愛知県立瀬戸高等学校
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瀬戸高等学校 | |
国公私立の別 | 公立(県立) |
複合選抜の分類 | 尾張2群Aグループ |
設立年月日 | 1923年(大正13年) (瀬戸高等女学校) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 普通科 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒489-0988 |
愛知県瀬戸市東山町1丁目5番地 | |
電話番号 | 0561-82-7710 |
FAX番号 | 0561-85-4186 |
外部リンク |
愛知県立瀬戸高等学校(あいちけんりつせとこうとうがっこう)は、愛知県瀬戸市東山町にある公立の高等学校。
大正時代からの伝統はあるが、愛知環状鉄道瀬戸市駅建設で郊外に校地が移転したのと、成績上位層の名古屋市内の高校や旭野高校(1972年創立)への流出で進学実績はふるわない。
通称「瀬高(せこう)」と呼ばれる。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 沿革
- 1923年(大正13年) 瀬戸町立愛知県瀬戸高等女学校開校。(最初は愛知環状鉄道瀬戸市駅付近)
- 1929年(昭和4年) 愛知県立瀬戸高等女学校と改称。(県立に移管)
- 1930年(昭和5年) 補修科設立。
- 1943年(昭和18年) 補修科を専攻科に変更する。
- 1948年(昭和23年) 学制改革により、愛知県立瀬戸高等学校となる。(普通科と別科が存在した)
- 1949年(昭和24年) 総合制(普通科・家庭科・商業科・別科)実施。この年より男女共学となる。
- 1950年(昭和25年) 校歌制定。
- 1952年(昭和27年) 別科廃止。
- 1956年(昭和31年) 家庭科廃止。
- 1959年(昭和34年) 商業科廃止。
- 1963年(昭和38年) 現在の地(愛知県東山町)に移転。
[編集] 校訓
- 大心
[編集] 教育目標
- 時代の進展に適応し、新しい歴史と社会を創造する健全な国民を育てる
- 着実な学習
- 自律性の会得
- 奉仕による社会性の育成
- 強健な身体の育成
[編集] 校章
- 「瀬」の字の輪郭の中に「高」の文字が入る。
[編集] 校歌・応援歌
- 愛知県立瀬戸高等学校校歌~折口信夫 作詞・森下千秋 作曲~
- 瀬戸高校応援歌~谷口巌 作詞・小沢正三 作曲
- 他に「男子逍遥歌」・「女子逍遥歌」が存在するが現在では歌われていない。
[編集] 在学中の教育
- 1年次および2年次にスタディクラスと呼ばれる習熟度授業が行われている
- 数学は成績上位・英語は成績下位のクラスが作られる(スタディクラス対象者は教室を移動する)
- そのため数学や英語は2クラス合同のカリキュラムで作られている。
- 2年次に文系通常クラス・文系特進クラス・文理系クラスに分かれる。文系特進クラスや文理クラスは2・3年次にクラス替えを行わない(転勤などの理由が無い限り、担任は原則変更しない)
- 文系通常クラスは1学年8クラス時代は1~6組、6クラス時代(現在)は1~4組。主に私立大学・短期大学及び就職をする。
- 文系特進クラス(8クラス時代は7組、現在は5組)は主に私立大学を一般受験で受験する。カリキュラム上私立大学(短期大学を含む)の推薦入学を認めていない(国公立大学は協議の上認められているがこのコースで国公立を受験する生徒は皆無に近いので実績が無い)
- 文理系クラスは国公立大学や私立理系大学・看護や理系の専門学校を受験する生徒がほとんど。
- 文系特進クラスや文理クラスは2・3年次に授業後や長期休暇の際、希望者による補習授業が設けられる。文系特進クラスは英語や国語を重点的に行い、文理クラスはセンター試験を視野に入れたカリキュラムとなる。(文系特進クラスでもセンター試験を受ける生徒は英語や国語以外の補習科目を受けることも可能)なお文系通常クラスの生徒にも補習を受けることは可能。
- 過去には就職クラスという進路が就職専門というクラスも存在した(1991年入学者より廃止)
- 理系クラスがカリキュラムに存在するが現在はほとんど設置されない(国立理系・医学系と思われる。過去の卒業生に開業医が存在するためか)
[編集] 進路
- 過去には有名国公立大学への進学があったが、周辺校に押され国公立は年に数人程度である。私立四大と短大・専門学校(特に看護学校)がほぼ同数である。(有名私立大学も年に数人程度)
- 数パーセントほど就職をする。昔ほど民間企業就職は多くない。(公務員もわずかではあるがある)
[編集] 学校生活
[編集] 制服など
- 男子は藍色の詰襟・女子は濃紺のブレザー。夏服は男女とも白い半そでカッター(ブラウス)に左襟に青の二本線が入る。(女子は合い服としてブラウスとベストにリボンをつけるが合服として着るかは自由)
- 校章のバッヂは学年によって白・緑・赤に分けられる(冬服に着用・夏服には着けない)
- 体育服も学年により緑・紺・茶に分けられる
- 過去に指定かばん(スポーツバッグ風)があったが1993年に廃止
- 他校に見られる自転車通学用のステッカーは存在しない
[編集] 校内施設
- グラウンドは広大で5面ありそれぞれテニスコート・野球グラウンド・サッカーコート・バレーボールコートが存在する。正門から昇降口まで坂になっており(校内では「瀬高坂」と呼んでいる)運動部の練習やマラソン大会に広く用いられる。また途中の自転車置き場(体育館前)までの坂は桜並木になっており入学シーズンには美しい桜の坂となる。
- 校舎は管理棟・教室棟(各3階建て。ただ管理棟のほうが1階分低くなっている)・体育館(校内では「耕心館」と呼ぶ)・新館と呼ばれる別棟がある。教室棟と新館との間に渡り廊下があり、その横に(校舎移転の頃に出来たであろう)文化部長屋があるが、老朽化のため演劇部などわずかしか使われていない(校舎改築の際に一時仮部室として使用していた)
[編集] 部活動
[編集] 運動部
- 陸上部
- サッカー部
- 軟式テニス部
- 硬式テニス部(2006年度より)
- ソフトボール部
- ハンドボール部
- バドミントン部
- バレーボール部
- 柔道部
- 卓球部
- 野球部
- 過去にフェンシング部と弓道部が存在していたが廃部(指導できる教員が転勤したため)
[編集] 文化部
- フォークソング部
- 演劇部
- 雑誌部
- 写真部
- 吹奏楽部
- 青少年赤十字部
- 茶華道部
- 美術部
- 放送部