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和装本(わそうぼん)とは、洋装本に対して、日本式の製本法である和綴によって製本された図書を指す用語である。
内容的には、巻子本や折本などの、日本古来の装丁の総称であるが、実際には、ほとんどの場合、糊を使用しない装丁法を指しており、背表紙を持たず、表紙と本文の紙葉の大きさに殆ど差異がない装丁のものを指して言っている。
一般には、中国や朝鮮のいわゆる唐本(中装本)をも含めて呼ばれることが多い。狭義では、袋綴の図書を指して用いられることもある。
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