手紙 (米米CLUB)

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手紙
米米CLUB のシングル
リリース	1994年 11月10日
ジャンル	J-POP
レーベル	Sony Records
プロデュース	米米CLUB
チャート順位
最高順位6位(オリコン)
米米CLUB 年表
俺色にそまれ (1994年)	手紙 (1994年)	ワンダブルSUNでぃ (1995年)

手紙（てがみ）は米米CLUBの20枚目のシングル。1994年 11月10日発売。発売元はSony Records（現ソニー・ミュージックレコーズ）。

[編集] 解説

カールスモーキー石井の初監督映画「河童」主題歌で、c/wは同映画の挿入歌。米米の楽曲はそれまで、印税を等分するなどの意味合いから作詞、作曲のクレジットが全て「米米CLUB」名義となっていた（編曲は外部ミュージシャンを起用することもあって、個人名義のものが多い）が、本作は初めて作詞、作曲とも「石井竜也」と個人名でのクレジットになっている。この時期石井は映画製作以外に個人エッセイ出版や個展開催などの単独活動も行っており、石井個人の芸術家志向と米米での活動の両立について賛否両論を呼んでいた。本作のクレジットもそうした単独志向の反映とされ、演奏にほとんどのメンバーが参加しておらず、「米米CLUB」名義のシングル曲としては1997年の解散までに唯一、オリジナルアルバムに収録されなかった作品であるなどの事情から、やはりファンの評価は割れる作品である。本作でのテレビ出演においても、石井と編曲担当の金子隆博のみの出演であったことも議論喧しくする要因となった。なお1997年の解散までの間では唯一となった「HEY!HEY!HEY!」出演も果たしている。

作詞や作曲が「米米CLUB」とクレジットされているものでも、実質的には個人が製作していることは知られているが、必ずしも石井が全ての楽曲を製作しているわけではない（主要な楽曲の多くは石井であるため、メインライターであったことは間違いないが）。そうしたことからも「作詞・作曲:米米CLUB」というクレジットにはメンバーのみならずファンにも思い入れは深かったのである。こうした活動形態が、翌年主力メンバー2人が脱退する遠因となったとする説は根強い。