奥山貴宏
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奥山 貴宏(おくやま たかひろ、1971年11月5日 - 2005年4月17日)は、フリーライター、作家である。宮城県仙台市生まれ。ロックバンド、ACIDMANのボーカル&ギター大木伸夫の義姉の兄。
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[編集] 詳細
[編集] Before Cancer(ガン発覚前)
小学校から高校までを山形県で過ごす。 2浪して日本大学芸術学部入学。卒業後、ワールドフォトプレス、MdN、リットーミュージックで編集の仕事に従事。2001年にフリーランスとなる。
[編集] After Disease(ガン発覚後)
風邪をこじらせたと思い病院に行くが、肺がんと診断され、2003年2月「余命2年」と宣告される。そして彼は自身のホームページの日記に「助かりたい、死にたくない」といったものを出来るだけ排除した、かつてないスタイルの闘病記をつづりはじめる。
「自分らしさ」を貫こうとする彼の生き方に共感した若い世代から大反響を呼び、日記は2003年11月『31歳ガン漂流』として書籍化される。
2004年6月に新たにブログ『32歳ガン漂流エヴォリューション』もスタートさせた。2005年3月には書籍版『32歳ガン漂流エヴォリューション』が刊行。
そして2005年4月、念願だった小説『ヴァニシング・ポイント』を発売。だが、小説発売の3日後に逝去。余命宣告から2年4ヶ月後だった。享年33。
2005年7月、『33歳ガン漂流ラスト・イグジット』刊行。
[編集] 書籍
- 31歳ガン漂流(ポプラ社・2003年11月)
- 32歳ガン漂流エヴォリューション(牧野出版・2005年3月)
- 2004年4月~2005年1月の日記とブログに加筆修正したもの。装画はやまだないと。
- ヴァニシング・ポイント(マガジンハウス・2005年4月)
- ジャック・ケルアックの「路上」へのオマージュをこめた自伝的小説。
- 33歳ガン漂流ラスト・イグジット(牧野出版・2005年7月)
- 2005年1月~2005年4月の日記とブログ。
[編集] テレビ
- ジェネジャン(2003年12月・2004年12月、日本テレビ系)
- 「命」をテーマに徹底討論した。
- ETV特集 俺を覚えていて欲しい~ガン漂流・作家と読者の850日~(2005年7月、NHK教育)
- 「生きている自分の姿を映像でも残したい」と撮影を大学の同期の親友に依頼したもの。