宮田 (松本市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮田(みやた)は長野県松本市の市街地の南の地区(住居表示実施地区。1979年に設定)。国道19号と空港通り(県道松本空港線)にはさまれている。松本理容美容専門学校がある。国道19号沿いには多くの郊外型専門店が立ち並んでいる。また、空港通り沿いにも前者ほどではないが郊外型専門店が見られる。マンションが多いのもこの地区の特徴である。この地区は俗に南松本と呼ばれるところの一部を成している。
戦中に宮田自転車の工場が疎開してきてこの地区や周辺には大規模な自転車工場(戦中は軍需工場)ができた。工場は1952年まであった。周辺には社宅などが立ち並んでいたそうだ。工場の運動場は競輪場としても利用されていた(松本競輪場)。町名の由来もこの工場にちなむ。工場跡地に現在の開明小学校や市営住宅などが立ち並んでおり、工場跡の利用が今日のこの地区の基礎を築いた。