太陽系戦隊 ガルダン
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太陽系戦隊 ガルダン（たいようけいせんたいガルダン）は、アリイ（有井製作所、現・マイクロエース）が1980年代初頭に発売していたSFロボットプラモデルのシリーズ。
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[編集] 概要
ガンプラブームに便乗したプラモデル。もともとは1970年代のロボットブームに製作された商品「合体ロボシリーズ」であり、頭部の意匠やアウトラインは『マジンガーZ』や『レッドバロン』、『電人ザボーガー』などに似ている。ガンプラに見せるために箱絵をそっくりにデザインし、下半身をほぼガンプラそのままに描いている。パイロットもアニメ絵で脇に描かれていた(クルーと表記)。キットそのものは長靴を履いたようなデザインであり、下半身に可動箇所は一箇所も無い。上半身と下半身が分離でき、はずした上半身の変わりに大型の砲(コスモビーム：実際はバネ式ミサイル)を装備できた。以前にはボートに上半身を装着する「合体ロボボート」や、『スターウォーズ』の便乗商品である「宇宙スーパーコンボイシリーズ」として販売されていた。Oh!アニメスケールと描かれており、1/500というスケールに設定されている。
[編集] 主なシリーズ
[編集] ロボットシリーズ
- 最強戦士ドン：ドン・ホフマン操縦のロボット。箱絵では白い手足、顔に青い胴体、赤いソールとガンダムを意識した配色になっている。両手はドリルであり先端は取り外し可能であった。キットは長靴を履いたような脚になっている。合体ロボシリーズではファイアーロボ、スーパーコンボイシリーズではランダムRD4という名前であった。
- 超硬戦士ガン：ガン・ラミウ操縦のロボット。箱絵では緑の体色であり量産型ザクを意識している。両手はペンチとナイフであり取り外し可能。キットはザボーガーのような断面の丸い蛇腹状の手足であった。合体ロボシリーズではアイアンロボ、スーパーコンボイシリーズではマグナムMN2という名前であった。
- 電磁戦士マグ：マグ・ジライオン操縦のロボット。箱絵では青と黒に塗りわけられグフを意識している。背中にコウモリのような羽根があり、頭部にも耳のような突起がある。両手はガンと同じペンチにナイフ。合体ロボシリーズではマッハロボ、スーパーコンボイシリーズではアンドロメーダAM5という名前であった。
- 戦略戦士バク：バク・サラバン操縦のロボット。箱絵では全身赤く塗られておりシャア専用ザクを意識している。マジンガーのような頭部を持ち、両手はドリルで背中に羽根がある。合体ロボシリーズではパイルダーロボ、スーパーコンボイシリーズではラリヤードRY3という名前であった。
[編集] 戦車シリーズ
- 特殊重戦車ゴルム：ドンと合体する戦車。動輪のサイズが前後で違うキャタピラを有しており(ポリ製ではなく一体成型)、車体前部にドリルを有している。
- 機動戦車ダムラ：ガンと合体する戦車。車体前部にピンチャー(丸いハサミ状のアーム)を有している。
- 突撃戦車ベラダ：バクと合体する戦車のはずだが、箱絵の説明書はドン・ホフマン操縦となっている(箱絵にはバク操縦のバク・サラバンが描かれている)。車体前部に3本のスパイクを有している。
- 歯光戦車ジラダ：マグと合体する戦車。車体前部に丸ノコを有している。
※戦車は前述の上半身、下半身の合体機構を活かして、車体中央のドームを取り外してロボットの上半身やコスモビーム砲を装備可能。キットはクリアパーツで成型されていた。以前は別の成型色で別商品として発売されていた商品。ガルダンシリーズに編入され、合体も可能なのになぜかスケールは1/100。
[編集] ガルダン・ガム
ニッシン商事から発売されていた食品玩具。ガムのおまけにガルダンシリーズのプラモデルが付属していた。前述のガルダンシリーズと同じ名前だが、まったく異なるデザインの8体がリリースされていた。
- 最強戦士ドン
- 超硬戦士ガン
- 電磁戦士マグ
- 戦略戦士バク
- 特殊重戦士ゴルム
- 局地戦士ダムラ
- 突撃戦士ベラダ
- 重機戦士ジラダ
