土田よしこ
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土田よしこ(つちだ よしこ、女性、1948年2月26日 - )は日本の漫画家。従来の繊細な少女漫画の世界に、破壊的なギャグ漫画の新風を吹き入れた。
東京都武蔵野市出身。本名は土田芳子。子供の頃から漫画を描くのが好きで、城石女子高を卒業後、赤塚不二夫のアシスタントになった(ビルの4階にあるアニメ会社と間違えて3階のフジオプロに入社してしまったという逸話は創作らしい)。
1968年、『小説ジュニア』誌の「ハレンチくん」でプロデビュー。1971年、『週刊マーガレット』誌に「よしこで~す」を、『りぼん』誌に「きみどりみどろあおみどろ」を連載開始。
1973年から『週刊マーガレット』誌に連載した「つる姫じゃ~っ!」が大好評を博し、1975年には第4回日本漫画家協会優秀賞を受賞。また、この作品は1990年にTVアニメ化された。
その他の作品に「わたしはしじみ!」(1973年)、「東海道中膝栗毛」(2001年)、エッセイ集に「怒っか~ん!」(1993年)などがある。
なお、フジオプロで兄弟弟子だったとりいかずよしの作品には土田ヨシゴンという怪物が登場する。