安達俊也
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安達 俊也(あだち としや、1965年6月21日 - )は昭和末期から平成期(1980年代後半-1990年代前半)に活躍した元プロ野球選手。ポジションは内野手で投打は右投両打。血液型A型。
現役時代は俊足と内野ならどこでも守れるというユーティリティープレーヤーとして活躍した。
[編集] 来歴・人物
長野県出身。愛知工業大学名電高等学校卒業。1984年に近鉄バファローズからドラフト5位指名を受け入団。入団後数年間は二軍でキャリアを積んだ。
1988年から本格的に一軍公式戦に出場しはじめる。主に代打、代走、守備固めと存在感を示す。特に、この年球史に残る10.19決戦第二試合の延長10回表、ラルフ・ブライアントの代走で出場。結果は二塁フォースアウトとなったが、この大事な場面で起用された背景には安達への期待がうかがえる。以降、チームにとって安達は打率こそ高くはなかったが、俊足と堅実な守備を兼ね揃えた貴重な選手として重宝とされる。
1990年にはオールスターゲームに遊撃手部門で選出され初の球宴出場を果たす。しかし、1994年以降から出場試合数が激減。1996年はついに出場試合数ゼロとなり同シーズンオフに現役引退。
現在はオリックス・バファローズの東海、北信越地区のスカウトをしている。
[編集] 通算成績
- 試合507 打率.222(814打数181安打)4本塁打 58打点