国際信号旗

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国際海事信号旗 (international maritime signal flags) は海上において船舶間での通信に利用される信号旗のシステムである。国際信号書 (International Code of Signals) の中核を占めている。

信号をやり取りするシステムとしては複数の方法が採用されている。:

一つの旗が一つのアルファベット（またはひらがな）に対応している。
一つの旗にある特定の意味をもたせる。; 例として、ダイビング支援船は “A旗” を掲げて、自船が現在の位置から動けないことをしらせる。
コードブックにおいて事前に指定されている複数の旗からなる信号を用いる。英国海軍ではホーム・リッグス・ポップハムの開発したコードがトラファルガーの海戦などで使用された。
ヨットやディンギー競走においては特別なコードが用いられる。例としてP旗は「準備せよ」、S旗は「コースの短縮」を意味している。

トラファルガーの海戦
『英国は全乗組員が自身の義務を果たすことを期待する。』

NATOでは専用のコードを用意している。

[編集] 文字

A	アルファ (Alpha)	当船で潜水夫が活動中。徐速して通過せよ。
B	ブラヴォー (Bravo)	危険物の運搬、積み降ろし中。（英国海軍で弾薬の積み込みにおいて使用されていた。）
C	チャーリー (Charlie)	了解。 ^[1]
D	デルタ (Delta)	注意せよ。当船の航行に難あり。
E	エコー (Echo)	当船は右に針路変更中。
F	フォックストロット (Foxtrot)	当船に支障が発生した。通信を求む。
G	ゴルフ (Golf)	水先案内人を求む。漁場および漁船の場合、魚網展開中。
H	ホテル (Hotel)	水先案内人が乗船中。
I	インディア (India)	当船は左に針路変更中。
J	ジュリエット (Juliett)	当船で火災発生中。積荷に危険物あり。: keep well clear of me, or I am leaking dangerous cargo.
K	キロ (Kilo)	通信を求む。
L	リマ (Lima)	ただちに停船せよ。
M	マイク (Mike)	当船は停船中、移動なし。
N	ノヴェンバー (November)	否。 ^[2]
O	オスカー (Oscar)	海中への転落者あり。
P	パパ (Papa)	港においては — 出航準備中にて乗務員は帰船せよ。海上では — 魚網が障害物に絡まっている。
Q	クェベック (Quebec)	当船乗組員の健康に問題なし。検疫に関する通行許可求む。
R	ロメオ (Romeo)	操船不能。回避せよ。
S	シエラ (Sierra)	当船は機関後進中。
T	タンゴ (Tango)	当船に注意せよ。ペア・トローリング中。
U	ユニフォーム (Uniform)	貴船の進路に危険あり。 ^[3]
V	ヴィクター (Victor)	助力を求む。
W	ウィスキー (Whiskey)	医療の助力を求む。 ^[4]
X	Xレイ (X-ray)	当船の信号を注意せよ。
Y	ヤンキー (Yankee)	当船は碇を使用中。
Z	ズールー (Zulu)	タグボートを求む。 When made by fishing vessels operating in close proximity on the fishing grounds it means: "I am shooting nets".

^ “N” “C”の順に並べて掲げると遭難信号になる。
^ “U” “W”の順に並べて掲げると「御安航を祈る」の意になる。

[編集] 数字

種類	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9
NATO旗
ペナント

[編集] その他


Prompt	第1代表（First substitute）	第2代表（Second substitute）	第3代表（Third substitute）	第4代表（Fourth substitute）
[編集] NATOシグナル

回答（Code/answer）	準備	質問	Negation	Designation

進路変更	転ダ	Screen	速度	Station

取舵（Port）	面舵（Starboard）	隊形	Division	Squadron

Group	Subdivision	緊急