女鳥羽 (松本市)
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女鳥羽(めとば)は長野県松本市の女鳥羽川沿いにある地区(住居表示実施地区、1~3丁目がある。1965年に設定)。桜町、上横田町、豊倉町、葭町、女鳥羽町、花咲町 などと呼ばれるところが入る。住宅が中心の地区。女鳥羽川遺跡がある。
女鳥羽川と紙漉川(かみすきがわ)に挟まれた部分で、女鳥羽川は町名の由来にもなっている。
女鳥羽川遺跡は1970年に女鳥羽川の河川工事の際に発見された遺跡で、縄文時代後期のものとされる。西半分は江戸時代から存在し、大安楽寺、長称寺、林昌寺などを中心とした寺社地で当時から松本の中でも寺の多い町だった。明治期に入ると王政復古を掲げて明治新政府が誕生し国家神道を宗教的基盤にしたが、それへの阿りのために松本市では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた。しかしながら、この地域では例外的に多くの寺が廃仏毀釈を逃れ、現在まで同じ場所に健在している。