柚子湯
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柚子湯(ゆずゆ)とは柑橘類の果実である柚子を浮かべた湯である。 日本古来から冬至に柚子の湯に入浴する事が伝統的な習わしとされている。
血行促進効果があり、冷え性や神経痛、腰痛などをやわらげる。 とくに、血液の流れを良くする(血行促進効果)が高い。
ある検査では、さら湯(普通のお湯)と、柚子湯に入浴後の ノルアドレナリンを比べると、4倍の差が出ている。 ノルアドレナリンは、血管を収縮させる効果のある成分であるから、 それだけ血管が拡張していたことが分かる。
正しい柚子湯の作り方としては、柚子の果実を5~6個輪切りにして、湯に浮かべる。皮膚が弱い方は、輪切りにした柚子の果実を熱湯で、20~30分蒸らし、 その後、布袋に入れて湯に浮かべると良い。