桂木洋子
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桂木洋子(かつらぎようこ、本名・富沢住恵、1930年4月6日-)は、昭和期の女優。
東京四谷区(現・新宿区)に、家具屋の娘として生れる。1946年、松竹歌劇団に2期生として入団する。1948年、黒澤明脚本の『肖像』を準備中の木下恵介監督の目に留まり、この作品で映画デビュー。続いて、同監督の『破戒』に出演したのを期に歌劇団を退団し、松竹に入社する。
その後、木下監督の作品に次々と出演する傍ら、1950年、『三つの結婚』に初主演するなど、甘い美貌で人気を集めたが、1953年、作曲家の黛敏郎と結婚して以来、徐々に出演本数が減っていき、1963年、日活の『丘は花ざかり』を最後に引退した。