劇男零心会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
劇男零心会は1982年に発足した渋谷で活動した男性路上パフォーマンス集団である。東京ビクトリークラブと芝居勢力(平賀雅臣など)が合併してできた集団である。
同年、某芸能プロダクションと契約関係に入る。6月に劇男零心会旗揚げ公演「オレたちに明日はない」、8月東京湾船上公演、10月第二回公演「秋子」と活動を続けたが、1983年3月、道での活動を否定する芸能プロダクション側と衝突し脱退。“劇男零心会”は解散した。ここで、引き続き“劇男零心会”を名乗る団体と、そうでないメンバーに分かれ、1983年7月25日に“劇男一世風靡”が設立された。
哀川翔、小木茂光、松村冬風は、劇男零心会の前身である“東京ビクトリークラブ”から所属しており、柳葉敏郎が参加したのは1982年の終わり頃である。武野功雄も1983年3月に劇男零心会が一旦解散するまでには主なメンバーになっていた。
風見慎吾、野々村真、羽賀研二が“劇男一世風靡”出身といわれる(あるいは自ら言っている)が、彼等が参加していたのはこの“劇男零心会”である。メンバーが共通する部分もあるが、あくまで別物である。
保阪尚希は、分裂した後の“劇男零心会”の方に1983年から1986年まで参加していた。
1986年に零心会は、ABC・ANB系放映「ザ・ハングマンV」の主題歌としてEP「ズンドコ節」(A面.零心会のズンドコ節/B面.風太郎節)をEASTWORLDからリリースしている。