更年期障害
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更年期障害(Menopause, Postmenopausal syndrome;PMS)とは、ホルモンの分泌バランスが崩れることにより起こる症候群である。主に閉経期の女性に起こるが、40代以降の男性にも起こることがあり、特に男性に起こる更年期障害のことを男性更年期障害と呼ぶこともある。
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目次 |
[編集] 症状
- 自律神経失調症様の症状
- 精神症状
- 情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状が現れることも多い。
いずれも心身症の様相を呈することが多く、症状の強弱には精神的要素が大きくかかわってくる。
[編集] 原因
女性の場合、閉経期前後になると卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することにより起こる。
男性の場合、30歳前後よりテストステロンの分泌量が減り、その結果40代後半になってくると更年期障害の症状が起こることがある。
男性更年期障害が女性の更年期障害よりも問題とならないのは、テストステロンの分泌量の低下がエストロゲンのそれよりも緩やかであるためその症状が表に出にくく、中には「年のせい」で片付けてしまうこともあるせいである。
[編集] 治療
女性に対しても男性に対しても、ホルモン療法が有効とされる。その他、漢方薬や精神安定剤を使って治療することもある。
男性に対してはほかにクエン酸シルデナフィルのようなED治療薬を使用することもあるほか、生活習慣を改めることにより症状が軽くなることもある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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