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成功(じょうごう)とは、朝廷の行事及び殿舎の営繕、寺社の堂塔修造費用など本来、朝廷の公費で負担すべきところを、任官希望者を募り任料を納めさせるか、または自己負担でそれぞれの事業の功を成らせて、見返りに官職に叙任するという売官制度の一種のことをいう。
律令においては、無官の者は散位寮、勲位を有する者は軍団に勤仕することとされた。但し、これらの任務には定員が定められるようになり、次第に定員外の者については銭を納めて労にかえることが許された。これが、続労銭という。こうした習慣は南北朝時代まで続いたとされる。
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