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中原兼遠(なかはら・の・かねとお、生没年未詳)は平安時代末期の武将。信濃国木曽地方に本拠を置く豪族で、「木曽中三」を名乗りとする。
久寿2年(1155年)、源義賢が甥の義平に討たれた際、その遺児・駒王丸を斎藤実盛の手から預かり、ひそかに匿って養育する。駒王丸は兼遠一族の庇護のもと逞しく成長し、後に木曽義仲と名乗って平家打倒に目覚しい活躍を見せる。
兼遠の二子・樋口兼光と今井兼平はともに義仲第一の重臣、また娘の巴は義仲の妻となっている。
兼遠の墓所は長野県木曽郡木曽町(旧・日義村)の林昌寺にある。
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