出川町 (松本市)
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出川町(いでがわまち)は長野県松本市の市街地の南にある地区(住居表示実施地区。1994年に設定)。JRの貨物施設、多賀神社、南部公園がある。出川通り(かつての北国脇往還、旧国道19号)などの大きな道には商店が見られるが住宅が中心の地区。
東側に田川が流れており湧き水が豊富で地名もこのことから来ている。中央を通る出川通り(かつての北国脇往還、国道19号。現在は県道平田新橋線)は交通量が多い割りに整備がされていない。北側にはやまびこ道路が通っている。南部公園脇の宮田前踏み切りは12時間のうち4時間遮断機が下りており、地元では開かずの踏み切りと呼ばれている(とは言っても首都圏に比べたらましである)。立体交差化が都市計画決定されたものの長野県の財政が悪いため凍結されてしまった。その代わりに現在設置されている歩道橋にエレベーターを設置する計画と、踏み切りの歩行者の渡る部分を拡張する計画のどちらかを実行するそうだ。
江戸時代には北国脇往還が通り宿場町に近い存在だった。歴史の古い民家が多いのも特徴である。