傍腫瘍症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
傍腫瘍症候群(ぼうしゅようしょうこうぐん、英Paraneoplastic syndrome;PNS)とは、個体内で発生した腫瘍との自己免疫反応のため、神経系に対する抗体が産生され、神経・筋症状を呈する一群の疾患のこと。
- 抗Hu抗体は小細胞肺癌 (SCLC) に合併することが多い。感覚障害をきたす。中枢・末梢神経での細胞核に対する自己抗体である。
- 抗Yo抗体は、Purkinje細胞に対する抗体。失調や錐体路症状をきたす。
- 抗VGCC抗体はLambert-Eaton症候群をおこす。小細胞肺癌に合併することが多い。神経筋接合部のCaチャンネルに対する抗体。
カテゴリ: 免疫学 | 医学関連のスタブ項目