大阪府立大学工業短期大学部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大阪府立大学工業短期大学部(おおさかふりつだいがくこうぎょうたんきだいがくぶ)は、かつて大阪府大阪市生野区勝山にあった公立の工科系短期大学で、工学部別科を改組して生まれた。
一部・二部を有する短期大学で、二部は3年制で卒業所要単位が62単位以上となっていたことから、日中労働に励む人々に合わせたカリキュラムが組まれていたものと思われる。大阪府立大学に併設されていたこともあり、その大学の工学系学部に編入した者も少なからずいた。1983年3月末日廃止された。
目次 |
[編集] 沿革
- 1950年 浪速大学短期大学部(なにわだいがくたんきだいがくぶ)として開学。
- 機械科
- I部
- II部
- 電気科
- I部
- II部
- 機械科
- 1951年 溶接科I部・II部増設。
- 1953年 浪速大学工業短期大学部に改称。
- 1955年 大阪府立大学工業短期大学部に変更。
- 1962年、全科I部の学生受け入れ最後となる。
- 1963年、同じ校地内に大阪府立工業高等専門学校が開校。
- 1980年度をもって学生受け入れを最後とする。
[編集] 歴代学長
[編集] 学科
- 機械科
- I部
- II部=40名
- 電気科
- I部
- II部=40名
- 溶接科
- I部
- II部=20名
[編集] 修業年限
- 機械科
- I部:昼間部2年制
- II部:夜間部2年制
- 電気科
- I部:昼間部2年制
- II部:夜間部2年制
- 溶接科
- I部:昼間部2年制
- II部:夜間部2年制
[編集] 卒業所要単位
- 機械科
- I部:62単位以上
- II部:62単位以上
- 電気科
- I部:62単位以上
- II部:62単位以上
- 溶接科
- I部:62単位以上
- II部:62単位以上
[編集] 就職実績
- 機械科
- I部
- 日本電気硝子ほか
- II部
- I部
- 電気科
- I部
- II部
- 溶接科
- I部
- II部
[編集] 編入・進学実績
- 機械科
- I部
- 大阪府立大学ほか
- II部
- 大阪府立大学ほか
- I部
- 電気科
- I部
- 大阪府立大学ほか
- II部
- 大阪府立大学ほか
- I部
- 溶接科
- I部
- 大阪府立大学ほか
- II部
- 大阪府立大学ほか
- I部
[編集] かつての住所
- 開学時の住所:
- I部: 大阪府寝屋川市秦
- 旧制大阪府立機械工業専門学校校舎 (現在は大阪府立工業高等専門学校)
- II部: 大阪市旭区橋寺町
- 旧制大阪府立淀川工業専門学校校舎 (現在は大阪府立淀川工科高等学校)
- I部: 大阪府寝屋川市秦
- 閉学時の住所:
- II部: 大阪市生野区勝山南3-1-4
- 現在は大阪府立桃谷高等学校
- II部: 大阪市生野区勝山南3-1-4
[編集] 参考文献
- 『昭和62年度全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『大阪府立大学十年史』(大阪府立大学十年史編集委員会編)
[編集] 出身者
- 石田輝男
- 上野韶彦:『妻からの愛の宿題-薬害ヤコブ病との闘いの果てに』(中日新聞社出版開発局 :2004年)の著者。1961年卒業。1961-74年大阪窯業株式会社勤務。1974-95年㈲大治製作所勤務。
[編集] 関連項目
- 大阪府立大学
- 大阪府立大学農業短期大学部
- 大阪社会事業短期大学
- 1950年開学の短期大学
カテゴリ: 短期大学関連のスタブ項目 | 日本の短期大学 (廃止) | 日本の公立大学 | 大阪府の大学 | 生野区