松平頼説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

松平 頼説（まつだいら　よりひさ、安永7年2月27日（1778年3月25日） － 天保4年9月13日（1833年10月25日））は、常陸府中藩の第8代藩主。父は第6代藩主・松平頼済の次男・松平頼陽（頼説は長男）。母は鈴木氏。正室は細川治年の娘・寧子。側室に鈴木氏。曾我氏。石川氏。大庭氏など。官位は従四位下。侍従。播磨守。

1778年2月27日生まれ。幼名は兼太郎。弁次郎。1793年11月、先代藩主の松平頼前の養嗣子となる。1795年9月10日、頼前の隠居で後を継いだ。藩校の創設や新田開発に尽力し、自身も教養に優れていたことから文学を奨励している。1833年9月13日、56歳で死去し、後を長男の松平頼縄が継いだ。

[編集] 経歴

※日付＝旧暦

• 1793年（寛政5年）11月、藩主松平頼前の養子となる。
• 1795年（寛政7年）9月10日、家督相続し、常陸国府中藩（茨城県石岡市）の藩主を継承する。　月日不詳、従四位下播磨守に叙任。
• 1796年（寛政8年）12月17日、侍従兼任。
• 1833年（天保4年）9月13日、卒去。法名：巖徳院敬譽俊亮順説。　諡号：靖侯。　墓所：茨城県常陸太田市の瑞龍山