大阪城公園
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大阪城公園(おおさかじょうこうえん)は、大阪市中央区、都島区にまたがる地域にある大型緑地公園。1931年開園。面積は106.7ha。
[編集] 概要
大坂城は、豊臣秀吉が築城し、大阪冬の陣、大阪夏の陣の舞台になった史跡である。公園敷地内には、大阪城ホール、多目的グラウンドの太陽の広場、軟式野球場、野外音楽堂、ラグビー・サッカーグラウンドなどが整備されている。公園の中でもひときわ高い位置にそびえる大阪城天守閣は、展望台と歴史資料展示の施設として開放されており(有料)、遠く生駒山から大阪湾まで大阪平野を見渡せる絶景は観光客の人気が高い。また、公園内には樹木が多く植えられ、花見シーズンには桜や梅の名所となっている他、堀の水辺に集まる野鳥を眺めて家族連れが憩おう姿も見られ、都会のオアシスとして市民から愛されている。海外からの観光客も多い。戦前には、大阪砲兵工廠がこの場所にあったため、集中的な空襲をうけており、現在もこの周辺で土木工事を行うとよく不発弾が発見される。
かつて中之島に鎮座していた豐國神社が、昭和36年(1961年)に公園内へ遷座してきている。
[編集] その他
大阪城公園内の東外堀の外側地区には、バブル崩壊以降の長引く不況のため、ホームレスによる小屋掛けやテントが急激に増え、「テント村」が集落をなしていたが、平成18年、公園で行われた行事に際しこれを強制撤去した。同様な現象は東京や名古屋などでも見られ、全国的な社会問題となっており、平成14年に大阪市はホームレス自立支援のための宿泊施設を公園内に設置するなどの対策を行っている。
[編集] 交通機関
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