小林酒造

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小林酒造株式会社（こばやししゅぞうかぶしきかいしゃ）は、北海道空知支庁管内栗山町の清酒製造・販売業を行う酒蔵である。

1878年（明治11年）創業。『北の錦』が主力商標であるが、その名は「北の地で錦を飾る」という初代、小林米三郎の意気込みから来ている。

築100年になるレンガ・石（札幌軟石）造りの蔵は造り酒屋としては全国でも珍しい。その一部を活用したコンサートホール『なつかしホール』が1999年の加藤登紀子による「ほろ酔いコンサート」をこけら落としに各種行事に利用されている。

2004年秋公開の映画『雨鱒の川』の撮影が邸宅、工場、倉庫で行われた。

2003年度の全国新酒鑑評会（独立行政法人酒類総合研究所が発表）において、道産米100％の日本酒で金賞を受賞。

[編集] 酒蔵の特徴

以下のように造り酒屋としては、型破りな部分もある。

北海道産米の使用: 近年創出された、北海道の酒米「初雫（はつしずく）」、「吟風（ぎんぷう）」を積極的に使用した日本酒を造っている。『まる田』は全量「吟風」、「くらまち」･「北海二七八（北海278号は「初雫」の育種番号。種苗登録は農林354号）」･「しぼりたて生酒」は全量「初雫」を原料としている。
古い蔵の活用: 北海道の気候と空調が無くても安定した古蔵を利用して古酒製品を、純米酒で5年、原酒1-2年、大吟醸3年を目安に熟成させている。
活性炭による調整の廃止: 活性炭調整を廃し、日本酒本来の色、風味を残す製法による、山吹色の酒を製造。
道内各地の水を使用: 所在地の水に拘らず、酒によって一番合うと思われる水を使用する。
企画室長がホームページに好き勝手なことを書きまくる。

[編集] 主な商品

「北の錦」純米大吟醸山田錦
- 原料米:兵庫県「山田錦」精米歩合45％
- タイプ:やや甘口
- 酒精:15.5％
- 日本酒度:＋5
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:1.3
大吟醸原酒「まる田」
- 原料米:北海道「吟風」精米歩合45％
- タイプ:やや濃厚やや辛口
- 酒精:17～18％
- 日本酒度:＋4
- 酸度:1.4
- アミノ酸度: 1.1
大吟醸原酒「くらまち」<栗山町限定版>
- 原料米:北海道「初雫」精米歩合45％
- タイプ:やや辛口
- 酒精:17.5％
- 日本酒度:＋4
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:1.3
特別純米酒「まる田」
- 原料米:北海道「吟風」精米歩合50～55％
- タイプ:やや濃厚辛口
- 酒精:16～17％
- 日本酒度:＋4
- 酸度:1.6
- アミノ酸度:1.4
「北の錦」秘蔵純米酒
- 原料米:長野県「美山錦」精米歩合55％
- タイプ:長期熟成酒やや濃厚やや辛口
- 酒精:17.3％
- 日本酒度:＋3
- 酸度:1.6
- アミノ酸度:1.6
「北の錦」特別純米北海二七八（ニーナナハチ）
- 原料米:北海道「初雫」精米歩合55％
- タイプ:辛口
- 酒精:15～16％
- 日本酒度:＋2
- 酸度:1.5
- アミノ酸度:1.3
「北の錦」特別本醸造雪晒
- 原料米:「美山錦」精米歩合55％
- タイプ:大辛口
- 酒精:17.5％
- 日本酒度:＋14
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:1.3
「北の錦」特別本醸造北のろまん
- 原料米:「美山錦」精米歩合55％
- タイプ:超淡麗辛口軽口
- 酒精:15.5％
- 日本酒度:＋13
- 酸度:1.3
- アミノ酸度:1.2
「登鶴」にごり酒
- 原料米:秋田米オリジナルブレンド
- タイプ:濃厚甘口
- 酒精:15.3％
- 日本酒度:－5
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:1.3
平成15年度大吟醸金賞受賞酒「吟風」
- 原料米:北海道「吟風」精米歩合45％
- 酒精:15.5％
- 日本酒度:＋4
- 酸度:1.3
- アミノ酸度:1.1
しぼりたて生酒（季節限定11～3月）
- 原料米:北海道「吟風」精米歩合65％
- タイプ:濃厚甘口生酒
- 酒精:19.5％
- 日本酒度:－4
- 酸度:1.8
- アミノ酸度:1.5
生大吟醸酒あらばしり（季節限定2～3月）
- 原料米:北海道「吟風」精米歩合45％
- 酒精:16.5％
- 日本酒度:+5
- 酸度:1.3
- アミノ酸度:1.1