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影印本(えいいんぼん)とは、底本(通常は古い時代の貴重な書物)を写真撮影し、それを原版にしてオフセット印刷などの方法によって印刷した「複製本」の事。景印本とも言う。
底本が書かれた当時の絵や文字をそのまま参照する事が出来る為、専ら研究用の資料として使用される。
木版印刷によって複製した場合は、覆刻本と呼ばれて区別される。
底本は印刷本でも書写本でも関係なく、その複製本の寸法は原寸通りに再現されていなくてもよい。但し、原本よりも縮刷されるのは構わないが、拡大印刷を行うことは好まれない。