三浦しをん
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三浦しをん(みうら しをん、本名同じ、1976年(昭和51年)9月23日 - )は、日本の小説家・随筆家である。東京都出身。横浜雙葉中学高等学校から、早稲田大学第一文学部に進む。出版各社への就職活動中、入社試験の作文から、編集者(村上達朗?)に執筆の才を見出される。1999年3月、同大学卒業。2000年4月、就職活動の経験をもとに処女小説『格闘する者に○』(草思社)を出版。これに先立ち、1998年11月から、Boiled Eggs Onlineのサイトにおいて、ウィークリー読書エッセイ『しをんのしおり』を連載する。好きな行為は妄想。現在、雑誌『コバルト』にてコバルト短編小説賞の審査員もしている。
2005年3月、山本周五郎賞の候補作に、『私が語りはじめた彼は』(新潮社)がノミネートされた。同年7月、第133回(平成17年度上半期)直木賞の候補作に、『むかしのはなし』(幻冬舎)がノミネートされた。2006年7月、第135回(平成18年度上半期)に、『まほろ駅前多田便利軒』(文藝春秋)で直木賞を受賞した。
父親は上代文学・伝承文学研究者として著名な三浦佑之千葉大学教授。
[編集] 著書
- 『格闘する者に○』、草思社、2000年4月
- 『極め道―爆裂エッセイ』、光文社知恵の森文庫、2000年10月
- 『妄想炸裂』、新書館、2001年6月
- 『月魚』、角川書店、2001年5月
- 『白蛇島』、角川書店、2001年11月
- 『秘密の花園』、マガジンハウス、2002年3月
- 『しをんのしおり』、新潮社、2002年5月
- 『人生激場』、新潮社、2003年10月
- 『妄想炸裂』、新書館・新書館ウィングス文庫、2003年11月(2001.6の文庫化)
- 『ロマンス小説の七日間』、角川書店・角川文庫書き下ろし、2003年11月
- 『夢のような幸福』、大和書房、2003年12月
- 『月魚』、角川書店・角川文庫、2004年5月(2001.5の文庫化)
- 『私が語りはじめた彼は』、新潮社、2004年5月
- 『乙女なげやり』、太田出版、2004年6月
- 『むかしのはなし』、幻冬舎、2005年2月
- 『格闘する者に○』、新潮社・新潮文庫、2005年3月(200.4の文庫化)
- 『白いへび眠る島』、角川書店・角川文庫、2005年5月(2001.11『白蛇島』改題、文庫化)
- 『桃色トワイライト』、太田出版、2005年8月
- 『しをんのしおり』、新潮社、新潮文庫、2005年11月(2002.5の文庫化)
- 『まほろ駅前多田便利軒』、文藝春秋、2006年3月(2006年7月13日 第135回直木賞受賞作)
- 『三四郎はそれから門を出た』、ポプラ社、2006年7月
- 『風が強く吹いている』、新潮社、2006年9月
[編集] 外部リンク
- Boiled Eggs Online - ボイルドエッグズは、日本人作家・著者のための著作権エージェントである。