京都ジャンプステークス
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京都ジャンプステークス(きょうとじゃんぷすてーくす)は、日本中央競馬会 (JRA) が京都競馬場の障害・芝3170mで施行する中央競馬の障害の重賞(J・GIII)競走である。
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[編集] 概要
1953年に障害の重賞競走として創設され、年2回施行されていた京都大障害の春の競走を前身とし、1998年の第90回競走を最後に廃止された京都大障害(春)を機能的に引き継ぐ形で、1999年に障害競走にグレード制が施行されたと同時に新設された。
なお、京都大障害(秋)は同年に新設された京都ハイジャンプに引き継がれている。
例年6月に施行される東京ハイジャンプへ向けての前哨戦の位置付けとされており、第7回の優勝馬エリモカントリーが同競走で優勝を果たしている。
京都ハイジャンプとともに重賞競走用の「大障害コース」を通過するコースで施行され、高低差0.8m、長さ15.9mのバンケット(飛び上がり飛び下り台、愛称は「ビッグスワン」)が設けられ、コースの難易度が他の競馬場よりも比較的高く、第4回・第8回競走以外は出走馬が落馬をしている。オープン連勝した馬がそのまま優勝するなど、近走好調の馬がその勢いで活躍することが多い。
出走条件は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬(外国産馬を含む)。
負担斤量条件は、ハンデキャップと定められている。
総額賞金は6,660万円で、1着賞金3,500万円、2着賞金1,400万円、3着賞金880万円、4着賞金530万円、5着賞金350万円と定められている。
[編集] 歴史
- 1999年
- 京都競馬場の障害・芝3170mの5歳(現4歳)以上のハンデキャップの混合の重賞(J・GIII)競走、京都ジャンプステークスとして創設。
- 出走馬13頭の内3頭が落馬
- 2000年 - 出走馬14頭の内4頭が落馬。
- 2001年
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
- 出走馬14頭の内2頭が落馬。
- 2003年 - 出走馬14頭の内3頭が落馬。
- 2004年 - 出走馬14頭の内2頭が落馬。
- 2005年 - 出走馬11頭の内2頭が落馬。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1999年5月16日 | トキオワイルド | 牡5 | 3:33.3 | 熊沢重文 | 山本正司 |
第2回 | 2000年5月13日 | メイショウワカシオ | 牡6 | 3:34.0 | 嘉堂信雄 | 池添兼雄 |
第3回 | 2001年5月12日 | ユーセンシュタイン | 牡5 | 3:31.5 | 出津孝一 | 岩元市三 |
第4回 | 2002年5月11日 | ホッコーアンバー | 牡7 | 3:33.4 | 熊沢重文 | 浜田光正 |
第5回 | 2003年5月17日 | ウインマーベラス | 牡6 | 3:36.0 | 白浜雄造 | 森秀行 |
第6回 | 2004年5月15日 | クールジョイ | 牡6 | 3:31.8 | 金折知則 | 松元茂樹 |
第7回 | 2005年5月14日 | エリモカントリー | 牡5 | 3:30.6 | 嘉堂信雄 | 高橋隆 |
第8回 | 2006年5月13日 | スプリングゲント | 牡6 | 3:38.2 | 小坂忠士 | 野村彰彦 |