日影図
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日影図(ひかげず、にちえいず)とは、建築物が造る影を時刻毎に平面図に書き込み図化したもの。周辺の建物が日影になる時間帯を把握することが出来る。日照権の判断基準となることから、裁判や調停の場では必須資料となる。最近では、マンションなどの施行主が、あらかじめ住民説明用に作成する場合がほとんど。
[編集] 作成方法
建物の高さ、形状と日影が最大となる冬至日の太陽の方位角と影の倍率(建築物の位置する緯度、経度により異なる)を要素に求められる。建築士事務所などに依頼するか、専用ソフトで自作する。作成に用いる諸数値(縮尺、用いる方位角の数値等)などは、市町村によって異なることからあらかじめ確認が必要。