川口健次
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川口健次(かわぐち けんじ、1968年-)は日本の格闘家である。
1968年神奈川県川崎市出身。 少年時代からプロレスラーに憧れ、初代タイガーマスクであった佐山聡率いるタイガージムに入門。 1989年5月18日のプロシューティング旗揚げ戦にてプロデビュー(対横山忠志)、初代シューターの一人。以後、打投極のバランスが取れたスタイルで順調に勝ち星を重ね、1991年5月には王座決定戦で山田学を下し、シューティング初代ライトヘビー級王者となる。その山田や本間聡を相手に防衛を重ね「シューティング最強の男」と称された。当時はリングスを主戦場に脚光を浴びていたかつての師である平直行への対戦をアピールしたことも。
1994年7月に開催されたバーリトゥード・ジャパン・オープンでは決勝進出が期待されたが1回戦でヤン・ロムルダーを相手にまさかの敗退。以後、バーリトゥード化してゆく修斗のルールや技術に対応できず、黒星が続く。1996年にはエリック・パーソンに敗れライトヘビー級王座転落。1999年5月、プロデビューから10年を数えた時期でのカーロス・ニュートン戦を最後に完全に指導者へ転身したかに思われたが、2006年5月12日に7年ぶりに復帰戦を行い、見事勝利した。
指導者としても評価が高く、マモルやリオン武など多くの逸材を育てたことでも知られる。