太田克史
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太田 克史(おおた かつし、男性、1972年 - )は、講談社の編集者である。
[編集] 概要
講談社ノベルスを中心に京極夏彦、清涼院流水、上遠野浩平、舞城王太郎、佐藤友哉、西尾維新等若手小説家を担当。
講談社での社内公募により最優秀の評価を受け、講談社史上最年少の編集長として、2003年に一人編集部体制で文芸誌ファウストを創刊させる。講談社文芸図書第三出版部(通称「文三」)所属であったが、2006年10月に新設された海外文芸出版部に異動、ここ数十年では異例のスピードで部長に就任。
いわゆる新本格ムーブメントを作り上げた編集者・宇山日出臣の影響を色濃く受けた編集者の一人。
2006年11月に、小説・漫画・ノンフィクションを取り扱う講談社BOXという新レーベルを立ち上げ、編集長となる。なお、ファウスト編集長は継続中である。通称"J"。
講談社BOX編集部及びファウスト編集部は講談社内ではなく別のビルにオフィスを構えている。講談社BOX編集部の構成上、講談社の社員は太田克史の他は一人しかいない。講談社の中で一番平均年齢が若い編集部である。
[編集] 逸話
編集部には、特注で作成した本が多数ある。例えば、ハードカバー版の西尾維新の戯言シリーズや奈須きのこの「空の境界」など。一冊約七万円。販売はされていない。