骨という。第一尾椎の横突起を除き、その他の突起はすべてほとんど退化する。各尾椎間のみならず、仙骨と尾骨との間にも癒合が見られることがある。第一尾椎の下から第一尾神経が出るが、それより下位の脊髄神経はない。  このように、起始走行の意識までを持った人間の心ある安穏とした動きとしてきちんと『心のこもった視点』で人物を見るならば、無理の無い自然な、かつ気韻ある動きで世界をただただ走り回る子が見えます。その動きはalla prima (踊る綺麗な子)は、その行動的な心に裏づけられた、頭葉や椎について学習を成した結果の動きとして表出された場合に、世界に倍加を生じます。 倍加された世界は、その若葉のような健やかさ椎の実のような溌剌とした子が、思惟するに相応しい世界と変わります。 と、もうひとつのvertebral.moveこちらは運動体としての意識を加味したタイプの動き。労働に近い概念を持ちますが。とても厳しい動きを軽やかで鮮やかなものに変えた、一部の体格の保持者に向いているものです。 特別編 ~ 男性用の動き 椎における動きveretebralmove vertebral(椎骨)~velt(椎転)~から大旋論・小旋論へ  vertebral spiral move  椎気生動   細身の人間がその論理を覆し、定理を超えるには、  (遠心力と旋回論)の心の共時性が大事になります。 椎から椎の旋回へ。椎の旋回から物体の旋回へ。一回も停止しないspiralとして動かし、一番クッションになるspiralで停止する。  vertebral spin 椎芯旋回定理 1)旋回で危険動力を緩和する。  (格技の攻撃防御から体操、労働への動きから労働機械、自動車の運転、まで)  応用すると、10余りの椅子の塔が一回転した後、何事もなかったかのように屹立します。(僕がやってます) まず発想より出でて、頚椎に負荷が掛からない小さな縦旋回から、物を動かす大きな旋回へと移行し、その緩和、クッションの為の小さな旋回へとまた戻ります。   このやり方で、運動負荷を小さくするほど、強力な動きが期待できます。10個余りの椅子を、何の労もなく振り回す事も可能です。     そして、最後には良い意味で報われます。       椎と葉の正しい動き

  • apex light lung
  • superior lobe ob right lung
  • right mamstem bronchus
  • carina
  • right middle and lower lobe bronchi
  • inferior lobe of right lung
  • hillium middle lobe of right lung
  • trachech
  • 胸郭筋群 muscle of thorax
  • pectoralis musles 胸筋
  • serratus muscles  鋸筋
  • rhomloid muscles 菱形筋
  • trapedius muscles 僧帽筋
  • intercossal muscles肋間筋
  • diaphragm       横隔膜
  • 骨性胸郭 bang thorax
  • 胸椎  thoracic vertebral
  • 胸骨 sternum
  • 肋骨 libs
  • 肋軟骨 costal carrtilages
  • 胸郭口 thoratcic apertures
  • 肺 lungs
  • 肺突  apex
  • 横隔膜 diaphagm
  • 肺角 angles
  • 肺門 hilium
  • 肺葉 lobes
  • 胸腔 pleural caneitues
  • 壁側胸膜 parrietal pleura
  • 臓側胸膜 viceral preura
  • 気管支 bronchi
  • 一次気管支 mainstem bronchi
  • 二次気管支 secondary bronchi
  • 三次気管支 tertiary bronchi
  • 気管支分岐 carina
  • 奇静脈系 ayygos venous system
  • superior vena cava
  • inferior vena cava
  • pulmonary vein
  • right artrium
  • aortic arch
  • assending aorta
  • pulmonary trunk
  • left artrium
  • base of heart
  • left ventricle
  • apex of heart
  • heart ~ art ~ artist
  • brachetephalic trunk
  • left common cartoid artery
  • left ventricle
  • epicardium
  • interventricubler septum
  • glosspharygeal nerve 舌咽神経
  • larygeal nerve 喉頭神経
  • carotid sinus 頚動脈洞
  • curve 湾曲
  • curvature 大湾
  • aortic arch
  • pancreas 膵臓
  • (wirsung ~ vater )
  • gallbadder 胆嚢
  • cystic duct 胆嚢管
  • common hepatic duct
  • common bile duct
  • vater ampullar of vater
  • pancreatic duct
  • 膵体 body
  • 膵尾 tail
  • 十二指腸 duadenum
  • pancreatic duct 膵管
  • 体幹位置示唆方向面
  • median sagittal plane 正中矢状面
  • median caranal plane 正中冠状面
  • horizonal plane 水平面
  • olbique plane 斜交面
  • frontail plane 前面
  • superior   上側
  • inferior   下側
  • anterior   前側
  • posterior  後側
  • ventral    腹側
  • dorsal    背側
  • internal   内部
  • external   外部
  • flexion 屈曲    (前屈)
  • extension 伸展 (後屈)
  • 側屈 lateral lending
  • spleen
  • inferior vena cava
  • left hepatic vein
  • splenic vein
  • inferior mestnteric vein
  • descending colon
  • ileum
  • assending colon
  • superior mesenteric vein
  • paroal vein
  • liver
  • middlle hepatic vein
  • right hepatic vein
  • rectum
  • glteus minihiens muscle
  • glteus medius muscle
  • glteus maximus muscle
  • obdttceratatineernus muscle
  • hindlimb
  • fore limb
  • red nucleus
  • fore limb
  • hind limb
  • vertebral column
  • 頚椎 cevical vertebral
  • 隆椎 promonenss vertebral
  • 胸椎 thoratic vertebral
  • 腰椎 lumber vertebral
  • 仙椎 sacral vertebral
  • 尾椎 coccyx vertebral
  • 軸椎 axis
  • vertebra = vertoヴェルトー回転する・裏返す

                   椎とは回転                    S状回転

  • spiral
  • vertebral arch 椎孔
  • vertebral foremen 椎体
  • uncinate proscess 椎体鈎
  • column of fire 柱廊
  • vertebral arch椎弓
  • pedicle 椎弓根
  • 環椎第一頚椎
  • 環椎第二頚椎
  • 環椎第七頚椎
  • mptm 内側翼突筋 medial ptery goid muscle
  • IPTM 外側翼突筋 lateral pterygoid muscle
  • con下顎骨類状突condyloidprocessmandible
  • 側頭下顎関節mr画像(軸位断)
  • 上鼻甲介 superior nasal conchae (SER)
  • 上鼻道  superior meatus      (SNC)
  • 中鼻道  middlemeatus        (SME)
  • 下鼻甲介 inferior nasal conchae (INC)
  • 下鼻道   inferior meatus      (IME)
  • 前眼房anterior comparatment
  • 上眼瞼挙筋 lavator plpebrae muscle
  • 眼窩内脂肪 orbital fat
  • 視神経 optic vein
  • 眼球globe
  • 水晶体 lens
  • 下直筋inferior rectus musle
  • 下斜筋inferior obloque muscle
  • 5椎5画層 inhaltstrktur vertebral
  • 頚椎 cevival vertebral
  • 隆椎 prominenss vertebral
  • 胸椎 thoratic vertebral
  • 腰椎 lumber vertebral
  • 尾椎 sacral vertebral
  • 仙椎 coccyx vertebral
  • 軸椎 axis move vertebral
  • 体内気質    物質への意識  椎類四極彩
  • 髄液      質感      楕類賦彩  
  • 骨格      重量      隋類賦彩
  • 随意・不随意筋 動勢      随類賦彩
  • 脳の持続力   量感      髄類賦彩
  •         量塊

              3方総て連絡性を持つ  相関関係にある     クロワゾネと起始走行を同時進行させた円滑と健康と、体や心と道具の矜持性を、安全性の高い形で公的に内在させる。 (クロワゾネとは仕切り画で、中身の技術は比較的なんでも良いみたいな傾向があるので、あとは距離感とか空間がおのおのでてれば良い。)  椎 ~ 惟 (心の思惟)  思惟=noetic noema ~ dessin noesis ~ disegno 思う故我あり =cogito elgozms 油彩の基本的な構造は以下の通り。

支持体…絵の最下層に位置する絵を描く画面。軟質と硬質が存在する。 下地拵え(したじごしらえ)…基本的に油絵は保存することを目的とした絵である(例外はある)。そのため支持体に加工を加えて絵を(というよりは支持体を)油絵の具の成分から守り、年月が経っても絵が壊れないようにする。一般的には膠を単体で用い、油と支持体の間に薄い層を作る。 地塗り(下地)…支持体自体が持つ色(木の色や生布の色)は、油絵の具が透ける性質を持っているため完成後も影響する。そのためその色が気に入らない場合、作者は下地拵えと油絵の具との間に膠と油の中間の層を作り、支持体の色を消す。またこの層は油絵の保存性を高めるためにも良いとされる。 絵具層…文字通り油絵の具の盛った層。 保護膜層…絵具層の上に施す保存用のニス。油絵の具は空気に長く触れると変色したりはがれ落ちる危険があるため、空気に強いニスを仕上げに塗ることがある。巨匠の作品は大抵保存の観点でニスが塗られているため、表面にガラスを張ってあると錯覚するような反射をする油絵もある。 [編集] 道具 支持体 軟質 布(綿、大麻、亜麻、合成繊維など)織り方によって描き心地も異なる。 紙類(和紙、西洋紙、厚紙など) 革(羊皮紙、豚、牛など) 硬質 木(合板、ボード類など) 金属板(銅、ステンレス、鉄、真鍮など) 石版 基本的に油絵は布に描かれていると言う概念があるが、必ずしもそうではない。布は木枠に釘で太鼓のように張り、処置をした上で描写する。硬質でも処置の仕方は殆ど変わらない。紙などはパネルに膠で貼付けて処置する場合もある。

描写道具 絵筆(鉛筆=pencil ペン=pen 絵筆=penisillius) ラウンド(丸)、フラット(平)、ファン(扇)、フィルバート(平突)面相、カラーシェーパー、刷毛など 毛質…人毛、豚毛、馬の尻尾、ナイロン繊維  ナイフ類 ペインティングナイフ、パレットナイフ ローラー パレット 筆は、同じ技術でも毛質によって描き味が全く異なる。また、描画は筆に限らず様々な方法で試される。ナイフ、指、水や薬品を用いる場合もある。ナイフは包丁のようなものではなく、コテのような形のもので、油絵の具を練ったり、画面についた不要な絵の具を削ったりして用いる。

着彩道具 油絵の具 顔料 体質顔料 粉末顔料 描画油 乾燥剤 膠 粒膠 三千本膠 油壺 メディウム 現在一般的なチューブ入り油絵具は、19世紀になってから開発された。それ以前は、絵を描く人自身が顔料と油などを練ってその場で絵の具を作っていた。現在市販されているチューブ入りの油絵の具には、既に描画油や乾燥剤が練り混ぜられており、容易に作画できるよう工夫されている。一般の人でチューブ入りの絵の具を作る人は少ないが、作る時は、アルミ質の円筒形状態の絵の具チューブ(尻を折ってない状態)に、展色剤、体質顔料、粉末顔料を練り合わせ、自身の一番望む形になった状態のときにチューブに詰め、チューブの尻を折る。チューブに入っているか否かは、保存状態と絵の具の詰め方が上手かどうかというだけの問題になるが、油彩の絵の具の塗布以前の工程として「薬学上の知識と混色判断」=「調剤」が必要で、油彩において必要な技術とする見方もある。

[編集] 技術 技術には、様々な扱われ様があり、それは単なる技術上のものと思想が絡んだものとがある。

平塗り…塗り斑無く、平たい状態に塗り上げる事。 ハッチング…引っかいたり、面相筆を使ったりして、細い線で描いていく事。 インタリオ…陰刻法。凹を刻む方法。削るハッチング。 クロスハッチング…その細線を交差させた重層や、色んな色線を重ねる事 マスキング…テープで支持面を保護し、保護されていない所だけに塗布する事。 ステンシル…その保護の計算織面仕様によって、模様を創る事。 デカルコマニー…張り合わせた絵の具の引きや型を使う、型押しモデリング。 フロッタージュ…物の型を起こす技術。 コラージュ…紙を張り合わせ、絵画にする、また絵画と一体化させる事。 アッサンブラージュ…立体物を張り合わせ、絵画にする、また絵画と一体化させる事。 ヒディング…下地の跡を少し隠し、その痕跡を魅力に変える技術。 モデリング…媒質塑形。状態は様々で、色々な状態が望める技術。「応物象形」 ポワリング…絵の具を垂らす技術。特殊なクセがいる。描写と中々噛みにくい。 アクションペインティング…絵の具を叩きつけたり、振り回したりする技術。 ドリッピング…絵の具の玉を振り落とす技術。前述した2つとは同種類になる。 透かし 暈し ブラッシュストローク ドライブラッシュ 基礎技術

着色(反復)ティンティング 着色(塗布)ペインティング 下図    エスキース 輪郭特定  プロフィリ  輪郭調整  コントリオーニ 下線主線確定 カルトーネ  彩色     カラーレ キアロスクーロ(明暗画) インパスト(上層厚塗り) インプリマトゥーラ(有色下地) グレージング(単色層) カマイユ(有色下地上単色画) グリザイユ(白~黒階調画) エボッシュ(彩色下絵) グラッシ(薄塗り重層画) ハッチング(線描) クロスハッチング(交差線描) スカンブリング(仕上げ平塗り・技術) ベラトゥーラ(仕上げ平塗り・表現) ベラメンティ(仕上げ平塗り・細密化) リリエーヴォ(盛り上げ効果) プレパレーション(地塗り) ヒディングパワー(色層力) コンポジジション(色面バランス分割) クロワゾネ(仕切り色面) アラプリマ(直接描き ・喜踊躍動) 模      イミテーション 再現    リプレゼンテーション  再復     レストレーション   復元     レノバティオ [編集] 意識  技術を行使する際、併行して意識を持つ事も肝心である。それは決して言葉にならないものでもなく、特に「層」を行程の主格の一つに置く絵画としては、その意識を保つ事が絵画作業と併行している事が重要になる。意識と同時進行で技術を用いる、そしてその技術と意識は、もっともかみ合う二つである事が条件になる。この各内在を知るにおいて人間生活の調和が肝心になり、その具体的尊重として、描写対象一つ一つの後景、実在性を意識する。その意識の順番を5つに分けたものを、絵画5層と言う。

動勢 量塊 量感 形 影 陰影 光 反射光線 内部構造 材質 性質 保有内在 心理 解剖学 応力線 葉脈線 [編集] 画調 絵画の画風は、何派、とか何風とかに分かれている。一つは「技術体系」としての種類、一つは「最終的な絵画表現」に分岐する。

スキアグラフィア(陰影画) ポリクローム(多色画) ジャクスタポーズ(並列画) コラージュ(紙片体接合画) アッサンブラージュ(立体物構成画) インスタレーション(設置画) カリカチュア(風刺画) ナトゥーラモルタ(静物画・静観) スティルライフ(静物画・生命感 デックファーベンモレリ(不透明画) ポートリアル(肖像画・写実) ポートレイト(肖像画・感慨) イコン(聖画) グリザイユ(単色画) ディプティック(2部作) トリプティック(3部作) ポリプティクス(連作) コンポジション(律・比・幾何学構成色面画) トロンプルイユ(錯視画) クセニア(静物+動物画) クセノス(客への贈り物) ボデゴン(厨房画) 情景画 壁画


the ultimate finezza che grazia ultimate cadenceung inhalt strktur realitat hinter ground name ( noema )

絵画5層

[編集] ウィキペディアにようこそ! こんにちは、梅田聡一郎さん、はじめまして!Makiko99と申します。ウィキペディアへようこそ!

ウィキペディアで活動する際にはガイドブックを是非ご一読ください。きっとご参考になるものと思います。 よろしければ自己紹介してみてください。 お隣の利用者ページは、ご自身の自己紹介の他、作業用のスペースなどとして利用することができます。 執筆の際には中立的な観点および著作権にご留意ください。 何か疑問点がありましたらWikipedia:井戸端で質問することができます。 あなたが実り多き活動をされることを楽しみにしております。


Welcome to Japanese Wikipedia. If you are not a Japanese-speaker and expect further information, visit Wikipedia:Chatsubo for Non-Japanese Speakers. Enjoy!

Static Wikipedia 2008 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Static Wikipedia 2007 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Static Wikipedia 2006 (no images)

aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -

Sub-domains

CDRoms - Magnatune - Librivox - Liber Liber - Encyclopaedia Britannica - Project Gutenberg - Wikipedia 2008 - Wikipedia 2007 - Wikipedia 2006 -

Other Domains

https://www.classicistranieri.it - https://www.ebooksgratis.com - https://www.gutenbergaustralia.com - https://www.englishwikipedia.com - https://www.wikipediazim.com - https://www.wikisourcezim.com - https://www.projectgutenberg.net - https://www.projectgutenberg.es - https://www.radioascolto.com - https://www.debitoformtivo.it - https://www.wikipediaforschools.org - https://www.projectgutenbergzim.com