大阪市天王寺動植物公園

大阪市天王寺動植物公園（おおさかしてんのうじどうしょくぶつこうえん）は、大阪市天王寺区にある動物園兼植物園。通称、天王寺動物園と呼ばれている。

大正4年（1915年）に日本で3番目の動物園として開園した。

面積およそ11haの園内に、約300種の動物が飼育されている典型的な都市型総合動物園。

ニュージーランド以外では、世界的にも珍しいキーウィの飼育展示を日本で唯一行っている他、シシオザル、ドリル、アムールトラ、クロサイ、ツル類、ニホンコウノトリ、ホオアカトキ、ヨウスコウワニなどの希少動物の繁殖に力を入れている。特にナベヅルについては、飼育繁殖に実績がある事から、国際血統登録を担当している。

又、1990年代後半より、動物の生息地の環境を可能な限り再現した生態展示の導入を進めており、これまでに爬虫類生態館アイファー、日本発の水中透視展示プールを有するカバ舎、サバンナの環境を再現したサイ舎、アフリカサバンナ、アジアの森・ゾウ舎をオープンさせている。

2006年11月3日～5日に行われた「絶滅の危機にある動物展」で、保存されている絶滅したニホンアシカの剥製が初めて一般公開された。