大豊昌央
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大豊 昌央（おおゆたか まさちか、1955年3月29日－）は、新潟県魚沼市出身で時津風部屋所属の元大相撲力士。本名は鈴木栄二。身長185cm、165kg。得意手は左四つ、寄り。最高位は西小結（1983年1月場所）。現在は年寄・荒汐。
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[編集] 来歴
中学時代はスキーや陸上競技を経験し、中学卒業後は実家の土建会社に就職した。18歳の秋に知人から時津風親方（大関・豊山勝男）を紹介され上京し入門。1973年11月場所に初土俵を踏んだ。
僅か2年半で幕下まで番付を上げが、軽量や右肩の故障で伸び悩み三段目で長く低迷した。一時は廃業しようと実家に帰ったこともあったが、父に叱られたため東京に戻った。徐々に体重も増えて行き、上位でも勝ち越しが出来るようになっていった。1981年1月場所には十両に昇進。当時の体重は130kgほどしかなかったが、この頃から急激に体重が増えだし1982年5月場所に新入幕を果たした時には150kgを超えるまで急増した。堂々たる太鼓腹を利した四つ相撲で、その姿は相撲の錦絵のようだった。1983年1月場所には小結に昇進した。しかし、勝ち味が遅かった事と肘や肩の怪我で1984年7月場所を最後に十両に陥落。1985年7月場所には幕下に陥落。同年11月場所には三段目まで陥落した。その場所は三段目優勝し、幕下までは復帰したが上位ではほとんど勝ち越せず、1987年1月場所限りで現役を引退した。
年寄・荒汐を襲名し、時津風部屋付きの親方として後進の指導に当たった。2002年に師匠の時津風親方が定年を迎えたのを契機に分家独立。同年6月に荒汐部屋を開設した。
[編集] 主な成績
- 幕内成績：85勝110敗（13場所）
- 三役在位：1場所（小結1場所）
[編集] 各段優勝
- 十両優勝 1回（1982年3月場所）
- 三段目優勝 1回（1985年11月場所）
- 序二段優勝 1回（1977年5月場所）
