末木文美士
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末木 文美士(すえき ふみひこ、1949年-)は、日本の現代を代表する仏教学者である。専攻は仏教学、日本宗教史。博士(文学)
従来の日本の近代思想史は福沢諭吉や丸山真男らの社会思想の側面でしか検討されてこなかった。
末木文美士はそういった表層の思想史ではなく日本人の基層にある精神史を読み解こうと模索している。西洋哲学にも見識がある。
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[編集] 略歴
- 1973年 東京大学文学部印度哲学専修課程卒業
- 1975年 同大学院人文科学研究科修士課程修了
- 1978年 同博士課程単位取得退学
- 1995年 東京大学文学部教授
- 現在同大学院人文社会系研究科教授
[編集] 著書
- 『仏教-言葉の思想史』岩波書店
- 『解体する言葉と世界』岩波書店
- 『「碧巌録」を読む』岩波書店
- 『日本仏教思想史論考』大蔵出版
- 『鎌倉仏教形成論』法蔵館
- 『日本仏教史』新潮文庫
- 『日蓮入門』ちくま新書255
- 『明治思想家論 近代日本の思想・再考Ⅰ』トランスビュー
- 『近代日本と仏教 近代日本の思想・再考Ⅱ』トランスビュー
- 『仏教vs.倫理』ちくま新書579
- 『日本宗教史』岩波新書1003
- 『思想としての仏教入門』トランスビュー
[編集] 編著書
- 『岩波仏教辞典 第二版』岩波書店
- 『岩波哲学・思想事典』岩波書店
[編集] 監修
- 『仏教 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ)』PHP研究所
[編集] 関連項目
- 田村芳朗
[編集] 外部リンク
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