佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
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佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(さが- 、SAGA International Balloon Fiesta)は、佐賀県佐賀市の嘉瀬川河川敷で毎年秋に開催される熱気球競技大会である。
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[編集] 概要
- 佐賀市で最も人出の多いイベントである(佐賀市の観光客数の4分の1を占める)。また、秋季イベントの動員数としては同時期開催の唐津くんちを抜いた。熱気球競技の世界大会が行われた1989年には117万人の人出を記録している。
- メインは熱気球の各種競技であり、毎年十数ヵ国から選手が出場し、競技に参加する。
- 佐賀市西部の嘉瀬川河川敷の会場では多くのテナントが出展しており、飲食店、土産物店、各種ゲームの店などの出店が数百店出展するほか、物産展やイベント会場などが揃う。
- 佐賀空港の開港で開催が危ぶまれた時期もあったが、無事に大会は続いている。
- 開催期間は年によって変動するが、10月下旬から11月上旬にかけて1週間ほどの間大会が行われる。
- 大会の前にも練習飛行などが行われる。また近年、大会後にも小規模の大会がいくつか開催されるようになってきている。
- 練習飛行や一部の競技飛行では、会場の嘉瀬川河川敷周辺のみならず、佐賀市や小城市など佐賀平野の広い地域にバルーンが着陸する。
[編集] 歴史
- 1980年 1978年から福岡県甘木市で開催されていた熱気球大会「バルーンフェスタイン九州」が福岡空港の離着陸圏内に影響することから、開催場所を佐賀に移し、初めての佐賀で熱気球大会が開催される。その後毎年11月に大会を開催するようになる。
- 1981年 「バルーンフェスタイン佐賀」と名称を変更。
- 1984年 熱気球世界選手権誘致に向け、国際大会となり「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と名称を変更。熱気球日本選手権も同時に開催するようになる。「パシフィックカップ」を制定。
- 1989年 アジアで初めての世界選手権「1989第9回熱気球世界選手権」を開催。参加132機(世界選手権102機/国外94機)。観客動員117万人。大会期間中の臨時駅としてJRバルーンさが駅が開業する。
- 1990年 「熱気球太平洋選手権」を開催。熱気球では唯一の女性パイロットのランキングを決定する「レディスワールドカップ」を制定。
- 1997年 「1997第13回熱気球世界選手権」を開催。参加170機(競技外58機、38ヶ国・地域)。観客動員107.1万人。
- 1998年 「佐賀空港」開港後、初の大会。
- 1999年 佐賀で大会が開催されて20周年を迎える。
- 2000年 これまで開催されていた大会日程を11月下旬から日程を11月上旬に変更する。
- 2005年 佐賀での大会開始からの延べ観客数が1500万人を突破する。
[編集] 競技種目
- ジャッジ・デクレアド・ゴール(JDG)
- フライイン・タスク(FIN)
- パイロット・デクレアド・ゴール(PDG)
- フライオン・タスク(FON)
- ヘジテーション・ワルツ(HWZ)
- ヘア・アンド・ハウンド(HNH)
- ミニマム・ディスタンス(MND)
- マキシマム・ディスタンス(MXD)
- ミニマム・ディスタンス・ダブル・ドロップ(MNDD)
- マキシマム・ディスタンス・ダブル・ドロップ(MXDD)
- エルボー・タスク(ELB)
- カリキュレイテッド・レイティング・アクセス・タスク(CLAT)
[編集] 同時開催イベント
- サガライトファンタジー・・・前夜祭が開催される。 (リンク:[1])
- ほかにも佐賀市各地で開催される。