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明宗(めいそう、 1131年 - 1202年、在位1170年 - 1197年)は高麗王朝第十九代の国王。
1170年、重臣の鄭仲夫が反乱を起こして(庚寅の乱)兄にあたる毅宗を廃したため、擁立されることとなった。しかし明宗は鄭仲夫の傀儡に過ぎず、惰弱で統治能力も無かったために鄭仲夫の後は慶大升、崔忠献らに実権を握られた。この間、明宗は重臣の暴走を止めることもできず、政治は乱れに乱れ、明宗は1197年、崔忠献によって廃されてしまったのである。
- 高麗王
- 第19代: 1170年 - 1197年
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- 先代:
- 毅宗
- 次代:
- 神宗