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佐野 宗綱(さの むねつな、1556年(弘治2年) - 1583年(天正11年)?)は、戦国時代の武将。佐野氏の第17代当主で、佐野昌綱の嫡男。
はじめ北条氏と同盟を結んでいたが、北条氏との同盟を破棄して常陸国の佐竹氏と手を結び、北条氏と戦った。このため1581年、北条氏照に攻められたが、これは撃退している。しかし1583年(1585年とも言われている)、北条氏に与する長尾顕長と彦間で戦って敗れ、戦死してしまった。
宗綱の死により、佐野氏は一旦断絶したが、小田原征伐で弟(叔父とも)の佐野房綱が功を挙げたため、再興されている。