岐阜公園
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岐阜公園(ぎふこうえん)は岐阜市の金華山山麓にある都市公園。管理は岐阜市。 園内・近隣の施設としては、岐阜城・金華山、金華山ロープウェイ、岐阜市歴史博物館、加藤栄三・加藤東一記念館、名和昆虫博物館がある。2006年には「日本の歴史公園100選」に選ばれている。
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[編集] 沿革
かつて、公園内には動物園や水族館及び岐阜県図書館・岐阜市科学館などがあったが、現在では取り壊しや移転などにより姿を消し、あらたに整備された「信長の庭」などの施設となっている。
- 1882年(明治15年):公園開設許可
- 1982年(明治15年)4月7日:神道中教院で板垣退助が襲われる。
- 1888年(明治22年):岐阜公園開園
- 1917年(大正6年):板垣退助像建てられる
- 1935年?(昭和10年?):神道岐阜中教院が移転
- 1955年(昭和30年):金華山ロープウェー開業
- 1957年(昭和32年):岐阜県立図書館開館
- 1985年(昭和60年)11月:岐阜市歴史博物館開館
- 1995年(平成7年):岐阜県立図書館移転のため閉館
- 2001年(平成13年):「信長の庭」が開設
[編集] 見所
- 信長の庭 公園の再整備に伴い、岐阜を天下取りの礎とした信長をイメージして作られた庭園
- 信長楽市 信長が行った楽市楽座にちなんだお土産屋街
- 日中友好庭園 公園の中心からやや離れたところにあり、長良川までごくわずかの所に位置する庭園で、岐阜市と中国・杭州市との友好提携10周年を記念して造営された。
- 岐阜公園来園者休憩所
- 水源広場
- 板垣退助像 1917年建立。板垣退助が自由党党首として全国遊説中の1882年4月6日、岐阜市の岐阜公園で暴漢に襲われたことを史実として残すため有志が建設したもの。ロープウェイ乗り場のすぐ下。
- 三重塔 大正天皇御大典を記念して1916年5月建立、高さ12m・面積35.94m2 内部には弘法大師などがまつられている。現在、登録有形文化財に指定されている。
[編集] かつての施設
- 動物園 現在の「信長の庭」あたりにかつて存在していた。ライオンやフンボルトペンギンなど昭和30年代~40年代には珍しい動物が飼育されていた。ライオンのつがい「金ボタン」「銀ボタン」は、人間で100歳を超える長寿であり、剥製が岐阜市役所に展示されていた。
- 水族館 動物園の近くに木造の平屋建でこじんまりと建設されていた。オオサンショウウオや鮎など淡水魚が多く展示されていた。
- 岐阜市科学館 現在の来園者休憩所付近に建設されていた。木造2階建ての施設で、現在は、岐阜市の八ツ草公園に新築移転されている。
- 岐阜県図書館 鉄筋鉄骨コンクリート製3階建ての総ガラス張りの建物で、2階がメインフロアーとして使用されていた。老朽化のため、岐阜市宇佐地区に新築・移転された。
[編集] アクセス
「岐阜バス長良・さぎ山まわり」「高富」行などの長良橋経由路線
- 付近に二ケ所、市営の駐車場があり、有料で利用できる