抽選器
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抽選器(ちゅうせんき)とは、くじ引きに用いる道具の一。中に入れた多数の球体から、一つだけを無作為に取り出すものである。ガラガラ、ガラポン、福引器(ふくびきき)などとも呼ばれる。
[編集] 構造
基本構造は多角柱状の箱であり、その中心に回転軸、そこから抽選器全体を支える台座、箱を手動で回すハンドル、抽選開始前に玉を投入する投入口、使用時に玉を取り出す出口、使用時に玉を紛失しないための受け皿から成る。玉の出口は狭く作られており、いちどきに複数の玉が出てこないよう、構造上の工夫が施されている。
[編集] 使用法
くじ引きを始める前に、当たりとはずれの本数を決め、その数だけ玉を入れる。当たりに対応する玉とはずれに対応する玉は、異なる色にし、容易に区別できるようにする。 志願者(またはその代理人)は、ハンドルを持って抽選器を回転させることによって、中に入った玉をかき混ぜつつ、一つを取り出す。当たりの玉を手に入れた志願者が、抽選に懸けられた権利を受ける。