出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
擒拿(きんだ、きんな Qin-na)は中国の武術、格闘技の一種で多くの中国武術に見られる技法である。
擒拿術(きんだじゅつ、きんなじゅつ)とも呼ばれ、関節を極め、鍼などでも使われる経穴(ツボ)などの急所をおさえる事で相手を無力化する。
擒拿に特化した武術としては、鷹爪拳(108の擒拿術と、蟷螂拳および、洪家拳にみられる虎爪、トラッピング技法を持つ)などが有名である。
擒(擒縦自在など)、拿(拿捕など)共に相手を捕まえるといった意味の言葉で、擒には罠に掛ける、拿には固定化するといった意味が含まれる。