木村庄之助 (28代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
28代木村庄之助(28だいきむらしょうのすけ、1928年12月15日 - )は、大相撲の立行司の一人。木村庄之助としての在位期間は1991年1月~1993年11月。本名は後藤 悟、出羽海部屋所属、山形県鶴岡市出身。
史上屈指の名行司であった20代松翁木村庄之助の養子で、のちに22代庄之助の預かり弟子となった。土俵上の所作の美しさはもちろん、相撲史にも非常に明るく「平成の名行司」とも呼ばれる。行司の抜擢制度の恩恵を受け、たびたび先輩の行司を飛び越して昇格している。 彼の庄之助時代の唯一の新横綱で裁いた取組も多かった曙を特に可愛がるとともに曙も彼を師と仰ぎ、まだ日本の様々な文化や慣習などに不慣れであったであった曙に、相撲全般に留まらず日本人としての心構えまで丁寧に指導した。