実験心理学
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実験心理学(じっけんしんりがく)はヒトへの実験をもとに、ヒトの感覚、知覚、記憶、学習、認知などを対象に研究を行う心理学の一分野。
ドイツの生理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツによる視覚・聴覚の研究や、同じくドイツの物理学者グスタフ・フェヒナーによる精神物理学などを源流とし、物理刺激に対するヒトの感覚量及び反応の法則性について、実験的に明らかにする事をその主な目的とする。
近年、一般に実験心理学という場合、初めに挙げたような広義な意味を取る事は少なく、知覚心理学や心理物理学など、比較的低次な感覚・知覚過程を扱う分野を意味する事が多い。