倉敷市立玉島北中学校
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倉敷市立玉島北中学校(くらしきしりつたましまきたちゅうがっこう)は、岡山県倉敷市の南西部、玉島に位置する、倉敷市立の公立中学校。
以前は別の場所にあったが、校舎老朽化のため平成8年4月に移転新築し、超近代的なインテリジェント スクールとして開校した。
校舎は、神戸大学の重村力教授を筆頭とする「いるか設計集団」により設計され、特異な形をした校舎になっている。
教育方針も、
- いままでの慣行にとらわれない、個性的で豊かな学校
- 生徒が喜んで学習できる質の高い学校
- 市民の幅広い要望に応えられるモダンな学校
- 市のイメージ・文化を継承した風格ある学校
の4点を基本理念とした。 また授業体系も、生徒が教室で待機するのではなく、生徒自身が各教科ごとに定められた教室に移動し、授業を受けるという画期的な方針が採られている(これを教科教室型という)。また、教師も、休み時間に職員室に帰ることはなく、各クラスに残り、生徒と大いに交流を持つことが出来る。 各生徒の持ち物は、ホームベイと呼ばれるスペースに置かれ、そこでは生徒同士のコミュニケーションも多彩にとられる。
廊下はなく、学年フロアと言われるスペースが通路となる。またここも生徒同士や教師と生徒などの交流の場となる。
他にも、オーディトリウムと呼ばれる集会場所やメディアセンターなども特徴のある施設とされるが、当校で最も際立った施設はコンピュータ設備である。 各学年フロアや、コンピュータルームに、約130台ものパソコンが置かれ、インターネットにも接続されており、生徒は自由に利用することが出来る。生徒は各自のID・パスワードを所有しており、これからの情報化社会に十分対応しえる機能と言える。 このネットワークは、校内のイントラネットにも接続されており、生徒が進路情報や学習情報を自由に入手することが出来る。
教育内容も、Nタイムと呼ばれる総合学習を取り入れ、内容も深く、他の校に見られないほど充実した時間を送っている。また、この総合学習でホームページコンテストなどで数々の賞を取っている。
住所 岡山県倉敷市玉島八島1529-1